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服装については、いちばん目につくものであり、そして普通に調和が重んじられるものだけに、明治末期以来のでたらめさを、眼のあるもの、心あるものは十分に気づいてゐる筈であるが、それほど趣味の問題を云々しなくても、およそ文明の洗礼を受けた人間の服装とは思へぬやうな奇々怪々な風俗を、だんだん多くみるやうになつて来た。 もちろん、なかには、いろいろな思惑から、故意に傍若無人な風体をこらしてゐるものもある。戦時中や戦後の、ある程度やむを得ざる「なりふりかまわぬ」状態は、こゝに問題としない。 私の特に指摘したいのは、いまどき、女が(最近たまたま男がさうしてゐるのを目撃した)子供をおぶつて外へ出るあの習慣である。
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