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323.米原
>>322家庭科室には、シンクとコンロのついた、大きなテーブルが6つ並んでいる。
その内の一つに、駿介は乗せられた。
四つん這いの格好をさせられ、貞操帯に包まれたペニスの先には、ワイングラスが設置されていた。
千佳はまず、駿介の股間から貞操帯を外した。
包皮を被ったペニスは我慢汁でどろどろに汚れ、限界まで勃起していた。
アンリレナがスンスンと鼻を鳴らした。
「こんなにいやらしい匂いを振りまいて、恥ずかしくないのかしら、駿介」
駿介のペニスが大きく脈打ち、我慢汁が包皮の先端からとろりと滴った。
呻き声交じりに、恥ずかしいです、と答えた。
「ふふ、そうよね。駿介、正直に答えなさい。私の家畜を止めたいと思う?」
駿介はしばらく荒い吐息をもらすばかりだったが、ゆっくりと首を縦に振った。
何の目的があっての質問だったのか、想像する余裕もなかった。
「だったらゲームをしましょ。その粗末なおちんちんを、千佳ちゃんに剥いて貰いなさい。
エッチなお漏らしせずに、立派な大人ちんぽになったら、開放してあげる。ご褒美にセックスもさせてあげようかしら」
ゆっくりと顔を上げる駿介。
何度も希望をチラつかされ、その度快楽をもって絶望に叩き落されて来た。
今度もそうに違いないと分かっていながら、わずかに残るプライドが、チャンスを見逃すなと訴える。
胸の鼓動が高まり、緊張の汗が滲む。
搾り出す様に、言葉を発する。やります。
千佳が吹き出した。
「あはははっ、本当に? 本当に我慢出来ると思ってるの? ちんぽ汁びゅるびゅるするしか能が無いくせに?」
嘲笑を受け、駿介の決意が一瞬揺らいだ。
(いや……ぜ、全部、この淫魔が悪い……! 耐えて見せるんだ、絶対に……!)
アンリレナへの憎悪を滾らせ、全身を力ませる。
馬鹿じゃないの、と千佳は罵りながらも、駿介の背後に回った。
細く白い指が、駿介の包茎ペニスを摘まむ。
駿介には、絶対に射精を堪える事が出来ない、と考えている千佳は、左手でグラスを持ち上げ、ペニスに近づけた。
ゆっくりと包皮が剥かれ始める。
「んっ、おうぁっ……はぁっ、はぁぁぁっ、……んくぅ……」
絶頂に至るまいと踏ん張る駿介の顔は真っ赤に染まっていた。
歯をギリギリと食いしばり、肉体の全てに力を込める。
一瞬でも気を抜けば、呆気なく精液を吐き出してしまいそうだ。
たっぷり刻み込まれて来た快楽が、一気に襲い掛かってきている。
「半分まで来たよ。……意外と頑張ってるけど、最後まで持つかな?」
千佳の言葉を受け、駿介は自身に言い聞かせる。
半分耐えた。残る半分も耐えられるはずだ。耐えるのだ。
ねっとりとした脂汗が、体中から染み出す。
苦しさと快楽が混ざり合い朦朧とする頭の中で、ひたすら「耐えろ」と唱え続ける。
駿介は、不意にペニスに小さな振動を感じた。
次の瞬間、千佳の大きな笑い声が響いた。
「ぷっ、く……あはははっ、ゆーっくり少し剥いただけで、プルプルしっちゃって、情けない。半分も耐えられる訳ないでしょ? さっさと精液びゅっびゅっしちゃいなさい。ほらっ」
千佳は、我慢汁塗れの包皮を、一気に剥いた。
「あぐっ、あぁっ! あぁぁぁぁぁっ!!」
駿介はあまりの快感で目を白黒させ、嬌声を上げた。
ぷりっ、と勢い良く亀頭が露出した。それとほぼ同時に、駿介は果てた。
ぶびゅっ、びゅくるるっ。
精液は勢い良く放たれ、飛沫を撒き散らしながらも、ワイングラスを満たしていった。
我慢に我慢を重ねた後の射精は、凄まじい快感を生み出し、断続的も精液が吐き出される。
たっぷりと精液を注がれたグラスをアンリレナへ渡し、千佳は駿介の睾丸を強く握った。
突然の痛みに、悲鳴を上げる駿介。その耳元で千佳が囁く。
「本当に情けないちんぽだね。アンタには家畜が一番向いてるよ」
「あ……あぁ……あぁぁぁ……」
絶望的な表情で、か細く呻き声を上げながら、駿介は崩れ落ちた。
白濁液で満たされたグラスを傾けつつ、アンリレナは冷酷な微笑を浮かべた。
「駿介。貴方の事が良く分かったわ。午後からは、授業を休んで躾け直しをする必要があるわね」
*
駿介は制服を着て、保健室に向かっていた。
格好も向かう先も、アンリレナからの要求だった。
保健室の扉に手を掛け、思い悩む。
制服を着せられる際に、媚薬の効果も取り除かれた。逃げ出すには絶好の機会だった。
アンリレナが発した「躾け直し」の意味を考えると、扉の先には恥辱と快楽の罠が待っているのは明確だ。
逃走した所ですぐに捕まるのではないか、わずかな望みでもそれに賭けるべきではないか。
二つの選択肢に挟まれ、駿介の心情は揺れ動いていた。
(……なんだ?)
