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394.米原
>>393金や銀や宝石で彩られた豪奢な調度品が並ぶ広い寝室、
その中央には滑らかなシルクのシーツが敷かれた、大きなベッドが置かれていた。
寝室に入ったサフィロスは洵の身体をベッドに下ろし、血や泥で汚れた濡れたワイシャツに手を掛け、
ビリビリと引き裂いて行く。ワイシャツだけではなく、その下のシャツも引き裂いて行き、
傷や痣だらけの華奢な上半身を晒させる。魅了された洵は一切抵抗することもなく、
蕩けた眼差しで衣服を乱暴に引き裂くサフィロスを見つめるだけだ。
上半身の次は、学生ズボンにも手を伸ばして下着ごと一気に脱がせてしまう。
見た目相応の小振りな皮被りのチンポと、陰毛が生えていないツルツルの股間が露出する。
通常なら恥ずかしがって股間を手で隠すところだが、魅了されている洵は全く恥ずかしがる素振りを見せない。
「……辛い仕打ちに、こんな小さな身体でよく耐えたものだ。
だが、もう無理をする必要などない。我が力を与え、守ってやる。
息子として転生し、奴らへと存分に復讐してやるが良い」
数々の暴力行為を受けたことを物語る洵の身体を眺め、
サフィロスは残忍な悪魔のイメージにはそぐわない優しさを見せる。
自らの亡き息子にそっくりな顔をした人間だから、庇護欲が掻き立てられたのかもしれない。
傷と痣だらけの洵の身体を優しく撫でる姿は、息子に向ける父親の情のようなものが感じられる。
撫でる内に、最初から傷や痣なんて存在しなかったかのように、綺麗に消え去って行った。
「ククク、そろそろ儀式に入るとしようか」
ニヤリと笑うサフィロスは洵の身体を跨ぐと、その強く抱けば折れそうな細い身体を抱き寄せた。
胸に力を入れて乳首からミルクを水鉄砲のように勢い良く放ち、洵の顔面にぶっ掛けた。
「ひぁあ…っ!」
「ククッ、もっとミルクが吸いたいだろう?我が雄っぱいを吸ってみろ、ミルクを飲ませてやるぞ」
顔面ミルクまみれの洵の耳元で低い声で囁くと、自らの発達した胸部を押し付ける。
そんなサフィロスの甘い誘惑に、洵は全くためらう素振りを見せず、
大きく発達した乳首の片方を咥え込み、チュウチュウと音を立てて吸引を始める。
「ちゅぷ…ちゅぷ…ゴクゴク……」
まるで母親のおっぱいを吸う赤子のように、洵は夢中になって男の雄っぱいを吸う。
そんな洵の背中を、サフィロスは赤子に接する母親のように優しく撫で擦ってやっている。
かと思えば、自らの放ったミルクをローション代わりに使い、洵のアヌスに指を突っ込んで弄っている。
勃起した皮被りのチンポからは、先走りがよだれのように溢れ出ている。
ミルクまみれになったアヌスが充分に解れると、サフィロスは洵の身体を離させた。
「や…っ…もっとぉ…っ!」
「クククッ、そんなに我のミルクは美味かったか?ならば、ケツで味あわせてやるぞ」
物欲しげな声で雄っぱいをねだる洵を寝かせると、
サフィロスは腰布を脱ぎ捨ててビキニパンツをずり下ろした。
ビキニパンツの下から現れたのは、生い茂った真っ黒な陰毛のジャングルと、
とてもビキニパンツの下に収まっていたとは信じられない程、立派過ぎるものだった。
洵の片手では到底掴みきれない太さで、軽く三十センチ近くはありそうな長さの赤黒い肉棒。
包皮は当然のようにズル剥けの状態で、亀頭からはミルクの混じった先走りが滲み出ていて、
睾丸も鶏の卵ぐらいの大きさで、ビクビクッと時折痙攣している。
「ああぁ…大きいぃ……」
サフィロスは自らの巨根にウットリと見惚れる洵の脚を太い腕で掴み、
チンポもケツの穴も丸見えになるぐらい左右に大きく割り開いた。
そして、自らの巨根を一気に洵のアヌスに突き入れた。
「んぁあぁ…っ!ぁふぁ…っ…ぁん……」
充分に解されて蕩けているアヌスは、初めて巨大で立派過ぎるものを突き入れられたというのに、
全く痛みを感じることがなく、圧倒的な異物感と今まで味わったことのない快感に襲われるのみだ。
「ミルクで酔わせてやったからな、気持ちいいだろう?存分に啼き、我を楽しませろ」
そんなことを囁きながら、サフィロスは腰を動かし始める。
チンポが内壁に擦れる度に、洵の身体には痺れるような快感が走る。
抜いては突き入れられる動きを繰り返される内、洵の腰も自然と動き出してしまう。
今までオナニーしたことがなく、それでさえ滅多になかった洵にとって、
初めてのアナルセックスはこの世のものとは思えない程、気持ち良過ぎて刺激的なものだった。
魔牛の搾乳4
「ククク、もう少し楽しみたいところだが、そろそろ種付けしてやろう。
ぐおぉぉおおおおおぉぉおっ!!」
「いひゃあぁぁぁぁぁああぁぁぁぁあああああっ!!!」
しばらくして、サフィロスは雄叫びを上げると共にイッた。
アヌス内に勢い良く大量に放たれる熱い精液を感じ、白目を剥きながら洵もイッた。
洵の射精が終わっても、サフィロスは未だに射精しているらしく、
アヌスの隙間からは飲み込みきれなかった精液がよだれのように溢れていた。
