教えて達人 - ネットde事例検討
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2016/10/31 12:50
治療しない家庭はどの学校でもいると思います。でも、「ここの家庭、受診してくれないのよねぇ」「もう家庭のことだからこれ以上言えないわ…」などと受診のおすすめをあきらめないでください。児童生徒の健康管理は養護教諭の大切な職務の一つです。学校生活を健やかに送るためには健康診断で見つかった疾病について、早期治療を行わなくてはなりません。どうして受診をしなくてはならないのか、児童生徒自身や保護者に理解してもらう努力が必要でしょう。さらに、保護者が受診させなければならないのをわかっていて、受診させないのは虐待にあたる可能性もあります。しつこいようでも、こちらがあきらめてしまわずに声をかけ続けていきましょう。
<以下に、考えられる方策を列記しました>
・受診しない背景をもう少し掘り下げ、個人に合った受診のおすすめをする。
・治療の必要性について保健指導を行う。
・治療の必要性を職員会議等で職員に伝え、さらに担任と連携を密に行う。
・個別に再度受診のおすすめを渡す。
・保健だよりで早期治療を呼びかける。
・学校保健委員会で議題の一つとする。
・保護者会で受診率等を知らせながら呼びかける。
・(中高生であれば)自分で予約し、受診できるように指導する。
・むし歯がある状態をどうすればよいか作文を書かせ、自らが治療の必要を感じられるようにさせる。
40歳代/静岡/養護教諭
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2016/10/30 01:34
「治療のおすすめ」を出すことは養護教諭の仕事ですが、受診するかどうかは本人、家族の意思で決めることなのであまり気にしなくてよいと思います。未受診の理由が「時間がない」「めんどくさい」は言い訳(たいしたことないと思っているのかも)で、経費や親の問題でもないと思います。中学生くらいになると勉強は難しくなりますし、部活動も自分の意思で決定する、つまり親からの自立が始まります。途中で歯痛などが始まったら自分で受診もするでしょう。「あの時、学校の言うとおりにしておけば、、」こうして徐々に大人になっていくわけです。
アメリカの学校では定期学校健康診断がないので、子どもの健康は基本的に親の責任です。そのため子どもも自己責任で健康管理をするという姿勢が自然に身についていくように思います。また、ここでは医療費が高い上に健康保険はカバーしないことが多い。もし大きな病気になったらあっという間にホームレスにもなりかねません。私も病気にならないように、できるだけ受診しないように、自己責任で毎日頑張っています。
60歳代以上/海外/元養護教諭
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2016/10/26 17:54
群馬県内の中学校で養護教諭をしています。
私の学校でも、歯に関わらず受診率はあまりよくありません。中学生は部活動に塾など、医療機関に行く時間がないくらい忙しくしているのは分かるのですが、学校生活をよりよく過ごしていくために受診してほしいと思っています。私の市では数年前から中学生までは医療費が無料になっており、それを契機に受診率は上がりましたが、それでもあまりよくない現状があります。
本校で行っているのは、検診後に治療のお知らせを出し、受診していない生徒に夏休み前に再度治療のお知らせを配布しています。よいかどうかは分かりませんが、再通知であることを強調するため黄色の用紙に印刷をしています。それをきっかけに受診する生徒もいるので、ある程度の効果はあるのだと思います。
保護者に意識付けするのも重要ですし、生徒自身に治療することの大切さを理解してもらおうと保健だよりを使って啓発しています。もっと良い方法があれば教えてほしいです。
40歳代/群馬/養護教諭
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2016/10/08 23:57
受診のお知らせをもらったあと、実際に歯医者に予約したり連れていったりするのは保護者です。治療率が上がらないというのは、治療の重要さを保護者がわかっていないということではないでしょうか。いかにして、保護者に伝えるか、そこ がポイントだと思います。生徒は毎日学校に来ていますが保護者に養護教諭がお会いできる機会はなかなかありません。学期末の面談では、担任にお願いして直に保護者に伝えていただきますが、それでは、1学期末と2学期末のみになってしまいます。面倒かもしれませんが、2学期のどこかで生徒によびかけるだけではなく、再度治療のお知らせを発行して生徒ともに保護者にも伝わる方法をとる必要があるのではないかな、と思います。
30歳代/鳥取/養護教諭
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2016/10/08 13:39
私の学校にも治療に行かない家庭があります。私の地域も1回500円の医療補助の制度が整っています。
私は、この治療に行かないということを、治療に行けないのか、行かないのか、まず見極める必要があると思います。私の経験では、無料でも行かない子供もいました。私は、保護者の仕事が忙しくてついて行けないのか、歯医者が嫌いなのか、なんとなくなのか、学校の言うことなんか聞くもんか、と思っているのか、、、、。
子供の「めんどくさい」「時間がない」を額面通りに受け取ってしまっていいのか、と、疑問に思うところから始めるのはどうでしょうか。
歯の様子は、家庭の養育力直結しています。私の経験ですと、歯の治療ができない子供は、成績も振るわないことが多いです。ですので、歯の治療に特化せず、「最近どう?」と声をかけ、あなたのことを心配しているよという伝え方をして、まずは信頼関係を作ることを始めるのはどうでしょうか。長期戦ですが、保健の先生の言うことならしょうがない、歯医者に行ってくるよ、ということになるかもしれません。
40歳代/静岡/養護教諭
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