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教えて達人 - ネットde事例検討

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2020/02/04 02:22
【SLIPERより】
近年の日本は様々なことがグローバル化し、日本に暮らす在留外国人は2017年末で約256万人となりました。その結果、学校に外国籍の子ども達が通ったり、日本国籍であっても保護者が外国人であることも増えてきました。文部科学省の「学校基本調査」によると、日本の学校に在籍する外国人児童生徒数は2018年に93,133人となり、年々増加しています。また、同省より2019年9月に公表された「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(平成30年度)*1」によると、日本語指導が必要な外国籍および日本国籍の児童生徒数は50,759人で、こちらも年々増加しています。そして、2019年の入国管理法の改正による外国人の受入れ拡大により、今後も学校はますますグローバル化していくでしょう。
学校にいろいろな国の子どもたちが通い、他国の文化を学べるのはとても良い機会だと思います。しかし、質問にあるように食事や宗教、医療への考え方などへの合理的配慮も必要な時代になったので、学校としては投稿されたような各児童生徒が持つ文化的背景や宗教などを尊重した対応が必要になります。
そこで、文部科学省は外国人児童生徒の公立学校への円滑な受入れに資することを目的として、2019年3月に「外国人児童生徒の受入れ手引き(改訂版)*2」を作成しました。この手引きには外国人児童生徒の多様性へ対応するために、外国人児童生徒が直面する課題や管理職・担任の役割、教育委員会が行うべき支援、地域との連携などが書かれています。また、学校のある市区町村によっては通訳や翻訳などの支援が受けられることもあります。
いろいろな専門機関と連携をとりながら外国籍の子どもやその保護者を孤立させないようにすると同時に、お互いの国の文化や習慣、風習などを認めあい、どの国の子どもであっても日本での学校生活が楽しいものになるような配慮をしていきましょう。

*1 文部科学省ホームページ「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(平成30年度)」 https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/09/1421569.htm
*2 文部科学省ホームページ「外国人児童生徒の受入れ手引き(改訂版)」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/002/1304668.htm

40歳代/静岡/養護教諭
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2020/02/03 19:26
給食で食べられない食品があるのは、まだ対処できるかと思いますが、
予防接種をせずに入学は、他の児童生徒に感染させるリスクがあり、
危険かと思います。

私は、前任校で、ロシア系の国籍の子どもの保護者が、
スポーツ振興センター災害給付金制度に同意しない。
つまり加入しないと言われて困ったことが有りました。
担任などがいくら説明しても拒否で、
日本の保険制度に疑問があるという理由でした。

学校の管理下では怪我をしないようにと
祈るしかなく、卒業まで本当にハラハラしていました。

異文化を受容するのも限度が有り、
難しいですね。




30歳代/神奈川/養護教諭
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2020/01/20 22:23
私の中学校にも、宗教上の決まりで食べ物に制限がある外国籍学生がいます。
入学時に保護者、管理職、担任、養護教諭で面談し、保護者の意向を聞きながら対応を整理しました。
その結果、
・保護者が事前に献立表の食材などを確認して、制限があるものが入っている場合は残しても良い
・メニューの大部分が制限があるものの場合は、お弁当を持参しても良い
などの対応で落ち着きました。
幸いこの保護者は厳格に決まりを守っているわけではないので、上記のような対応で納得してくれましたが、厳格に決まりを守っている場合はアレルギー児の完全除去食のような対応になったのかな?と思います。

30歳代/北海道/養護教諭
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2020/01/20 18:23
高校の養護教諭です。
入学してきた生徒の保護者に「宗教上の理由でレントゲン撮影ができない」と言われ対応したことがあります。

骨折を疑うような怪我がなければ、特に問題ないのですが、
入学してすぐの4月の定期健康診断で「胸部レントゲン撮影」があります。

管理職に相談したら、教育委員会の健康診断の担当者がいる課に聞いてみるように言われ、電話で相談しました。
そうしたら
「胸部レントゲン撮影は、結核検診だから。結核の疑いさえ、払拭してもらえば問題無いので、
かかりつけ医でも、学校医でも、どこでも良いので『結核感染の恐れは無い』という診断書を
提出して貰ってください。それで代替できます」と言われ、

保護者に伝えたところ、素直に、「かかりつけ医の診断書」を提出してくれました。

今後、様々な思想・宗教の生徒が入学して来ることが考えれます。
今回の様な、学校の法規に反するのでは?と迷うものがあった場合、養護教諭おひとりで判断せずに、
管理職や、場合によっては教育委員会に相談して、決定をゆだねることも必要だと思います。

50歳代/東京/養護教諭
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2020/01/20 18:00
中学校に勤務しています。これまでも外国籍の生徒が学校に入学して来たことはあったのですが、

今年、入学してきた外国籍の生徒は、1年生の校外学習(鎌倉散策1日コース)に参加できないと保護者から申し出がありました。
「宗教上、日本の神社仏閣に一切、立ち寄れない。近づいてもいけない」という理由でした。

担任が保護者の意向を伝えると、学年主任および管理職は、あっさり「分かりました」と受諾。
入学してきた外国籍の生徒は、その日1人だけ学校に残り、図書館で自習をすることになりました。

私が若い頃だったら
「皆と一緒に行動できないなんて、ここは日本だ!日本のルールに従ってもらわないと!!」という
教員が多かったですが、

今は、時代が違うんだなぁ…と、しみじみ感じました。
少しづつ、多様性や他国の文化・宗教を認める流れになってきていると思います。
50歳代/神奈川/養護教諭
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2020/01/08 19:54
私が勤務する校区には海外資本の会社があるわけではないのですが、アメリカ人宣教師の家族が住んでおり、中学生の息子が中学校に通ってきています。英語の授業では、授業は受けず(ネイティブなので必要ない)、一旦自宅に帰ります。また給食も食べない(給食も好みではない)ので、一旦自宅に帰ります。弁当を持参するという考えはありません。修学旅行は、京都だったのですが、神社、寺には行かない、とのことで、途中の旅程で一人で新幹線で帰宅しました。自己主張がしっかりしているので、日本の学校に合わせるという考えがあまりないと感じました。合理的というのかもしれません。自分たちに必要か、必要でないかで考えるというスタンスです。そのため、よく話し合いをして、対応を考えていますが、学校としては、「みんなと同じにしてほしい」と伝えることがすでに「なぜ」と言われてしまうので、保護者の希望に対応できるものは対応しようという方針です。健康管理という意味では特別に何かしたということはないですが、これから、いろいろな国の子供が増えると、対応も多様化するだろうなと予感しています。
40歳代/静岡/養護教諭
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