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309.米原
>>308パンパン!!
その時マリア先生が手を叩いて、いったんみんなを止める。
「はいはい!みんな少し静かにしなさい。鬼怒先生が困っているでしょ?」
私はこの時、助かったと思った。
「マ、マリア先生!ありがとうございます。」
マリア先生が前に出てくる。
「何か勘違いしていませんか?私が生徒を止めたのは、他の先生方が来られると問題になるからです。せっかくですし、ここで男性の性器についての座学をしてはいかがですか?」
「な、何を言っているのですか!?」
「さすが、マリちゃん先生!」 「そうだそうだ!」 「教えて下さいよwww」
生徒たちはますます乗り気になってしまった。授業が終わるまであと30分もある……。
「それに、橋本先生はきちんとみんなにペニスを見せたんですよ。あれは同着でもおかしくない結果でした。それなら先生もペニス……失礼、先生の場合は『お・ち・ん・ち・ん』と言った方しっくりきますかねwww」
「マリちゃん最高www」 「ペニスじゃなくておちんちんとかwww」
「男として恥ずかしすぎるwww」 「早く見せて下さいよ。自慢のおちんちんwww」
誰も助けてくれない。助けを呼んでもこの状況を見た人はどう思うだろうか?
どう考えても、自分が不利な立場にいるとしか考えられない。
「あああ…………」
「ほら、生徒たちもああ言っていますし、ここは教師としてしっかりしないと!」
バチンッ!
「ハヒッ!」
いきなりお尻を思いっきり打たれたので、そちらを抑えると前ががら空きになる。
「あら〜、近くで見ても本当に小さいのねwww」
「マ、マリア先生!か、顔が近すぎます……」
「こんなことが教育委員会にバレたら、どうなるんでしょうね?素直に指示に従っていた方が賢明ですよ。」
こっそり耳打ちをされる。
「ほら〜、みんなも良く見える位置まで来なさい。こんなちんちん滅多に見られないわよ。」
生徒たちはざわざわと動きだし、私を取り囲むように半円になった。
「ささ、先生は飛び込み台に乗って下さい。そうそう、両手は後ろに回して足は開く。う〜ん、そうね〜、蟹股になった方が見やすいかな。そそっ、オッケ〜ですwww」
俺は情けない姿で、飛び込み台の上に立った。生徒たちは下から覗き込むようにこちらを見ている。
「皆さん、よく見えますか?この前の橋本先生の立派なペニスと違って、この鬼怒先生のちんちんは小さくて、何か違いますよね。何が違うかわかりますか?」
「は〜い、皮が被っている包茎ちんちんで〜す!」
「そうですね。先ほども何人かの人が言っていましたが、これは『包茎』と言って大人になっても皮が剥けないちんちんのことを言います。先生、生徒によく見えるように自分の手で持ってみて下さい。」
「グググッ……」
私は歯を食いしばりながら、指示に従う。
「持つと言うより、摘まむと言った方がいいですね。それにしても小さなちんちんですね。身体が大きいだけに余計惨めになってしまってます。」
一斉に笑いが起こる。
「い、今はプールに入って冷えて小さくなっただけです!」
「フフフッ、そんな言い訳しなくてもいいじゃないですかwww。ねぇ、みんな?」
さらに笑い声が大きくなる。
「じゃあ、先生。次は皮を剥いてみて下さい。みんなも良く見ておくようにね。」
「「は〜い!」」
私は手が止まってしまう。暑さのせいではない汗が、背中を伝っていくのがわかる。
「ほら、先生!自分で剥いて下さい。私は汚くて触りたくありませんしwww」
「マリちゃん、本音言い過ぎwww」 「でも、確かに触りたくないよねwww」
