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382.米原
>>381ノックの音に応じて、文音が扉へと身体を向ける。
祐次は落胆と共に安堵をも同時に覚えた。
小さな密室に渦巻いていたしっとりとした空気が抜けていく。
戸を叩いたのは、風呂に入る装いではない女性――ジムのスタッフだった。
手には剃刀とシェービングクリームが握られている。
「なんでしょうか?」
祐次への誘惑は、からかい半分であったのか。
声音には、第三者の介入に苛立っている様子はない。
「剃毛のサービスです。ツルツルの包茎おちんちんって可愛いですよ」
スタッフが笑顔で言う。ドキリと胸を鳴らした祐次へ、文音が視線を向ける。
「どうします? 先輩。包茎おちんちん、可愛くしてもらいますか?」
嗜虐的な眼差しにたじろぐ。
陰毛を剃ることには抵抗があった。
ましてや、「可愛くしてもらう」などと、見下した調子で問われれば、尚更受け入れ難かった。
祐次は剃毛から逃れる言い訳をいくつか用意して口を開く。
「いや、ふ、文音、それは――うくっ!」
「え? なんですか?」
文音は笑みを浮かべたまま、ちっぽけな突起を虐げていた。
乳首に爪が食い込む。苦痛に歪む祐次の顔。
「いっ、痛い、ふ、文音……」
「ふふ……」
文音が彼の歪んだ表情に、悦楽の笑みを浮かべる。
この程度のやり取りは、このジムにおける日常茶飯事なのだろう。
女性スタッフは微笑を浮かべたまま、成り行きを見守っている。
祐次の乳首を捉えた文音の指は、先が白くなる程に強くそこを責め立てた。
「い、いやっ……だ……」
目じりに涙を浮かべて、搾り出すような声を上げる。
それは何に対する拒絶だったのか、言った本人すら分からなかった。
剃毛か、乳首への責めか。
「ふふっ、ごめんなさい。先輩が凄く痛がってるのが愉しくて、つい」
口角を吊り上げた文音が、そっと指を離した。
今度は優しく、それを撫でる。
「先輩は、痛いのは嫌なんですよね。……可愛い包茎おちんちん、可愛くない包茎おちんちん、どっちが優しくしてもらえると思いますか?」
強く抓られていた乳首は、ジンジンと疼いていた。
そこを繊細な手付きで撫でられる。祐次は身を震わせながら答えた。可愛い方、とだけ。
「可愛い……何? ちゃんと言って貰わなくちゃ、分からないです」
愉しげな表情はそのままに、視線に威圧を込める。乳首を撫でていた指が軽く爪を立てて止まる。
脅されている。年下の少女に、屈辱的な言葉を吐けと、急き立てられているのだ。
祐次は身体が熱を帯びていくのを認めた。
それは怒りとも悦びともつかない、倒錯的な興奮によるものだった。
鼓動を早めるばかりで、言葉を紡ぐのを躊躇う祐次。彼をじっと見つめる文音だったが、不意に視線を逸らす。
その横顔に浮かぶ色を認めて、祐次は酷く憔悴した。
『退屈』あるいは『失望』。
文音の見せた表情はそう捉える他なかった。
心臓の音はこれまで以上に大きく早くなる。
(おっ、俺は……俺は……!)