保健室の中から微かに声が聞こえた。
思考を一度止めて、耳を澄ます。女の声。それも――、喘ぎ声。
胸の内に、好奇心が湧き上がってくる。
淫魔に捕らえられているが、責められる一方で、女性の痴態は見た事がなかった。
童貞の駿介には堪えきれない誘惑だった。
そっと扉を開き、隙間から様子をのぞき見る。
真っ白なシーツの上に、裸体があった。
(全裸の女の子……? あっ……あれは、関村さん……!)
裸の女性が想いを寄せる同級生である事に気付き、駿介は股間を膨らませた。
(いや、これはどうせ罠だ……)
理解していながら、駿介は目を逸らせずにいた。
手が自然と股間に伸び、勃起したペニスを揉んで刺激した。
はぁはぁと息は荒くなり、千佳のオナニーを鑑賞しながら射精してしまいたい欲求が沸き上がる。
「芦野……君……?」
突如名を呼ばれ、駿介は心臓が飛び出るような思いをした。
覗きを見つかった!
頭を支配していた欲情の火は一瞬で消え失せ、焦りの感情で一杯になる。
逃げ去ろうにも極度の緊張により、身体が上手く動かせなかった。
次の言葉に、駿介の混乱は加速していく。
「来て……一緒に気持ち良くなろうよ……」
緊張が解れぬ内に、罠と疑っていた事を思い出し、思考と感情が揺さぶられる。
(覗きがバレた! これは罠だ! 逃げなきゃ! でも関村さんが裸で呼んでる!)
どうにもならない状態にある駿介は、不意に肩を叩かれ、飛び跳ねた。
「ふふ、そんなに驚いてどうしたのかしら?」
アンリレナだった。
彼女は笑みを浮かべて、駿介の頬を撫でると、「罠じゃないわよ」と言った。
「彼女を発情させたここまで連れて来たのは私だけどね。……抱いたからと言って、貴方に不利益がある訳じゃないわ」
駿介は、ますます訳が分からなくなった。
千佳を発情させる事くらい、淫魔であるアンリレナには容易い事だ。
アンリレナの説明を理解する事は出来ても、意図は汲み取れない。
罠を張っている訳でもないのに、駿介の眼前に餌を置く必要が分からなかった。
「随分怖い顔してるわね。まさか疑ってるのかしら? 貴方ごときに私が策を弄するとでも? 現実を見せるだけ十分なのよ」
「どう言う意味だ!」
駿介に食って掛かられると、アンリレナはますます嬉しそうに顔を歪めた。
「貴方の粗末な物で女の子を満足させられると思う?」
コンプレックスを刺激する言葉に、駿介はドキリとした。
もっとも触れて欲しくない所を、憎むべき相手に指摘され、心臓を鷲づかみにされた様な心地だった。
「例え、発情して誰のちんぽでも咥えて股を開きそうな子でも……無理よ。大人しく飼われていた方が幸せじゃないかしら?」
駿介は思い切り歯を食いしばった。
そうでなければ、目の前の美女に殴り掛かってしまいそうだった。
千佳を尻軽女の様に言われ、コンプレックスを揺さぶられ、駿介は怒りを溜めていた。
「早く……んっ……あ……来て、よ……」
喘ぎ声混じりに、急かす千佳。
駿介の怒りが一瞬緩むが、アンリレナはさらに彼を煽った。
「呼んでるわよ? 行かないの? ……怖いのかしら。女の子に粗末なちんぽを見られて、がっかりされちゃうかも知れないものね」
駿介はむっとした表情を浮かべたが、何も言わずに保健室に入り、戸を閉めた。
アンリレナはそれ以上追わなかった。
保健室の中に入ると、駿介は怒りに身を任せ、上半身をさらけ出して、千佳に覆いかぶさった。
「やっと来てくれた……芦野君……大好き……!」
瞳を潤ませ、猫なで声を出す千佳は、まさに発情した雌だった。
(大丈夫、大丈夫だ……! 関村さんには悪いけど……俺は……!)
