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教えて達人 - ネットde事例検討

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2019/07/03 19:53
【SLIPERより】
ある特定の学級だけ来室数が多い、ということは統計を取っているからこそわかることですね。今回はそれを保健指導に活かせるチャンスかもしれません。
 まずは、来室の傾向をもう少し掘り下げて調べてみてはいかがでしょう。同じクラスの児童が複数で同じタイミングで来るのか、特定の児童の来室が多いなど偏りがあるのか、またどんな理由での来室なのかなど調べ、その上で、特定の児童が挙がるようなら、健康診断の結果、友達関係、これまでの生徒指導上の記録や特別支援の有無、家庭環境などを調べてみましょう。保健室に来室する児童生徒の中には、身体面のみでなく、学習面、友人関係、家庭事情等、様々な訴えを持って相談を求めてくる者も多く、表面的には、頭痛、腹痛、不定愁訴等の身体的症状を訴えながら、内面では、いじめなど心の悩みを持っている状況もあるという指摘※1があります。
 また、ただ単に来室数を減らすように担任にお願いするのではなく、同じクラスの児童が複数で来室するなどであれば、担任にどういう状況で複数の来室者が出ているのか、再度確認するとともに、来室児童へ個別に話を聞くことや学級での様子を確かめるためにもその学級へ出向いて授業の雰囲気を確認したりすることもいいかもしれません。
さらに、けがや病気の予防について、簡単な手当ての方法や、セルフケアについてなど直接学級で保健指導することも有効でしょう。
 また、学級担任の経験年数が少なく自信がなかったり、学級経営がうまくいっていなかったりするなどの理由で児童の来室数が多くなっていることも考えられます。担任の児童への関わりについてもう一度振り返ってもらうことや児童の最初の訴えをよく聞いていただく、家庭での様子を確認していただくなどもお願いするとよいでしょう。
担任が児童の対応に不安を抱えているのならば、生徒指導会議や特別支援会議でも統計の結果を提示し、養護教諭だけでなく、学校全体でその特定の児童や学級を支援していくことが必要です。
 

※1 文部科学省ホームページ保健室利用状況に関する調査結果について(2009.4.19)http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19990101002/t19990101002.html

40歳代/静岡/養護教諭
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2019/07/03 03:56

私にも同じような経験があります。しかし、一度に大勢の子どもが来室しても、保健室がパニックになるようなことはなかったです。ケガや発熱などの場合は優先して対応し、その他「何となく具合が悪い」という子どもには順々に話を聞き、必要に応じてしばらく休ませる。毎日くる子にも丁寧に対応し、体温、脈拍、呼吸、顔色など見て「今日ははやく教室に戻れるかな」「明日は放課後特別あなたを見てあげるから保健室に来てね」などしているうちに、よく来室する理由がわかってくることもありました。クラス担任が原因を作っていることもありますが、来室する子どもたちを養護教諭としての対応と養護診断をきちんとし、担任に返すことが大事だと思います。あとは、他の投稿のような対応がとても役立つと思いますので、頑張ってください。

60歳代以上/海外/元養護教諭
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2019/07/02 18:15
私は、30年間小学校勤務をしていますので、どこの学校でもこのような事例がありました。私は最初、学期末に学級ごとに来室集計を渡していました。が、ある学級では15件、ある学級では、100件超えという実態に悩み、校長に相談したところ、「学級ごと担任に返すのではなく、学年全部を学年主任に渡し、来室状況から児童の共通理解を学年で行ってほしい。」という目的で、学年主任からも来室の判断について話してもらったらどうか、と指導を受けました。そこで、学年主任に事情を話したところ、改めて来室の判断基準を学年会で話し合ってもらうことができました。
50歳代/山口/養護教諭
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2019/07/01 20:51
中学校の養護教諭です。中学校では今回の事例とは逆に、生徒指導の関係もありこのようなことはあまりないです。以前小学校に勤めていたときを考えると、担任の先生は「学級経営にいっぱいいっぱいになっている」のではないかと思いました。自分に余裕がないから子どもの訴え通りにしてしまうのではないかと。養護教諭が担任の先生の様子もよく観察し、なぜそのようになっているかの根本を探ってみてはいかがでしょうか?
40歳代/群馬/養護教諭
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2019/06/06 22:31
私も以前同じような悩みにぶつかっていました。私が出会ったケースでは、担任の先生がまだ若手の先生で「保健室に行きたいと言ったら行かせる」という考えで、本当に保健室に行く必要があるのかの見極め方が分からないという感じでした。授業中でも構わず何人も来室するので、学級経営がどのようになっているのかも心配でした。それもあり、私は学年主任の先生と管理者に相談し、一緒に対応していただきました。
クラスでの子どもへの対応の仕方は、担任をしている(経験している)先生の方が説得力がありますし、何より「保健室へ行かせるかどうかの判断が難しい」という若手の担任の先生の気持ちも理解して下さってました。
私からは保健室での様子を丁寧に伝えていました。保健室での様子を聞くと「もう少し教室で様子を見ても良さそうでしたね。」「行く前はすごく辛そうだったのに、帰ってきたらケロッとしてたので、もう少し頑張れたのかな。」と担任の見方も変わってきました。

お一人で頑張ろとせず、チームの力を借りて対応することをお勧めします!
20歳代/神奈川/養護教諭
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2019/06/04 07:23
放っておくわけにもいかない、というところがひっかかりますね。何か訴えたら、保健室に行かせるのであれば、ただのおばさん(おじさん)でもできます。担任の先生が、いつもと様子がおかしい、保健室で手当が必要という判断をして保健室に行かせるのであればわかります。来室者の訴えが、大したものではないのかどうかは、相談内容からはわかりませんが、大した内容でないとすると他のクラスでは担任止まりで済んで、来室に至らない内容なのではないでしょうか。まず、なぜ、担任の先生は放っておくわけには行かないと思っているのか探りを入れてみたらどうでしょうか。過去に、怪我や病気の対応で嫌な思いをして萎縮し、なんでもかんでも保健室を通して責任の回避を図っているのかもしれません。私の経験では、そういう担任がいました。
40歳代/静岡/養護教諭
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