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445.米原
>>444 ペニスがゆっくりと勃起を始めていた。あゆみ先生に向けて大量の精液を吐き出したばかりだというのに、今度は別の女性に期待して射精の準備を始めている。
もはや後のことなどどうでも良かった。とにかく、今はすぐ近くに居る彼女に僕のペニスを見てもらいたくて仕方がない。
しかしどうやって見てもらおう。このままカーテンを開けて、はいどうもとペニスを露出しながら出ていったのでは僕はただの変態野郎だ。なんとか怪しまれることなくあくまで自然の帰結として僕のペニスを見せなければならない。
ベッドの端に腰かけて、僕は今までにないほど深い思案を始めた。無数の考えが頭の中を駆け巡り、そのどれもが自らによって否定されていく。どのような方法でも、自分からここを出て行ったのでは、不信感を抱かれるのは間違いない。
僕が深い思考の海におぼれていると、掃除機の音が止まった。さて掃除機をかけた次は何をするのだったか。たしか、保健室の中のゴミをゴミ捨て場に持っていくのが仕事だったはずだ。耳を澄ませばその通りビニール袋を触っているようなガサガサという音が聞こえてきた。ゴミ箱の中からゴミ袋を引っ張り出しているのだろう。
ビニール袋を持っているらしい千夏さんが、ゆっくりとこちら側に近付いてくる。そしてカーテンの目の前で足を止めた。ゴミ箱はこっちの方にもあったのだったか――
「ベッドのとこのゴミ箱の中身回収させてもらいますねー」
突如としてカーテンが勢いよく横に引かれ、薄暗かったベッドが明かりに照らし出される。それはつまり僕自身が彼女の前に姿を現すことを意味していた。
千夏さんは背が低く、華奢な印象を受ける。僕も背の高い方ではないけれど、彼女は頭一つ分僕よりも小さかった。髪型はショートカットで、ヘアピンを使って前髪を左側に寄せている。そこからは額が大きく覗いていて顔が良く見える。顔立ちは幼げで、やんちゃな感じだ。
「あっ、宮下君じゃん。何してんの?」
彼女は僕のことを見て少し驚いたようだったが、しかし直ぐにそう言った。彼女とはあまり話した記憶は無かったが、名前を憶えられていることが少し不思議だった。こういうクラスの中心となるような人物は人の名前を覚えることが得意なのだろうか。
「ちょっとね……」
もちろん本当のことなど言えるはずもない。僕は適当に誤魔化して口をつぐんだ。
この時なぜだか僕は失念していたが、彼女の視線が下に降りて行ったときタオル一枚の姿だということを思い出した。
「え、なにこれ。なんでタオルだけなの?」
その姿が千夏さんの好奇心を刺激してしまったようで、彼女は僕に顔を近づけてそう聞いてきた。
「えっとその……」
「もしかしてえ、おしっこ漏らしたとか?」
僕がもごもごと言い訳を考えていると、彼女はいたずらっぽい笑みを浮かべた。口が三日月の如く歪み、心の底から僕のことを嘲笑している様子だった。
「さっきあゆみ先生が服みたいなの持ってたのって、そう言うことだったんだぁ」
否定はしなかった。否定したとしても、説得力のある言い訳は他に思いつかないだろうと考えたからだ。
何も言わないのをいいことに彼女の視線は僕の顔とタオルとの両方を何度も行き来し、そのたびに笑みは深まっていった。
「……ま、いいや。あのさ、ゴミ箱どこだっけ?」
「べ、ベッドの下だったと思うよ」
「そっか」
ゴミ箱は、僕が腰かけているベッドの枕があるあたりの下に置いてある。小さな蓋が付いたタイプのゴミ箱で、ビニール袋ががセットされているはずだ。