千佳は両手で駿介の頬を捕まえると、自らの唇に導いた。
唇同士が重なった。
突然の事に驚きながらも、伸ばされた千佳の舌を口内に受け入れる。
ねろねろと口内を舐めまわす千佳に負けじと、駿介も自身の舌をそこへ絡めた。
(こ、これがキス……気持ち良い……!)
初めて味わう快感と興奮に、駿介は何もかも吹っ飛んでしまいそうな衝撃を受けた。
「ん……ん……ぷはっ。はぁ……はぁ……おちんちん、ちょうだい……」
端から涎を滴らせる可憐な唇から、淫らなおねだりが発せられる。
駿介は膝立ちになって、ズボンを脱いだ。
下着に手を掛けると、アンリレナの言葉が脳裏を過ぎった。
(粗末な……ちんぽ……)
鼓動が早くなる。
彼女が予見したとおりの結末を迎えたら、立ち直れない。
ちらりと千佳を見ると、期待する様な眼差しを向けられていた。
恐怖に駆られ、逃げ出したくなるが、駿介は怒りを思い出し、自身を奮い立たせた。
下着を脱ぎ捨て、勃起してもなお、大きいとは決して言えないペニスを、千佳の眼前に晒した。
千佳の表情が、雌の顔から、きょとんとしたものに変わる。
「あ……あ……こ、これ……は……!」
駿介は、上手く呼吸が出来なかった。
見下すでも、罵倒するでもなく、ただ呆気に取られているだけの様子。
恐ろしく絶望的な沈黙が2人を包む。
それに耐えられるほどの大胆さは、駿介になかった。
見る見る萎縮するペニス。
勃起してもサイズ不足の否めないそれは、見る耐えない程になった。
「ご、ごめんね……」
俯いた千佳から発せられた謝罪の言葉。
意味する所は、千佳が傍らに畳まれていた制服を手にした事で、駿介にも理解出来た。
焦りに苛まれながらも、駿介は千佳を呼び止めた。
「でも、小さくなっちゃったし……」
困った様な笑みを浮かべて、千佳はブラジャーを着けた。
駿介はもう一度勃起させようと、自身のペニスを握り、シゴき始めた。
僅かながらに、固さと大きさを取り戻す。
すでに千佳はシャツに袖を通し、ジャケットを羽織れば着替え終えてしまう所だ。
「ま、待って! 大丈夫だから! ほらっ……! うっ……!!」
さらに勃起させようと、包皮を剥いた駿介は、その衝撃で果ててしまった。
ぴょこんと中途半端に勃起したペニスから、精液が迸った。
その様子を見ていた千佳は、落胆した様に首を振り、さっさと保健室を出た。
残された駿介は、床に膝から崩れ落ちた。
「これが現実よ」
音も無く保健室に忍び込んだアンリレナが、ソファに掛けて冷たい宣告を放った。
顔を上げた駿介は、憎々しげにアンリレナを睨んだ。
「私の所為、とでも言いたいの? 私は何もしていないわよ。貴方が自分の意思で生きていくのなら、遅かれ早かれ味わう事になる屈辱よ」
ふわっ、と飛翔する様に、駿介に近付き、耳元で囁きかける。
「悪魔なんかより、人間の方がずっと残酷で強欲よ」
駿介はアンリレナを突き飛ばそうと身体を捻るも、彼女の姿はなかった。
周囲を見渡す駿介だが、アンリレナの姿は見つけられない。
「くっ……!」
突然ペニスを握られ、思わず呻き声を漏らす駿介。
アンリレナは、背後から抱きしめる様な体勢で、駿介のペニスを優しく撫でる。
「こんな物で満足するかしら? 貴方のこれは、明らかに劣った、小さく、醜いペニスよ」
繊細な指先による愛撫に、ペニスはむくむくと勃起していった。
