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2024/10/09 10:08
【SLIPERより】
近年の女性の社会進出は目覚ましく、総務省の「2023年度労働力調査」では女性の就業者数は3059万人で、雇用者全体の45.3%となっています。しかし、現状として雇用者数に男女比がある職業は多々あります。
【看護師】(令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況)
女性91.4% 男性8.6%
【保育士】(令和2年保育士登録者数等(男女別))
女性96.0% 男性4.0%
【幼稚園教諭】(令和6年学校基本統計)
女性93.3% 男性6.7%
【養護教諭】(令和6年学校基本統計)
女性99.8% 男性0.2%、
そしてこのような職業別の男女比率については、世界データでも同様の傾向を示しています(
https://honkawa2.sakura.ne.jp/2705.html)。
現在でも、男女で上記のような雇用差があるので今回の「女子児童の対応を任せることに不安がある」といった校長の発言があったのだと思います。
しかし、大学や専門学校などは、男女を分けず実習生として配慮すべき点を十分に学ばせた上で、実習先に学生を送り出し、上記のような資格や免許の取得の実習を受け入れている学校や施設の多くも、男女に差をつけずることなく、平等な実習を実践していると思います。
教育の場においても、「男性の仕事」「女性の仕事」といった概念を払拭した、新しい考え方を持つ時代になっています。
養護実習は男女関係なくできますが、女子児童に触れる場合や二人きりなる場合は、女性の教員に代わるか、女性の教員を同席させることも場合によっては必要な状況もあることを指導しておきましょう。
男性養護実習生が女子児童のプライベートゾーンまたはプライベートゾーンの近くを視診・触診する場合や着替えをさせる場合は、あなたが傍にいて女子児童が不快な思いをしないよう配慮すること、また、女子児童の悩み相談を聴く場合には、扉を開放することを指導しましょう。
誤解や要らぬ疑いをかけられることがないよう、自身を守るためにも、実践を通して、今後、男性養護として働いていくことに繋がる具体的なアドバイスができる機会になると思います。
養護教諭の実習生を引き受けるのはあなたです。校長が上記のような発言をしてしまう背景を把握しつつ、男女に関係なく、自分の後輩を育てるために出来ることを考えて、実り多い実習となるような計画を立ててあげましょう。
50歳代/静岡/養護教諭
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2024/09/29 05:02
私には校長の言っている意味がさっぱり分かりません。何を恐れているのでしょう。養護教諭を目指している男子学生を悪漢とか変態だとでも思っているのでしょうか。それこそ男女差別ですよね。それなら、男性産婦人科医、男性看護師、男性保育士、そして男性教師はどうなんでしょう。これらの学生が女児や女性の対応に不安があるからと別の実習計画が立てられているでしょうか。
結論は、あなたの思っているとおり「いろいろ学べるいい実習にすべく、男子学生、女子学生の区別なく快く迎えてあげること」だと思います。
校長には、できたら、あなた自身が実習教官として、どう学生を迎え指導していきたいかをきちんと話すようにしたらよいと思います。もし自信がないなら、教務の先生や校内で信頼できる先生にお願いして一緒に話すことです。
投稿2の方のように、男子学生の実習受け入れ先がなくて苦労したというのも驚きでした。これは受け入れ養護教諭側の問題です。これらの養護教諭も根底は今回の校長と同様です。「このご時世、男子学生だからと断ってくるなど悲しく、残念」としか思えません。
60歳代以上/海外/元養護教諭
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2024/09/22 12:23
同じことを経験したことがあります。
複数の小学校、中学校、高校に男子学生の養護実習をお願いしたのですが、なかなか受け入れ先が見つからず、最終的に男子高で受け入れて頂きました。
保育士や幼稚園教諭、看護師の養成機関でもこのような問題が発生しているのか?知りたいです。
50歳代/東京/大学教員
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2024/09/14 13:39
相談者さんも、「このご時世に」と書いていますが、私もその通りだと思います。男性養護教諭は少ないので、確かに、「初めて見る」人が多いかもしれません。だからと言って、女子児童の対応を任せるのが不安だというのは、まちがった思い込みだと思います。
私自身は、男子学生の実習生を受け入れたことはまだありませんが、もし、きても実習内容を分けることはないと思います。
50歳代/静岡/養護教諭