千夏さんは僕の隣の辺りでしゃがみ込むと、ベッドの下へと手を伸ばした。
その時、僕は思わず唾を飲み込んだ。この角度だと、ほんの少し僕が足を開いたら、彼女に対してペニスが丸見えになるということに気が付いてしまったからだ。そしてその瞬間、僕の頭は一つのことしか考えられなくなっていた。
「あ、あのさ」
「なに?」
僕は千夏さんに呼びかけ、その注意を引いた。そして、気付かれないよう徐々に足を開いていき、さらに彼女の方向へと体を向ける。これで、彼女から僕のペニスは丸見えになっているに違いない。
事実、彼女の目線は明らかに僕のペニスの方へと向いていた。
僕の足が完全に開き切ると、もはやタオルは防壁としての仕事を完全に放棄してしまっていた。千夏さんの視界どころか、僕の視界の中にさえその粗末なペニスの先端が頭を出している。異常に余った包皮が、重力にしたがってわずかに下へと垂れていた。
「掃除の時間って、いつまでだったっけ……」
何食わぬ顔をして、僕は心底どうでもいいことを呟いた。この言葉にもちろん意味はない。ただ、呼びかけたことが出来るだけ不自然に思われないために言っただけのことだ。
「……ていうかさあ、宮下クン。気付いてないと思うけどぉ……丸見えだよ」
「え!?」
千夏さんが小さな声で言う。同時に彼女の小さな人差し指が僕のペニスに向けられていた。
「ご、ごめん!」
「別に良いケド……ん?」
わずかに目を細めて、彼女は僕のペニスに顔を近づけた。僕は反射的に足を閉じてしまいそうになったが、意識して開いたままを維持する。なんとなく、このまま見せつけていても大丈夫なような気がした。
「え、ちょっとまって……めっちゃちっちゃくないこれ!?」
彼女は目を完全に僕のペニスに固定して、時折僕の顔を見上げながら言った。右手を少し上げて、人差し指と親指で僕のモノのサイズを表現している。見る限り、その指の幅は彼女の指よりなお小さい。
「超小さいじゃん、私の親指くらいしかないんだけど!」
どうやら僕のペニスが常識外れに小さいことに気が付いたらしい。驚きの声を上げ、まじまじと僕のペニスを観察し始めた。
「しかもめちゃくちゃ皮余ってるし! ここまでヒドイ包茎って初めて見た……」
「ちょ、ちょっとまって……」
僕は、形だけペニスを隠そうと足を閉じようとした。しかしながら、不思議なことに途中から足に力を入れても閉じなくなって、なぜかと視線をやればそれは千夏さんの両手が僕の両足を抑えていたからだった。
「待って待って! もうちょっと見せてよ!」
「え、あ……」
「いいでしょ、減るもんじゃないし!」
彼女はそう言うと僕のペニスに吐息が掛かるほど顔を近づかせてきた。そしてタオルを引っ掴むと、力任せにそれをはぎ取ってしまった。僕は咄嗟の出来事に反応できず、ただ無抵抗にタオルを明け渡してしまったのである。無論、反応できていたとしてもタオルは渡していただろうけれど。
タオルが失われ、ペニスにもしっかりと照明の光が当たるようになったため、きっと千夏さんからはより見やすくなったことだろう。
「へぇー……これ、私の弟のよりちっちゃいよ」
「ほ、本当?」
「本当だって。あと弟のちんちんもまだ皮被ってたけど、亀頭見えてたよ。宮下君のはそれよりだいぶヒドイ……」
……弟。弟って何歳なのだろう。これで小学生だったりしたらお笑いだ。小学生以下のペニスを見せて僕の男の尊厳はボロボロだ。
「てかさ、これって皮剥けるの?」
「一応は、まあ」
「ふーん……じゃあカセイホウケイなんだ」
少し不穏な空気を感じて、僕は無意識に腰を引いた。
