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339.米原
>>338「もっと気持ち良くなりたいでしょう?」
樫田はその問い掛けに対して、肯定も否定も出来ず、ただ荒い呼吸を繰り返すばかりだ。
「ふふっ。言葉で答えたくなければ、それで良いわ。身体の方に聞くから。気持ち良くなりたいなら、自分で下着を脱いでごらんなさい?」
妖しく輝く貝塚の瞳をじっと見上げたまま、樫田は緩慢に動き出した。
指示されたように、自ら下着を脱ぎ捨て、陰部を露にさせた。
すっぽりと皮を被った彼の男根は反り返るように上を向いて、激しく脈打っていた。
それを目にした貝塚が、嘲笑を漏らしてから言った。
「何度見ても、短くて、細くて、皮まで被ってる……頼りないおちんちんね」
貝塚の言葉に対して、樫田は喘ぎ声めいた吐息を漏らし、ペニスを震わせた。
「それに何? 馬鹿にされてるのに、ますます硬くさせちゃって……」
そう罵りながら、貝塚は白い素足で、彼の包茎を撫でた。
パンプスはおろか、ストッキングまでもが、いつの間にやら消えていた。
記憶の制御や時間の混濁も含めて、奇怪な出来事は多々起こっているが、それを気にする余裕はない。
艶かしい美女の足で性器を弄ばれる快感が、樫田を支配していた。
湧き上がる性の悦びに、彼の頭はぼんやりとしていた。
一切の抵抗をやめ、されるがままに慰みを受ける。
熱に浮かされたような眼差しで、貝塚を見上げるばかりだ。
「こんなにも情けなくて小さいおちんちんの相手をさせられるなんて……ふふ、菅野さんが可哀想ね」
弥生の名を出されると、僅かに理性を取り戻すが、それは、反抗の糧にするには足りず、悪戯に背徳感を刺激するのみだった。
「でも、何より可哀想なのは性器のサイズに関するところじゃないわ。恋人を愛するよりも、虐められる方が気持ち良くなっちゃう、どうしようもない馬鹿なおちんちんを生やしてる樫田くんに惚れてしまったことが哀れよね」
樫田の精神がズキンッ、と痛んだ。
それでも勃起は衰えず、身体は甘い痺れに苛まれたままだった。
彼は悔しさを滲ませるも、それはすぐに被虐的な快感へと変わってしまう。
ペニスを何度も跳ね上がらせて、その先端から情欲の証を滴らせる。
糸を引きながら床へと落ちる我慢汁に目を細めながら、貝塚は樫田の身へと手を伸ばした。
腋を掴んで立ち上がらせる。
貝塚は、その細い腕で、樫田を中身の無い風船のように軽々しく持ち上げた。
そのまま抱き締め、太ももの間にペニスを捉える。
「あっ、ああぁ……はあ、はあ……」
貝塚の腕の中で、樫田が喘ぎを上げた。
むっちりとした太ももに挟み込まれたペニスが、甘く蕩けていく。
豊満な胸の柔らかさ。官能的な甘い香り。
それらが煽り立てる劣情は激しく燃え盛っていった。
樫田は頭がクラクラとしていくような感覚に陥っていた。
その耳元へ、貝塚が妖しく囁き掛ける。
「腰を振って、この情けないおちんちんを私の太ももに擦り付けて射精したいのなら、いつでもそうして良いわよ。……菅野さんを裏切りたくないなら、このままじっと耐えていなさい。どれだけ耐えても、終わりは決して訪れないのだけれどね」
樫田は、自然と動き出しそうになる腰を、必死に制止させようとしていた。
とっくに意思や理性でどうにか出来る段階の発情ではなくなっていたが、無意識下にまで浸透していた弥生への感情が、劣情とせめぎあっていた。
樫田はそうして快楽への誘惑に耐えていたが、じわじわと腰が動き始める。
貝塚の告げた通り、いつまでも終わりの気配は見えてこない。
発情の波が去ることも無ければ、第三者が指導室の扉を開き、現状を打破することもない。
逃げ場はどこにもなかった。
