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320.米原

>>319彩花の腰から、真っ黒の尻尾が伸びる。
 先端がペニスそっくりの形をした、淫魔の尻尾が、泰人の足を締め上げるようにしながら、駆け上る。
 泰人のアナルを尻尾で突きながら、彩花が言う。
 
「犯すより、犯される方が好きな変態だもんね」

「うっ、あっあぁっ……彩花っ……」

 尻尾の先端が媚薬を分泌しながら、泰人のアナルをくすぐるように動く。
 性感を高められたアナルはひくひくと蠢き、更なる快感を求める。
 いじめられる悦びにどっぷりと浸る泰人が堕ちるのに、時間はかからなかった。
 
「おっ、おっ、犯してっ! 犯してくださいっ……! んっ、んーっ!!」

 彩花は泰人のアナルに尻尾をねじ込んだ。
 快感に全身を震わせる泰人の身体を、見えざる力で宙に浮かせた。
 泰人は、尻を差し出すような『く』の字の格好で、拘束されていた。
 
「立ちバックで犯される女の子みたいな格好してるね。恥ずかしくないの?」

 泰人の背後から、彩花が囁く。
 激しくピストン運動を行う尻尾の快感で、泰人はまともに声を出せずにいた。
 
「あっ、あぁぁっ! はっ、はっ、はぁ、あぁぁぁっ! 彩花ぁぁっ!!」

「恥ずかしい方が興奮するの? 乳首で気持ちよくなりながら、お尻犯されるのが好きなの?」

「あっ! あぁっ! 好きっ! 彩花に犯されるのっ! んっっ! 好きぃっ!!」

 涎と涙を撒き散らしながら叫んだ泰人に、更なる責めが加わる。
 彩花が乳首を思い切りつねった。
 
「あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 ビクンビクンと、身体を痙攣させ、泰人は果てた。
 同時に、彩花が全ての責めから、泰人を解放した。
 びちゃり、と泰人の身体が床に落ちた。
 我慢汁や彩花の体液が水溜りを作っていた。 
 
「はぁっ、はぁっ、彩花っ、もっと……もっといじめてっ……!」

「泰人、まだ射精してないもんね」

「はっ、はひぃっ……」

 正面に座った彩花に、対し、泰人はM字に股を開き、ペニスをアピールする。
「ねぇ」と呼びかけながら、彩花が手を伸ばす。

「射精しちゃうって事は、チャンスがあったのに、ザーメンお漏らししちゃって、エッチ出来なかった駄目ちんぽって、事になるよ。それでも良いのかな?」

 駄目ちんぽと罵られ、ますます興奮する泰人が、首を縦以外に振ることはありえなかった。
 
「ふーん……だったら、自分でしてよ。見ててあげるから。駄目ちんぽの泰人にはそれで充分でしょう?」

「あっ、あっ、はぁ、はぁっ……」

「でもその前に、ちゃんと宣言して、駄目ちんぽです、って」

 駄目ちんぽ、その言葉が泰人の頭の中でぐるぐると回る。
 幼馴染にセックスを求められていながら、駄目ちんぽと罵られ、自らの手で射精する。
 状況を改めて振り返り、泰人は熱い吐息を漏らした。
 
「はぁっ、はぁ、いじめられて興奮する駄目ちんぽです、はぁっ、はぁっ、駄目ちんぽだからっ、はぁはぁっ、セックス出来ませんでしたっ! あっ、ぁぁ」

「よしよし。じゃあ、変態駄目ちんぽ、シコシコしよっか。……でも、出来るかな? 私に見られながら皮を剥いただけでイッちゃったりしてね」

 彩花に股間を観察される中、泰人がペニスに手を伸ばす。
 軽く握っただけで、全身が振るえ、汗が吹き出た。
 唾液に濡れ光る包皮をゆっくりと根本へ下ろす。
 
「あっ、あぁぁぁっ!!」

 媚薬で敏感になった包茎は、彩花の言葉通り、剥くだけで精液を噴き出してしまいそうだった。
 ペニスに手を添えたまま動きを止める泰人。
 彩花がずい、と身を乗り出し、その手に自身の手を重ねた。
 
「ほら、手伝ってあげるから、剥いちゃおう? まさか、それだけでイかないよね」

「まっ、待ってっ! 彩花っ! まだ、まっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁっ!!」

 泰人のペニスを覆っていた包皮が剥かれた。
 皮の中に溜まっていた彩花の唾液がどろりと流れ落ち、精液が鈴口から勢い良く放たれた。
 射精の悦びに全身を震わせる泰人。
 
「あーあ。本当に剥いただけで出しちゃうなんて、駄目ちんぽになっちゃったね。……一生このままにしちゃおうかな?」

「はーっ……はーっ……あ、あや……か……」

 肩で息をしながら、泰人は首を横に振った。
 一度射精したことで、幾分か理性を取り戻していた。
 
「本当は嫌じゃない癖に」

 彩花が言いながら、まだ残り汁を吐き出していたペニスを握る。
 
「うっ、なっ、なにをっ……!?」

「本当は皮被りちんぽぶら下げて、私に毎日いじめられたい癖に」

 イった直後の敏感なペニスを、彩花がしごき始める。
 皮を被せたり、戻したり、繰り返しながらだ。
 
「あっ、あっ、あぁっ! コレッ……駄目ッ……! 気持ち良過ぎッ……あっ、はぁぁぁっ!!」

 じゅぷっ、ぬちゃっ。
 彩花の唾液と、泰人の精液が混ざり合い、卑猥な音が響く。
 
「こんなに皮を引っ張ってたら、本当に包茎になっちゃうかも。嫌なら早く止めて?」

 僅かに痛みを感じるほど、彩花は強引に皮を引っ張っていた。
 淫魔の力で包茎にされたとしても、元に戻すのは簡単だ。
 それを分かって快楽を貪っていた節のあった泰人だが、先とは状況が違う。
 彩花は文字通り、泰人から男のプライドを一つ奪おうとしているのだ。
 彩花に奪われる――それはとても甘美な響きだった。
 皮を引っ張られながらの手コキの快感が、心まで蝕んでいく。
 奪われても良い、いや、奪われたい。
 自身の股間にぶら下がる包茎ちんぽに劣等感を覚える度に、彩花を思い起こし、劣情を催すのだろう。
 湧き上がる欲望が言葉となり、泰人の口から、吐き出された。
 
「いっ、良いっ! 包茎で良いですっ! あっ、あぁ、彩花にいじめられたいっ、あぁぁっ!! 包茎ちんぽにされたいっ! 彩花ぁぁぁっ!!」

 二度目の射精を迎える泰人。
 肉体だけでなく、精神も興奮の限界を迎えたいた。
 ペニスから大量の精液を放ちながら、泰人は気絶してしまった。
 
「……やっぱりいじめられる泰人は良いオカズ」

 そう言って、意識を失った泰人のペニスにしゃぶりつく彩花。
 精液を啜りながら、淫らな密を垂れ流す自身のヴァギナに手を伸ばすのだった。
 
 

投稿日時:2018/12/25 18:33

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