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新劇といふ言葉も、可なり古くなつた。そして、新劇といへば、もう世間で、あああれかと思ふやうになつた。 ところが、われわれの目指してゐるのは、そんなものではない筈である。少くとも、今日、情実を離れて新劇を云々する者は、現在の新劇に幾分愛想をつかし、なんとかならぬものだらうかといふ嘆声をひとしく漏らしてゐる。 ある者は、新劇が面白くないと云ふ。面白いとか面白くないとかいふのは、その人々によつて標準が違ふから、これはなんとも云へぬが、兎に角、その理由をいろいろ挙げて、打開策を講じるといふ傾向が見えはじめた。
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