しかし抵抗に甲斐は無く、千夏さんの手がすっと伸びてきて僕のペニスの皮の先端を摘まんだ。あゆみ先生のような遠慮はそこには全くありはしなくて、むしろ力づくで摘ままれたせいで僕の皮は痛みに悲鳴を上げた。
ぐいぐいと彼女は全く遠慮せずに縦横無尽にペニスの皮を引っ張る。そのたびに皮が二、三センチは伸び、また縮むのを繰り返す。
「え、これめっちゃ伸びる! 包茎の皮ってこんな伸びるんだ!」
「あ……あ……!」
無造作なその行為に、僕のペニスからは鈍い痛みが脳へと伝わってきていた。しかし、その痛みがむしろそこから伝わってくる快感をより増幅させていた。引っ張られるたび、僕の体は気持ちよさに打ち震える。
「こんな風にしてたら包茎悪化しちゃうかもねぇー」
千夏さんはいたずらっぽい笑みを浮かべて引っ張り続ける。その表情から僕の包茎を馬鹿にしていることは間違いなかった。
こんな状況で我慢できるはずもなく、ものの数秒で僕のペニスはすっかり勃起した。
「……なんか硬くなってるんだけど」
「ご、ごめん……」
「てか、もしかしてこ・れ・で・ボッキしてんの!?」
これで、って言うのは一体どちらを指していたのだろう。僕のペニスが小さすぎて、勃起してもサイズが小さすぎることを示しているのか、あるいは皮を引っ張られたせいで勃起してしまったことを言っているのか。
「ちっちゃすぎて硬くなってなきゃ気付かなかったかも……」
どうやら、前者だったらしい。
千夏さんは僕のペニスの皮を引っ張って真上に向けて、その隣にもう片方の手の人差し指を立てた。その細くて白い人差し指は、僕の完全に勃起したペニスよりも明らかに長かった。
「やば……」
それを確認すると、彼女は人差し指を僕のペニスから離した。
「しかも皮剥けないし……こんなに短小で包茎とか本当に初めて見た」
カワイソー、と千夏さんは最後に付け加えて、包茎の皮を目いっぱい引っ張って――放した。音もなく皮は元の位置に戻ったが、引っ張られていたせいで皮は千夏さんに見せた初めの時よりも余っている。
「ちょっ、ちょっと、余り過ぎだってこれ!」
千夏さんはそれを見て笑いをこらえきれず、ついに噴き出してしまった。僕のペニスの先からぶら下がる余った皮を人差し指でふにふにと触りながら笑っている。
「こんなので本当に剥けるのー? おちんちんより皮の方が長いんじゃない?」
僕の顔を見上げて言う。その表情は僕のペニスを馬鹿にしているというよりも、率直に疑問に思っているようだった。
「……えいっ」
「あぁっ」
全くの意識の外から、彼女は突然僕のペニスを鷲掴みにすると、その皮を一気に下まで下ろした。その感触に声が漏れる。一切使われていないことを表すピンク色をした亀頭がずるりとその姿を見せた。その表面には、我慢汁と思しき液体に濡れていて、てらてらと光を反射している。
「めっちゃピンク色ぉー……あ、でもチンカスはついてないじゃん、ちゃんと洗ってるんだ」
……恥垢はあゆみ先生が取ってくれたのだが、まあわざわざ言う必要はないだろう。というか今の僕は口を開けるような状態ではなかった。ペニスを鷲掴みにされ、あまりの快感に既に射精してしまいそうだ。
「そうだ、包茎の人ってさ、亀頭が敏感なんでしょ?」
「う、うん、まあ」
僕の返事を聞いて、彼女はわずかに嗜虐的な笑みを浮かべた。何かを企んでいるらしい。
「じゃあさあ……こういうのってどうなの?」
「あっ、ちょっ!」
驚くべきことに、彼女はペニスの皮を押さえつけている左手はそのままに、右手の平で僕の亀頭をぐりぐりと弄り始めた。指がくねくねと動き、僕の亀頭全体をもみくちゃにして這いまわる。もともと我慢汁に濡れていたため、非常に滑りは良い。