一度射精した後とは思えない程、はち切れんばかりに膨らんだ。
その先端を覆う包皮をアンリレナはずり下ろす様に剥いた。
駿介の口からは呻き声が漏れ、腰が砕けるような快感が彼を襲った。
「ふふふ、今度はお漏らししなかったわね。偉いわよ」
アンリレナは子供をあやす様に、駿介の頭を撫でた。
安堵。駿介は確かにそれを感じてしまった。
全てを預けて、身を任せてしまいたくなる。
程よいぬるま湯に使っている様な心地。
「私だけよ。こんな事で褒めてくれるの。普通の子にとっては、射精しないなんて当たり前の事。……さっきの反応で分かってるでしょう?」
駿介の脳裏に浮かぶ、千佳の引きつった笑み。
胸を締め付けられる。もう二度と、味わいたくはない。強くそう思ってしまう光景だ。
「何故か分かる? 期待しているからよ。どれだけ自分の肉欲を満たしてくれるか、ね。それに応えられる? 期待されるプレッシャーに耐えられる?」
耳元で囁きかけながら、アンリレナは駿介の全身をそーっと撫で回す。
ビクビクと震えるペニスからは、我慢汁が溢れ出し手いる。
快楽と共に流れ込んでくるのは、男としてのプライドを捨ててしまう事への誘惑。
つい先ほど、心を折られる体験をした駿介には、とても甘美な誘いだった。
「私に飼われていれば、何も心配する必要はないわ。ただ、気持ち良くなれば良いの。望むなら、どんな子だって操って、貴方のペニスを可愛がらせてあげる」
限界だった。
愛撫による快楽に酔わされ、甘く囁く美声に心を奪われる。
「お、俺……俺……俺を飼育してください!」
泣きそうな声で、駿介はアンリレナ乞う。
男である事を辞め、精を放つ為だけの存在に、して欲しい、と。
「ふふふ……これからも私の為に美味しい精液を作るのよ」
その内の一つに、駿介は乗せられた。
四つん這いの格好をさせられ、貞操帯に包まれたペニスの先には、ワイングラスが設置されていた。
千佳はまず、駿介の股間から貞操帯を外した。
包皮を被ったペニスは我慢汁でどろどろに汚れ、限界まで勃起していた。
アンリレナがスンスンと鼻を鳴らした。
「こんなにいやらしい匂いを振りまいて、恥ずかしくないのかしら、駿介」
駿介のペニスが大きく脈打ち、我慢汁が包皮の先端からとろりと滴った。
呻き声交じりに、恥ずかしいです、と答えた。
「ふふ、そうよね。駿介、正直に答えなさい。私の家畜を止めたいと思う?」
駿介はしばらく荒い吐息をもらすばかりだったが、ゆっくりと首を縦に振った。
何の目的があっての質問だったのか、想像する余裕もなかった。
「だったらゲームをしましょ。その粗末なおちんちんを、千佳ちゃんに剥いて貰いなさい。
エッチなお漏らしせずに、立派な大人ちんぽになったら、開放してあげる。ご褒美にセックスもさせてあげようかしら」
ゆっくりと顔を上げる駿介。
何度も希望をチラつかされ、その度快楽をもって絶望に叩き落されて来た。
今度もそうに違いないと分かっていながら、わずかに残るプライドが、チャンスを見逃すなと訴える。
胸の鼓動が高まり、緊張の汗が滲む。
搾り出す様に、言葉を発する。やります。
千佳が吹き出した。
「あはははっ、本当に? 本当に我慢出来ると思ってるの? ちんぽ汁びゅるびゅるするしか能が無いくせに?」
嘲笑を受け、駿介の決意が一瞬揺らいだ。
(いや……ぜ、全部、この淫魔が悪い……! 耐えて見せるんだ、絶対に……!)
