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2023/05/08 20:09
【SLIPERより】
ニックネームで呼ばれていた、野外遊びボランティアの頃と今は何が違うのでしょうか。野外遊びで子どもたちと関わっていた頃の関係性は、仲間の一部としての関わり、言わば横並びの関係ではないでしょうか。そして、今の関係性はどうでしょうか。教員と児童という関係は、横並びの関係ではありませんね。管理職はその事について言いたかったのではないでしょうか。
では、なぜ野外遊びボランティアでは、ニックネームで呼び合っていたのでしょうか。それは、きっと友達のような、少し年上のお兄さん、お姉さんとの関わりであることを強調し、仲間意識を持たせるためだったり、信頼関係や親密さを感じさせる関係をつくるためだったりするのではないでしょうか。もちろん、野外遊びボランティアの頃と同じように、児童との信頼関係や親密さを感じる関係性作りは必要だと思いますが、それはニックネームで呼ばれることでのみ醸成されるものではないでしょう。
学校では、同年齢の児童、異年齢の児童、先生、地域の方など、いろんな立場の人との関わりの中で、いろんな関わり方を知るところでもあります。学校は小さな社会であるとも言えます。そこでの自分の役割はどんなものでしょうか。あなたが関わりたいと思う関わり方と、あなたが置かれている立場や役割としての関わり方について、考えてみましょう。
さらに、人権の観点から、児童同士がニックネーム(あだ名)で呼び合うことを禁止している学校もありますので、その背景を知ることも必要になると思います。
50歳代/静岡/養護教諭
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2023/05/04 09:30
『子どもへの職員紹介』の際に、あなたのあいさつの中で「ニックネームで呼んでほしい」と言ったということですね。やはりその場でそれを言うのはよくなかったと思います。転校してきた子がクラスで紹介されたときならいいかもしれませんが。
学校も社会の組織の一つです。勉強だけでなく、いろいろな意味で人間関係を学ぶ最初の場ともいえます。まず先生と生徒とを区別して学ぶ場がスタートします。そういう中で、先生とは、生徒とは、クラスメートとは、親しい友人とはなどを認識し、ニックネームはどんな時に使うのかが徐々に分かるようになるものだと思います。
あなたも、養護教諭という学校組織の一職員として採用されたわけですから、常識的な一線は心得ておくべきです。学生ボランティアと正規の学校職員とが子供たちにかかわることの意味、その違いを確認することが必要でしょう。
60歳代以上/海外/元養護教諭