一向に動かない私に痺れを切らしたのか、みんな追い込みにかかる。
「ほら!早く皮を剥く!皮を被せたままじゃ授業になりませんよ!」
「そうだよ、早く剥いてよ!」 「何か汚そうだけど、楽しみかもwww」
「もう、何をしているんですか!?」
マリア先生が私の手を掴み、強引に皮を剥こうとした。
「ぐっ……うう!イテテッ!!」
「えっ?」
すぐにマリア先生は手を離した。そして、こちらを見たまま恐る恐る質問してきた。
「え〜と……もしかして鬼怒先生は『真性包茎』なんですか?」
カァ〜っと顔が赤くなると同時に、マリア先生はお腹を抱えて笑いだす。
「えっーーーー!本当にその歳で真性包茎なんですか?うわぁ、もぅこの人やだ〜www」
「マリちゃん、何がおかしいの?」 「えっ、皮が剥けないってこと?」
「そんなのあるの?」 「包茎って皮が被ってる奴のことじゃないの?」
秘密にしていたことが徐々に知られていってしまう。
「あーー、おかしいwww。あのね、包茎には『仮性包茎』『カントン包茎』『真性包茎』って大きく分けて3つあるの。日本人の約7割が包茎って言うけど、実際はほとんどが仮性包茎っていう簡単に皮が剥けるタイプなのね。そして残りのほんのごく1部の人は皮が全く剥けなかったり、仮に剥けても問題があるようなタイプなの。鬼怒先生はそのごく1部の真性包茎だってこと。皮が全く剥けないのよ、私も初めて見たわwww」
「え〜、それじゃあどうやって洗うの?」 「洗えるわけないじゃんwww」
「うげ〜、それってすごい不潔じゃん。」 「先生はどうやって洗ってんの?」
「先生、私も真性包茎は初めてなので、洗い方が気になりますわ。どうか教えて下さいませんか?」
「そ、それは……」
「まさか、洗ったことがないなんて言いませんよねwww」
「い、いえそれはないんですが……」
「じゃあ、いいじゃありませんか。今後ないでしょうけど、万が一真性包茎が彼氏になった時のためにお願いしますよwww」
いやらしい目でこちらを見てくる。ここで洗えないなんて言ったら、ますます扱いがひどくなるだろう。私はこれが逆効果になることなど、全く考えなかった。
「そ、それでは、いくつか用意してほしいものが……」
「先生、用意できましたよ。」
そこには綿棒と水の入った小さな桶があった。私はその綿棒を水で濡らすと、狭い皮の間から中に入れた。
「えっ、痛くないの?」 「何か皮が綿棒食べてるみたいで面白いんだけどwww」
しばらく綿棒をかき混ぜるように回して、抜き出すと先っぽが真っ黄色になっていた。
「うげ〜、気持ちわる〜」 「どんだけ中は汚れてるのよ」 「何か臭ってきそう」
先ほどまで笑っていた生徒たちは、その汚さに引き始めていた。
次に桶の中にちんちんを入れて、皮を揉む。すると皮の口からボロボロとカスが出てきた。
「こうやって、カスを掃除します……」
「う……。これは強烈ね……。みんな、よく見ておきなさい。これが真性包茎の汚さよ。」
さんざんなことを言われるが、事実なので言い返せない。
「あの〜、マリア先生……。」
「どうしたの?」
「こんなに汚いのに、もし真性の人とセックスしたらどうなるんですか?」
「いい質問ね。真性はどうしても不潔になりやすいから、当然女性にも悪影響があるわ。男性が病気にかかると、女性も感染する。それに不潔だから、女性器にもよくないわね。だから、みんなもこんな人とSEXしちゃダメですよwww」
「「は〜い!」」
「マリちゃん!こいつがプールに入ってたってことは、このプールはチンカスだらけなんじゃないの?」
ある生徒の発言で、みんな急に真剣な表情へと変わっていった。