祐次の精神が大きく揺らぐ。
苦痛や恥辱よりも忌避すべきものは、見捨てられること。
このジムへ来て飴と鞭で振り回される内、祐次の中で――自覚すらないままに――文音の存在は以前より大きくなっていた。
奔放かつ嗜虐的な姿に、改めて惚れてしまったと言っても良い。
心境の変化に気付いた瞬間、祐次は声を上げていた。
「かっ、可愛くっ、ほ、包茎の、お、おちんちん、可愛くして欲しい……!」
半ば衝動的に言葉を紡いだ為に、羞恥はやや遅れてやってきた。
耳まで真っ赤になった彼へと視線を戻し、文音は笑みを浮かべた。
祐次の背後へ回り、耳元で妖しく囁き掛ける。
「それじゃあ、スタッフのお姉さんに、自分でお願いしてください」
耳の底へと流れ込んでくる声音と息吹に、祐次は小さく震えながら恥辱にまみれた言葉を口にする。
「お、おちんちんの毛を剃って、可愛くしてください……」
言い終えた後に訪れる酷い羞恥の嵐。全てが吹き飛び、真っ白になった頭に、文音の声が反響する。
「くすっ……。先輩ったら、優しく虐めて欲しくて必死ですね」
もはや、彼女がいかに恥辱を煽ろうとも、それに抗う気はなかった。
祐次はただ、恥じらいを受け止め、身体を火照らせるしかない。
女性スタッフが彼の足元に跪き、陰毛を短くカットしていく。
「ちゃんと見ていてください」
文音はそう囁いた後、彼の背にぴったりと密着した。
伝い来る柔らかさと温度にこそばゆさを感じて、祐次は身を捩る。
「動かないでください」
冷たい声音が女性スタッフの口から飛んだ。
祐次は搾り出すようにして、謝罪を口にした。
「ふふっ。動いちゃ駄目ですよ」
耳元に顔を寄せた文音が、言葉を続ける。
「今はまだ、長い所を切ってるだけだから、そんなに危なくありませんけど……」
澄んだ声音が妖しい色を帯びていく。
今にも祐次の耳へとしゃぶり付きそうな程の距離で囁きながら、文音が手を伸ばす。
彼の胸板に這わされた指が、乳頭の周囲に触れる。
敏感な部位への刺激。それを予期させられるだけで、祐次の身体にゾクゾクとしたものが走った。
少女の細い指が、乳首に触れるか触れないかの所で円を描き出す。
ゆっくりと、何度も。
「剃刀を使い始めたら、本当に動いちゃ駄目ですよ? 先輩のおちんちん、切れて駄目になっちゃうかも」
ゾッとするような言葉に、祐次の顔は凍りついた。
その表情を認めて、文音が恍惚の息を漏らす。
丁度、祐次の足元ではスタッフがハサミを置いて、クリームを塗り始めているところだった。
「怖いんですか?」
「……こ……こわい……」
祐次のか細い声を受けて、文音が狂喜する。
散々焦らされ蕩け切った蜜壷に、怒張して反り返った男根を受け入れるような喘ぎめいた雌の吐息。それが耳の間近で発せられるのだから、堪ったものではなかった。
ぴくりと震えた彼を、女性スタッフがじろりと睨み付けた。
「ひうっ、ご、ごめんなさいっ……!」
文音の悪戯に翻弄されているだけで、祐次は被害者である。本来、注意すべきは文音なのだが、ここでは通じない理屈であり、祐次自身も正しい認識を持ち続ける余裕がなかった。
「ほらほら、動かないで、じっとしてください。動けば、おちんちんが切れちゃう、駄目になっちゃう……!」
祐次の恐怖心を煽り立てた後、耳介の輪郭を舌でなぞり上げた。
「んくうっ……!」
身体を強張らせると同時に、下唇に思い切り歯を立てる。
二人のやり取りに目を向けつつ、スタッフが剃刀を陰茎の根元へやった。
冷たい刃の触感に祐次は血の気が引いていくのを認めた。
(動いちゃ駄目だ。動いたら、動いたら……!)
