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281.米原

>>280「まぁ、それは見てのお楽しみ。千夏一気にやっちゃっていいわよ。」
「わわわっ、止めてく……」
ダメだ……このままでは見られてしまう。身長以上のコンプレックスを……
僕の悲鳴も虚しく、千夏はパンツを一気に下ろしてしまった。
「「…………………………」」
「「プハハハハハハッ!!!」」
一瞬沈黙した後、3人は爆笑した。
「ちょ、ちょっとこれはなんなの?ちんちん小さいし、毛も生えてないじゃんwww」
「こんなんでよく人の胸のこと言えたもんね。赤ちゃんと変わらないんじゃないの?」
「千夏、こんな粗チン野郎と別れて正解だってwww」
「私も今そう思ったwwwまさか祐ちゃんがこんなにかわいいおちんちんしてるなんて知らなかったわwww」
僕は歯を食いしばりながら、目をつぶって我慢するしかなかった。
「何か言うことないのかな〜。子供ちんちんの中尾君?」
「ううう、お前ら覚えてろよ。それに僕はこれから成長するんだからちんちんも身長も大きくなるんだ!」
僕は精一杯の威嚇をした。
「こいつさ、自分の置かれてる状況わかってないんじゃないの?」
「そうね〜、少しお仕置きが必要かもしれないわね。」
お仕置き?一体これ以上何があるって言うんだ?
パンツとズボンは足から脱がされ、無造作に投げ捨てられた。


「なっ、何をするつもりだよ……」
「ハハハッ、こいつようやく自分の立場って奴を理解したようね。」
僕は怖くなってしまった。
「あらあら、さっきまでの威勢はどこに行っちゃったのかしらねwww」
「祐ちゃんったら、ヒザ震えてるじゃない。そんなにお姉さんたちが怖いの?」
「うううう……」
怖かった。これから何をされるかわからない恐怖。こんな恰好じゃ助けも呼べない。
「中尾君ったら、ちんちん切っちゃうわけじゃないんだからそんなに怖がらなくても大丈夫よwww」
美穂が手をジャンケンのチョキの形にして、ちんちんを切るマネをした。
「ひっ!」
想像すると、ちんちんがビクンッと動いた。
「こいつのちんちんと金玉、すごく縮こまってない?すっげー小さいんだけどwww」
「今の美穂の言葉を想像して怖くなっちゃったんだよね。大丈夫だよ〜www」
千夏が頭を撫でてくる。
「んじゃま、中尾君もちんちん丸出しだと風邪ひいちゃうから、さっさとやりますか。千夏、用意大丈夫?」
「オッケ〜。」
千夏はカバンから携帯電話を取り出した。
ま、まさか……。背中に嫌な汗が流れるのを感じる。
「もう二度とふざけた態度取れないようにしないとね。」
「動かないでよ〜、じっとしてればすぐに終わるんだから。」
「千夏、私たちの顔は写真に入らないように撮ってよね。」
「もちろん大丈夫だよ。って言うか、祐ちゃんが小さくて2人の顔は入らないよwww」
「そりゃそうか、中尾はチビ助だからな〜www」
みんな言い放題である。僕はと言うと、もう抵抗する力もなく、ただなすがままにされていた。
パシャ……パシャ……パシャ……
何度も無情にシャッター音が響く。夏だと言うのに、体は冷たい。
「こんなもんでいいかな〜。ちゃんと撮れてると思うよwww。後で2人にも送るね。」
「いや〜、脅迫道具としては効果てきめんだけど、こんなちんちんじゃ興奮しないよねwww」
「ホント、ホントwww私は前に見たAVくらい大きくないと駄目だわ〜www」
「ちょっと〜、唯は本当にデカチン好きだな〜www」
3人は僕のことを忘れてしまったのか、僕が逃げられないのをわかっているのか、僕から手を離し、それぞれ好き勝手に話している。
「でもさ〜、こいつのちんちんって本当にちっさいよな〜」
「いっ!いででででっ!」
「ぎゃはははは!わるいわるい。ちょっと力入れすぎたかなwww」
伸ばしたと言うよりも、無理やり引っ張ったという方が正しい。
「ところで、中尾君ってオナニーはどれくらいの頻度でするの?」
「えっ?」
オナニーって自慰のことだよな。保健の授業で習ったけど、みんなやっているものなのか?
「とぼけんじゃないよ。どうせあんたのことだから、サルみたいに毎日やってんでしょ?」
「ほらほら、お姉さんたちに教えてみなさいよwww」
僕の様子がおかしいのに美穂が気付いたのか
「ねぇ、中尾君。オナニーって知ってる?」
「う、うん……」
「もしかしてしたことない?」
「…………うん…………。」
3人は顔を見合わせて、また大爆笑した。
「ちょっと祐ちゃん、本当にオナニーしたことないのwww?」
「おしっこにしか使わない赤ちゃんちんちんじゃねーかよwww」
「もしかしたら、まだ精通もきてないんじゃないのwww?毛も生えてないくらいだしwww」


3人はようやく笑いが収まり、僕のちんちんを見ながら好き勝手しゃべっている。
「金玉もこんなに小さいし、まだ精液作られてないんじゃねーの?」
「あああっ、あんまり触らないでよ……」
なんだかくすぐったく、不思議な感じがする。
「唯、あんまり乱暴に触ったらダメだよwwwでも、確かにその可能性は大よね。」
「じゃあさ〜、オナニーさせてみればいいんじゃないの?最初からそのつもりだったんでしょ?」
「そうね。いつまでも議論しててもしょうがないから、ここはオナニーしてみましょうか?」
「えっ?えっ?」
オナニーってどうやってするの?
保健の授業では簡単な構造の説明しかなかったし、僕やり方なんて知らないよ。
「まずは……そうね〜。勃起させないとしょうがないわね。」
勃起はわかる。確かちんちんが硬くなることだ。
「何かエロいことでも考えりゃすぐに勃起すんだろ?さっさと考えろよwww」
2人は抑えていた手を離し、3人で僕を囲むように立っている。
3人とも僕より大きいので、威圧感を感じる。さらに、今の僕はちんちんを丸出しなので劣等感もあった。
逃げ出したい気持ちもあるが、すでに写真と言う弱みを握られている。しかし、それ以上に僕はオナニーに興味があったのも事実であった。


自分のちんちんが小さいことの自覚はあった。
ミニバスの合宿でお風呂に入る時、僕のちんちんはみんなのものより明らかに小さかった。毛が生えている人も結構いたし、ちんちんは皮を剥いて洗うものだと言うことも聞いた。
一度皮を剥こうとしたが、痛くて断念して以来、剥こうとしたことがない。
友達がHな本を持ってきて、みんなで読んでいても僕だけは硬派を気取って輪に加わらなかった。興味は人一倍ある。だけど、怖かった。
ちんちんも小さいし、皮も剥けない。友達の何人かがAVを見たと聞いたときは驚いたし、さらにオナニーをしたと聞かされた時は、自分との差がとんでもないほどに空いてしまったことを実感した。
僕はそれ以来、性と言うものに奥手になって今まで過ごしてきたのだ。
千夏と付き合ったが、今後のことを考えると怖かった。だから、無理やり別れたのかもしれない。
しかし、今はそんな現状を少しでも打開できるのではないだろか?
そんな淡い考えが少しあったのも事実であった。



投稿日時:2018/10/15 22:02

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