「そうね。実は私さっきから隣にいるんだけど、すごく臭ってくるのよ。それだけこの剥けない皮の中にはカスが溜まっている証拠。だから、みんな今日は丁寧にシャワーで体を洗うように!」
マリア先生は鼻を摘まんで、臭そうに手を仰ぎながら横目で私を見てくる。
「うわ〜、最悪!」 「そう言えば何か臭いよね!」 「つ〜か、謝れよ!」
罵詈雑言が飛んでくる。
「確かにそうね。鬼怒先生、そんな汚い包茎ちんちんで公共のプールに入ったことをみんなにちゃんと謝って下さい。」
生徒たちの視線が集中する。いつものように怒鳴りたいが、そうもいかない。
「い、今まで申し訳ありませんでした。」
仕方なく、形式だけ謝ることにした。
「もっと誠意を込めて!」 「ちゃんと具体的に謝って下さい!」 「土下座もしてよwww」
「お、お前らこっちが下手に出ていれば……」
プルプルと体を震わせて、拳に力を入れる。さすがに生徒たちは黙って、やりすぎたかと不安になっていた。
「はいはい!子供ちんちんをぶら下げた大人が、どんなに怒鳴っても怖くないわよ。みんなも鬼怒先生の顔じゃなくて、情けないちんちんを見てみなさい?」
すると、先ほどまで萎縮していた生徒たちは再び強気になった。
「先生だって、温泉に行って湯船がゴミだらけだったら、その温泉宿に文句を言うでしょ?今までの先生の行為はそう言うことです!さぁ、早くしなさい!」
歓声と拍手が鳴る。私は怒りで震える体を何とか抑えて、膝をつく。
「わ、私が真性包茎だったばかりに、皆さんが入るプールを汚してしまいすみませんでした。」
土下座をして、震える声で謝る。
「ああ、いい気味www」 「今までさんざん威張ってきた罰よwww」
「今度からプールは入らないでねwww」 「つ〜か、近寄るな!」
「じゃあ、みんな少し早いけど、授業を終わりにします。ちゃんとシャワーを浴びるようにね。」
生徒たちは罵倒の言葉を浴びせながら、プールから去っていく。
すぐに噂は広がり、次の授業の時にはすでにほとんどの生徒たちが、先ほどの件を知っていた。
「そ、それでは授業を始める。」
「うわ〜、包茎先生の登場www」 「よく出てこれたよねwww」 「何か臭くないwww」
鬼怒隆、ここは我慢だ。我慢するのだ!
「今日はp56からだな。小林、ここから読んでみろ!」
「は〜い!真性包茎とは、包皮口が非常に狭い、または亀頭と包皮が癒着を起こしているなどの理由から、平常時でも手でむくことができません。亀頭が常に包皮に覆われているため……」
「!!お、お前はどこを読んでいるんだ!?」
「あ〜、すみません。真性包茎についての記事を読んでしまいましたwww」
「私たち、休み時間も保健体育の勉強しているんですよ。偉くないですか?」
教室中がドッと笑いに包まれた。私の授業は機材を使うことが多いので、便宜上離れの校舎でやる。よって、騒いだとしても周りに声が聞こえることはほとんどの場合ない。
「い、今は違う内容の時間だろう?」
「え〜、いいじゃないですか?真性包茎は病気として扱われるので、保険が適用されるようですよ。先生の代わりに調べてあげましたよ、私たちって先生思いな生徒でしょうwww」
「うぐぐっ……!」
「アハハッ、何も言い返せないでやんのwww」
「そう言えば、さっきネットで真性包茎はSEXができないって書いてありましたけど、先生はどうしているんですか?」
「な、なに!?」
「だからSEXですよ。そもそも相手に嫌がられないんですかwww」
「確かに気になるwww」 「私だったら絶対嫌だわwww」 「どうなんですか?」
「そ、それは……。そもそも女子高生がそんな言葉をむやみやたら使うもんじゃない!」