アンリレナへの憎悪を滾らせ、全身を力ませる。
馬鹿じゃないの、と千佳は罵りながらも、駿介の背後に回った。
細く白い指が、駿介の包茎ペニスを摘まむ。
駿介には、絶対に射精を堪える事が出来ない、と考えている千佳は、左手でグラスを持ち上げ、ペニスに近づけた。
ゆっくりと包皮が剥かれ始める。
「んっ、おうぁっ……はぁっ、はぁぁぁっ、……んくぅ……」
絶頂に至るまいと踏ん張る駿介の顔は真っ赤に染まっていた。
歯をギリギリと食いしばり、肉体の全てに力を込める。
一瞬でも気を抜けば、呆気なく精液を吐き出してしまいそうだ。
たっぷり刻み込まれて来た快楽が、一気に襲い掛かってきている。
「半分まで来たよ。……意外と頑張ってるけど、最後まで持つかな?」
千佳の言葉を受け、駿介は自身に言い聞かせる。
半分耐えた。残る半分も耐えられるはずだ。耐えるのだ。
ねっとりとした脂汗が、体中から染み出す。
苦しさと快楽が混ざり合い朦朧とする頭の中で、ひたすら「耐えろ」と唱え続ける。
駿介は、不意にペニスに小さな振動を感じた。
次の瞬間、千佳の大きな笑い声が響いた。
「ぷっ、く……あはははっ、ゆーっくり少し剥いただけで、プルプルしっちゃって、情けない。半分も耐えられる訳ないでしょ? さっさと精液びゅっびゅっしちゃいなさい。ほらっ」
千佳は、我慢汁塗れの包皮を、一気に剥いた。
「あぐっ、あぁっ! あぁぁぁぁぁっ!!」
駿介はあまりの快感で目を白黒させ、嬌声を上げた。
ぷりっ、と勢い良く亀頭が露出した。それとほぼ同時に、駿介は果てた。
ぶびゅっ、びゅくるるっ。
精液は勢い良く放たれ、飛沫を撒き散らしながらも、ワイングラスを満たしていった。
我慢に我慢を重ねた後の射精は、凄まじい快感を生み出し、断続的も精液が吐き出される。
たっぷりと精液を注がれたグラスをアンリレナへ渡し、千佳は駿介の睾丸を強く握った。
突然の痛みに、悲鳴を上げる駿介。その耳元で千佳が囁く。
「本当に情けないちんぽだね。アンタには家畜が一番向いてるよ」
「あ……あぁ……あぁぁぁ……」
絶望的な表情で、か細く呻き声を上げながら、駿介は崩れ落ちた。
白濁液で満たされたグラスを傾けつつ、アンリレナは冷酷な微笑を浮かべた。
「駿介。貴方の事が良く分かったわ。午後からは、授業を休んで躾け直しをする必要があるわね」
*
駿介は制服を着て、保健室に向かっていた。
格好も向かう先も、アンリレナからの要求だった。
保健室の扉に手を掛け、思い悩む。
制服を着せられる際に、媚薬の効果も取り除かれた。逃げ出すには絶好の機会だった。
アンリレナが発した「躾け直し」の意味を考えると、扉の先には恥辱と快楽の罠が待っているのは明確だ。
逃走した所ですぐに捕まるのではないか、わずかな望みでもそれに賭けるべきではないか。
二つの選択肢に挟まれ、駿介の心情は揺れ動いていた。
(……なんだ?)
保健室の中から微かに声が聞こえた。
思考を一度止めて、耳を澄ます。女の声。それも――、喘ぎ声。
胸の内に、好奇心が湧き上がってくる。
淫魔に捕らえられているが、責められる一方で、女性の痴態は見た事がなかった。
童貞の駿介には堪えきれない誘惑だった。
そっと扉を開き、隙間から様子をのぞき見る。
真っ白なシーツの上に、裸体があった。
(全裸の女の子……? あっ……あれは、関村さん……!)
裸の女性が想いを寄せる同級生である事に気付き、駿介は股間を膨らませた。
(いや、これはどうせ罠だ……)
理解していながら、駿介は目を逸らせずにいた。
手が自然と股間に伸び、勃起したペニスを揉んで刺激した。
はぁはぁと息は荒くなり、千佳のオナニーを鑑賞しながら射精してしまいたい欲求が沸き上がる。
「芦野……君……?」
突如名を呼ばれ、駿介は心臓が飛び出るような思いをした。
覗きを見つかった!
