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教えて達人 - ネットde事例検討

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2022/07/02 14:30
【Sliperより】
保健室利用に関する調査※1によると養護教諭が心身の健康問題のため健康相談等で継続支援した事例「有」の学校の割合は小学校60.1%、中学校79.2%、高等学校91.4%です。さらに、養護教諭が健康相談等で継続支援した1校当たりの月別平均人数は、小学校33.3人、中学校45.2人、高等学校66.4人とその人数の多さがうかがえます。また校種が上がるにつれて、健康相談が増えることもわかります。どの校種の養護教諭であっても健康相談技術の向上は必要不可欠なことと言えるでしょう。
来室理由の調査では、小学校では「けがの手当て」が来室理由のトップですが、中学校・高等学校では「体調が悪い」がそれを上回り、「相談したい」、「話がしたい」も校種が上がるごとにその数が増えています。このようなことから、今回の相談者さんのように特に高等学校の養護教諭が、健康相談技術向上の必要性を感じる傾向にあるかもしれません。
では、健康相談技術に必要な力とはどんなものでしょうか。保健体育審議会答申※2では「養護教諭の新たな役割」として健康相談活動が示され、「カウンセリング能力、企画力、実行力、コーディネート能力、プレゼンテーション能力、専門性を生かした指導力、コミュニケーション能力、問題解決能力」が挙げられています。健康相談技術の向上には、これらの力が必要ということになるでしょう。
 これらの技術を身に付けるためにできることは、専門書を読む、論文を読む、研修会や勉強会に参加する、大学院進学または能力の向上に寄与する資格を取得する、学会に参加する、などが考えられると思います。具体的な例では、研修会や勉強会で仲間と共に事例検討などを重ねる、個人でも事例についてポートフォリオを使った自己評価を重ね、自分なりの方法について検討・模索を日常的に継続する、などあります。これらのことからわかる気づきが、健康相談技術の向上につながるでしょう。そして、相談に対する判断に迷ったら管理職や担任、スクールカウンセラー等に相談することも必要です。また、校内全体さらに関係機関も含めて、チームで問題解決に当たる、という意識も大切です。
加えて、本研究会が発行している著書の中にある「健康相談」のスキルラダー※3では、ステップ4の到達目標として、@本人・家族もしくは、保護者が主体的に取り組めるような支援を行うことができる、A子ども・家族・教員・養護教諭・関係機関を組織化することができる、といったことを挙げています。併せて、「自己研鑽」のスキルラダーも参考にしてみてください。

※1 平成28年度保健室利用状況に関する調査報告書 公益財団法人日本学校保健会(平成30年2月30日発行)
※2 保健体育審議会答申「生涯にわたる心身の健康の保持増進のための今後 の健康に関する教育及びスポーツの振興の在り方について」(平成9年9月22日)
※3 キャリアアップに活かす!養護教諭のスキルラダー 中村富美子(2019年2月20日発行)

50歳代/静岡/養護教諭
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2022/07/02 02:34
私もNO.3の投稿者と同じ意見です。
あなたが相談を受けるときの対応はそれでいいと思います。相談者はあなたの対応に不満や不平のようなものを感じていると思いますか。そうではないでしょう。相談者はあなたに、「若くてなんでも聞いてくれそうな保健室の先生」などの親近感を持って接してくるのだと思います。熟練の専門家等に相談したいのではないと思うのです。

「それだけでは足りない」と思っているあなたは、カウンセラーなどの専門技術、それとも養護教諭としての総合支援技術を探求したいのでしょうか。2年目のあなたにはどんなことでも、自分に足りない、もっとこうしたい、などの気持ちを大切にどんどん勉強されたらいいと思います。方法はあなた次第、あなたに合った勉強法を使って頑張ってください。
60歳代以上/海外/元養護教諭
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2022/06/09 18:02
「それだけでは足りない」とは? 何が足りないとお感じなのでしょうか?

人数が多いので、相談数も多いとお見受けするので「相談技術」というよりは「受けた相談を、適切に対処する能力」
を身に付けたいとお考えなのではないかと思いました。

2年目だと、たぶん若い方だと思うので、
生徒にとって比較的、歳が近いことと、あなたの雰囲気に話しやすいと生徒が集まるのかと思います。
それはとても良いことなので、これからも大切にしてください。

ただ、今後、深くて重い相談ごとも持ち込まれるかもしれません。養護教諭では解決不可能なことがあります。
その時は、独りで抱え込まず、適切な人・適切な場所に繋ぐ(力)ことが必要になります。
そのために、(保健所・子ども家庭支援センター・児童相談所など)どのような相談機関があるのか勉強し、
近隣の相談できる機関を事前に把握しておくのが、あなたの今、身に付けることではないでしょうか。
40歳代/東京/養護教諭
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2022/06/09 17:50
漠然とした相談内容ですね。

生徒が「何を勉強すればいいのか分からない」と言うのは、まだ勉強をしていないから。
本気で勉強し始めれば、自分がどこまで分かっていて、どこから分からないのかが分かるはず。

まだ2年目とのことなので、まだまだこれからです。

まずは、興味のある心理士の講演会に出向いたり、カウンセリングの研修会に参加したり、
してみましょう。あなたの学校のスクールカウンセラーに直接相談してみるのも良いでしょう。
本だってたくさん出版されていますから、勉強すれば何かしら見えて来ますよ。

自分から勉強し始めると(取っ掛かりがあれば)、とんな力を身に付けたいかが見えて
来ると思います。




30歳代/東京/養護教諭
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2022/06/08 20:49
900人の高校ですか。
来室者は毎日どれくらいあるのでしょうか。きっと、多いですよね。そのような中で相談技術を身につけたいと思う2年目のあなたは素晴らしいと思います。
私は20年目の養護教諭ですが、自分が2年目のころは、目の前のことをやるのに精一杯でした。
私は5年目ごろ、相談技術の未熟さを感じて、カウンセリングの勉強をしました。そこでわかったことは、カウンセリングと、保健室で行う相談は異なるということです。養護教諭としては、生徒の良き相談相手であればよいのだと思っています。カウンセラーの行うカウンセリングとは異なり、何か特別な技法を用いるのではなく、話し相手になることではないでしょうか。そして、自分と話していて、手に負えないなと思う生徒は、カウンセラーを勧める、また自分自身がカウンセラーにその生徒にどう接したらよいか相談するのがよいと思います。

40歳代/静岡/養護教諭
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