設問

教えて達人 - ネットde事例検討

設問

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2015/03/12 09:14
SLIPERより
たくさんのご意見ありがとうございます。
「保健室を閉める」という話、時々耳にします。皆様のご意見から、その状況を予防する方法、回避する方法、閉めたときに取る方法があることがあることに気づくことができました。多くの養護教諭にとって役立つ示唆が得られたものと思います。
いただいたご意見に共通していたのは、「養護教諭の動きが学校のため、子どものためになっていることを学校全体に理解してもらうこと」の大切さではないでしょうか。養護教諭としてどんな保健室経営をしたいのか、子どもや学校にどんな貢献ができるのかを明確にし、そのためにすることを他の教員や子どもにわかる言葉にし、説明することが求められているのでしょう。保健室のルールを明示したり、保健室での子どもの様子を学校全体に伝えたりすることからスタートしてみましょう。
スキルラダー研究会では、「思いがなければ技術は身につかない、技術がなければ思いは届かない」という信念を掲げています。ここでいう「技術」とは、「職務を見える形にすること」です。養護教諭がどんなに子どものためを思っていても、結果や成果が見えなければ教員どころか子どもにも伝わらないのではないでしょうか。
40歳代/静岡/養護教諭
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2015/02/23 10:54
それは大変ですね。でも解決法はあります。順を追って考えてみましょう。

時代の変遷で、今の保健室は様変わりしました。けがや病気以外の来室者が多くなり、時には子どもたちの逃げ場になるのも今の保健室の特徴です。そして、それに対応する養護教諭の役割も大きいです。こういう中、保健室に施錠するというのは仕事をボイコットするのと同じで、責任問題にもなりかねません。管理職もまったく無理解というわけではないのでしょうが、仕方なく施錠の指示を出してしまった。また、養護教諭は「来室する子供たちを受け入れたい」という思いが強く、頑張って対応してきたが、増加する来室者に収拾がつかなくなってしまった。それで仕方なく翌日からその指示に従ってしまった。しかし、私はこの処置を「一時的なもの」だと考えたいです。

この話には2つの問題があると思います。それは養護教諭の問題、もう一つは管理職(学校側)の問題です。
まず養護教諭の問題。あなた(相談者)はこの状況が問題だという自覚がありましたか。その上で自分で工夫をしましたか。また、同僚や保健主事などに相談しましたか。その上でさらに工夫をしましたか。ここまでのことが出来ていたら「施錠事件」はなかったと思います。でも、駆け出しの養護教諭です。なかなか思うようにはいきませんよね。対象が中学生というのも難しいです。てきぱきと適切な処置と指導ができる養護教諭になるためには、そのつど勉強し、実践と努力を積み重ねていくしかありません。同僚や先輩方に相談するのも良いでしょう。今回はこの経験を生かして良い勉強の機会にしてください。来室する生徒の把握、対応の仕方、保健室経営などを学んでください。そして来室する子供たち一人ひとりに真摯にかかわることにより、子供たちの態度も変わっていくと思います。

次に管理職(学校側)の問題。管理職の先生がこの保健室の状況をご自分で見たのか、他の先生からの報告を受けたのか分かりませんが、この「保健室施錠」の指示は短絡的であり、その前にすべきことがあったと思います。まずは養護教諭に「何とか工夫せよ、必要なら私たちも協力できる」と言えたはずです。保健主事や生徒指導担当を動かすこともできたでしょう。さらに職員会議で検討することもできたでしょう。しかし、管理職は「この処置は恒久的なものでない、保健室への期待も十分ある」と思っていると、私は推察します。そして、管理職はあなたの言葉を待っています。

あなたはこう言います。
「保健室を施錠しなければならなくなった原因は私にあります。つきましては大変申し訳なく思い、反省しております。しかし、遊びやふざけに来る生徒たちだけではなく、本当に話を聞いて欲しい、悩みを訴えたいと保健室に来る生徒たちがその道を閉ざされています。そういう生徒たちを受け入れて支援するのが私の重要な仕事だと考えています。そのために、これまでの不手際を改め、良い指導が出来る場所として保健室を開放したいと思います。つきましては、これが私の保健室経営の新プランです。‥‥‥‥ これを実践し、頑張ります。適切で効果的な支援をするために担任や保健主事、生徒指導の先生方との連携も欠かせません。ぜひご協力をお願いします」


