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その内に、ポピイは、いよいよ御主人のおともをして、下町へ出かけました。今日こそは、どうしてもモーティを見つけなければならないと思って、ポピイは一生けんめいです。オートバイらしいものがあるとポピイはランプの眼をくりくりさせて見すえました。すると、ふいに、一町ばかり先を赤いオートバイがちらッと通りました。あっと思う間に、そのオートバイは横丁へ曲ってしまいました。ポピイは気ちがいのようになって後を追いました。どうしてもモーティにちがいないと思ったからです。乗っていた御主人は、びっくりして、車を返そうとしましたが、てんでハンドルがききません。 ポピイは御主人の行く先などは、すっかり忘れてしまって、いきなり、その横丁へ飛びこみました。赤いオートバイは、もう、また向うの町角を曲るところです。ポピイは、このへんの道をよく知らないものですからよけいにあせりました。見失ったら、もうおしまいです。
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