それを僅かにでも認めてしまったが最後、押し寄せる誘惑への堤防は決壊した。
樫田は泣き出しそうな顔で弥生の名を口にするが、その下半身は快楽を得ようと浅ましい動きを見せていた。
きつく締められた脚に向けて、腰を前後させる。
然して湿り気の無い包皮は太ももに引っ掛かり、腰を動かす度に我慢汁で濡れ光る赤黒い亀頭が半ばまで露出される。
ぬるぬるとした摩擦の感触に、樫田は甘い声を上げながら、夢中になっていた。
「ふふっ……。良い子ね。我慢なんてしなくて良いのよ? いっぱい気持ち良くなって、自分の情けなさや、裏切りの罪悪感をしっかり味わいなさい……」
「あっ、あ、ああぁっ……か、貝塚先生……!」
未だ意識の片隅には、弥生の存在が残っているも、肉体は声帯までもが懐柔されていた。
「あ、ああぁ……うう……気持ち良いっ……です……!」
如何に心で制止していても、快楽の告白を止めることが出来ない。
そんな哀れな姿を見せる樫田をくすくすと笑ってから、貝塚が問い掛ける。
「どう気持ち良いのかしら?」
「せっ、先生の太ももに、お、おちんちん擦り付けるのが……ああぁっ……気持ち良いです……!」
受け答えの間も、樫田は絶えず腰を振り続けていた。
じわじわと熱いものが込み上げてくる。
このまま快楽を貪り続ければ、射精へ至るのは時間の問題だった。
樫田がそれを認めた途端に、貝塚が股の力を抜いた。
ペニスは変わらず太ももに挟まれたままだが、圧迫感が薄れ、刺激が弱まった。
そのことに対して、樫田は呆けたような声を上げた。
「あ、はえ……?」
「太ももだけが気持ち良いの? 違うでしょう?」
樫田は、貝塚が如何なる答えを求めているのかを、本能的に悟って、口を開いた。
「はあっ、はあ……う……裏切るのが……気持ち良いです……」
望んだ通りの答えが得られると、貝塚は薄笑みを浮かべて太ももを締めた。
圧迫感が戻り、樫田はその快楽に甲高い声を上げた。
自身の口を使い、言葉にして背徳の悦びを認めると、全身が甘く疼いた。
射精の瞬間が刻々と迫る。
もはや、それを回避する術は残っていない。
出来ることと言えば、弥生のことを一時忘れ去って、罪悪感から目を背けることぐらいだ。
樫田は懸命に、彼女の存在を頭から消してしまおうと努めていた。
何も考えず快楽に身を委ねてしまえば、楽になれるのだ、と。
それを許す貝塚ではなかった。
彼女は、樫田に対して背徳や裏切りの中で快感に溺れること求めていた。
抱きすくめた彼の側頭部を指先で数度、小突いた。
如何なる力が働いたのか、樫田の思考は彼自身が求めるところとは、正反対へと回り始めた。つまり、弥生への恋慕の情や、彼女と過ごす日々の記憶が、次々と頭に浮かんでくるのだった。
肉体と精神との間に生じた食い違いは、えもいわれぬ被虐的な性感へと変わっていった。
樫田は思わず「嫌だ」と口走るが、その身体はこれ以上なく発情していた。
激しく腰を前後させながら、込み上げる熱いものにペニスを限界まで膨らませる。
そんな彼を貶める言葉を貝塚の妖艶な声音が紡いだ。
「ふふっ……そのまま嫌がっていなさい。貴方は所詮、どれだけ想い人に操を立てたところで、包茎ちんぽを弄られたら、何の抵抗も出来ないままで、射精してしまうような哀れで卑しい生き物なのよ」
怒りとも悲しみとも付かない感情が、樫田の中で湧き上がった。
射精直前の興奮状態にあっては、感情の分類などは然したる問題ではなかった。
心が大きく揺さぶられたこと自体が、快感の増幅材料となっていた。
睾丸が肉棒に向かってせり上がり、熱いものが尿道へと流れ込んでくる。
樫田は悦びと絶望のない交ぜになった甲高い声を上げた。
腕の中で叫ぶ彼に対して、貝塚は妖しく微笑みながら、内ももの間で男根が激しく脈打つのを認めた。
ぶびゅっ、びゅるるっ!