補足‥‥管理職もいろいろで、無能な人もいます。今回の件も実力のある管理職だったら話はぜんぜん違っていたと思います。しかし、管理職と話すとき、相手を非難するのはいけません。決して良い結果は得られないでしょう。

60歳代以上/海外/元養護教諭
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2015/02/23 10:36
私は、これまで小学校や高校で養護教諭として勤務してきました。
 勉強のため少しお休みしていましたが、4月から養護教諭として再出発
予定です。
 
 保健室を閉めるように言われたら、とても悔しいですね・・。
 でも、そうなってしまった以上、なぜそうなってしまったかを考え、
保健室運営を見直すことが必要と思います。
・どの子も安心できる場として機能できているか?
・規律は保たれているか?
・教職員への報告・連絡はその都度行っているか?
・必要な連携はとれているか?体制は整っているか?
・誤解が生じるような運営をしていないか? 
 ・・等々、周囲の意見も聞きながら改善していくことができれば、
そのうち「開けてほしい保健室」に変わっていくことができるのでは
ないかと思います。言葉で意義を力説したりするよりも、子どもや
教職員が「保健室があって良かった、助かった!」と感じてくれる
機会を増やすことが早道なのではないでしょうか。
 養護教諭の仕事は奥が深く、来室する子どもに対する視線や表情、
声かけなどささやかな関わり一つにも、大切な意味があると感じます。
 一見ただのおしゃべりに見えても、その関わりの中に、どんな技を
こめることができるか・・私たちの専門性が問われる大事なところと
思います。
 養護教諭の仕事は目に見えにくいことも多いですが、そういう大事な
仕事が周囲にも少しずつ伝わるよう、日々努力していくしかないのかも
しれませんね。
 理不尽なことも多々ありますが、「開けてほしい保健室」を目指して
お互い頑張っていきましょう!  
30歳代/神奈川/元養護教諭
5 Safari
2015/02/18 22:22
 私は、2年目に勤務した中学校で保健室を閉めていたことがあります.私の場合は,自分からでした.「仕事にならないから閉めます.皆さんは教室に送っていきますから行きましょう」と何人か引き連れて教室巡りをしました。その後職員室で仕事をしていると,「開けて〜」と職員室の私の席へすり寄ってくる子や保健室の前で座り込んでいる子がいましたが、「今は駄目〜、仕事してるから」と甘えたさんには我慢してもらいました.子どもに私の保健室の運営方法を理解してもらうため、強行手段をとっていたのかもしれません.また、その頃は先生方が心配してくださって,よく保健室に遊びに来てくれました.保健室にたむろっていた子どもの整理もしてもらいました。悪気は無いだろうけど保健室をこんなところと言われてがっかりしてもいましたが・・.その間に自分は研修会にたくさん参加して実力をつけました。周囲に説明ができるよう理論武装もしました。そして少しずつ自分なりの保健室経営術を身につけたと言う感じです.保健室を閉鎖しなさいは,今のあなたでは運営できないのだからできるようになさいと言われている様なものだと思います.頑張り時ですね.
40歳代/千葉/養護教諭
4 iPhone
2015/02/12 20:34
私は、まさに3年目の養護教諭です。ベテランの方から色んな有難いアドバイスをいただくのですが、猫に小判です。常々、早く歳をとれればなぁ、経験を重ねられたらなぁ思うことがよくあります。校長先生より歳が上になればなおさら…

今月のテーマも気持ちはよくわかります。若いからこそ、何を言っても通用しないのです。…でも、本当に若いという理由だけなのでしょうか。と私なりに考えました。

私の指導教官はベテラン生活指導主任です。2年目までは、やることなすこと、ひどすぎる、ありえない、ほんと何もわかっていないのね、等色々言われたなぁ。しかし、信頼を勝ち得た今では強い味方となり、いざという時に守ってくれます。その2年間で教えられたことが、ありました。

『本気』が問われる仕事。本気でいて、はじめて信頼が築ける。

まだ、信頼していないわ、本気で仕事する気あるのと言われたようでした。私はきっと、私なりにはがんばっていたのだと思います。しかし、ベテラン生活指導主任はお見通しだったのでしょうね。本気で仕事をしていないと。

自分の行動を振り返り、本気で仕事をすれば、味方がどんどん増えます。そうすれば、保健室が閉めるということ自体に繋がらないのではないでしょうか。他の選択を一緒に考えてもらえたのではと感じます。

