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358.米原
>>357恐る恐ると言った風に、樫田が名を告げた相手は松丸知奈だった。
名前を呼ばれた知奈はちらりと樫田を一瞥した。反応はそれだけだった。
冷たく澄んだ冬空の様な横顔を見つめながら、樫田は自身の選択が間違いであったのではないかと不安を抱いた。
知奈が如何に嗜虐的であるかは散々身を持って味わってきた。それなのにどうして彼女を選んでしまったのか。考えられるのは一つだけだろう。虐げられることを望んでしまっている。
樫田は自身の内に芽生えた被虐嗜好の一端を認めて、背筋を小さく震わせた。
――俺はマゾなんかではないはずだ。己に言い聞かせるようにそう思考する。
教室内の空気は然して変化が無かった。
樫田の選択は予定調和的だった。教師である貝塚を除けば、知奈が先頭に立って躾けを行って来たのだから、彼が彼女を選ぶのは当然だ。そんな空気が漂っていた。
念の為に聞くが、と言った口ぶりで貝塚が問う。
「松丸さん、お願いして良いかしら?」
知奈は冷笑を浮かべて頷いた。
「はい」
ドキドキと二人とのやり取りを見守って樫田は、知奈に断られなかった事に安堵しつつも、自分の選択が正しいものであったのかを悩んだ。
知奈の艶やかな唇に浮かぶ小さな笑みには、嗜虐的なものが滲み出ていた。
*
朝のHRが終わり、始めに行われたのは座席の移動だった。
樫田の席が知奈の隣へと移された。無論、運搬したのは樫田自身だ。机を運び終えた彼は所在無く立ち尽くしている。
席に掛けたまま席替えを指示していた知奈が、すくっと立ち上がった。
「付きっ切りで躾けてあげる。覚悟は良い?」
知奈に真っ直ぐ見つめられる。樫田は言葉を詰まらせた。返答に窮したのではなく、主従の関係がより強固なものになってから改めて目にする彼女の美しさに見惚れていた。
しばしの沈黙の後、樫田は慌てて頷いた。
樫田の反応に対して知奈は顔色を変えなかったが、その腕は彼の股間へと伸ばされていた。股間をぎゅっと掴んで、知奈は言った。
「返事は声に出しなさい。それと、お礼も忘れてるでしょう?」
じっと樫田の目を見つめつつ、知奈は股間を握る手に力を込める。
睾丸が圧迫され、じわりと痛みが込み上げてくる。しかし、樫田のペニスは熱を帯び、膨張を始めてしまう。知奈の手の中でいきり立った男根をビクビクと脈打たせながら、樫田は「ごめんなさい」と頭を下げ「ありがとうございます」と続けた。
素直に指示に従った彼に対して、知奈はほんの少し柔らかな表情を浮かべる。
ただそれだけで、樫田の胸は高鳴ってしまう。美しい少女にひれ伏し、理不尽な要求に従う。そこに生じる被虐の悦び。ペニスを膨らませてしまっていては、それを否定する事は出来なかった。
手の内で発情の様相を呈する男根に対して、知奈は嘲笑を浮かべた。彼女は握っていて男根から手を離し、その白くほっそりとした指でジッパーを下ろした。
樫田が声を上げる。
「ま、松丸さん……何を……」
「貴方の最も劣っている部分、それを丸出しにしておきなさい。如何に自分が愚かなのか……。馬鹿みたいに勃起させている限り、そのまま過ごして貰うから」
と、言うなり知奈が開いたジッパーの隙間から下着の中に手を入れた。
しなやかな指に囚われた哀れなペニスが、強引に引っ張り出される。皮を被ったまま上を向いた肉棒が露になった。
ビッ、と指先がそれを弾く。「うっ」と樫田が呻き声を漏らす。
知奈は黒く艶やかな長い髪をかきあげて、僅かに彼へと顔を寄せて囁いた。
「ふふっ。……本当、何時見ても見っとも無いペニスね」
樫田の肩がピクリと震える。性器の有様を馬鹿にされているにも関わらず、目の前にある彼女の美しい顔に見蕩れてしまう。ぺニスは甘い疼きを放っている。
知奈は彼に宣告した通り、勃起が止むまで陰茎を露出させ続けるつもりだった。
ペニスを外気に晒す樫田は羞恥と被虐を覚える。何とかそれを小さくしようと試みるが、意識を逸らそうとすればする程、却って血の巡りはそこへ向かってしまう。
彼がそうしてあたふたとしている内に、予鈴が鳴った。