まるで亀頭に電気が走っているかのようだった。ズボンの中でちょっと皮が剥けてこすれるだけで前かがみになってしまうような僕にはあまりにも刺激が強すぎて、びくびくと体全身が痙攣する。
「どう? めっちゃ気持ちイイんじゃないの?」
「や、やめてぇ! あっ……イクっ!」
だから、ほんの数秒後には、僕の快感は頂点に達した。そうして射精する直前、僕の体はさらなる刺激を求めてわずかに腰を振り――精液を勢いよく放出した。
本当に射精する直前、千夏さんが驚いて手を離すのを見ていた。だから僕のペニスは虚空を動き回り、抑えが無くなったせいで包皮が亀頭の方へと巻き戻っていった。
「えっ!?」
放たれた精液は、今日二度目の射精だというのに大量に、そして十分な勢いをもって飛び散ってゆく。その向かう先は千夏さんの顔であり、その一部は無防備に開かれた彼女の口の中へと放り込まれた。その直後に彼女は口を閉じたが、時すでに遅し。
飲み込んでしまいそうになったのか、彼女の喉が上下に動いたのが見えた。そしてその後、彼女は顔に張り付いた精液をふき取るよりも前に、口の中に入ったものを吐き出した。
とろりと彼女の口から彼女の手のひらに向かって精液が落下する。その量は膨大で、彼女の手のひらの上なみなみに溜まっていく。全てを吐き出し終えると、近くにおいてあった僕が腰に巻いていたタオルで手と顔を念入りに拭いた。
彼女はしばらく黙っていて、しかし突然僕の方へと向き直った。
僕の方はと言えば、射精したまま脱力して息も荒げていて、まだペニスの先から垂れる精液を拭くことさえできていない。
「……あのさぁ、いきなり射精してんじゃねーよ!」
声を荒げて千夏さんが言う。その表情にはまさに『憤怒』という言葉が似合う。
「口に入っちゃったじゃん、か!」
「いっ!?」
千夏さんの手がするりと僕の下半身に伸びてきて、僕の右側の睾丸を握りしめた。そしてぎりぎりとその手に力が籠められていく。
「ちょっと飲んじゃったし!」
「あ……が……!」
もはや後のことなどどうでも良かった。とにかく、今はすぐ近くに居る彼女に僕のペニスを見てもらいたくて仕方がない。
しかしどうやって見てもらおう。このままカーテンを開けて、はいどうもとペニスを露出しながら出ていったのでは僕はただの変態野郎だ。なんとか怪しまれることなくあくまで自然の帰結として僕のペニスを見せなければならない。
ベッドの端に腰かけて、僕は今までにないほど深い思案を始めた。無数の考えが頭の中を駆け巡り、そのどれもが自らによって否定されていく。どのような方法でも、自分からここを出て行ったのでは、不信感を抱かれるのは間違いない。
僕が深い思考の海におぼれていると、掃除機の音が止まった。さて掃除機をかけた次は何をするのだったか。たしか、保健室の中のゴミをゴミ捨て場に持っていくのが仕事だったはずだ。耳を澄ませばその通りビニール袋を触っているようなガサガサという音が聞こえてきた。ゴミ箱の中からゴミ袋を引っ張り出しているのだろう。
ビニール袋を持っているらしい千夏さんが、ゆっくりとこちら側に近付いてくる。そしてカーテンの目の前で足を止めた。ゴミ箱はこっちの方にもあったのだったか――
「ベッドのとこのゴミ箱の中身回収させてもらいますねー」
突如としてカーテンが勢いよく横に引かれ、薄暗かったベッドが明かりに照らし出される。それはつまり僕自身が彼女の前に姿を現すことを意味していた。
千夏さんは背が低く、華奢な印象を受ける。僕も背の高い方ではないけれど、彼女は頭一つ分僕よりも小さかった。髪型はショートカットで、ヘアピンを使って前髪を左側に寄せている。そこからは額が大きく覗いていて顔が良く見える。顔立ちは幼げで、やんちゃな感じだ。
