設問

教えて達人 - ネットde事例検討

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2023/09/06 18:52
【Sliperより】
子宮頸がんの原因のほとんどは性交で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)です1)。現在、国内で接種できるワクチンは3種類1)あり、予防接種法による定期接種として公費で受けられます。予防接種は、ウイルスに感染していない初回性交前までに受けることが良いとされていることから、公費助成は小学校6年生から高校1年生の女性を対象としています。
 日本では海外のHPVワクチン情報を知る機会がありませんが、既に広く普及しており、カナダ、イギリス、オーストラリアなど接種率が8割を超える国もあります。スウェーデンではワクチン接種を受けた人全体では63%、そのうち17歳未満で接種した人では88%もがんになるリスクが減少していたことになり、若い時期での接種の方が、よりがん予防に効果的だったことがわかる成果も報告2)されています。
 平成25年(2013年)にHPVワクチンが定期接種化されてから、相談者さんの言う通り接種部位以外の体の広い範囲で持続する疼痛が報告されニュースになりました。このためHPVワクチンの副反応について分析・評価され、令和3年(2021年)11月に接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。
 平成25年(2013年)から令和3年(2021年)に接種を勧める取り組みが差し控えられていた期間に、公費ワクチン接種の機会を逃した人がいます。その対応として、平成9年度生まれから平成17年度生まれの女性は令和4年(2022年)4月〜令和7年(2025年)3月の3年間公費ワクチン接種3)ができます。この時期が過ぎてしまっていたとしても、今後、性交する可能性が高い若い女性であればワクチンを受けることは有効です。
 荷が重いからと返答するのを避けるのではなく、養護教諭として、上記のような正しい情報を教えましょう。そして、中学生では、まだ自分だけで判断できない可能性もあります。その情報を基に保護者とよく話し合って決めることを伝えましょう。思い悩むようなら、案内通知に書かれてある区市町村の窓口や厚労省のHPVワクチン相談窓口4)に疑問点や不安な点を相談してみることを勧めましょう。
 最後に、ワクチンを受けたからと言って、子宮頸がんに絶対にならないとは言い切れません。ワクチンは全ての型のHPV感染を予防できないため、ワクチンを受けた人も定期的ながん検診は受ける必要があることも添えて伝えてください。

1)政府広報オンライン 子宮頸がんの予防効果が高い9価HPVワクチン が公費で接種可能に
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202306/1.html
2)Buzz Feed News 17歳未満でのHPVワクチン接種で子宮頸がんを88%減少 がん予防効果を示した論文は世界初
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/hpvv-cervical-cancer
3)厚生労働省ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ〜キャッチアップ接種のご案内〜
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.html
4)厚労省 相談窓口
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/inful_consult.html

50歳代/静岡/養護教諭
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2023/09/02 03:06
私ならこう答えます。

「日本では国が打つことを強制しているのではなくて、打つことを勧めているだけです。したがって、打つか打たないかは本人自身が決めることなのです。とは言ってもどうしていいかわからないよね。両親の意見や、アドバイスできそうな人にきくとか、ネットなどで自分で調べることもできる。でも情報が多すぎて困っちゃうよね。それで、私個人の答えだけど『打たないほうがいい』と思うよ。」です。

全世界に広がったコロナ騒動で思い知りました。真実を報道しない、あまりにも目に余る「嘘情報」のオンパレードでした。新型コロナによる死亡者よりも、ワクチンや関連する疾病やメンタルへの影響による死亡数が増加しました。

これを受けて、専門家の養護教諭としてご自分の意見をきちんと持つ努力をすべきですね。コロナ騒動で勉強した事柄と共通するものがたくさんあるはずです。そもそも子宮頸がんの予防接種など必要ないと思っています。頑張ってください。

60歳代以上/海外/元養護教諭
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2023/09/01 13:25
娘が2人いるのですが、20代後半になりました。ちょうど接種の話が始まった頃、中学生と高校生だった娘たちにはすぐに接種させました。がんが注射で防げるなんて夢みたいな話だと娘たちも言っていました。その後副反応の問題が出てきて驚きました。そしてまた最近、接種した方がいいと・・・。国の対応に首を傾げてしまいます。国の説得、説明のスキルが低すぎること、センセーショナルに報道をしたマスコミの問題だと思っています。接種を始めた当時、すでに十分その安全性は確認済みだったはずですから。この件については、養護教諭の先生に求めることはありません。
50歳代/福島/保護者
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2023/08/20 07:42
「私は自分の娘には接種させた(させる)よ」と答えています。
日本はとかく予防接種の副作用ではないかと言う症状が現れると
大きく報道されがちで、予防接種によるメリットの方が伝わり辛い
日本の問題があると思います。

40歳代/東京/養護教諭
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2023/08/20 07:33
対象学年の生徒に配布した(配布するよう指示された)プリントの内容
そのままを伝え、それ以上のことは無理して言わなくて良いと思います。
不安や質問が有れば、各家庭に送られて来た接種連絡に書かれてある
行政のワクチン接種窓口に連絡してみて下さい、と。

私は養護教諭がってよりも、産婦人科医や思春期や癌の研究者などが
接種の普及や推奨について検討していくべきかと考えます。


30歳代/山梨/養護教諭
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2023/08/02 19:52
以前に副反応の問題があり勧奨しない時期がありましたよね。行政が打てって勧めているんだから、打ったほうがいいというのは簡単ですが、それでは専門職として物足りないと思います。やったほうがいい、やらない方がいいという判断をするのではなく、ってきた生徒がどんなことを心配しているのか一緒に考え、行政の示す情報を伝えて、自分で判断するように手助けすることが大事だと思います。
50歳代/静岡/養護教諭
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