設問

教えて達人 - ネットde事例検討

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11 Safari
2018/12/05 09:34
【SLIPERより】
子どもを心と体の両面からアセスメントできることは、養護教諭の特質のでそれを活かしましょう。あなたはすでに、男児のこれまでの学校生活の様子や母親の話などから、頭痛やめまいの症状の原因が、担任のいうような怠惰ではなく、なんらかの病気ではないかと予想していたのだと思います。それが研修会で「起立性調節障害」を学び、確信に変わったということですね。確かにもう少し早く気づき、動いていれば・・・という後悔の気持ちはわかりますが、今からでも遅くはありません。まずは、改めて心と体の両面のアセスメントから始めましょう。これまでの保健室利用や欠席状況の記録、既往歴を確認しましょう。担任からも、男児の学級や家庭での様子などの情報を集めましょう。それと同時に男児に対して、体調の良い時や午後からなど、登校につなげる提案もしてみましょう。短時間でも学校との繋がりを持つようになることで男児や家族との信頼関係ができ、より詳しい情報が得られるかもしれません。こうした情報を整理した上で、学校医やカウンセラーに相談してみましょう。起立性調節障害や慢性疲労症候群、脳腫瘍などの病気の可能性を否定できない場合、その根拠を示しつつ、担任や管理職に報告しましょう。そして保護者には、まずかかりつけの医師に相談することを勧めましょう。もしも起立性調節障害などの病気の疑いがあるとされた場合は、専門医を紹介してくださるでしょう。身体的な異常はないと判断された時も、精神科やカウンセラーを紹介してくださるかもしれません。場合によっては、事前に養護教諭から医師に状況を伝えた上で診ていただくことが早道になるかもしれません。受診後は改めて、担任、保護者、本人と養護教諭で今後の方針について話し合う機会を持つ必要があるでしょう。心の問題だった場合も、中学校入学を見据え、男児が学校と繋がり続けられる方策を考えましょう。病名や診断名を確定させることがゴールではなく、身体にあらわれる情報を大切にし、心理的な反応が身体を通して表出されることもあることを念頭に置き、少しでも学校に登校できるように支援する、養護教諭ならではの視点で子どもを見ることを大切にしたいですね。
40歳代/静岡/養護教諭
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2018/12/02 08:20
私は通常、身体症状がある場合には、そちらをまず病院などで見ていただくことを考えています。それで身体には問題がないとわかれば、そのほかの原因について考えます。ですから、めまいや頭痛を訴えているのに、さぼりではないか、と考えるのは安易ではないでしょうか。2ヶ月経ってしまったけれど、気づいた時が行動する時です。まずは学校医やかかりつけ医に受診していただくようアドバイスなさるのはいかがでしょうか。
50歳代/新潟/養護教諭
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2018/11/29 00:38
これは典型的なバーンアウトによる心気症状だと思います。担任は「怠けるような子ではなかった」。母親は「いい子してた」とのことで分かります。日本の子供は平和で豊かな環境にどっぷり浸かっている。貧困や戦争下で、学校にもろくに行けない子供たちとは大違いです。それで、このような現象が起こるのはごく自然のこと。

6年生のこの子は心身ともに大人の準備が始まったのでしょう。親の姿勢は子供に大きく影響しますので、親子ともども勉強するよい機会になるのではないでしょうか。子供が自立できるよう、親がどう対応していくかが鍵でしょうね。

学校では、いじめなどないかどうか、養護教諭はこれまでの彼の健康記録や観察で、病気に繋がるものがあるかどうかを見て、特に何もなければ家庭に任せるようにするのがいいと思います。