乱文失礼しました。
30歳代/東京/養護教諭
3 SC-06D
2015/02/12 12:25
本校も昨年そのような状況になりました。
そのときは、管理職に対して自分自身が保健室を開放することでどのようにしたいのか伝えました(新人のクセに生意気なのでしょうが)が、保健室は応急処置だけすればいいと言われました。
(ちなみに今年度の管理職(同じ方ですが))保健室は応急処置だけすればいいというものではないとおっしゃってました。)

とても難しい問題ですよね。
自分自身、ほかの先生方や管理職の理解が得られないことがたくさんあります。今年度も理由をつけては何度か保健室を閉めるように言われました。

理不尽なことはたくさんありますが、
前のコメントの先生がおっしゃるように、閉めてできることをやるしかないのかなと思っています。保健室を閉めることでほかの先生方の首を絞めることがたくさんあります。そのあいだに、スキルアップのための勉強をしたり、ほかのことに精を出すのはいかがでしょうか。

お答えになっているかわかりません。
そして、わたし自身もまだ答えを見つけられずにいますが、一緒に頑張りましょう。
20歳代/東京/養護教諭
2 Safari
2015/02/08 21:58
 なぜ管理職が保健室を閉めるように言ったのかわかりませんが、私の経験を述べます。 
 私は、一般教員です。元々生徒指導が大変な大規模校で4年目の養護教諭(本校2校目)と一緒に働いたことがあります。
 養護教諭は、どんな生徒でも受け入れたい、生徒の唯一の逃げ場所が保健室であると考えて仕事をしていました。初任校は小規模校でこのやり方でうまくいっていたそうです。しかし、本校では、1ヶ月もすると保健室内が無法地帯のようになり、生徒たちはやりたい放題、完全に生徒のたまり場になってしまいました。よって、養護教諭へのサポートが必要になり、休み時間ごとに教員が保健室に行き、生徒を教室に行くよう指導し、教員が自分の授業の開始が遅れるということが続きました。そして、職員室では、子どもを受け入れることは、もちろん大事だが、規律が保てない場合は、保健室を閉めるべきだという声が上がりました。その後、保健室は閉鎖されました。
 翌年、ベテラン養護教諭が着任しました。ベテラン養護教諭は、まず、学校が、今、生徒指導が大変であることを理解し、教職員と明確なルールを作り、その後保健室を開けました。@担任に言ってから保健室に行く A休養は1時間までとする、などです。みんなが気持ちよく保健室を使うルールと称して、保健室入り口に掲示しました。ベテラン養護教諭は「先生に言ってから来ましたか?」と来室者に確認し、その後、担任に確認します。そして、先生に言っていないということがわかると「残念だけど、ルール違反ですから、保健室の利用はできません」ときっぱり言います。
 ベテラン養護教諭は、一定の規律がなければ居心地の良い場所は作れないと考えていました。生徒が、保健室内の机に落書きした時も「器物破損である」という断固とした態度で臨んでいました。養護教諭だからいつも優しいということではなく、本当の優しさは厳しさの中にあります。
 その後、生徒からも「安心して過ごせる場所」と言われるようになりました。規律を望んでいたのは生徒の方だったとも言えます。前年度は、やんちゃな生徒に保健室は占領されているような状況だったので、気が小さい生徒は利用できなかったのです。
 結論ですが、このような私の経験から、まずは、学校の実態を見極め、その学校に合わせた保健室運営が必要だと思います。生徒を受け入れるということはもちろん大事なことですが、なんでもかんでも受け入れればいいということではないと思います。この場合は、保健室利用の明確なルール作り、その運用をおすすめします。
 養護教諭は一人の仕事ですから、相談相手がいないと言うかもしれませんが、そんなことはありません。一人で抱え込まず、職場の同僚に相談すべきだと思います。

50歳代/静岡/教諭
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2015/02/06 19:51
こういう話を聞くと腹が立ちます!
保健室を閉じろですと?
養護教諭はいらないと言うのでしょうか?
まったく理不尽だと思いますが、若い人はなかなか反論できないでしょう。悔しいお気持ちわかります。
そんな時は、こちらから出向いていけばいいのです。
養護教諭がいるところはどこでも保健室です。「移動保健室」いいじゃないですか。
廊下や教室、運動場で子供たちを観察し、声をかけましょう。
保健室を閉じてもできることはあります!まず始めてみましょう。
きっと管理職がわかってくれる日がきます!
60歳代以上/静岡/元養護教諭
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