仕方なくそのまま席に着く。すぐ横には知奈が平然として座っている。
名前を呼ばれた知奈はちらりと樫田を一瞥した。反応はそれだけだった。
冷たく澄んだ冬空の様な横顔を見つめながら、樫田は自身の選択が間違いであったのではないかと不安を抱いた。
知奈が如何に嗜虐的であるかは散々身を持って味わってきた。それなのにどうして彼女を選んでしまったのか。考えられるのは一つだけだろう。虐げられることを望んでしまっている。
樫田は自身の内に芽生えた被虐嗜好の一端を認めて、背筋を小さく震わせた。
――俺はマゾなんかではないはずだ。己に言い聞かせるようにそう思考する。
教室内の空気は然して変化が無かった。
樫田の選択は予定調和的だった。教師である貝塚を除けば、知奈が先頭に立って躾けを行って来たのだから、彼が彼女を選ぶのは当然だ。そんな空気が漂っていた。
念の為に聞くが、と言った口ぶりで貝塚が問う。
「松丸さん、お願いして良いかしら?」
知奈は冷笑を浮かべて頷いた。
「はい」
ドキドキと二人とのやり取りを見守って樫田は、知奈に断られなかった事に安堵しつつも、自分の選択が正しいものであったのかを悩んだ。
知奈の艶やかな唇に浮かぶ小さな笑みには、嗜虐的なものが滲み出ていた。
*
朝のHRが終わり、始めに行われたのは座席の移動だった。
樫田の席が知奈の隣へと移された。無論、運搬したのは樫田自身だ。机を運び終えた彼は所在無く立ち尽くしている。
席に掛けたまま席替えを指示していた知奈が、すくっと立ち上がった。
「付きっ切りで躾けてあげる。覚悟は良い?」
知奈に真っ直ぐ見つめられる。樫田は言葉を詰まらせた。返答に窮したのではなく、主従の関係がより強固なものになってから改めて目にする彼女の美しさに見惚れていた。
しばしの沈黙の後、樫田は慌てて頷いた。
樫田の反応に対して知奈は顔色を変えなかったが、その腕は彼の股間へと伸ばされていた。股間をぎゅっと掴んで、知奈は言った。
「返事は声に出しなさい。それと、お礼も忘れてるでしょう?」
じっと樫田の目を見つめつつ、知奈は股間を握る手に力を込める。
睾丸が圧迫され、じわりと痛みが込み上げてくる。しかし、樫田のペニスは熱を帯び、膨張を始めてしまう。知奈の手の中でいきり立った男根をビクビクと脈打たせながら、樫田は「ごめんなさい」と頭を下げ「ありがとうございます」と続けた。
素直に指示に従った彼に対して、知奈はほんの少し柔らかな表情を浮かべる。
ただそれだけで、樫田の胸は高鳴ってしまう。美しい少女にひれ伏し、理不尽な要求に従う。そこに生じる被虐の悦び。ペニスを膨らませてしまっていては、それを否定する事は出来なかった。
手の内で発情の様相を呈する男根に対して、知奈は嘲笑を浮かべた。彼女は握っていて男根から手を離し、その白くほっそりとした指でジッパーを下ろした。
樫田が声を上げる。
「ま、松丸さん……何を……」
「貴方の最も劣っている部分、それを丸出しにしておきなさい。如何に自分が愚かなのか……。馬鹿みたいに勃起させている限り、そのまま過ごして貰うから」
と、言うなり知奈が開いたジッパーの隙間から下着の中に手を入れた。
しなやかな指に囚われた哀れなペニスが、強引に引っ張り出される。皮を被ったまま上を向いた肉棒が露になった。
ビッ、と指先がそれを弾く。「うっ」と樫田が呻き声を漏らす。
知奈は黒く艶やかな長い髪をかきあげて、僅かに彼へと顔を寄せて囁いた。
「ふふっ。……本当、何時見ても見っとも無いペニスね」
樫田の肩がピクリと震える。性器の有様を馬鹿にされているにも関わらず、目の前にある彼女の美しい顔に見蕩れてしまう。ぺニスは甘い疼きを放っている。
知奈は彼に宣告した通り、勃起が止むまで陰茎を露出させ続けるつもりだった。
ペニスを外気に晒す樫田は羞恥と被虐を覚える。何とかそれを小さくしようと試みるが、意識を逸らそうとすればする程、却って血の巡りはそこへ向かってしまう。
彼がそうしてあたふたとしている内に、予鈴が鳴った。
仕方なくそのまま席に着く。すぐ横には知奈が平然として座っている。
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