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446.米原
>>445 保健室作戦は失敗……もとい、大成功を収めた。
とはいえ、いくつかの疑問が残った。まず、若菜さんはどこへ行ってしまったのか、ということ。千夏さんに当番を変わってもらったのだろうから聞ければ所在は分かったのだろうが、その彼女は怒って教室を出て行ってしまった。
「……ま、考えても仕方ないか」
ひとまず、精液の処理をタオルで済ませて、僕はベッドに腰かけて脱力しきっていた。これから先生が戻ってきたときの言い訳とか、千夏さんはどうなったのか、色々と考えなければならないことはあったが、複数回もの射精による疲れが、僕の全身を包み込んでいた。
そのせいか、少しだけのつもりで目を瞑ると、そのまま僕は深い眠りの世界へと落ちていった。
覚醒は、心地よい声によって促された。肩を優しく揺すられる感覚と、その声によって僕はゆっくりと意識を取り戻していき、やがて瞼を開いた。天井の照明のまぶしさにやられて僕は目を手で覆った。
「宮下君。もう五限目も終わったよ」
声の方向へ顔を向ければ、そこには少しあきれ顔のあゆみ先生が居た。先生は相変わらずの白衣姿で、僕を見下ろしている。
と、いうか僕の全く気が付かないうちに途轍もない時間が流れてしまっていたらしい。流石の僕でも五限目はしっかりと出るつもりだったのだけれど……
「……色々あったし、疲れてたみたいだから今日のところは体調不良ってことにしておいたよ」
「あ、ありがとうございます」
「うん、それは良いんだけどね……」
そう言ってから先生は、先生らしからぬ大きな溜息を吐くと、僕の耳に顔を近づけた。思いがけない接近に、少しどぎまぎしてしまう。
先生は逡巡するように数秒黙ったままでいた。だがそれはほんのわずかの時間だった。
「その、マスターベーションは家でやった方が良いと思う」
「……え?」
そう言われて、僕はようやく精液をタオルで拭いてそのままにしていたことを思い出した。辺りを見渡してみれば、拭いたはずのタオルはどこにもない。僕が寝ている間に先生が処理してくれたのだろう。
……二度も先生に精液を処理させてしまった。興奮するよりも、申し訳なさが先立った。
「若いから、その……一回出しただけじゃ、まだ足りなかったのかもしれないけど、ここでそのまましちゃうっていうのはちょっと、まずいかな」
「あ、それは、その……」
「絶対しちゃだめ、って言ってる訳じゃないからね? その、時と場所をわきまえる必要があると思うの……すくなくともいくら我慢できなくなってとしても、こんなところじゃしちゃだめ」
「……」
「家に帰ってからとか、それでもだめならせめてトイレとか、そういうところでさ」
何かしら、先生の心証を保つために言い訳をしたいところだったのだが、少し考えてみて精液のついたタオルが存在している時点で何の言い訳もできないことに気が付いた。
千夏さんの話でも出さない限り僕は変態オナニー野郎で、もし仮に千夏さんの話を出せば、変態妄想オナニー野郎である。どちらがマシかといえば、かろうじ前者の方が心証は良いのではないだろうか。
「それに、タオルも取ってすっぽんぽんで寝ちゃってたし、誰かに見られてたら、一大事だったよ」
「忘れてた……!」
慌てて確認のため掛け布団をめくってみれば、そこには見慣れた僕のペニスが横たわっていた。今は勃起する力もなく萎えしぼんでいて、その様子はさながら赤ん坊のように無垢であった。
「……オッホン! ……って、もう何度も見ちゃってるんだけどね」
わざとらしく咳ばらいをして、先生が僕の注意を引く。適当に布団をめくったため、僕のペニスは当然先生からも見えていた。
言われた通りもう先生には何度も見られているし、勃起から射精まで一部始終を観察されてしまっている。しかしそれでも、こんな風に完全に萎えた姿を観察されるのは、一応初めてなのではないだろうか。
「うわわ、ごめんなさい!」
