設問

教えて達人 - ネットde事例検討

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2017/09/04 10:08
【SLIPERより】
薬物乱用は、その本人だけの問題ではなく、社会全体の問題であることから、文科省から「薬物乱用防止教育の充実について(通知)」が出ています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1297196.htm
また学習指導要領でも、取り扱うようにされています。よって、根拠となる通知や答申などを示した上で、管理職のからの協力を求め、可能であれば、同じ地区内の近くの高校の養護教諭から薬物乱用防止教室を実施しての効果が分かるような生徒の感想の資料を頂き、提示し、保健体育の授業やHR活動ではなく、なぜ薬物乱用防止教室が必要か、職員会議等を通して説明してみると良いと思います。
「保健教育」ステップ2集団への働きかけ4にあたります。
薬物乱用防止教室を開催するに当たっては、まずは学校薬剤師に相談してみる。そして、近隣の警察に相談するなど専門家の力を借りるのが良いと思います。薬学部のある大学でも講師派遣をしてくれるところもあるはずです、相談してみましょう。
「保健教育」ステップ3の集団への働きかけ6にあたります。
だからと言って講師に丸投げするのではなく、生徒の実態などに応じて、希望する話の内容を校内できちんと検討した上で講師に伝え、講話の時間内で教員からの話も交え、講師と教員が一緒に指導をするという姿勢も大切です。一度きりの講演で終わるのではなく、その講話内容を踏まえた保健の授業や、HR活動に繋がるようにすることも効果的です。
前年度のうちに予算計上し、学校保健計画に組み込み、保健の授業だけでなく、専門家や保護者、地域ぐるみの活動に発展させると、なお薬物乱用問題の深刻さと社会における取組の重要性を実感してもらえるのではないでしょうか。
「保健教育」ステップ4の集団への働きかけ2にあたります。

40歳代/静岡/養護教諭
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2017/08/31 03:12

保健部の主任は「保健体育の授業、HR活動などで適宜行なっているから必要ない」という姿勢ですね。そうではなく、今回あなたが開催したいと思っているのは全校生徒を一ヶ所に集め、外部の専門家を講師に迎え、「講演会」という形で行なわれるものです。私も高校勤務中、このような教室を何回か開きました。当時はシンナーとか、「やせ薬」と称してその餌食になった女子生徒などを養護したこともあります。公演中、生徒たちは普段とは違う雰囲気の中で緊張しながらも身近な問題として興味深く受講していました。内容はいつもすばらしかった、ぜひ実施してほしいです。他投稿してくださった皆様の助言もすばらしい。参考にされて頑張ってください。
私が住んでいるアメリカでは青少年の薬物乱用は大きな問題です。数としても世界一とのこと。私も近隣の高校生がドラッグで死にそうになったのを知っています。学校も地域や貧富の差が大きくドラッグ対策や教育も困難を極めています。日本のように国が一律支援教育するというシステムは世界一です。利用しない手はありません。

60歳代以上/海外/元養護教諭
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2017/08/24 20:36
いわゆる進学校と言われる(ほとんどの生徒が4年生大学に進学する)高校に勤務しています。
本校でも保健厚生部という分掌で「薬物乱用防止講演」をすることになりましたが、他の教員から反対されました。
それは、「進学校では薬物に手を出すような生徒はいない、それはもっと勉強ができない学校の生徒が聞くべきだ」という理由でした。

その頃、いわるゆエリート大学と言われる大学の大学生が大麻使用や栽培等の事件もありましたので、
その例を出し、「進学校だから必要ないと言い切れない」と説明し、「薬物乱用防止講演」を実施しました。

講師は、薬学部の大学の先生に依頼しました。薬学部への進学希望者も多いということと、化学等の授業の進捗状況も話し、
できるだけ、授業に繋げた講義をお願いしました。

結果、反対していた先生方も、
「今まで、聞いてきた薬物の話って、やくざとか、怖い・恐ろしいって恐怖心をあおるものばっかりだったけど、今回は違ったね」や
「科学的でかつ理論的になぜダメなんだって、化学の授業内容とも絡めてあった説明で良かったね」と好評でした。

相談者さん、もしかしたら生徒に合わせた講師選びで、他の先生方を納得させられる「薬物乱用防止講演」ができるかと思います。考えてみてください。




30歳代/宮城/養護教諭
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2017/08/23 19:14
私も数年前に同じような経験をしました。保健主事が動かないのであれば、直接、管理職に働きかてみてはどうでしょうか?

私の場合は、まずは教頭に相談したら、直ぐに校長に話が行き、校長は「文科省から『薬物乱用防止教育の充実について』の通知が来ていたので、どうしたらいいものか、ちょうど考えていたところだったんだ」ということで、話がトントンと進みました。

管理職から言われれば、保健主事も動かざるを得なくなり、その結果、保健主事と一緒に「薬物乱用防止講演会」の計画を立案し、無事に職員会議に提案することができました。職員会議に提案する際には、実施要項に加え、必要だと考えた理由や青少年の薬物関連のデータ資料も含めて提示し、他の教員が納得の行くように説明しました。「面倒だな」「行事がまた一つ増えて嫌だな」と陰でぼやいていた教員も、職員会議では反対することはありませんでした。

なので、相談者さんが、悩んでいるのであれば、まずは、実施する理由を裏付ける資料やデータを揃え、管理職に相談してみることをおすすめします。
50歳代/東京/養護教諭
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2017/08/08 11:57
やはり、なぜ必要なのか、というのを先生方に根拠を示しながら提案していくしかないのではないのでは?と思います。
すでに保健の時間や担任による長期休業前の指導をしているとのことですから、それらがとても充実したものならば、もしかしたら『薬物乱用防止講座』としてやることは必要ないことなのかもしれません。そこで、なぜほかの時間を削ってまで行う必要があるのか、再考する必要があるような気がしますが、いかがでしょうか。何かをしようとするときは、養護教諭の独りよがりにならないようにまずは気を付けなくてはいけないと思います。周りの学校でやっているから。それだけでは先生方を説得することは難しいと思います。しかし、今回の件では、怪しい人に声をかけられた生徒がいる、とのことですからその辺のことを問題視している旨、高校生の薬物乱用の状況や生徒の意識などのデータがあれば資料として提示しながら、先生方に薬物乱用防止教室の必要性を提案するとよいと思います。
50歳代/静岡/元養護教諭
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2017/08/02 08:58
私は小学校に勤務しています。私の市の教育委員会では、薬物乱用防止教育を年1回やることと決まれられています。薬物乱用教室をやらないという選択肢はありません。ですので、トップダウンで「やらなければならない」ということに状況にしてもらう方が早道かもしれません。しかし、そのためには、市内の養護教諭部が養護教諭部全体の意見として薬物乱用防止教育が必要だということを教育委員会に陳情するということも必要なのかもしれません。

学校内で必要性を説いても、他にやることがいっぱいあってと言われるのは私も経験があります。それでも必要性を説いていくしかないのですが、、、。

40歳代/静岡/養護教諭
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