言葉に詰まってしまい、ついいつもの調子で怒鳴ってしまう。
「はぁ〜?歳は関係ないでしょ。それに正しい性知識を身につけろって言ったのは先生ですよね?別にSEXやチンポくらいいいじゃないですか?それを有耶無耶にすることこそ正しい性知識からかけ離れますよ。」
「ぐぐっ!」
こいつたちは、こういう言い訳だけはうまいのだ。ただし、今回はこいつらの方が正しい。私はただ、回答を引き伸ばし有耶無耶にしようとしているだけなのだから。
そして、恐れていた展開になった。
「なんかさ〜、さっきから全然質問に答えてなくない?」
「私も思った。怒鳴ったりするばかりで、全然話を進めようとしないよね。」
「もしかして、『まだ』だったしてwww」
「それって、童貞ってこと?いやいや、それはいくらなんでもないでしょ?」
「ないないwww」 「あいつって32歳でしょ?」 「さすがにそれはないわよwww」
「だって、このクラスだって大半が経験済みでしょ?ねぇ、みんな?」
ある生徒がそう言うと、クラスの3分の2以上は手を上げていた。
「幻滅しちゃいました?今の子なんてほとんどが10代のうちに初体験を終わらせてますよ。まだの子は彼氏はいるけど、まだしてないって感じかな。」
驚いていた俺に、別の生徒が教えてくれた。
その反応を見て、ある生徒が強い視線で私を見てきた。
「先生ってやっぱり童貞?」
「あ……いや……」
つい視線を外してしまった。それがいけなかったのだ。
「ちょっと〜、こいつやっぱり童貞だったよwww」
「うそ〜、その歳で童貞www」 「真性包茎だから?」 「こいつの性格でしょ?」
「うわ〜、悲惨www」 「もう一生童貞でしょwww」 「かわいそうwww」
ついには同情の声まで上がってくる。
「先生……いえ、鬼怒君って呼ばせてもらおうかしら。」
「な、なにを言っているんだ。」
怒鳴りたいのに、先ほどのプールの件と今のことで力が出ない。
「だって〜、確かにあなたは年上だし、立場は先生ですよ?でも、性に関しては私たちの方が先生なんじゃない?」
「そうだよね。このクラスで『子供』はあんただけじゃん!他はみんな『大人』www」
「ぐぐぐっ……」
「ほらほら、鬼怒君。先生たちにあなたのご自慢のちんちんを見せて頂戴www」
その時マリア先生が手を叩いて、いったんみんなを止める。
「はいはい!みんな少し静かにしなさい。鬼怒先生が困っているでしょ?」
私はこの時、助かったと思った。
「マ、マリア先生!ありがとうございます。」
マリア先生が前に出てくる。
「何か勘違いしていませんか?私が生徒を止めたのは、他の先生方が来られると問題になるからです。せっかくですし、ここで男性の性器についての座学をしてはいかがですか?」
「な、何を言っているのですか!?」
「さすが、マリちゃん先生!」 「そうだそうだ!」 「教えて下さいよwww」
生徒たちはますます乗り気になってしまった。授業が終わるまであと30分もある……。
「それに、橋本先生はきちんとみんなにペニスを見せたんですよ。あれは同着でもおかしくない結果でした。それなら先生もペニス……失礼、先生の場合は『お・ち・ん・ち・ん』と言った方しっくりきますかねwww」
「マリちゃん最高www」 「ペニスじゃなくておちんちんとかwww」
「男として恥ずかしすぎるwww」 「早く見せて下さいよ。自慢のおちんちんwww」
誰も助けてくれない。助けを呼んでもこの状況を見た人はどう思うだろうか?
どう考えても、自分が不利な立場にいるとしか考えられない。
「あああ…………」
「ほら、生徒たちもああ言っていますし、ここは教師としてしっかりしないと!」
バチンッ!
