教えて達人 - ネットde事例検討
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2018/03/06 10:52
【SLIPERより】
心身の健康面に働きかけることは養護教諭の職務であり、あなたの気づきはとても重要な視点だと思います。
中学校や高等学校に比べ、小学校では髪の色やピアスなどに対し、寛容なところが多いようです。中高生では身の回りのことは生徒自身の責任になりますが、小学生はまだ親の責任の範囲が大きいという考えがあるからでしょう。つまり、小学生と中高生では問題の意味が別のところにあります。中高生の校則に反する身なりは、生徒指導上の問題となります。それに対し、小学生では親の育った環境、考え方、子育て方針からくる、親の価値観のあらわれです。
身なりは「みんなと違う」という理由でいじめにつながる可能性もある問題です。慎重に取り組みたいですね。
昨今の親世代の規範意識や子育て能力の低さは問題視されています。身なりは、親の教育力の低さの現れと考えられる場合もあるでしょう。これからの学校は、親の教育力が低い場合、親を指導する役割も担って行くべきだと考えます。
そこで、まず、現状と背景を把握してみましょう。
・起きている具体的な健康問題は何か?または、起きそうな予測される具体的な健康問題は何か?
・本人はどう思っているのか(本人も茶髪・ピアスをしたいのか、親にされられて嫌なのか)。
・本人を取り巻く周囲の児の反応(アイツだけカッコつけてるなど)はどうか。
・他の保護者はどう見ているのか(地域でも浮いている家庭なのか・・)。
相談者の方は、毛染め、パーマ、ピアスなどの身体への危険性が気になっているとのことです。養護教諭として健康との関連から情報発信することは、親に必要な情報を与えるために必要でしょう。なかには健康への害という視点に気づいていない親もいるのではないでしょうか。毛染めパーマなどの健康への影響については、下記の本がよく知られています。
しかし、国際化が進み、多人種・多文化の子どもが学校にいる今、ピアスや毛染めが、その国のオシャレ、つまり身だしなみであったり、宗教上の理由であったりする場合もあります。保護者との面談の際には、こちらが捉えた健康問題を一方的に指導するのではなく、保護者の背景にある文化や価値観を尊重しつつ、気持ちを汲み取るようにしましょう。
こうした指導を行うにしても、校内の共通理解が必要になると思います。「校長が保護者の自由」と言っていても健康問題や周囲の児童からあきらかに浮いているなど、いじめの兆候があれば、学校全体で取り組むべき問題になります。現状を把握、分析した上で、自分の考えを管理職に伝えてみてはいかがでしょうか。
参考文献
岡村 理栄子(2016), おしゃれ障害 子どものうちに知っておきたい! (健康ハッピーシリーズ), 少年写真新聞社
40歳代/静岡/養護教諭
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2018/02/27 03:46
結論から申しますと、管理職の言う「保護者の自由」で良いと思います。よって、それに関する「健康への配慮も必要なし」です。他、髪型、化粧、服装なども自由。保護者と個人の責任で好きなようでよろしいと思います。学校(中高含めて)は勉学する集団の場なので、それが妨害されるような事柄がないように、最低の規則があればいいと思います。
日本は集団意識が強く、個人の責任感がうすい。子育てまでも人(学校、社会など)に責任を押し付ける傾向があるのではないでしょうか。自分をPRできる個性をつくりあげるためにも、家庭や個人ですることを規制するのはいかがなものか。制服などもなくなる傾向だと聞きます。
20年前、ある女子大の先生が授業のクラスに行って驚いた。「みんな同じような髪型、化粧、服装、しゃべり方まで、、、ぞっとしたよ」と。今でもそうなのか。それでは日本の将来も危ういのでは。
60歳代以上/海外/元養護教諭
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2018/02/20 13:11
以前務めていた高校で、私よりもずっと上手に綺麗にお化粧をしている女子高生に「みんなはまだお肌もツルツルで、髪の毛だって艶々なんだから、自然で良いのに・・」「社会人になると、嫌でも毎朝お化粧するのが当たり前になるんだよ〜」と話したことがあります。
その時、女子高生たちは「先生の言っていることはわかる。でも今しかできないお化粧や髪型もあるじゃん」と答えました。
確かに、社会人になると職種にもよりますが普通はド金髪や顔グロメイク?ヤマンバメイク?はできないですよね・・・
今の自分の職場や立場上、超ミニスカートやケバケバメイクはさすがに無理だな・・とも思います。
でも、以前、アメリカでホームスティをしたおうちの小学生の女子は、お化粧もピアスもしていたし、服装も穴あきジーンズや超ミニスカートでした。
つまり、髪型や洋服などの外見で、子ども自身を判断しないということなのでしょう。
確かにピアスや毛染めによるかぶれなどの「おしゃれ障害」は健康問題だと思います。
でもその責任は保護者に任せて、保護者と子どもが納得して行っているのなら、良いのではないでしょうか?
