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368.米原

>>367若菜に教えられながら、次のテストへ向けて勉強に励む樫田。
 ご褒美への期待もあったが、そもそも彼女に逆らう事が出来ない。

「よし、それじゃ今日はここまでだ」

 若菜の声で、樫田は身体の力を抜いた。
 ふうと息を漏らして、鉛筆を走らせていた問題集に目を落とす。
 ここまでしっかりと何かに向き合うのは、初めての事だと思った。

「どうした、ニヤニヤして」

「い、いや……こんなにちゃんと勉強出来るのは、宮久保さんのおかげだと思って……」

「私が専属になったせいで、お前が余計に馬鹿になったと言われたら、嫌だからな」

 樫田は苦笑するしかなかった。
 
「まあ、とにかく、お前も真面目にやってるからな。ほら、今日のご褒美だ」

 ベッドに浅く腰掛けた若菜が、脚をジタバタと上下させる。
 首を捻る樫田に、正面へ座るように告げる。

「その前に、下半身は全部脱げ」

 愉しげな笑みを浮かべた若菜が、そう指示を付け加えた。
 おずおずと戸惑う樫田を急かす。
 先ほどまで勉強に集中していたせいか、強い羞恥に襲われていた。
 樫田が意を決してズボンに手を掛ける。
 自然とペニスに血が巡り始めてしまう。
 するりとズボンを下ろし、下着だけの姿になる。
 
「戸惑ったふりしていた癖に、ここはやる気になってるみたいだな」

 艶やかな唇を歪ませて、若菜が脚を伸ばす。
 つま先で下着の上からペニスを撫でた。

「ううっ、か、身体が勝手に……」

「虐められて気持ち良くなるのが癖になってるなんて、どうしようもないな」

 そう罵られても、勃起を鎮める事は出来そうになかった。
 下着を一気にずり下ろし包茎ペニスを露にさせる。
 皮を被ったまま、上を向いた男根が小さく脈打った。
 
「こ、ここに座れば良いんだよね……?」

 若菜が頷くのを見てから、樫田は、床に腰を下ろした。
 開いた脚の間に挟まり、後頭部に股間が来る格好だ。
 細い指が頬を撫でると同時に、ペニスがゆっくりと足で踏まれる。
 若菜の指が樫田の唇に触れる。
 
「口を開けろ。……そのまま丁寧に舐めろ」

 頭上から響く声に、背筋をゾクゾクとさせる樫田が口を開く。
 言われた通りに指を含み、舌を絡める。
 口内に感じる異物は、犯されていると言う倒錯的な興奮を樫田に与えていた。
 指を舐めさせながら若菜はペニスを両足で挟み込んだ。
 矮小な男根を圧迫される感覚に、樫田がくぐもった呻き声を上げる。
 それでも若菜は指を引き抜くことはしなかった。
 亀頭の辺りを挟んだ足を、ゆっくりと根元へ向けて下ろしていく。
 
「んぐっ、んんっ、ん……!」

 じわじわと包皮を剥かれていく感覚に、樫田はビクビクと身体を震わせている。
 
「どうした? 口の中を指で犯されながら、ちんぽの皮剥かれて興奮してるのか?」

 羞恥と被虐を煽る言葉が、樫田の興奮をますます滾らせていく。
 
「ほら……しっかり感じておけよ。もうちょっとで剥き終わる」

 溢れ出した我慢汁に濡れ光る亀頭が、完全に露出する。

「んっ、んんんーっ!!」

 たまらない快感だった。
 脚で包皮を剥かれていると言う興奮が、そこを敏感にしていた。

「こんなに惨めな状況でも気持ち良くなるなんて、頭は良くなっても、変態は直りそうにないな」



投稿日時:2019/02/14 20:15

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