「あっ、宮下君じゃん。何してんの?」
彼女は僕のことを見て少し驚いたようだったが、しかし直ぐにそう言った。彼女とはあまり話した記憶は無かったが、名前を憶えられていることが少し不思議だった。こういうクラスの中心となるような人物は人の名前を覚えることが得意なのだろうか。
「ちょっとね……」
もちろん本当のことなど言えるはずもない。僕は適当に誤魔化して口をつぐんだ。
この時なぜだか僕は失念していたが、彼女の視線が下に降りて行ったときタオル一枚の姿だということを思い出した。
「え、なにこれ。なんでタオルだけなの?」
その姿が千夏さんの好奇心を刺激してしまったようで、彼女は僕に顔を近づけてそう聞いてきた。
「えっとその……」
「もしかしてえ、おしっこ漏らしたとか?」
僕がもごもごと言い訳を考えていると、彼女はいたずらっぽい笑みを浮かべた。口が三日月の如く歪み、心の底から僕のことを嘲笑している様子だった。
「さっきあゆみ先生が服みたいなの持ってたのって、そう言うことだったんだぁ」
否定はしなかった。否定したとしても、説得力のある言い訳は他に思いつかないだろうと考えたからだ。
何も言わないのをいいことに彼女の視線は僕の顔とタオルとの両方を何度も行き来し、そのたびに笑みは深まっていった。
「……ま、いいや。あのさ、ゴミ箱どこだっけ?」
「べ、ベッドの下だったと思うよ」
「そっか」
ゴミ箱は、僕が腰かけているベッドの枕があるあたりの下に置いてある。小さな蓋が付いたタイプのゴミ箱で、ビニール袋ががセットされているはずだ。
千夏さんは僕の隣の辺りでしゃがみ込むと、ベッドの下へと手を伸ばした。
その時、僕は思わず唾を飲み込んだ。この角度だと、ほんの少し僕が足を開いたら、彼女に対してペニスが丸見えになるということに気が付いてしまったからだ。そしてその瞬間、僕の頭は一つのことしか考えられなくなっていた。
「あ、あのさ」
「なに?」
僕は千夏さんに呼びかけ、その注意を引いた。そして、気付かれないよう徐々に足を開いていき、さらに彼女の方向へと体を向ける。これで、彼女から僕のペニスは丸見えになっているに違いない。
事実、彼女の目線は明らかに僕のペニスの方へと向いていた。
僕の足が完全に開き切ると、もはやタオルは防壁としての仕事を完全に放棄してしまっていた。千夏さんの視界どころか、僕の視界の中にさえその粗末なペニスの先端が頭を出している。異常に余った包皮が、重力にしたがってわずかに下へと垂れていた。
「掃除の時間って、いつまでだったっけ……」
何食わぬ顔をして、僕は心底どうでもいいことを呟いた。この言葉にもちろん意味はない。ただ、呼びかけたことが出来るだけ不自然に思われないために言っただけのことだ。
「……ていうかさあ、宮下クン。気付いてないと思うけどぉ……丸見えだよ」
「え!?」
千夏さんが小さな声で言う。同時に彼女の小さな人差し指が僕のペニスに向けられていた。
「ご、ごめん!」
「別に良いケド……ん?」
わずかに目を細めて、彼女は僕のペニスに顔を近づけた。僕は反射的に足を閉じてしまいそうになったが、意識して開いたままを維持する。なんとなく、このまま見せつけていても大丈夫なような気がした。
「え、ちょっとまって……めっちゃちっちゃくないこれ!?」
彼女は目を完全に僕のペニスに固定して、時折僕の顔を見上げながら言った。右手を少し上げて、人差し指と親指で僕のモノのサイズを表現している。見る限り、その指の幅は彼女の指よりなお小さい。
「超小さいじゃん、私の親指くらいしかないんだけど!」
どうやら僕のペニスが常識外れに小さいことに気が付いたらしい。驚きの声を上げ、まじまじと僕のペニスを観察し始めた。