先生はほんのり頬を染めながら、精一杯そっぽを向いた。口元には、僅かに笑みを浮かべていた。
「……うん、謝ったから、許してあげます」
先生は太陽のような笑みを浮かべて、頷いた。どんなことが起こっても許してくれる、まるで聖母のような先生だ。
「それじゃあ、今度からは気を付けるんだよ」
「分かりました」
僕は深く頭を下げた。もう一生あゆみ先生に迷惑はかけないようにしよう……極力。
「それで、今日のところの用事はもう済んだんだっけ?」
「あ、はい。すいません、どうも、ご迷惑をおかけして……」
「大丈夫、もうそんなに謝らなくてもいいから」
先生は手で僕の謝罪を制して、それから少し思案顔になって黙り込んでしまった。
なんとなく、先生の次の言葉を待つ。……そういえば、僕のズボンとパンツはどこだろう。聞きたかったがひとまずはやめておいた。
「そう、ちょっと言っておきたいことがあったんだ」
「なんですか?」
僕が聞き返すと、先生は少し神妙な顔をした。その視線は僕の顔と、下の方とを行き来している。先生からもう見えてはいないけど、それが僕のペニスに向かっていることはなんとなく想像がついた。
「あのね、お風呂入る時におちんちん、ちゃんと洗ってる? 今日見た時は結構汚れが溜まってたみたいだけど……」
「その、時々……」
まるで親に怒られている子供のように、僕は思わず身を縮めた。ペニスを洗っていないのは、単なる僕の怠慢であるからだ。ちゃんと洗っておいた方が良いというのは、当たり前の話だ。
「ちゃんと毎日洗わなきゃだめだよ、皮を剥いて、中までね。こういうところから病気になっちゃうこともあるんだから」
「ワカリマシタ……」
「皮は剥けるみたいだから大丈夫だとは思うけど、清潔にしとかないと、ね?」
すっかり恥ずかしくなってしまって、僕は分かりましたと繰り返すばかりになってしまう。平常時であればこんな風に言われてしまったら興奮は抑えきれなかっただろうけれど、頭の冷えた今ではただただ恥ずかしいばかりだ。
「たぶん今回かゆくなったりしたのはそのせいもあると思うから、これからは気を付けるように」
「分かりました……」
「うん、分かったならよし!」
まるで保母さんか何かのように先生は言って、そしてそのままカーテンの中から出ていった。
次に戻ってきたときには、片手に布の塊を一つ携えていた。先生はそれをベッドの上にゆっくりと置いて、その時ようやくそれが僕のパンツとズボンだということが分かった。
「洗って乾燥しといたから、ほとんど濡れてないよ」
「あ、ありがとうございます」
僕はすぐに立ち上がって、その布を持ち上げた。立ち上がれば当然僕のペニスは先生の視界に入ることになる。
先生はまた溜息を吐いて、片手で目を覆った。しかしその隙間からはしっかり目が見えている。
「だからさあ……もう」
どうせ先生は何をしても怒らない。なら最後まで堂々と見せつけてやろう、と僕の内心がそう囁いたのだ。もはや勃起さえしないけれど、それがまた良いスパイスになる。
先生の方も、なんだかんだと言いながら、苦笑しながら僕のペニスに目をやっている。よく見れば、その耳は多少赤かった。
「……そういえば、宮下君は自分のおちんちんのカタチとかって気になったりするの? よく思春期の男性は気になるっていうけど」
雑談のつもりなのか、先生はそんなことを聞いてきた。おそらく僕のペニスがあまりにも矮小だったためにそれをどう思っているのかが気になったのだろう。
僕としては小さくあることはキライではない。なぜかと言えば何かと女性に見下してもらえるからだ。とはいえそんなことをそのまま喋ってしまうのは、あまりによろしくないだろう。
「まあ、気になりますね」
というわけで僕は全てをオブラートに包みこんだ。誰にでも飲み込める優しい言い方だ。そして、そこに付け加えていく。
「結構、小さいほうですからね……コレ」
パンツを履くのをさりげなく中断して、自分も自分のモノを見下ろす。
「あ、やっぱり気になるものなんだ……あでも、別に気にする必要はないと思うよ。そういうのって、だれでも気になるものらしいから」