毛を剃るだけだと理解していても、文音が紡いだ言葉の魔力がペニスを失うことへの恐怖心を喚起させる。
唇を噛んだまま、思わず目を瞑る。
視界が閉ざされた中で、祐次は剃刀が肌の上を滑り始めたのを感じた。
「駄目ですよ。ちゃんと見ていてください」
そう命じながら、文音は包皮を弄び始めた。
「くっ……! んん……!」
文音の命に従い、祐次は目を見開いていた。
恐怖に晒され、萎え切った包茎の周囲を剃刀が滑らかに踊っている。
動いてはいけない――視覚からの情報がより強く制止を掛ける、が、胸の突起は甘く痺れて仕方が無い。
込み上げる快楽に身体の芯が震えを起こす。
それを表に出さんとして祐次は必死の表情で、より強く唇を噛む。息を止めて最大限に力む。
「ふふっ、先輩……今の表情、とっても素敵ですよ……」
淫蕩を体現するかのような声音だった。
恐怖と快楽。二つの異なる荒波に晒され、強張るばかりの表情は文音の嗜虐心を大いにくすぐっていた。
祐次は落胆と共に安堵をも同時に覚えた。
小さな密室に渦巻いていたしっとりとした空気が抜けていく。
戸を叩いたのは、風呂に入る装いではない女性――ジムのスタッフだった。
手には剃刀とシェービングクリームが握られている。
「なんでしょうか?」
祐次への誘惑は、からかい半分であったのか。
声音には、第三者の介入に苛立っている様子はない。
「剃毛のサービスです。ツルツルの包茎おちんちんって可愛いですよ」
スタッフが笑顔で言う。ドキリと胸を鳴らした祐次へ、文音が視線を向ける。
「どうします? 先輩。包茎おちんちん、可愛くしてもらいますか?」
嗜虐的な眼差しにたじろぐ。
陰毛を剃ることには抵抗があった。
ましてや、「可愛くしてもらう」などと、見下した調子で問われれば、尚更受け入れ難かった。
祐次は剃毛から逃れる言い訳をいくつか用意して口を開く。
「いや、ふ、文音、それは――うくっ!」
「え? なんですか?」
文音は笑みを浮かべたまま、ちっぽけな突起を虐げていた。
乳首に爪が食い込む。苦痛に歪む祐次の顔。
「いっ、痛い、ふ、文音……」
「ふふ……」
文音が彼の歪んだ表情に、悦楽の笑みを浮かべる。
この程度のやり取りは、このジムにおける日常茶飯事なのだろう。
女性スタッフは微笑を浮かべたまま、成り行きを見守っている。
祐次の乳首を捉えた文音の指は、先が白くなる程に強くそこを責め立てた。
「い、いやっ……だ……」
目じりに涙を浮かべて、搾り出すような声を上げる。
それは何に対する拒絶だったのか、言った本人すら分からなかった。
剃毛か、乳首への責めか。
「ふふっ、ごめんなさい。先輩が凄く痛がってるのが愉しくて、つい」
口角を吊り上げた文音が、そっと指を離した。
今度は優しく、それを撫でる。
「先輩は、痛いのは嫌なんですよね。……可愛い包茎おちんちん、可愛くない包茎おちんちん、どっちが優しくしてもらえると思いますか?」
強く抓られていた乳首は、ジンジンと疼いていた。
そこを繊細な手付きで撫でられる。祐次は身を震わせながら答えた。可愛い方、とだけ。
「可愛い……何? ちゃんと言って貰わなくちゃ、分からないです」
愉しげな表情はそのままに、視線に威圧を込める。乳首を撫でていた指が軽く爪を立てて止まる。
脅されている。年下の少女に、屈辱的な言葉を吐けと、急き立てられているのだ。
祐次は身体が熱を帯びていくのを認めた。
それは怒りとも悦びともつかない、倒錯的な興奮によるものだった。
鼓動を早めるばかりで、言葉を紡ぐのを躊躇う祐次。彼をじっと見つめる文音だったが、不意に視線を逸らす。
その横顔に浮かぶ色を認めて、祐次は酷く憔悴した。
『退屈』あるいは『失望』。
文音の見せた表情はそう捉える他なかった。
心臓の音はこれまで以上に大きく早くなる。
(おっ、俺は……俺は……!)