「しかもめちゃくちゃ皮余ってるし! ここまでヒドイ包茎って初めて見た……」
「ちょ、ちょっとまって……」
僕は、形だけペニスを隠そうと足を閉じようとした。しかしながら、不思議なことに途中から足に力を入れても閉じなくなって、なぜかと視線をやればそれは千夏さんの両手が僕の両足を抑えていたからだった。
「待って待って! もうちょっと見せてよ!」
「え、あ……」
「いいでしょ、減るもんじゃないし!」
彼女はそう言うと僕のペニスに吐息が掛かるほど顔を近づかせてきた。そしてタオルを引っ掴むと、力任せにそれをはぎ取ってしまった。僕は咄嗟の出来事に反応できず、ただ無抵抗にタオルを明け渡してしまったのである。無論、反応できていたとしてもタオルは渡していただろうけれど。
タオルが失われ、ペニスにもしっかりと照明の光が当たるようになったため、きっと千夏さんからはより見やすくなったことだろう。
「へぇー……これ、私の弟のよりちっちゃいよ」
「ほ、本当?」
「本当だって。あと弟のちんちんもまだ皮被ってたけど、亀頭見えてたよ。宮下君のはそれよりだいぶヒドイ……」
……弟。弟って何歳なのだろう。これで小学生だったりしたらお笑いだ。小学生以下のペニスを見せて僕の男の尊厳はボロボロだ。
「てかさ、これって皮剥けるの?」
「一応は、まあ」
「ふーん……じゃあカセイホウケイなんだ」
少し不穏な空気を感じて、僕は無意識に腰を引いた。
しかし抵抗に甲斐は無く、千夏さんの手がすっと伸びてきて僕のペニスの皮の先端を摘まんだ。あゆみ先生のような遠慮はそこには全くありはしなくて、むしろ力づくで摘ままれたせいで僕の皮は痛みに悲鳴を上げた。
ぐいぐいと彼女は全く遠慮せずに縦横無尽にペニスの皮を引っ張る。そのたびに皮が二、三センチは伸び、また縮むのを繰り返す。
「え、これめっちゃ伸びる! 包茎の皮ってこんな伸びるんだ!」
「あ……あ……!」
無造作なその行為に、僕のペニスからは鈍い痛みが脳へと伝わってきていた。しかし、その痛みがむしろそこから伝わってくる快感をより増幅させていた。引っ張られるたび、僕の体は気持ちよさに打ち震える。
「こんな風にしてたら包茎悪化しちゃうかもねぇー」
千夏さんはいたずらっぽい笑みを浮かべて引っ張り続ける。その表情から僕の包茎を馬鹿にしていることは間違いなかった。
こんな状況で我慢できるはずもなく、ものの数秒で僕のペニスはすっかり勃起した。
「……なんか硬くなってるんだけど」
「ご、ごめん……」
「てか、もしかしてこ・れ・で・ボッキしてんの!?」
これで、って言うのは一体どちらを指していたのだろう。僕のペニスが小さすぎて、勃起してもサイズが小さすぎることを示しているのか、あるいは皮を引っ張られたせいで勃起してしまったことを言っているのか。
「ちっちゃすぎて硬くなってなきゃ気付かなかったかも……」
どうやら、前者だったらしい。
千夏さんは僕のペニスの皮を引っ張って真上に向けて、その隣にもう片方の手の人差し指を立てた。その細くて白い人差し指は、僕の完全に勃起したペニスよりも明らかに長かった。
「やば……」
それを確認すると、彼女は人差し指を僕のペニスから離した。
「しかも皮剥けないし……こんなに短小で包茎とか本当に初めて見た」
カワイソー、と千夏さんは最後に付け加えて、包茎の皮を目いっぱい引っ張って――放した。音もなく皮は元の位置に戻ったが、引っ張られていたせいで皮は千夏さんに見せた初めの時よりも余っている。
「ちょっ、ちょっと、余り過ぎだってこれ!」