「気にしすぎなら良いんですが……」
「大丈夫大丈夫」
一体何を根拠に大丈夫と言っているのだろう。自分のモノのダメさに関しては、自分が最も良く知っている。だから自信をもって、はっきりとこれは大丈夫ではないと思うのだが。そんな風に考えてしまって、僕は先生から見てどう感じるかが気になった。
「いやでも、こんなに皮被ってますし、大きさも指くらいしかないのに……」
「結構そういうところは女性って、気にしてないものなんだよね」
「そうですかぁ?」
「そうそう、剥けないならともかく、宮下君のはきちんと剥けるし、機能もちゃんとしてるから。あとは清潔にしてれば大丈夫」
機能はばっちりということは当然先生に伝わっていた。あれだけ盛大に射精すれば当然か。
「……だからほら、早くズボンとパンツ履いちゃって」
促されて、僕はしぶしぶ両方を身に着けた。
履いてなかったのはほんの数時間だけなのに、今ではむしろ履いていることに違和感さえ覚えてしまう。
「そういえば、今日のことは誰にもいっちゃダメだからね。私も誰にも言わないから」
「もちろん、分かってます」
言われなくとも誰に言うつもりもない。この経験は僕だけのものだ。
「ホントーに分かってる?」
しかし僕の適当な返事にちょっと疑いを持ったのか、先生が念押しするように顔を覗き込んできた。
「そんなに心配しなくても大丈夫ですって」
「もし言ったりしたら……」
この時の先生の顔は、今日一番、とびっきりおちゃめな笑みを浮かべていた。
「私だって、宮下君のかわいいおちんちんのこと言っちゃうかもしれないからね!」
その表情とセリフに僕はハートを打ち抜かれて、ドキンと心臓の高鳴りが聞こえた。自分で言っておきながら恥ずかしくなってしまったのか、顔が赤くなっている。……この先生は一体どこまで可愛いんだ。
もはや今日することは無いと思っていたのに、ペニスが僅かに頭を持ち上げ、射精の準備を開始する。
「い、言いませんから……」
「……あ、もうこんな時間! 学生はそろそろ帰らないとね」
とはいえ、いくつかの疑問が残った。まず、若菜さんはどこへ行ってしまったのか、ということ。千夏さんに当番を変わってもらったのだろうから聞ければ所在は分かったのだろうが、その彼女は怒って教室を出て行ってしまった。
「……ま、考えても仕方ないか」
ひとまず、精液の処理をタオルで済ませて、僕はベッドに腰かけて脱力しきっていた。これから先生が戻ってきたときの言い訳とか、千夏さんはどうなったのか、色々と考えなければならないことはあったが、複数回もの射精による疲れが、僕の全身を包み込んでいた。
そのせいか、少しだけのつもりで目を瞑ると、そのまま僕は深い眠りの世界へと落ちていった。
覚醒は、心地よい声によって促された。肩を優しく揺すられる感覚と、その声によって僕はゆっくりと意識を取り戻していき、やがて瞼を開いた。天井の照明のまぶしさにやられて僕は目を手で覆った。
「宮下君。もう五限目も終わったよ」
声の方向へ顔を向ければ、そこには少しあきれ顔のあゆみ先生が居た。先生は相変わらずの白衣姿で、僕を見下ろしている。
と、いうか僕の全く気が付かないうちに途轍もない時間が流れてしまっていたらしい。流石の僕でも五限目はしっかりと出るつもりだったのだけれど……
「……色々あったし、疲れてたみたいだから今日のところは体調不良ってことにしておいたよ」
「あ、ありがとうございます」
「うん、それは良いんだけどね……」
そう言ってから先生は、先生らしからぬ大きな溜息を吐くと、僕の耳に顔を近づけた。思いがけない接近に、少しどぎまぎしてしまう。
先生は逡巡するように数秒黙ったままでいた。だがそれはほんのわずかの時間だった。
「その、マスターベーションは家でやった方が良いと思う」
「……え?」
そう言われて、僕はようやく精液をタオルで拭いてそのままにしていたことを思い出した。辺りを見渡してみれば、拭いたはずのタオルはどこにもない。僕が寝ている間に先生が処理してくれたのだろう。