60歳代以上/海外/元養護教諭
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2018/11/25 16:43
私も同じような経験があります。今まで欠席もなく保健室に来るような子ではなかったのに、急に休みだしたり保健室に毎時間来るようになったりと。だから母親が「疲れちゃったのかな」というのも分かる気がします。担任にクラスでの様子を聞いたり、母親に家庭での行動の様子を聞いたり、本人とゆっくり話を聞く時間を設けることで解決の糸口が見つかるのではないでしょうか?
40歳代/群馬/養護教諭
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2018/11/24 20:29
相談者さんが、何かしなければと思って投稿した気持ちを是非、実行に移しましょう。まずは、午後から元気になるのであれば午後から登校にしましょう。怠けと思っている担任ならば、なおさら登校を勧めることへの協力はしてくれるでしょう。教室に入る事に抵抗があるのならば、どこか別室を準備して指導体制を整えましょう。それは養護教諭だけでなく、管理職に相談して学校全体での対応を考えて貰いましょう。そこでの勉強や作業を一緒にしていく中での会話から少しずつ解決の糸口が見つかるかも知れません。
また、2ヶ月も体調不良が続ければ、普通の親ならば既に病院に連れて行ったと思いますよ。一回病院に連れて行ったけど、どこも異常がないと言われてしまったとか、医師が不登校と決め付けた問診だったので不信感を抱いてしまったとか、何かあるかもしれません。確認してから、医療へは慎重に繋いだ方が良いかもしれませんね。
さらに母親の「いい子にしてたから......」という言動が意味深です。つまり、児童は、誰かの期待に応えるために少々無理して頑張っていたという解釈もできます。親の望む通りに勉強を頑張っていたのか、クラスの仲間に気を遣って合わせていたのか、カウンセラーと連携し、良い子にしなければいけなかった理由及び、それがストレスとなっていなかったかを、児童の気持ちを聴いてみましょう。
起立性調節障害であっても、無くても、児童への過度な負担を取り払い、午後からでも登校してみないかと促し、生活リズムを整えることを養護教諭として指導してみてはいかがでしょうか。
もし、起立性調節障害と診断されたら「やさしくわかる子どもの起立性障害」洋泉社刊 が参考になるかもしれません。直ぐに決め付ける担任に意見するときには、是非、引用すると良いかもしれません。

40歳代/東京/養護教諭
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2018/11/24 12:46
読んでいて自分のことだ!と思ってしまいました。私も、似たようなことがあります。何かおかしいなとか、何かあるんじゃないかなとか思っても、新人の自分が先生たちに意見を言うなんて・・・。と言う気持ちが出てしまって言えません。ダメなのはわかっているのですが、恥を承知で言えば、自信がないし、親子くらい年の離れた大人に意見するのは怖い。これが私の本心です。でも、スキルラダー のみなさまの書いたものを読んで、自分はプロじゃないな、変わりたいと思いはじめました。子どもたちのために、若くても一任職としての責任が果たせるようになりたいです。今後もこのような勉強の場をぜひ提供し続けてください!期待しています。
20歳代/青森/養護教諭
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2018/11/24 10:14
担任の先生の発言も気になりますね。言い捨てられるように言われると、その意見に対して異論をいいずらいですよね。
担任が自分の考えを子供や保護者に伝えるとは限りませんが、根底にそのような考えを持っていると、子供には伝わってしまうものです。子供ファーストで、子供側に立った対応を養護教諭はすべきだと思います。とにかく、いま、困っていることに焦点を当てて、今後どうしていくか、医療機関への橋渡しも含めて相談すべきだと思います。その際の相談相手ですが、担任の先生が、自分がなんとかしなければという気持ちが強い方ほど、養護教諭は口を出すな、という風に言われることもあります。学年主任や、スクールカウンセラー、学校医、管理職、周囲のベテランの養護教諭に相談してみてはどうでしょうか。

40歳代/静岡/養護教諭
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3 SO-03H)
2018/11/09 21:37
>>1
この時点で調節障害を疑うのは時期尚早かと。。。
ちなみに、朝起きれない、頭痛などの症状は心疾患やうつ病でも起こり得ます。
30歳代/香川/スクールカウンセラー
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2 SO-03H)
2018/11/09 21:33
頭痛やめまい、朝に起きることができない原因には様々なものが考えられます。
そのため、内科(循環器、神経内科等)、耳鼻科、心療内科、児童精神科などの観点から疾患のリスクを否定する必要があります。
まずは近隣のかかりつけ小児科やメンタルメンタルのフォローもしてくれる小児科への受診を勧め、そこであたりをつけてその後の方針を決定するのがいいかと思われます。

ちなみに、スクールカウンセラーへの相談についてはスクールカウンセラーという職種がメンタル面以外の疾患を否定してしまいがちなこともあるので、その点について注意する必要があるかと思われます(スクールカウンセラーである私が言ってはいけないかもですすが。。。)。
30歳代/香川/スクールカウンセラー
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2018/11/06 17:43
今からでも遅くありません。今後どう支援していくのか、相談しないといけないと思います。まずは、現在の状況を整理して見る必要があります。男子児童には主治医がいるのでしょうか。お医者さんの見立て、担任の先生の見立て、養護教諭の見立てをすり合わせて、支援の方策を考えましょう。起立性調整障害があるのではと考えるのであれば、まず、男子児童の表れを、学校医に養護教諭から相談して見るのはどうでしょうか。学校医からもその症状であれば、起立性調節障害を疑ったほうがいいと言われれば、保護者に、受診を強くすすめる根拠になります。
40歳代/静岡/養護教諭
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