千夏さんはそれを見て笑いをこらえきれず、ついに噴き出してしまった。僕のペニスの先からぶら下がる余った皮を人差し指でふにふにと触りながら笑っている。
「こんなので本当に剥けるのー? おちんちんより皮の方が長いんじゃない?」
僕の顔を見上げて言う。その表情は僕のペニスを馬鹿にしているというよりも、率直に疑問に思っているようだった。
「……えいっ」
「あぁっ」
全くの意識の外から、彼女は突然僕のペニスを鷲掴みにすると、その皮を一気に下まで下ろした。その感触に声が漏れる。一切使われていないことを表すピンク色をした亀頭がずるりとその姿を見せた。その表面には、我慢汁と思しき液体に濡れていて、てらてらと光を反射している。
「めっちゃピンク色ぉー……あ、でもチンカスはついてないじゃん、ちゃんと洗ってるんだ」
……恥垢はあゆみ先生が取ってくれたのだが、まあわざわざ言う必要はないだろう。というか今の僕は口を開けるような状態ではなかった。ペニスを鷲掴みにされ、あまりの快感に既に射精してしまいそうだ。
「そうだ、包茎の人ってさ、亀頭が敏感なんでしょ?」
「う、うん、まあ」
僕の返事を聞いて、彼女はわずかに嗜虐的な笑みを浮かべた。何かを企んでいるらしい。
「じゃあさあ……こういうのってどうなの?」
「あっ、ちょっ!」
驚くべきことに、彼女はペニスの皮を押さえつけている左手はそのままに、右手の平で僕の亀頭をぐりぐりと弄り始めた。指がくねくねと動き、僕の亀頭全体をもみくちゃにして這いまわる。もともと我慢汁に濡れていたため、非常に滑りは良い。
まるで亀頭に電気が走っているかのようだった。ズボンの中でちょっと皮が剥けてこすれるだけで前かがみになってしまうような僕にはあまりにも刺激が強すぎて、びくびくと体全身が痙攣する。
「どう? めっちゃ気持ちイイんじゃないの?」
「や、やめてぇ! あっ……イクっ!」
だから、ほんの数秒後には、僕の快感は頂点に達した。そうして射精する直前、僕の体はさらなる刺激を求めてわずかに腰を振り――精液を勢いよく放出した。
本当に射精する直前、千夏さんが驚いて手を離すのを見ていた。だから僕のペニスは虚空を動き回り、抑えが無くなったせいで包皮が亀頭の方へと巻き戻っていった。
「えっ!?」
放たれた精液は、今日二度目の射精だというのに大量に、そして十分な勢いをもって飛び散ってゆく。その向かう先は千夏さんの顔であり、その一部は無防備に開かれた彼女の口の中へと放り込まれた。その直後に彼女は口を閉じたが、時すでに遅し。
飲み込んでしまいそうになったのか、彼女の喉が上下に動いたのが見えた。そしてその後、彼女は顔に張り付いた精液をふき取るよりも前に、口の中に入ったものを吐き出した。
とろりと彼女の口から彼女の手のひらに向かって精液が落下する。その量は膨大で、彼女の手のひらの上なみなみに溜まっていく。全てを吐き出し終えると、近くにおいてあった僕が腰に巻いていたタオルで手と顔を念入りに拭いた。
彼女はしばらく黙っていて、しかし突然僕の方へと向き直った。
僕の方はと言えば、射精したまま脱力して息も荒げていて、まだペニスの先から垂れる精液を拭くことさえできていない。
「……あのさぁ、いきなり射精してんじゃねーよ!」
声を荒げて千夏さんが言う。その表情にはまさに『憤怒』という言葉が似合う。
「口に入っちゃったじゃん、か!」
「いっ!?」
千夏さんの手がするりと僕の下半身に伸びてきて、僕の右側の睾丸を握りしめた。そしてぎりぎりとその手に力が籠められていく。
「ちょっと飲んじゃったし!」
「あ……が……!」
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