……二度も先生に精液を処理させてしまった。興奮するよりも、申し訳なさが先立った。
「若いから、その……一回出しただけじゃ、まだ足りなかったのかもしれないけど、ここでそのまましちゃうっていうのはちょっと、まずいかな」
「あ、それは、その……」
「絶対しちゃだめ、って言ってる訳じゃないからね? その、時と場所をわきまえる必要があると思うの……すくなくともいくら我慢できなくなってとしても、こんなところじゃしちゃだめ」
「……」
「家に帰ってからとか、それでもだめならせめてトイレとか、そういうところでさ」
何かしら、先生の心証を保つために言い訳をしたいところだったのだが、少し考えてみて精液のついたタオルが存在している時点で何の言い訳もできないことに気が付いた。
千夏さんの話でも出さない限り僕は変態オナニー野郎で、もし仮に千夏さんの話を出せば、変態妄想オナニー野郎である。どちらがマシかといえば、かろうじ前者の方が心証は良いのではないだろうか。
「それに、タオルも取ってすっぽんぽんで寝ちゃってたし、誰かに見られてたら、一大事だったよ」
「忘れてた……!」
慌てて確認のため掛け布団をめくってみれば、そこには見慣れた僕のペニスが横たわっていた。今は勃起する力もなく萎えしぼんでいて、その様子はさながら赤ん坊のように無垢であった。
「……オッホン! ……って、もう何度も見ちゃってるんだけどね」
わざとらしく咳ばらいをして、先生が僕の注意を引く。適当に布団をめくったため、僕のペニスは当然先生からも見えていた。
言われた通りもう先生には何度も見られているし、勃起から射精まで一部始終を観察されてしまっている。しかしそれでも、こんな風に完全に萎えた姿を観察されるのは、一応初めてなのではないだろうか。
「うわわ、ごめんなさい!」
先生はほんのり頬を染めながら、精一杯そっぽを向いた。口元には、僅かに笑みを浮かべていた。
「……うん、謝ったから、許してあげます」
先生は太陽のような笑みを浮かべて、頷いた。どんなことが起こっても許してくれる、まるで聖母のような先生だ。
「それじゃあ、今度からは気を付けるんだよ」
「分かりました」
僕は深く頭を下げた。もう一生あゆみ先生に迷惑はかけないようにしよう……極力。
「それで、今日のところの用事はもう済んだんだっけ?」
「あ、はい。すいません、どうも、ご迷惑をおかけして……」
「大丈夫、もうそんなに謝らなくてもいいから」
先生は手で僕の謝罪を制して、それから少し思案顔になって黙り込んでしまった。
なんとなく、先生の次の言葉を待つ。……そういえば、僕のズボンとパンツはどこだろう。聞きたかったがひとまずはやめておいた。
「そう、ちょっと言っておきたいことがあったんだ」
「なんですか?」
僕が聞き返すと、先生は少し神妙な顔をした。その視線は僕の顔と、下の方とを行き来している。先生からもう見えてはいないけど、それが僕のペニスに向かっていることはなんとなく想像がついた。
「あのね、お風呂入る時におちんちん、ちゃんと洗ってる? 今日見た時は結構汚れが溜まってたみたいだけど……」
「その、時々……」
まるで親に怒られている子供のように、僕は思わず身を縮めた。ペニスを洗っていないのは、単なる僕の怠慢であるからだ。ちゃんと洗っておいた方が良いというのは、当たり前の話だ。
「ちゃんと毎日洗わなきゃだめだよ、皮を剥いて、中までね。こういうところから病気になっちゃうこともあるんだから」
「ワカリマシタ……」
「皮は剥けるみたいだから大丈夫だとは思うけど、清潔にしとかないと、ね?」
すっかり恥ずかしくなってしまって、僕は分かりましたと繰り返すばかりになってしまう。平常時であればこんな風に言われてしまったら興奮は抑えきれなかっただろうけれど、頭の冷えた今ではただただ恥ずかしいばかりだ。
「たぶん今回かゆくなったりしたのはそのせいもあると思うから、これからは気を付けるように」
「分かりました……」
「うん、分かったならよし!」