祐次の精神が大きく揺らぐ。
苦痛や恥辱よりも忌避すべきものは、見捨てられること。
このジムへ来て飴と鞭で振り回される内、祐次の中で――自覚すらないままに――文音の存在は以前より大きくなっていた。
奔放かつ嗜虐的な姿に、改めて惚れてしまったと言っても良い。
心境の変化に気付いた瞬間、祐次は声を上げていた。
「かっ、可愛くっ、ほ、包茎の、お、おちんちん、可愛くして欲しい……!」
半ば衝動的に言葉を紡いだ為に、羞恥はやや遅れてやってきた。
耳まで真っ赤になった彼へと視線を戻し、文音は笑みを浮かべた。
祐次の背後へ回り、耳元で妖しく囁き掛ける。
「それじゃあ、スタッフのお姉さんに、自分でお願いしてください」
耳の底へと流れ込んでくる声音と息吹に、祐次は小さく震えながら恥辱にまみれた言葉を口にする。
「お、おちんちんの毛を剃って、可愛くしてください……」
言い終えた後に訪れる酷い羞恥の嵐。全てが吹き飛び、真っ白になった頭に、文音の声が反響する。
「くすっ……。先輩ったら、優しく虐めて欲しくて必死ですね」
もはや、彼女がいかに恥辱を煽ろうとも、それに抗う気はなかった。
祐次はただ、恥じらいを受け止め、身体を火照らせるしかない。
女性スタッフが彼の足元に跪き、陰毛を短くカットしていく。
「ちゃんと見ていてください」
文音はそう囁いた後、彼の背にぴったりと密着した。
伝い来る柔らかさと温度にこそばゆさを感じて、祐次は身を捩る。
「動かないでください」
冷たい声音が女性スタッフの口から飛んだ。
祐次は搾り出すようにして、謝罪を口にした。
「ふふっ。動いちゃ駄目ですよ」
耳元に顔を寄せた文音が、言葉を続ける。
「今はまだ、長い所を切ってるだけだから、そんなに危なくありませんけど……」
澄んだ声音が妖しい色を帯びていく。
今にも祐次の耳へとしゃぶり付きそうな程の距離で囁きながら、文音が手を伸ばす。
彼の胸板に這わされた指が、乳頭の周囲に触れる。
敏感な部位への刺激。それを予期させられるだけで、祐次の身体にゾクゾクとしたものが走った。
少女の細い指が、乳首に触れるか触れないかの所で円を描き出す。
ゆっくりと、何度も。
「剃刀を使い始めたら、本当に動いちゃ駄目ですよ? 先輩のおちんちん、切れて駄目になっちゃうかも」
ゾッとするような言葉に、祐次の顔は凍りついた。
その表情を認めて、文音が恍惚の息を漏らす。
丁度、祐次の足元ではスタッフがハサミを置いて、クリームを塗り始めているところだった。
「怖いんですか?」
「……こ……こわい……」
祐次のか細い声を受けて、文音が狂喜する。
散々焦らされ蕩け切った蜜壷に、怒張して反り返った男根を受け入れるような喘ぎめいた雌の吐息。それが耳の間近で発せられるのだから、堪ったものではなかった。
ぴくりと震えた彼を、女性スタッフがじろりと睨み付けた。
「ひうっ、ご、ごめんなさいっ……!」
文音の悪戯に翻弄されているだけで、祐次は被害者である。本来、注意すべきは文音なのだが、ここでは通じない理屈であり、祐次自身も正しい認識を持ち続ける余裕がなかった。
「ほらほら、動かないで、じっとしてください。動けば、おちんちんが切れちゃう、駄目になっちゃう……!」
祐次の恐怖心を煽り立てた後、耳介の輪郭を舌でなぞり上げた。
「んくうっ……!」
身体を強張らせると同時に、下唇に思い切り歯を立てる。
二人のやり取りに目を向けつつ、スタッフが剃刀を陰茎の根元へやった。
冷たい刃の触感に祐次は血の気が引いていくのを認めた。
(動いちゃ駄目だ。動いたら、動いたら……!)
毛を剃るだけだと理解していても、文音が紡いだ言葉の魔力がペニスを失うことへの恐怖心を喚起させる。
唇を噛んだまま、思わず目を瞑る。
視界が閉ざされた中で、祐次は剃刀が肌の上を滑り始めたのを感じた。
「駄目ですよ。ちゃんと見ていてください」
そう命じながら、文音は包皮を弄び始めた。
「くっ……! んん……!」
文音の命に従い、祐次は目を見開いていた。
恐怖に晒され、萎え切った包茎の周囲を剃刀が滑らかに踊っている。
動いてはいけない――視覚からの情報がより強く制止を掛ける、が、胸の突起は甘く痺れて仕方が無い。
込み上げる快楽に身体の芯が震えを起こす。
それを表に出さんとして祐次は必死の表情で、より強く唇を噛む。息を止めて最大限に力む。
「ふふっ、先輩……今の表情、とっても素敵ですよ……」
淫蕩を体現するかのような声音だった。
恐怖と快楽。二つの異なる荒波に晒され、強張るばかりの表情は文音の嗜虐心を大いにくすぐっていた。
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