設問

教えて達人 - ネットde事例検討

設問

設問
6 Safari
2019/08/13 09:48
【SLIPERより】
大学教員による実習校への実習訪問指導は法令上、必ず行かなければならないものではないのですが、実習を引き受けてくれた学校への挨拶、お礼、研究授業の参観や反省会、実習時の課題の聞き取りや問題点の修正などのため訪問するのが一般的です。しかし、地元へ帰省して実習するなど、実習先が大学から遠い場合は大学予算の都合などにより電話等で上記を確認することもあります。また、実習生を引き受けた東京都の公立小中学校は教育委員会に提出する評価票に大学教員が訪問した日時を記入する欄があるため、大学教員が訪問指導を行うことが望まれています。
実習訪問に行く大学教員は「教職担当」「ゼミ担任」「部活顧問」「実習訪問担当の非常勤講師」など大学により異なります。しかし、どのような専門であっても、実習訪問した大学教員は実習生の様子や面談した教員からの要望などを報告書や実習会議などの場で大学の実習担当者に報告することになっているので、実習の様子は伝わっています。
では、そもそも、どうして実習訪問が必要なのでしょうか?それは、実習中に学生が困難な状況に陥っていたら大学教員からアドバイスをもらえる機会になるからです。また、訪問時に大学教員が学生の保健指導や反省会などに参加すると実習成果や課題を知る機会になるし、養護教諭だけではなく実習校の教職員や管理職と話すことで、学校現場から教員養成大学への希望を伝える場にもなります。これらは、実習後に大学で行われる省察に有意義な情報になります。
実習訪問指導は大学と実習校、実習生と教員の橋渡しができる機会になるので、実習受け入れ校としても大学教員と直接連絡を取ったり、学生を通じて出来る限り訪問日時を調整すると良いと思います。大学教員に学校現場で一生懸命学んでいる実習生を見てもらい励ましてもらうことで、大学と実習校の双方にとって充実した実習につなげていきましょう。

40歳代/静岡/養護教諭
+1
5 iPhone
2019/08/07 19:50
全く養成側のことはわからないのですが、学生側として思い出すのは、大学の先生が来てくださったことがとても励みになったと言うことです。実習先は母校とはいえ、知っている先生はすでにいない中で、毎日緊張しながら気を張り詰めて実習をしている中で大学の先生が自分一人のために来てくれたと言うことがとても嬉しくて、頑張ろうと思えました。必ず行くものではないのだとしても、来てくださるとありがたいなあとは思います。
20歳代/愛知/学生
+5
4 IE11
2019/08/07 07:44
養護教諭養成大学で教員をしています。本学では毎年30名近くの学生を養護教諭教育実習に出しています。受け入れていただいている実習校には丁寧なご指導をいただき感謝しています。大学側としても学生の実習中の様子を知り、実習校の先生方からお話をいただきたいと思っていますが、なかなか時間の都合がつかないことも多くあります。同時期に30名近くの学生の実習先を3名の教員で巡回するのは、なかなか厳しいのです。東京都内は実習前の事前打ち合わせ・実習期間中の始めの方と研究授業と、1名の学生に対し3回の巡回が暗黙の了解となっています。そのため、講義を休講にすることもありますが、やむを得ず他の先生方に巡回を依頼することもあります。なるべく実習先の意向に沿うように巡回日程を組みますが、そのような事情もあることをご理解いただけると助かります。
40歳代/東京/大学教員
+3
3 IE11
2019/07/15 06:27
私は、養護実習の学生さんには必ず保健の授業をしてもらっています。

実習生には「大学の先生に研究授業の日時を早めに報告して、観に来て下さいって言っておいてね」と伝えています。
そして「実習生の研究授業」と「大学の実習訪問」の日が合うように私は調整しています。

実習生が研究授業を実践できるのは、「工作をこらして教材を作ったこと」や「授業のシミュレーション練習を重ねたこと」、
「指導案を何度も書き直したこと」等の学生自身の努力の成果です。

だからこそ、そこに達するまでの学生の努力の背景も知っていただきたくて、できるだけ実習校に来てもらっています。そして、受け入れたわが校の教職員の協働体制にも感謝して頂きたいからです。引き受けるからにはこちらの条件を提示して、大学と実習校のお互いの歩み寄りもときには、必要だと思います。

相談者さんも、大学の先生に来ていただきたいのなら、まずは、来て欲しい理由をしっかり伝えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

50歳代/東京/養護教諭
+4
2 IE11
2019/07/15 06:15
私はこれまで養護実習生を4,5人指導した経験があります。ほとんどが優秀な学生さんでしたが、なかには、まったく子どもと触れ合うことができなくて、バイタルサインの確認ができない(肌に触れることを極端に怖がる)、子どもに声掛けができない(何と言っていいか言葉が思い浮かばない)、体の部位の名称が答えられない(解剖が理解できていない)といった困った学生さんがいました。

そもそも養護教諭としての適性に欠くと感じ、大学側は、この学生さんをどういう思いで実習に出したのか、知りたいと思い、実習訪問に来た大学の先生に尋ねました。

そうしたら「自分は養護教諭養成の科目を教えていない。そんなことを言われても分からない」と言われてしまいました。その後、私の意見は、大学に持ち帰って養護教諭養成の担当教員に伝わったのか不安になりました。

なので、私は養護教諭養成の担当教員に来ていただき、実際に学生を指導した現場の養護教諭の声を吸い上げてもらいたいです。

40歳代/埼玉/養護教諭
+3
1 Safari
2019/07/06 21:07
私は養護教諭になって20年目です。実習生を今までに5名受け持ちました。母校での実習ということで、出身の大学は遠方でした。実家に帰ってきて母校で実習する学生さんでした。一度も大学から、先生が訪問に来たことはありません。実習中に電話で様子を訪ねる先生はいました。また学校長も遠方からわざわざきてもらう必要はないという姿勢でした。学生の様子を見にきてくれるという点では心強いとも言えますね。ただ、大学の先生に気を使うのは嫌だなあと思います。実習前に、打ち合わせで、先生の来校などの話し合っておく必要があると思います。担当の先生が5名中3名は養護教諭に関係する教科を教えている先生ではありませんでした。そうなると報告の内容は、養護教諭の細かな話にはならず、一般的なことになっていました。学生さんにとってより良い実習体制の構築が必要だと思いますが、何をすればいいのかというのは現場に任されていると感じています。
40歳代/静岡/養護教諭
+3
前へ次へ