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あなたがいたため、ただ、もっぱら、あなたがいるということのために、あの人たちは部屋から出られなかったのだ。なぜかというと、あの人たちは、朝、眼がさめた直後には、あまりに恥かしがり屋で、あまりに気持が傷つきやすいので、他人の眼に自分の姿をさらすことができないのだ。あの人たちは明らかに、たとい完全に身づくろいしていても、それでもまだあんまりあらわすぎて自分の姿を人に見せることはできないと感じている。なんであの人たちが恥かしがるのか、いうことはむずかしいけれど、おそらく永遠の働き手たちであるあの人たちは、ただ自分たちが眠ってしまったというだけのために恥かしがっているのだろう。だが、おそらくあの人たちは、自分の姿を人に見せること以上に、見知らぬ人びとに会うことを恥かしがっているのだろう。
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