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2022/12/06 12:36
【SLIPERより】
令和元年時点で日本の義務教育諸学校に約96,370人の外国人児童生徒が在籍しており、この10年間で1.5倍と増加傾向にあります※1。中でも、日本語指導が必要な児童生徒数は令和3年の調査で約58,353人います。言語ではポルトガル語が最も多く、全体の約4分の1を占めています※2。このことから保護者も日本語に不自由さを感じているかもしれない、ということが容易に想像できます。
健康に関する連絡の際には、言葉の壁があるからこそ、さらに丁寧に対応するべきともいえるのではないでしょうか。では、どのように外国籍、または日本語が不自由な保護者とコミュニケーションをとっていけばいいのでしょう。
外国籍児童が多く在籍する自治体を調べてみると、通訳や外国語相談員等が所属する教育委員会もあります。保護者への連絡で通訳の活用をすることができます。他には、当事者の児童生徒を交えてどんな伝え方が伝わりやすいか話し合い、事前に多言語化したパンフレット等資料の作成をしておいたり、翻訳アプリなども含めた翻訳機の活用をしたり、絵・写真や動画などの視覚資料の活用、外国人にも分かりやすいやさしい日本語の使用などが考えられます※3。また担任が養護教諭よりも家庭の状況をより把握していると思いますので、家庭の中で誰に連絡するのが適切か(同居する叔母など親以外で日本語に堪能な場合がある)協力を仰ぐこともできるでしょう。加えて各自治体には国際交流センターや外国人サポートセンター等があります。こちらにどんな支援ができるか問い合せてみると何か情報を得られるかもしれませんね。
ただ、緊急連絡の場合に備えて、当地で外国籍児童生徒家庭をお世話するなど個人的に支援している方や保護者の勤務先の外国人担当者等がいれば把握しておくことも必要かもしれません。さらに、日ごろから外国籍児童生徒の保護者に、行事等で出会った際には、気軽に声がけするなどして、学校とのよい関係づくりをしておくことが大切ですね。
※1外国人児童生徒等教育の現状と課題 文部科学省総合教育政策局 国際教育課 令和3年5月
※2「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和3年度)」の結果(速報)について 文部科学省 令和4年3月25日
※3外国人幼児等の受入れにおける配慮について 文部科学省初等中等教育局幼児教育課 令和2年3月6日
50歳代/静岡/養護教諭
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2022/12/05 09:04
結論から言いますと「、、、担任を通して簡単にすませている」でいいと思います。
以下、私見です。
言語の壁があるのですから、他の児童やその保護者と同様に対応できないのは当たり前。しかし、国や自治体はその子の入学を許可している。つまり入学のための諸条件をクリアーしているはずです。面倒見すぎ、特別視傾向があるような気もするのですが。あとは学校側の運営方針と先生方の努力いかんでしょうね。何とか頑張るしかありません。他にも大きな問題(別の壁)を抱えた児童はいるでしょうし、これまで同様、時代に対応できる教育を目指しましょう。
移民の国アメリカの公立小学校には多国籍の子どもがたくさんいます。そういう学校に子供を通わせている日本人家族を何組か知っています。想像はつくでしょうが、とりわけ子供の教育には特に熱心で、毎日並々ならぬ努力を続けています。日本と異なるところは子供の責任はすべて保護者にあるということ。それができなければ入学許可が下りません。逆に先生側のミスで子供が怪我した場合などはすぐに訴えられるのでお互い必死です。
話を戻しますと、同じように、その外国籍家族の方々も異国の地で生き抜くために一生懸命頑張っていることでしょう。そういう小学生(その両親)の言語獲得能力は高いです。国際感覚の低い日本の教育界におられる先生方は、逆にその家族の進歩や成長に驚かされるかもしれません。
60歳代以上/海外/元養護教諭
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2022/11/23 21:04
私の学校にも外国をルーツにもつ生徒がいます。全く日本語ができない保護者、本人という場合もありますし、本人は、日本生まれで日本語ができるけれど、保護者は、日本語が片言である場合もあります。
私は、翻訳ソフトを使ってやり取りすることがあります。
口頭で説明する場合は、校内の語学ができる人に依頼する場合もあります。英語が通うじる場合はいいのですが、他の言語の場合は、翻訳ソフトが頼みの綱です。また、教育委員会にその保護者の言語に合わせた人材を派遣する支援がありますが、怪我などの緊急の場合は派遣が間に合わないので(多くは事前の依頼が必要)、できる範囲で伝えると言っても、怪我をした子どもに親に伝えてもらうとい言うことが多いです。
50歳代/静岡/養護教諭