白濁液を噴き上げながら、樫田のペニスは絶頂の悦びに蕩けていた。
意識や思考をしっかりと弥生に向けながら、他の女に抱き締められて精を吐き出す。それは罪悪感を樫田にもたらしていたが、一方では倒錯的な快感ともなっていた。
その気持ち良さに、彼は飲み込まれてしまっていた。
快楽を否定することは出来ず、言葉にならない謝罪を弥生に向けて繰り返すばかりだ。
貝塚が妖しげな笑みを漏らしつつ、樫田の身を解放した。
彼はその場で力なく崩れ落ちた。
中途半端に包皮が剥けたままになっているペニスの先からは、白濁液が糸を引いていた。
貝塚は、恍惚としたものを感じさせながらも絶望に歪む樫田を見下ろして言った。
「また一時だけ忘れさせてあげるけど……ふふっ……魂に刻み込んでおきなさい。貴方は私に敵わない。私に虐げられるのが、一番気持ち良くなれる、と言うことをね……」
その台詞の半ば辺りから、樫田は瞼が重くなっていくのを感じていた。
視界が暗転する直前に、彼は絶対に忘れるものか、このまま良いように弄ばれ続けるのはご免だ、と強く念じるのだが、無駄な足掻きでしかなかった。
意識が一瞬、途絶える。
目を覚ました彼は何事も無かったかのように、指導室に立っていた。
記憶は貝塚が告げた通り、再び隠蔽されていた。吐き出した精液はもちろん、制服の乱れすらも残っていない。
樫田は、ここへ来た時と同じく、何かに操られているように、意思の伴わない動きで貝塚の下を後にするのだった。
樫田はその問い掛けに対して、肯定も否定も出来ず、ただ荒い呼吸を繰り返すばかりだ。
「ふふっ。言葉で答えたくなければ、それで良いわ。身体の方に聞くから。気持ち良くなりたいなら、自分で下着を脱いでごらんなさい?」
妖しく輝く貝塚の瞳をじっと見上げたまま、樫田は緩慢に動き出した。
指示されたように、自ら下着を脱ぎ捨て、陰部を露にさせた。
すっぽりと皮を被った彼の男根は反り返るように上を向いて、激しく脈打っていた。
それを目にした貝塚が、嘲笑を漏らしてから言った。
「何度見ても、短くて、細くて、皮まで被ってる……頼りないおちんちんね」
貝塚の言葉に対して、樫田は喘ぎ声めいた吐息を漏らし、ペニスを震わせた。
「それに何? 馬鹿にされてるのに、ますます硬くさせちゃって……」
そう罵りながら、貝塚は白い素足で、彼の包茎を撫でた。
パンプスはおろか、ストッキングまでもが、いつの間にやら消えていた。
記憶の制御や時間の混濁も含めて、奇怪な出来事は多々起こっているが、それを気にする余裕はない。
艶かしい美女の足で性器を弄ばれる快感が、樫田を支配していた。
湧き上がる性の悦びに、彼の頭はぼんやりとしていた。
一切の抵抗をやめ、されるがままに慰みを受ける。
熱に浮かされたような眼差しで、貝塚を見上げるばかりだ。
「こんなにも情けなくて小さいおちんちんの相手をさせられるなんて……ふふ、菅野さんが可哀想ね」
弥生の名を出されると、僅かに理性を取り戻すが、それは、反抗の糧にするには足りず、悪戯に背徳感を刺激するのみだった。
「でも、何より可哀想なのは性器のサイズに関するところじゃないわ。恋人を愛するよりも、虐められる方が気持ち良くなっちゃう、どうしようもない馬鹿なおちんちんを生やしてる樫田くんに惚れてしまったことが哀れよね」
樫田の精神がズキンッ、と痛んだ。
それでも勃起は衰えず、身体は甘い痺れに苛まれたままだった。
彼は悔しさを滲ませるも、それはすぐに被虐的な快感へと変わってしまう。
