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335.米原
>>334初めて見る顔だった。
樫田は慌てて股間を隠した。
にこやかな笑みを浮かべた可愛らしい美少女だ。
一糸纏わぬ姿の彼女に、樫田は顔を真っ赤にして後ずさった。
彼には目もくれず、若菜に駆け寄る。
「こんばんは、先輩!」
浴室に現れたのは、同級生ではなかった様だ。
彼女の名は、荒谷悠(あらたに ゆう)。
美しさよりも、可愛らしさの際立つ、童顔の美少女だ。
「なんだ、荒谷。今は包茎野郎を風呂に入れる時間だぞ」
若菜の言葉を受けて、ようやく悠の注意が樫田に向いた。
「へぇー。この人が噂の……。ね、手、どけてください」
強引に腕をつかまれ、樫田は股間を露にさせられる。
目の前の裸体が眩しく、抵抗する余裕はなかった。
ほんのり膨らんだ胸の頂点で、薄く色付く突起が気になって仕方ない。
「うわー……本当に小さいしすっぽり皮被ってる……。これ勃起してるんですよね?」
大きな瞳が、樫田の顔を覗き込む。
全裸の悠を前にして、興奮状態にある彼には、侮蔑的な言動を快楽と受け取ってしまう。
ペニスが熱を帯びて、ジンジンと疼くのを感じる。
「やめとけ、荒谷。ザーメンぶちまけられるぞ」
若菜がどこまで本気だったかは分からない。
たしなめる言葉に悠は無邪気な笑い声を上げた。
付け加えて、元気な返事をして若菜の下に戻った。
ほっと安堵の息を吐く樫田だが、その下腹部は臨戦態勢を取っていた。
いいなぁ――若菜の横に座った悠が、うっとりした声音で言う。
「私も男の子を虐めながら、楽しい学園生活を送りたいです」
夢見心地でそんな事を語る悠に対し、若菜が何かを言い掛けた。
悠がそれを遮る。
「若菜先輩も言ってたじゃないですか、いい年した大人になってからこじらせるより、今の内に好きな事をしとけ、って」
二人の美少女が交わす言葉を、少し離れて聞いていた樫田は思った。
その持論を体現する一つが、頭髪の色なのだろうか、と。
「あっ、そうだ。お子様ペニス先輩っ!」
「えっ、あ、お、俺?」
樫田は、不意に呼ばれて呆けた様な声を上げた。
「好きな子って居るんですか?」
話題のころころ変わる子だ、と樫田は思った。
質問に対しては言葉を詰まらせてしまう。
好きな子――。
「なんだ、こんなヤツが好みなのか?」
若菜がニヤニヤと笑みを浮かべて悠に問う。
樫田は淡い希望を抱かずにはいられなかった。
「いいえ、全然」
一刀両断だった。
「ただ、こういう人って、気持ち良くしてくれるなら、誰でも良いのかなーと思って」
悠の何気ない疑問には、考えさせるものがあった。
――それではあまりに情けない。
しかし、樫田はその情けない状態に置かれている。
俯く樫田に代わって、若菜が言葉を発した。
「そりゃあ、そうだろう。人の顔色うかがって、尻尾を振るみたいに、ちんぽ丸出しにするヤツだぞ?」
放課後の一件が、若菜の目にはそう映っていたのかと、樫田は凹んだ。
浴室で交わされた、二人の言葉が、彼に降り掛かる試練を暗示しているとは、誰も思わなかった。
樫田に決断の時が迫る――。
樫田は慌てて股間を隠した。
にこやかな笑みを浮かべた可愛らしい美少女だ。
一糸纏わぬ姿の彼女に、樫田は顔を真っ赤にして後ずさった。
彼には目もくれず、若菜に駆け寄る。
「こんばんは、先輩!」
浴室に現れたのは、同級生ではなかった様だ。
彼女の名は、荒谷悠(あらたに ゆう)。
美しさよりも、可愛らしさの際立つ、童顔の美少女だ。
「なんだ、荒谷。今は包茎野郎を風呂に入れる時間だぞ」
若菜の言葉を受けて、ようやく悠の注意が樫田に向いた。
「へぇー。この人が噂の……。ね、手、どけてください」
強引に腕をつかまれ、樫田は股間を露にさせられる。
目の前の裸体が眩しく、抵抗する余裕はなかった。
ほんのり膨らんだ胸の頂点で、薄く色付く突起が気になって仕方ない。
「うわー……本当に小さいしすっぽり皮被ってる……。これ勃起してるんですよね?」
大きな瞳が、樫田の顔を覗き込む。
全裸の悠を前にして、興奮状態にある彼には、侮蔑的な言動を快楽と受け取ってしまう。
ペニスが熱を帯びて、ジンジンと疼くのを感じる。
「やめとけ、荒谷。ザーメンぶちまけられるぞ」
若菜がどこまで本気だったかは分からない。
たしなめる言葉に悠は無邪気な笑い声を上げた。
付け加えて、元気な返事をして若菜の下に戻った。
ほっと安堵の息を吐く樫田だが、その下腹部は臨戦態勢を取っていた。
いいなぁ――若菜の横に座った悠が、うっとりした声音で言う。
「私も男の子を虐めながら、楽しい学園生活を送りたいです」
夢見心地でそんな事を語る悠に対し、若菜が何かを言い掛けた。
悠がそれを遮る。
「若菜先輩も言ってたじゃないですか、いい年した大人になってからこじらせるより、今の内に好きな事をしとけ、って」
二人の美少女が交わす言葉を、少し離れて聞いていた樫田は思った。
その持論を体現する一つが、頭髪の色なのだろうか、と。
「あっ、そうだ。お子様ペニス先輩っ!」
「えっ、あ、お、俺?」
樫田は、不意に呼ばれて呆けた様な声を上げた。
「好きな子って居るんですか?」
話題のころころ変わる子だ、と樫田は思った。
質問に対しては言葉を詰まらせてしまう。
好きな子――。
「なんだ、こんなヤツが好みなのか?」
若菜がニヤニヤと笑みを浮かべて悠に問う。
樫田は淡い希望を抱かずにはいられなかった。
「いいえ、全然」
一刀両断だった。
「ただ、こういう人って、気持ち良くしてくれるなら、誰でも良いのかなーと思って」
悠の何気ない疑問には、考えさせるものがあった。
――それではあまりに情けない。
しかし、樫田はその情けない状態に置かれている。
俯く樫田に代わって、若菜が言葉を発した。
「そりゃあ、そうだろう。人の顔色うかがって、尻尾を振るみたいに、ちんぽ丸出しにするヤツだぞ?」
放課後の一件が、若菜の目にはそう映っていたのかと、樫田は凹んだ。
浴室で交わされた、二人の言葉が、彼に降り掛かる試練を暗示しているとは、誰も思わなかった。
樫田に決断の時が迫る――。
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