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2022/08/10 08:12
【SLIPERより】
低学年の性器いじりは、男女共によくあることですが、初めて見た人はびっくりするでしょう。この機会に、対応を先生方や保護者と確認しておけるといいですね。性の問題への関心が高まったことを利用して、学級全体の性教育につなげることもできるでしょう。
　この時期の性器いじりは、思春期以降のいわゆる自慰行為（マスターベーション）とは意味が違います。性的な欲求を満たすための行為ではなく、「寂しさ」や「手持ち無沙汰」の解消が目的です。また性器を触ることで気持ちを落ち着けるという癖がある子供もいます。しかし、人前で性器を触ることは、性被害につながる可能性にも繋がりますし、いじめの原因にもなりかねません。また、手が汚れていれば、感染の危険もあります。下記に対応のポイントをまとめてみました。

・性器いじりをしているところを見つけたら、叱らずそっと声をかけ、さりげなくやめさせる。
・休み時間などに個別に性器の清潔や人前で触らないことなどについて指導する。
・勉強についていけない、家庭内で問題がある、性的虐待の可能性など、授業に集中できない可能性はないか、本人はじめ担任や保護者にも確認する。
・爪が伸びていないか、手洗いはできているか、性器やその周辺の痛みや痒みはないか、本人に確認する。
・保護者に事実と対応の仕方を伝える。

この時期の行為は自然になくなります。過剰に反応せず、どっしりと構え、見守る姿勢を持つことが重要です。
また、性器の観察は学校では難しいため、家庭との連携がとても大切です。保護者がびっくりさせないように伝える工夫もしたいですね。
　こうした性的な問題も、養護教諭の専門性の発揮できる場面です。日頃から他の教員や保護者の相談や質問に即座に対応できるよう、自己研鑽をしていきましょう。

50歳代／静岡／養護教諭

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2022/08/09 23:31
性器いじりは珍しい事ではなく、赤ちゃんの頃から男女ともに普通にあるものだと認識しています。わが子もそうでした。ただ、それが癖になっている場合もあれば、触ると落ち着くとか、かゆいとか、痛いとか何か理由があるのかもしれません。若い先生だと特に驚いてしまうかもしれませんが、そのことを隠したりしないで、保護者にも伝えて聞いてみればいいと思います。保護者目線として考えると、どんなことでもわが子の学校での様子を知りたいと思います。その上で、どんなアドバイスが有効なのか対策を考えればいいのではないでしょうか。
40歳代／静岡／養護教諭

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2022/08/03 22:18
自慰行為や露出癖などではないことは理解しますが、無意識であってもやはり周囲の人が驚く性的な動きはやめさせるべきだと思います。
家や教室だけではなく道路や公共の場で行うと、場合によっては大きな問題に発展する可能性もあるからです。
本人には「自分のプライベートゾーンは人前で触ったり、見せたりしてはいけないし、他人のプライベートゾーンに触れることもしてはいけない」という伝え方をするのはどうでしょうか？
50歳代／東京／大学教員

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2022/08/03 20:16
私自身は、性器いじりは低学年にはよくあることだと思っていたのですが、教員の中には過剰反応する方がいて、その反応のほうに驚きました。性的なことというのは、教育の世界では本当にタブー視されているんだな、と思いました。性について、自然に話せる雰囲気ができるといいのですが・・・。難しいですね。

40歳代／秋田／養護教諭

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2022/08/03 20:08
特別支援学校に勤務しています。
小学3年生の男の子で、性器いじりをしていることを担任を通じて保護者から相談がありました。
担任も教室内で目にしたようでした。

小さなお子さんには見られるとは聞きますが、保健室としては、まず性器の怪我や疾患ではないか確認しました。
問題はなく安心はしましたが、性器いじりをどうするかを考えました。

自慰行動ではないとはいえ、人前ではやらない(トイレなどでする)ことは約束しました。
また、その時の興味関心を他のことに移そうとしたり、家庭や学校での変化などに注意したりなど、試みました。

その後は自然とおさまっていったようです。
(もしかすると、気にならない程度になったのかもしれませんが…)
発達によって見られることは無理に止めさせなくてもとは思いますが、性的な部分ですので難しいです。
性教育での指導も必要なところもあるかと感じています。

30歳代／宮崎／養護教諭

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2022/08/02 22:01
一昔前にはよく見た光景でした。しかし、今では全くというほど見られないですよね。ましてや、新人養護教諭や新採用の女教師ではなおさらでしょう。

幼児期からのマスターベーションは男児にも女児にも珍しいことではなく、二次性徴期（子どもの体から大人の体に変わる、いわゆる思春期）以後の射精などを伴う発達段階とは別の行為です。

よって、そんなに深刻に考えなくても、家庭や学校でのしつけの一つくらいに対応すればいいのではないでしょうか。担任がそれを見つけたら、その子一人に「そこは、おしっこするときだけ触るようにね。ここではだめよ」くらいに。気になるようでしたら家庭に連絡する、でいいと思います。

今は家庭のトイレ状況も急速に変わり、ほとんどが、洋式便座型のトイレが一つあるのが普通だと思います。男性の排尿も座ってするという人もいます。しかし、幼稚園や小学校の男子トイレには小便器があるので、男の子には立ってする習慣もつける必要があるかもしれません。その時は性器を手で押さえて上手にすることを教えますよね。そんなときの感覚の名残行為かもしれません。

60歳代以上／海外／元養護教諭

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2022/07/03 15:59
私は養護教諭歴20年ですが、同じように相談された経験があります。
まずは、亀頭包皮炎や湿疹などがないかどうか確認する必要があると思います。かゆみや痛みで触っているのであれば、小児科や皮膚科などを受診し、治るものなので一時的なものです。確認すると言っても、養護教諭だからと言って性器をみるわけには行きませんから、保護者に掻いていたことを伝えて、確認してもらうようにするといいと思います。
一番良くないのは、頭ごなしにしかることだと思います。かゆみや痛みでない場合は、どういう子どもなのか、どういう家庭なのかを把握してから、やめさせる作戦を立てたほうがよいと思います。早いうちにやめさせるためにも、その行為にだけ目を向けるのではなく、本人がその行為をする背景を探ったほうが良いと思います。

50歳代／静岡／養護教諭