「ハヒッ!」
いきなりお尻を思いっきり打たれたので、そちらを抑えると前ががら空きになる。
「あら〜、近くで見ても本当に小さいのねwww」
「マ、マリア先生!か、顔が近すぎます……」
「こんなことが教育委員会にバレたら、どうなるんでしょうね?素直に指示に従っていた方が賢明ですよ。」
こっそり耳打ちをされる。
「ほら〜、みんなも良く見える位置まで来なさい。こんなちんちん滅多に見られないわよ。」
生徒たちはざわざわと動きだし、私を取り囲むように半円になった。
「ささ、先生は飛び込み台に乗って下さい。そうそう、両手は後ろに回して足は開く。う〜ん、そうね〜、蟹股になった方が見やすいかな。そそっ、オッケ〜ですwww」
俺は情けない姿で、飛び込み台の上に立った。生徒たちは下から覗き込むようにこちらを見ている。
「皆さん、よく見えますか?この前の橋本先生の立派なペニスと違って、この鬼怒先生のちんちんは小さくて、何か違いますよね。何が違うかわかりますか?」
「は〜い、皮が被っている包茎ちんちんで〜す!」
「そうですね。先ほども何人かの人が言っていましたが、これは『包茎』と言って大人になっても皮が剥けないちんちんのことを言います。先生、生徒によく見えるように自分の手で持ってみて下さい。」
「グググッ……」
私は歯を食いしばりながら、指示に従う。
「持つと言うより、摘まむと言った方がいいですね。それにしても小さなちんちんですね。身体が大きいだけに余計惨めになってしまってます。」
一斉に笑いが起こる。
「い、今はプールに入って冷えて小さくなっただけです!」
「フフフッ、そんな言い訳しなくてもいいじゃないですかwww。ねぇ、みんな?」
さらに笑い声が大きくなる。
「じゃあ、先生。次は皮を剥いてみて下さい。みんなも良く見ておくようにね。」
「「は〜い!」」
私は手が止まってしまう。暑さのせいではない汗が、背中を伝っていくのがわかる。
「ほら、先生!自分で剥いて下さい。私は汚くて触りたくありませんしwww」
「マリちゃん、本音言い過ぎwww」 「でも、確かに触りたくないよねwww」
一向に動かない私に痺れを切らしたのか、みんな追い込みにかかる。
「ほら!早く皮を剥く!皮を被せたままじゃ授業になりませんよ!」
「そうだよ、早く剥いてよ!」 「何か汚そうだけど、楽しみかもwww」
「もう、何をしているんですか!?」
マリア先生が私の手を掴み、強引に皮を剥こうとした。
「ぐっ……うう!イテテッ!!」
「えっ?」
すぐにマリア先生は手を離した。そして、こちらを見たまま恐る恐る質問してきた。
「え〜と……もしかして鬼怒先生は『真性包茎』なんですか?」
カァ〜っと顔が赤くなると同時に、マリア先生はお腹を抱えて笑いだす。
「えっーーーー!本当にその歳で真性包茎なんですか?うわぁ、もぅこの人やだ〜www」
「マリちゃん、何がおかしいの?」 「えっ、皮が剥けないってこと?」
「そんなのあるの?」 「包茎って皮が被ってる奴のことじゃないの?」
秘密にしていたことが徐々に知られていってしまう。
「あーー、おかしいwww。あのね、包茎には『仮性包茎』『カントン包茎』『真性包茎』って大きく分けて3つあるの。日本人の約7割が包茎って言うけど、実際はほとんどが仮性包茎っていう簡単に皮が剥けるタイプなのね。そして残りのほんのごく1部の人は皮が全く剥けなかったり、仮に剥けても問題があるようなタイプなの。鬼怒先生はそのごく1部の真性包茎だってこと。皮が全く剥けないのよ、私も初めて見たわwww」
「え〜、それじゃあどうやって洗うの?」 「洗えるわけないじゃんwww」
「うげ〜、それってすごい不潔じゃん。」 「先生はどうやって洗ってんの?」
「先生、私も真性包茎は初めてなので、洗い方が気になりますわ。どうか教えて下さいませんか?」
「そ、それは……」
「まさか、洗ったことがないなんて言いませんよねwww」
「い、いえそれはないんですが……」