ペニスを何度も跳ね上がらせて、その先端から情欲の証を滴らせる。
糸を引きながら床へと落ちる我慢汁に目を細めながら、貝塚は樫田の身へと手を伸ばした。
腋を掴んで立ち上がらせる。
貝塚は、その細い腕で、樫田を中身の無い風船のように軽々しく持ち上げた。
そのまま抱き締め、太ももの間にペニスを捉える。
「あっ、ああぁ……はあ、はあ……」
貝塚の腕の中で、樫田が喘ぎを上げた。
むっちりとした太ももに挟み込まれたペニスが、甘く蕩けていく。
豊満な胸の柔らかさ。官能的な甘い香り。
それらが煽り立てる劣情は激しく燃え盛っていった。
樫田は頭がクラクラとしていくような感覚に陥っていた。
その耳元へ、貝塚が妖しく囁き掛ける。
「腰を振って、この情けないおちんちんを私の太ももに擦り付けて射精したいのなら、いつでもそうして良いわよ。……菅野さんを裏切りたくないなら、このままじっと耐えていなさい。どれだけ耐えても、終わりは決して訪れないのだけれどね」
樫田は、自然と動き出しそうになる腰を、必死に制止させようとしていた。
とっくに意思や理性でどうにか出来る段階の発情ではなくなっていたが、無意識下にまで浸透していた弥生への感情が、劣情とせめぎあっていた。
樫田はそうして快楽への誘惑に耐えていたが、じわじわと腰が動き始める。
貝塚の告げた通り、いつまでも終わりの気配は見えてこない。
発情の波が去ることも無ければ、第三者が指導室の扉を開き、現状を打破することもない。
逃げ場はどこにもなかった。
それを僅かにでも認めてしまったが最後、押し寄せる誘惑への堤防は決壊した。
樫田は泣き出しそうな顔で弥生の名を口にするが、その下半身は快楽を得ようと浅ましい動きを見せていた。
きつく締められた脚に向けて、腰を前後させる。
然して湿り気の無い包皮は太ももに引っ掛かり、腰を動かす度に我慢汁で濡れ光る赤黒い亀頭が半ばまで露出される。
ぬるぬるとした摩擦の感触に、樫田は甘い声を上げながら、夢中になっていた。
「ふふっ……。良い子ね。我慢なんてしなくて良いのよ? いっぱい気持ち良くなって、自分の情けなさや、裏切りの罪悪感をしっかり味わいなさい……」
「あっ、あ、ああぁっ……か、貝塚先生……!」
未だ意識の片隅には、弥生の存在が残っているも、肉体は声帯までもが懐柔されていた。
「あ、ああぁ……うう……気持ち良いっ……です……!」
如何に心で制止していても、快楽の告白を止めることが出来ない。
そんな哀れな姿を見せる樫田をくすくすと笑ってから、貝塚が問い掛ける。
「どう気持ち良いのかしら?」
「せっ、先生の太ももに、お、おちんちん擦り付けるのが……ああぁっ……気持ち良いです……!」
受け答えの間も、樫田は絶えず腰を振り続けていた。
じわじわと熱いものが込み上げてくる。
このまま快楽を貪り続ければ、射精へ至るのは時間の問題だった。
樫田がそれを認めた途端に、貝塚が股の力を抜いた。
ペニスは変わらず太ももに挟まれたままだが、圧迫感が薄れ、刺激が弱まった。
そのことに対して、樫田は呆けたような声を上げた。
「あ、はえ……?」
「太ももだけが気持ち良いの? 違うでしょう?」
樫田は、貝塚が如何なる答えを求めているのかを、本能的に悟って、口を開いた。
「はあっ、はあ……う……裏切るのが……気持ち良いです……」
望んだ通りの答えが得られると、貝塚は薄笑みを浮かべて太ももを締めた。
圧迫感が戻り、樫田はその快楽に甲高い声を上げた。
