設問

教えて達人 - ネットde事例検討

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6 Safari
2020/03/02 11:33
【SLIPERより】
養護教諭の意見の根拠を示す必要がありますね。
やった方がいい、そうではないと言い合っているだけでは、そばで聞いている人は、何を根拠に判断したらいいかわかりません。
週間医学界新聞(第3356号)には下記のように掲載されていました。
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03356_06

・インフルエンザワクチンの感染予防効果は100%ではない。
・インフルエンザ肺炎のリスクを減らす、高齢者の急性心筋梗塞の発症リスクを減らす、基礎疾患のない就労者(18−64歳)において仕事の病欠を43%減らすことも示されている。
・集団免疫と言って、集団の中でワクチンを打っている人の割合が高ければ高いほど、感染の広がりが小規模で済むことがわかっている。
・インフルエンザワクチンの予防接種で完全に感染を予防することは不可能だが、個人の感染予防以外の恩恵は多い。
・接種するかどうかは個人お意見も尊重されるが、医療従事者は自身が暴露するリスクが高い、と書かれており、これは医療従事者を教職員に読み替えることができる。

上記のような理由から、予防接種を推奨していきましょう。

しかし、もう一つ、問題があります。私たちは根拠を示したからと言って行動が変わるというわけではないのです。正論を言っても、感情的になって反発されるということだってありますよね。行動経済学では人間の「感情によって合理的な判断が歪む」と言われています。

そこで、根拠を示すのも重要ですが、この30年間インフルエンザにかかっていないという事実を大事に捉え、本人に「すごいですね」「どうしたらかからないでいられるんですかなど聴き出すことで、行動変容を目指すということも効果があるかもしれません。

40歳代/静岡/養護教諭
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2020/03/01 16:32
結論から言いますと、インフルの予防接種を積極的に教職員に呼びかけなくていいと思います。「任意の予防接種なので自由ですが、学校という現場ではお勧めいたします」くらいでいいでしょう。

かつて学校では予防接種が強制的に行われてきました。しかし、有効性や安全性の問題があり、法の対象から外されました。今は高齢者のみが対象となっていますが強制ではありません。ところが、厚労省は他対象外のすべての国民にも予防接種を勧奨しているのです。意味不明。つまり、すべての人々は任意、自己責任で受けてほしいということですね。

それよりずっと大事なのは予防するための保健指導、生活習慣指導を徹底することです。手洗い、マスク、運動、睡眠、食、体力作り、、につきます。

現在、新型コロナウイルスが世界中を騒がせています。日本では早くからマスク、手洗いなど個人個人が予防策を講じ、そのためか、通常この時期に流行するインフルエンザ罹患者数が14万人ほど減少したとか。それでもインフルエンザによる死亡数はここ数年1000人〜3500人。ちなみに米国では今現在B型インフルエンザが猛威を振るっており、死亡数が1万人をこえ、子供の犠牲者が多いとのこと。

60歳代以上/海外/元養護教諭
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2020/02/10 12:24
特別支援学校の養護教諭です。
そういう教員、どこにでも居るんですね。その人自身が予防接種不要という考えを持つことは否定しませんが、学校という場で生徒とかかわる仕事をしている以上、予防接種はすべきだと思います。私は特別支援学校で勤務していますので、児童生徒は様々な疾患や障害を持ち、中には感染症にかかると命取りなので、学部内にインフルエンザ罹患者(児童生徒でも教員でも)が出たら、しばらく欠席する子もいます。教員は、自分がインフルエンザにかかりそんな児童生徒にうつしたら大変だからと、予防接種はもちろん、予防に非常に気を使っています。これまで一度もかかったことがなくても今年初めてかかる可能性だってあるんです。教職員向け保健だよりを配付するとか、職員朝礼で啓発するとか、養護教諭という立場から予防接種を勧めてみてはいかがでしょうか。
40歳代/石川/養護教諭
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2020/02/05 19:10
わたしは、中学校の教員です。入試もあるので、生徒にインフルエンザを移す訳にはいかないと考えてきました。もちろん、毎年予防接種をしてきました。やるだけのことをしなければ、生徒に申し訳がたたないと思っています。前任の養護教諭は、接種を勧めてくれましたが、現在の養護教諭は、ベテランですが自分が接種しなくてもインフルエンザにかからなかったことを自慢げに、むしろ、接種に否定的な発言をします。養護教諭の部会などで、統一した見解をなぜもてないのでしょう。教員に予防接種の補助金もでているのに、このような養護教諭が保健指導をするのかと、残念・無念でなりません。生徒も不幸だと思っています。
50歳代/静岡/教諭
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2 Safari
2020/02/05 11:56
私も同じような経験があります。確かに生まれてから一度もインフルエンザに罹ったことがない人もいると思います。それを根拠に、自分の主張を他の人に勧めることに、本当に困っています。もちろん、子供に接する機会の少ない教職員という立場でなければ、予防接種を打たないという考えもあるかもしれません。でも私たちは、子供に移してしまう機会が多いわけですから、うつさないという職業上のマナーの点で、予防接種をするということは大事だと思います。
不要だという人の信念だとすると、信念を変えることはできないので、あまり相手にせず、逆に、わかってもらえる人には、根拠を示して説明するのが得策だと思います。
また、教職員は忙しくて、予防接種をうちに行きたくても病院が開いている時間にいけないというのもあります。ですから、予防接種に行ける時間を作れるよう、ノー残業デー=予防接種デーとするような働きかけもしたことがあります。
40歳代/静岡/養護教諭
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2020/02/04 18:41
すごくわかります。以前似たようなことがありました。それは学校という場ではなかったものの、高齢者が集まる場で指導的立場にある方の発言でしたので、とても不安な気持ちになったのを今でも忘れません。予防接種してもうつることはあるでしょう。ではなぜ予防接種をするのか、そこをその場で私はその指導的立場の方にうまく伝えることができなかったので、今でも思い出してしまうことがあるのです。そうでなくても、高齢者や子どもと多く触れる機会がある立場ならば、まずは自分がインフルエンザ予防をしなくてはならないですよね。その方の机にそっと資料を置いておくなどいかがでしょう。もしくは、職員用保健便りと称したインフルエンザや予防接種に関する情報を掲載した便りを全職員に配付するなど。予防接種の是非は確かにいろんな考えをお持ちの方がいるので、噂や声の大きい人の流れにならないように、正しい情報を淡々と伝えるのが良いのではないかな、と思います。
40歳代/熊本/養護教諭
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