「じゃあ、いいじゃありませんか。今後ないでしょうけど、万が一真性包茎が彼氏になった時のためにお願いしますよwww」
いやらしい目でこちらを見てくる。ここで洗えないなんて言ったら、ますます扱いがひどくなるだろう。私はこれが逆効果になることなど、全く考えなかった。
「そ、それでは、いくつか用意してほしいものが……」
「先生、用意できましたよ。」
そこには綿棒と水の入った小さな桶があった。私はその綿棒を水で濡らすと、狭い皮の間から中に入れた。
「えっ、痛くないの?」 「何か皮が綿棒食べてるみたいで面白いんだけどwww」
しばらく綿棒をかき混ぜるように回して、抜き出すと先っぽが真っ黄色になっていた。
「うげ〜、気持ちわる〜」 「どんだけ中は汚れてるのよ」 「何か臭ってきそう」
先ほどまで笑っていた生徒たちは、その汚さに引き始めていた。
次に桶の中にちんちんを入れて、皮を揉む。すると皮の口からボロボロとカスが出てきた。
「こうやって、カスを掃除します……」
「う……。これは強烈ね……。みんな、よく見ておきなさい。これが真性包茎の汚さよ。」
さんざんなことを言われるが、事実なので言い返せない。
「あの〜、マリア先生……。」
「どうしたの?」
「こんなに汚いのに、もし真性の人とセックスしたらどうなるんですか?」
「いい質問ね。真性はどうしても不潔になりやすいから、当然女性にも悪影響があるわ。男性が病気にかかると、女性も感染する。それに不潔だから、女性器にもよくないわね。だから、みんなもこんな人とSEXしちゃダメですよwww」
「「は〜い!」」
「マリちゃん!こいつがプールに入ってたってことは、このプールはチンカスだらけなんじゃないの?」
ある生徒の発言で、みんな急に真剣な表情へと変わっていった。
「そうね。実は私さっきから隣にいるんだけど、すごく臭ってくるのよ。それだけこの剥けない皮の中にはカスが溜まっている証拠。だから、みんな今日は丁寧にシャワーで体を洗うように!」
マリア先生は鼻を摘まんで、臭そうに手を仰ぎながら横目で私を見てくる。
「うわ〜、最悪!」 「そう言えば何か臭いよね!」 「つ〜か、謝れよ!」
罵詈雑言が飛んでくる。
「確かにそうね。鬼怒先生、そんな汚い包茎ちんちんで公共のプールに入ったことをみんなにちゃんと謝って下さい。」
生徒たちの視線が集中する。いつものように怒鳴りたいが、そうもいかない。
「い、今まで申し訳ありませんでした。」
仕方なく、形式だけ謝ることにした。
「もっと誠意を込めて!」 「ちゃんと具体的に謝って下さい!」 「土下座もしてよwww」
「お、お前らこっちが下手に出ていれば……」
プルプルと体を震わせて、拳に力を入れる。さすがに生徒たちは黙って、やりすぎたかと不安になっていた。
「はいはい!子供ちんちんをぶら下げた大人が、どんなに怒鳴っても怖くないわよ。みんなも鬼怒先生の顔じゃなくて、情けないちんちんを見てみなさい?」
すると、先ほどまで萎縮していた生徒たちは再び強気になった。
「先生だって、温泉に行って湯船がゴミだらけだったら、その温泉宿に文句を言うでしょ?今までの先生の行為はそう言うことです!さぁ、早くしなさい!」
歓声と拍手が鳴る。私は怒りで震える体を何とか抑えて、膝をつく。
「わ、私が真性包茎だったばかりに、皆さんが入るプールを汚してしまいすみませんでした。」
土下座をして、震える声で謝る。
「ああ、いい気味www」 「今までさんざん威張ってきた罰よwww」
「今度からプールは入らないでねwww」 「つ〜か、近寄るな!」
「じゃあ、みんな少し早いけど、授業を終わりにします。ちゃんとシャワーを浴びるようにね。」
生徒たちは罵倒の言葉を浴びせながら、プールから去っていく。
すぐに噂は広がり、次の授業の時にはすでにほとんどの生徒たちが、先ほどの件を知っていた。
「そ、それでは授業を始める。」
「うわ〜、包茎先生の登場www」 「よく出てこれたよねwww」 「何か臭くないwww」
鬼怒隆、ここは我慢だ。我慢するのだ!
