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第二放送【雑談・コピペ】
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[156]spica1004
KY-42C
2026/01/31 07:54
天愛星の【告白、特に「覚悟」について改めて考えてみた】
私は「断られる覚悟」と考えている。ただ断られたら終わりという意味ではない。むしろこれから始めるための方策である。
それはどういうことか。選挙後、彼女は温水と関わっていい理由を探していたはずだ。彼女は自分は温水に友達とも思われていないと考えている。選挙での協力関係が終わった以上、温水と一緒にいる理由はなくなる。さらに二人の間だけの秘密であった彼女の成績が悪いことも演説で全生徒にばらしてしまった。このため、温水から勉強を教えてもらうという機会もなくなってしまう可能性がある。そもそも、勉強会は天愛星の成績が向上すれば開く口実がなくなる。
では、どうすれば温水と勉強会や行事上の協力関係以外で関わることができるか。それは「友人関係」である。なら温水のように「友達宣言」をすればいいと言える。しかし、これは万が一断られたり、微妙な返しになった場合、関係を継続することが難しくなる。そこで「告白」である。告白を断るときの常套句、「友達から」を引き出せれば、ここから始めることができる
つまり、天愛星にとって友達から始めることは「プランB」ではなく「プランA」だったのではないか。しゃがみこみ深呼吸した後の天愛星の「まずは友達から始めませんか」には落胆や気負いが見られず、実に自然であるように見える。
もちろん天愛星は打算だけでなく温水に「あなたのことが好きだ」ということを伝えたいのはあっただろう。むしろこの思いの方が強いと思われる。生徒会の演説でコンプレックスも含めて自分の全てをさらけ出した彼女は温水に届くように好意を伝えたいと思っただろう。志喜屋を見て「自分の大切なモノを諦めてしまう」、そして自分も同じだと言っていたが、ここで諦めたくないと思ったのではないか。大池の会話では温水は何度も会話を茶化そうとしているが、彼女はそれを上手くかわし本来の方向にもっていこうとしている。今まで温水の言動に翻弄されていた時と比べると、必ず好意を伝えようという強い意志が見られる。
では温水の返答は天愛星にとってどんな意味を持つのか。
天愛星はすぐに断られて、温水から「友達から」と言われることを想定していた。しかし、温水は自分の言葉を真剣に検討してくれた。友達であるということも明言してくれている。彼女にとってこれは想定以上の結果である。温水が恋人になることを検討してくれたことは天愛星の自信に繋がっただろう。だから彼女は少々大胆になる。「私も女ですから」「早いうちに私を好きになった方がいいですよ」。こんな言葉を何の衒いもなく言うことができるのは以前の彼女からは考えられない。たとえ恋愛的でないとしても温水からの好意を感じることができたからこそこんな大胆になれたのではないか。半ば意図的に「自分が女である」ことに言及したのはただの友人関係で終わらせる気はないという強い意志と自信が現れている。タイトルに「女」を入れたのは彼女が「自分が女であること」を武器にしているからでもある。焼塩の時も「女」であることを強調したが、天愛星は明示的に「女」であることを武器にしようとしている。
さらに天愛星は文芸部の部室まで来て他のヒロイン達の前で温水との関係を見せつけている。「友達同士」、「下の名前で呼んでもいい」を文芸部員、特に八奈見に見せつけている。これも今までになかったことである。彼女の中で対等で戦っていけるという自信がついたからこその行動ではないか。
元々、天愛星は温水から告白を断られても友人関係を始めるつもりであった。「告白」という高校生にとっての一大事を「友人関係を始めるための手段」にしてしまうという強かさが天愛星にはある。「ちょろい」面が強調されてきた彼女であるが、温水と最初に出会ったときに一種の脅しとも言える「取引」を持ちかけており彼女の戦略性を表している。欠けていた自分に対する自信がついた彼女に怖いものはない。硬軟織り交ぜた彼女の攻勢、そして温水がそれに対して応答していくかが楽しみである。
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