自身の口を使い、言葉にして背徳の悦びを認めると、全身が甘く疼いた。
射精の瞬間が刻々と迫る。
もはや、それを回避する術は残っていない。
出来ることと言えば、弥生のことを一時忘れ去って、罪悪感から目を背けることぐらいだ。
樫田は懸命に、彼女の存在を頭から消してしまおうと努めていた。
何も考えず快楽に身を委ねてしまえば、楽になれるのだ、と。
それを許す貝塚ではなかった。
彼女は、樫田に対して背徳や裏切りの中で快感に溺れること求めていた。
抱きすくめた彼の側頭部を指先で数度、小突いた。
如何なる力が働いたのか、樫田の思考は彼自身が求めるところとは、正反対へと回り始めた。つまり、弥生への恋慕の情や、彼女と過ごす日々の記憶が、次々と頭に浮かんでくるのだった。
肉体と精神との間に生じた食い違いは、えもいわれぬ被虐的な性感へと変わっていった。
樫田は思わず「嫌だ」と口走るが、その身体はこれ以上なく発情していた。
激しく腰を前後させながら、込み上げる熱いものにペニスを限界まで膨らませる。
そんな彼を貶める言葉を貝塚の妖艶な声音が紡いだ。
「ふふっ……そのまま嫌がっていなさい。貴方は所詮、どれだけ想い人に操を立てたところで、包茎ちんぽを弄られたら、何の抵抗も出来ないままで、射精してしまうような哀れで卑しい生き物なのよ」
怒りとも悲しみとも付かない感情が、樫田の中で湧き上がった。
射精直前の興奮状態にあっては、感情の分類などは然したる問題ではなかった。
心が大きく揺さぶられたこと自体が、快感の増幅材料となっていた。
睾丸が肉棒に向かってせり上がり、熱いものが尿道へと流れ込んでくる。
樫田は悦びと絶望のない交ぜになった甲高い声を上げた。
腕の中で叫ぶ彼に対して、貝塚は妖しく微笑みながら、内ももの間で男根が激しく脈打つのを認めた。
ぶびゅっ、びゅるるっ!
白濁液を噴き上げながら、樫田のペニスは絶頂の悦びに蕩けていた。
意識や思考をしっかりと弥生に向けながら、他の女に抱き締められて精を吐き出す。それは罪悪感を樫田にもたらしていたが、一方では倒錯的な快感ともなっていた。
その気持ち良さに、彼は飲み込まれてしまっていた。
快楽を否定することは出来ず、言葉にならない謝罪を弥生に向けて繰り返すばかりだ。
貝塚が妖しげな笑みを漏らしつつ、樫田の身を解放した。
彼はその場で力なく崩れ落ちた。
中途半端に包皮が剥けたままになっているペニスの先からは、白濁液が糸を引いていた。
貝塚は、恍惚としたものを感じさせながらも絶望に歪む樫田を見下ろして言った。
「また一時だけ忘れさせてあげるけど……ふふっ……魂に刻み込んでおきなさい。貴方は私に敵わない。私に虐げられるのが、一番気持ち良くなれる、と言うことをね……」
その台詞の半ば辺りから、樫田は瞼が重くなっていくのを感じていた。
視界が暗転する直前に、彼は絶対に忘れるものか、このまま良いように弄ばれ続けるのはご免だ、と強く念じるのだが、無駄な足掻きでしかなかった。
意識が一瞬、途絶える。
目を覚ました彼は何事も無かったかのように、指導室に立っていた。
記憶は貝塚が告げた通り、再び隠蔽されていた。吐き出した精液はもちろん、制服の乱れすらも残っていない。
樫田は、ここへ来た時と同じく、何かに操られているように、意思の伴わない動きで貝塚の下を後にするのだった。
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