まるで保母さんか何かのように先生は言って、そしてそのままカーテンの中から出ていった。
次に戻ってきたときには、片手に布の塊を一つ携えていた。先生はそれをベッドの上にゆっくりと置いて、その時ようやくそれが僕のパンツとズボンだということが分かった。
「洗って乾燥しといたから、ほとんど濡れてないよ」
「あ、ありがとうございます」
僕はすぐに立ち上がって、その布を持ち上げた。立ち上がれば当然僕のペニスは先生の視界に入ることになる。
先生はまた溜息を吐いて、片手で目を覆った。しかしその隙間からはしっかり目が見えている。
「だからさあ……もう」
どうせ先生は何をしても怒らない。なら最後まで堂々と見せつけてやろう、と僕の内心がそう囁いたのだ。もはや勃起さえしないけれど、それがまた良いスパイスになる。
先生の方も、なんだかんだと言いながら、苦笑しながら僕のペニスに目をやっている。よく見れば、その耳は多少赤かった。
「……そういえば、宮下君は自分のおちんちんのカタチとかって気になったりするの? よく思春期の男性は気になるっていうけど」
雑談のつもりなのか、先生はそんなことを聞いてきた。おそらく僕のペニスがあまりにも矮小だったためにそれをどう思っているのかが気になったのだろう。
僕としては小さくあることはキライではない。なぜかと言えば何かと女性に見下してもらえるからだ。とはいえそんなことをそのまま喋ってしまうのは、あまりによろしくないだろう。
「まあ、気になりますね」
というわけで僕は全てをオブラートに包みこんだ。誰にでも飲み込める優しい言い方だ。そして、そこに付け加えていく。
「結構、小さいほうですからね……コレ」
パンツを履くのをさりげなく中断して、自分も自分のモノを見下ろす。
「あ、やっぱり気になるものなんだ……あでも、別に気にする必要はないと思うよ。そういうのって、だれでも気になるものらしいから」
「気にしすぎなら良いんですが……」
「大丈夫大丈夫」
一体何を根拠に大丈夫と言っているのだろう。自分のモノのダメさに関しては、自分が最も良く知っている。だから自信をもって、はっきりとこれは大丈夫ではないと思うのだが。そんな風に考えてしまって、僕は先生から見てどう感じるかが気になった。
「いやでも、こんなに皮被ってますし、大きさも指くらいしかないのに……」
「結構そういうところは女性って、気にしてないものなんだよね」
「そうですかぁ?」
「そうそう、剥けないならともかく、宮下君のはきちんと剥けるし、機能もちゃんとしてるから。あとは清潔にしてれば大丈夫」
機能はばっちりということは当然先生に伝わっていた。あれだけ盛大に射精すれば当然か。
「……だからほら、早くズボンとパンツ履いちゃって」
促されて、僕はしぶしぶ両方を身に着けた。
履いてなかったのはほんの数時間だけなのに、今ではむしろ履いていることに違和感さえ覚えてしまう。
「そういえば、今日のことは誰にもいっちゃダメだからね。私も誰にも言わないから」
「もちろん、分かってます」
言われなくとも誰に言うつもりもない。この経験は僕だけのものだ。
「ホントーに分かってる?」
しかし僕の適当な返事にちょっと疑いを持ったのか、先生が念押しするように顔を覗き込んできた。
「そんなに心配しなくても大丈夫ですって」
「もし言ったりしたら……」
この時の先生の顔は、今日一番、とびっきりおちゃめな笑みを浮かべていた。
「私だって、宮下君のかわいいおちんちんのこと言っちゃうかもしれないからね!」
その表情とセリフに僕はハートを打ち抜かれて、ドキンと心臓の高鳴りが聞こえた。自分で言っておきながら恥ずかしくなってしまったのか、顔が赤くなっている。……この先生は一体どこまで可愛いんだ。
もはや今日することは無いと思っていたのに、ペニスが僅かに頭を持ち上げ、射精の準備を開始する。
「い、言いませんから……」
「……あ、もうこんな時間! 学生はそろそろ帰らないとね」
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