頭を支配していた欲情の火は一瞬で消え失せ、焦りの感情で一杯になる。
逃げ去ろうにも極度の緊張により、身体が上手く動かせなかった。
次の言葉に、駿介の混乱は加速していく。
「来て……一緒に気持ち良くなろうよ……」
緊張が解れぬ内に、罠と疑っていた事を思い出し、思考と感情が揺さぶられる。
(覗きがバレた! これは罠だ! 逃げなきゃ! でも関村さんが裸で呼んでる!)
どうにもならない状態にある駿介は、不意に肩を叩かれ、飛び跳ねた。
「ふふ、そんなに驚いてどうしたのかしら?」
アンリレナだった。
彼女は笑みを浮かべて、駿介の頬を撫でると、「罠じゃないわよ」と言った。
「彼女を発情させたここまで連れて来たのは私だけどね。……抱いたからと言って、貴方に不利益がある訳じゃないわ」
駿介は、ますます訳が分からなくなった。
千佳を発情させる事くらい、淫魔であるアンリレナには容易い事だ。
アンリレナの説明を理解する事は出来ても、意図は汲み取れない。
罠を張っている訳でもないのに、駿介の眼前に餌を置く必要が分からなかった。
「随分怖い顔してるわね。まさか疑ってるのかしら? 貴方ごときに私が策を弄するとでも? 現実を見せるだけ十分なのよ」
「どう言う意味だ!」
駿介に食って掛かられると、アンリレナはますます嬉しそうに顔を歪めた。
「貴方の粗末な物で女の子を満足させられると思う?」
コンプレックスを刺激する言葉に、駿介はドキリとした。
もっとも触れて欲しくない所を、憎むべき相手に指摘され、心臓を鷲づかみにされた様な心地だった。
「例え、発情して誰のちんぽでも咥えて股を開きそうな子でも……無理よ。大人しく飼われていた方が幸せじゃないかしら?」
駿介は思い切り歯を食いしばった。
そうでなければ、目の前の美女に殴り掛かってしまいそうだった。
千佳を尻軽女の様に言われ、コンプレックスを揺さぶられ、駿介は怒りを溜めていた。
「早く……んっ……あ……来て、よ……」
喘ぎ声混じりに、急かす千佳。
駿介の怒りが一瞬緩むが、アンリレナはさらに彼を煽った。
「呼んでるわよ? 行かないの? ……怖いのかしら。女の子に粗末なちんぽを見られて、がっかりされちゃうかも知れないものね」
駿介はむっとした表情を浮かべたが、何も言わずに保健室に入り、戸を閉めた。
アンリレナはそれ以上追わなかった。
保健室の中に入ると、駿介は怒りに身を任せ、上半身をさらけ出して、千佳に覆いかぶさった。
「やっと来てくれた……芦野君……大好き……!」
瞳を潤ませ、猫なで声を出す千佳は、まさに発情した雌だった。
(大丈夫、大丈夫だ……! 関村さんには悪いけど……俺は……!)
千佳は両手で駿介の頬を捕まえると、自らの唇に導いた。
唇同士が重なった。
突然の事に驚きながらも、伸ばされた千佳の舌を口内に受け入れる。
ねろねろと口内を舐めまわす千佳に負けじと、駿介も自身の舌をそこへ絡めた。
(こ、これがキス……気持ち良い……!)