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「!!お、お前はどこを読んでいるんだ!?」
「あ〜、すみません。真性包茎についての記事を読んでしまいましたwww」
「私たち、休み時間も保健体育の勉強しているんですよ。偉くないですか?」
教室中がドッと笑いに包まれた。私の授業は機材を使うことが多いので、便宜上離れの校舎でやる。よって、騒いだとしても周りに声が聞こえることはほとんどの場合ない。
「い、今は違う内容の時間だろう?」
「え〜、いいじゃないですか?真性包茎は病気として扱われるので、保険が適用されるようですよ。先生の代わりに調べてあげましたよ、私たちって先生思いな生徒でしょうwww」
「うぐぐっ……!」
「アハハッ、何も言い返せないでやんのwww」
「そう言えば、さっきネットで真性包茎はSEXができないって書いてありましたけど、先生はどうしているんですか?」
「な、なに!?」
「だからSEXですよ。そもそも相手に嫌がられないんですかwww」
「確かに気になるwww」 「私だったら絶対嫌だわwww」 「どうなんですか?」
「そ、それは……。そもそも女子高生がそんな言葉をむやみやたら使うもんじゃない!」
言葉に詰まってしまい、ついいつもの調子で怒鳴ってしまう。
「はぁ〜?歳は関係ないでしょ。それに正しい性知識を身につけろって言ったのは先生ですよね?別にSEXやチンポくらいいいじゃないですか?それを有耶無耶にすることこそ正しい性知識からかけ離れますよ。」
「ぐぐっ!」
こいつたちは、こういう言い訳だけはうまいのだ。ただし、今回はこいつらの方が正しい。私はただ、回答を引き伸ばし有耶無耶にしようとしているだけなのだから。
そして、恐れていた展開になった。
「なんかさ〜、さっきから全然質問に答えてなくない?」
「私も思った。怒鳴ったりするばかりで、全然話を進めようとしないよね。」
「もしかして、『まだ』だったしてwww」
「それって、童貞ってこと?いやいや、それはいくらなんでもないでしょ?」
「ないないwww」 「あいつって32歳でしょ?」 「さすがにそれはないわよwww」
「だって、このクラスだって大半が経験済みでしょ?ねぇ、みんな?」
ある生徒がそう言うと、クラスの3分の2以上は手を上げていた。
「幻滅しちゃいました?今の子なんてほとんどが10代のうちに初体験を終わらせてますよ。まだの子は彼氏はいるけど、まだしてないって感じかな。」
驚いていた俺に、別の生徒が教えてくれた。
その反応を見て、ある生徒が強い視線で私を見てきた。
「先生ってやっぱり童貞?」
「あ……いや……」
つい視線を外してしまった。それがいけなかったのだ。
「ちょっと〜、こいつやっぱり童貞だったよwww」
「うそ〜、その歳で童貞www」 「真性包茎だから?」 「こいつの性格でしょ?」
「うわ〜、悲惨www」 「もう一生童貞でしょwww」 「かわいそうwww」
ついには同情の声まで上がってくる。
「先生……いえ、鬼怒君って呼ばせてもらおうかしら。」
「な、なにを言っているんだ。」
怒鳴りたいのに、先ほどのプールの件と今のことで力が出ない。
「だって〜、確かにあなたは年上だし、立場は先生ですよ?でも、性に関しては私たちの方が先生なんじゃない?」
「そうだよね。このクラスで『子供』はあんただけじゃん!他はみんな『大人』www」
「ぐぐぐっ……」
「ほらほら、鬼怒君。先生たちにあなたのご自慢のちんちんを見せて頂戴www」
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