30歳代/埼玉/元養護教諭
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2018/02/19 20:26
ダンスを習っている小学生に、こういった子はいますよね。
きっと、相談者さんは、健康被害もさることながら、小学生らしからぬ容姿であると、
風紀的なことも含めて問題と捉えているのではないでしょうか。校長先生が「保護者の自由」
と言って立ち入らない姿勢を示している限り、学校として保護者を指導するのは難しい
かと思いますが、
相談者さんが健康被害を感じているのなら、やはりその点は伝えるべきだと思います。
「ピアスの穴が化膿している」や、「カラーリングで皮膚がかぶれている」など。
また、子供の皮膚は弱く抵抗力がないので、危険性を予防する観点から、
養護教諭として健康という側面からアプローチするのは問題ないと思います。
国によってはピアスが文化であったりもしますので、ただピアスをしているだけでは
難しいかなあ・・とも思いますので、大概の中学校では校則で禁止されていますので、
「健康被害 + そろそろ中学校入学に向けて、やめておいた方が良いのではないでしょうか。」
という話の方向性で保護者にもちかけてみてはいかがでしょうか。
50歳代/東京/養護教諭
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2018/02/19 18:01
養護教諭養成をしている大学教員です。つい先日、非常勤講義のため電車で移動していたときのことです。途中の駅で小学生の遠足と思われる集団が同じ車両に乗ってきました。かつて養護教諭をしていたので、「懐かしいな。どこにお出かけなのかな。」などと思いながら子どもたちの様子を見ていました。その中に、茶髪・パーマ・お化粧・サングラス・大きなイヤリング(ピアスではないと思います)・胸元まで垂れるように長いネックレス・首から下げたスマートフォン・極端に短いズボン・胸元の開いたセーターなどなど、驚くような格好の女の子たちが数名いました。どのようなところに出かけるのかが分かりませんでしたので、遠足の目的や安全性に見合った服装なのかは何とも言えませんが、きっと普段と同じような様子なのではないかと思いました。中学生であれば校則などで規制されることもありますが、小学生では保護者の判断に任され規制することは難しいのだとは思いますが、なんとも不思議な光景でした。髪を染めたりパーマをかけたり、お化粧などしなくてもかわいいのになと思いました。おしゃれをしたい、大人と同じようにしたい、かわいいって言われたい、他の子よりも目立ちたいなどなど、茶髪や化粧をする行動には精神面も影響しているように思いますが、健康を害することも知ってほしいと思いました。
養護教諭を目指す学生には、教育者となるために地毛でいることや化粧は控えめにすること、アレルギーを持つ子どもを相手にする際に染髪料や化粧品が影響することを伝えています。
保護者の価値観が多様化している現状を表している事例だと感じます。
40歳代/東京/大学教員
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2018/02/02 19:21
私は小学校に勤めています。小学校では保護者の考えで、茶髪の子どもはいます。私の勤務する小学校では体育の時の服装以外は、学校からの指定はないです。修学旅行や自然教室(宿泊訓練)などの時は、服装の指定はします。それでも修学旅行であれば、小学生らしい服装、自然教室では、動きやすい服装などと伝えますので、解釈は保護者それぞれです。そのため自然教室にロングスカートで参加した子どもいました。教員は、常識の範囲でロングスカートはないだろう、と思っていたわけですが、常識の範囲というのがまた人それぞれなのですね。中学校では、髪の毛の長さや色について規定がありますので、茶髪は禁止されていますが、小学校では禁止を打ち出している学校はないと思います。
健康面でというのは、染める際の化学物質のことだと思いますが、これも、健康面の害を伝えて、保護者に判断してもらうということになると思います。茶髪にしている子どもの保護者も茶髪のことが多いので、健康面を伝えても変化があるかは難しいですが、伝えていくことは大事だと思います。
40歳代/静岡/養護教諭
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