初めて味わう快感と興奮に、駿介は何もかも吹っ飛んでしまいそうな衝撃を受けた。
「ん……ん……ぷはっ。はぁ……はぁ……おちんちん、ちょうだい……」
端から涎を滴らせる可憐な唇から、淫らなおねだりが発せられる。
駿介は膝立ちになって、ズボンを脱いだ。
下着に手を掛けると、アンリレナの言葉が脳裏を過ぎった。
(粗末な……ちんぽ……)
鼓動が早くなる。
彼女が予見したとおりの結末を迎えたら、立ち直れない。
ちらりと千佳を見ると、期待する様な眼差しを向けられていた。
恐怖に駆られ、逃げ出したくなるが、駿介は怒りを思い出し、自身を奮い立たせた。
下着を脱ぎ捨て、勃起してもなお、大きいとは決して言えないペニスを、千佳の眼前に晒した。
千佳の表情が、雌の顔から、きょとんとしたものに変わる。
「あ……あ……こ、これ……は……!」
駿介は、上手く呼吸が出来なかった。
見下すでも、罵倒するでもなく、ただ呆気に取られているだけの様子。
恐ろしく絶望的な沈黙が2人を包む。
それに耐えられるほどの大胆さは、駿介になかった。
見る見る萎縮するペニス。
勃起してもサイズ不足の否めないそれは、見る耐えない程になった。
「ご、ごめんね……」
俯いた千佳から発せられた謝罪の言葉。
意味する所は、千佳が傍らに畳まれていた制服を手にした事で、駿介にも理解出来た。
焦りに苛まれながらも、駿介は千佳を呼び止めた。
「でも、小さくなっちゃったし……」
困った様な笑みを浮かべて、千佳はブラジャーを着けた。
駿介はもう一度勃起させようと、自身のペニスを握り、シゴき始めた。
僅かながらに、固さと大きさを取り戻す。
すでに千佳はシャツに袖を通し、ジャケットを羽織れば着替え終えてしまう所だ。
「ま、待って! 大丈夫だから! ほらっ……! うっ……!!」
さらに勃起させようと、包皮を剥いた駿介は、その衝撃で果ててしまった。
ぴょこんと中途半端に勃起したペニスから、精液が迸った。
その様子を見ていた千佳は、落胆した様に首を振り、さっさと保健室を出た。
残された駿介は、床に膝から崩れ落ちた。
「これが現実よ」
音も無く保健室に忍び込んだアンリレナが、ソファに掛けて冷たい宣告を放った。
顔を上げた駿介は、憎々しげにアンリレナを睨んだ。
「私の所為、とでも言いたいの? 私は何もしていないわよ。貴方が自分の意思で生きていくのなら、遅かれ早かれ味わう事になる屈辱よ」
ふわっ、と飛翔する様に、駿介に近付き、耳元で囁きかける。
「悪魔なんかより、人間の方がずっと残酷で強欲よ」
駿介はアンリレナを突き飛ばそうと身体を捻るも、彼女の姿はなかった。
周囲を見渡す駿介だが、アンリレナの姿は見つけられない。
「くっ……!」
突然ペニスを握られ、思わず呻き声を漏らす駿介。
アンリレナは、背後から抱きしめる様な体勢で、駿介のペニスを優しく撫でる。
「こんな物で満足するかしら? 貴方のこれは、明らかに劣った、小さく、醜いペニスよ」
繊細な指先による愛撫に、ペニスはむくむくと勃起していった。
一度射精した後とは思えない程、はち切れんばかりに膨らんだ。
その先端を覆う包皮をアンリレナはずり下ろす様に剥いた。
駿介の口からは呻き声が漏れ、腰が砕けるような快感が彼を襲った。
「ふふふ、今度はお漏らししなかったわね。偉いわよ」
アンリレナは子供をあやす様に、駿介の頭を撫でた。
安堵。駿介は確かにそれを感じてしまった。
全てを預けて、身を任せてしまいたくなる。
程よいぬるま湯に使っている様な心地。
「私だけよ。こんな事で褒めてくれるの。普通の子にとっては、射精しないなんて当たり前の事。……さっきの反応で分かってるでしょう?」
駿介の脳裏に浮かぶ、千佳の引きつった笑み。
胸を締め付けられる。もう二度と、味わいたくはない。強くそう思ってしまう光景だ。
「何故か分かる? 期待しているからよ。どれだけ自分の肉欲を満たしてくれるか、ね。それに応えられる? 期待されるプレッシャーに耐えられる?」
耳元で囁きかけながら、アンリレナは駿介の全身をそーっと撫で回す。
ビクビクと震えるペニスからは、我慢汁が溢れ出し手いる。
快楽と共に流れ込んでくるのは、男としてのプライドを捨ててしまう事への誘惑。
つい先ほど、心を折られる体験をした駿介には、とても甘美な誘いだった。
「私に飼われていれば、何も心配する必要はないわ。ただ、気持ち良くなれば良いの。望むなら、どんな子だって操って、貴方のペニスを可愛がらせてあげる」
限界だった。
愛撫による快楽に酔わされ、甘く囁く美声に心を奪われる。
「お、俺……俺……俺を飼育してください!」
泣きそうな声で、駿介はアンリレナ乞う。
男である事を辞め、精を放つ為だけの存在に、して欲しい、と。
「ふふふ……これからも私の為に美味しい精液を作るのよ」
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