シュティーア族は『三度の飯よりエッチを好む』と言われる程、
性欲旺盛な一族であり、通常の射精量も多い。
サフィロスが射精を終えてチンポを抜いた時には、洵の意識はなくなっていた。
「これだけ種付けすれば、充分だろう」
気絶した洵の身体をうつ伏せにして寝かせると、
サフィロスはどこからかピンポン玉大の黒ずんだ青い玉を取り出した。
その玉はビー玉のように内部が透けて見えるようになっていて、
オタマジャクシに似た黒いものが蠢いているのが見える。
これは、サフィロスの息子アステリオスの力が封じられた宝玉。
人間の肉体にこの宝玉を取り込ませ、種付けされた精液を糧にさせることで、
アステリオスの力を宿した息子として転生させることが出来るのだ。
「生まれ変わったら、またたっぷり種付けしてやろう」
注ぎ込まれた精液が溢れ出し、生き物の口のようにパクパクしている洵のアヌスに宝玉を突っ込んだ。
宝玉は一瞬だけ青色の弱い光を放つと、周囲の精液を吸収し始めた。
宝玉が入れられてから数分が経過頃、洵の肉体に異変が現れ始める。
まず最初に変化が起こったのは、股間に生えているもの。
睾丸がビクビクッと震えながら少しずつ膨らんで行き、竿もビクビクッと震えながら少しずつ大きくなり始める。
亀頭が大きく膨らんで包皮が少しずつ剥けて行き、皮から飛び出たピンク色の亀頭は形を整えて行き、
以前までと同じものとは思えない程、立派なズル剥けのチンポへと姿を変える。
チンポが変化し終えると、どちらかと言えば白い方だった肌が、
股間の辺りからじわじわとサフィロスと同じ茶褐色に変色し始める。
股間から始まった色黒の肌は、周りの肌を蝕むように少しずつ広がって行く。
侵食し続ける色黒の肌が腹部に及ぶと、そこから筋肉の筋が少しずつ発達し始め、
洵の小柄で華奢な身体はゆっくりと引き締まって行きながら、色黒の肌へと変色して行く。
腹筋が薄っすらと割れて行き、胸筋も発達して乳首が大きくなり、背丈も少しずつ伸びて行く。
しなやかで引き締まった少年スイマーのような体型になると、牛の角と尻尾がニョキニョキと生えた。
変化が終わると、洵は宝物庫にあった少年の彫像に瓜二つな姿になっていた。
目の前で起こる変化を見守っていたサフィロスが、愛おしげに頬を撫でる。
「アステリオス、我が最愛の息子よ……」
「ん…んんぅ……」
サフィロスが涙を滲ませながら囁くと、洵だった少年が目を覚ました。
その目の色は、サフィロスと同じ血のような深紅に変わっていた。
「気分はどうだ、アステリオスよ?」
「あ……うん、問題ないよ。父さん、オレを生まれ変わらせてくれてありがとう!
こんな男らしい父さんの息子になれて、オレ…嬉しい!」
アステリオスとして生まれ変わった洵は、自分を転生させたサフィロスにガバッと抱き付き、
その逞しい胸に頬擦りして、チンポを身体に擦り付ける。
男臭い汗の臭いを思いっ切り吸い込み、恍惚とした表情になる。
「よし、生まれ変わった記念にたっぷり種付けしてやろう」
「うん、父さんの精液たっぷりぶち撒けてくれよ!ケツが疼いて疼いて、堪らないんだ。
父さんのでっかいチンポで、突いて突いて突きまくって欲しい!」
親子となった悪魔達はニヤニヤと笑い合うと、交尾を始めるのだった…。
その中央には滑らかなシルクのシーツが敷かれた、大きなベッドが置かれていた。
寝室に入ったサフィロスは洵の身体をベッドに下ろし、血や泥で汚れた濡れたワイシャツに手を掛け、
ビリビリと引き裂いて行く。ワイシャツだけではなく、その下のシャツも引き裂いて行き、
傷や痣だらけの華奢な上半身を晒させる。魅了された洵は一切抵抗することもなく、
蕩けた眼差しで衣服を乱暴に引き裂くサフィロスを見つめるだけだ。
上半身の次は、学生ズボンにも手を伸ばして下着ごと一気に脱がせてしまう。
見た目相応の小振りな皮被りのチンポと、陰毛が生えていないツルツルの股間が露出する。
通常なら恥ずかしがって股間を手で隠すところだが、魅了されている洵は全く恥ずかしがる素振りを見せない。
「……辛い仕打ちに、こんな小さな身体でよく耐えたものだ。
だが、もう無理をする必要などない。我が力を与え、守ってやる。
息子として転生し、奴らへと存分に復讐してやるが良い」
数々の暴力行為を受けたことを物語る洵の身体を眺め、
サフィロスは残忍な悪魔のイメージにはそぐわない優しさを見せる。
自らの亡き息子にそっくりな顔をした人間だから、庇護欲が掻き立てられたのかもしれない。
傷と痣だらけの洵の身体を優しく撫でる姿は、息子に向ける父親の情のようなものが感じられる。
撫でる内に、最初から傷や痣なんて存在しなかったかのように、綺麗に消え去って行った。
「ククク、そろそろ儀式に入るとしようか」
ニヤリと笑うサフィロスは洵の身体を跨ぐと、その強く抱けば折れそうな細い身体を抱き寄せた。
胸に力を入れて乳首からミルクを水鉄砲のように勢い良く放ち、洵の顔面にぶっ掛けた。
「ひぁあ…っ!」
「ククッ、もっとミルクが吸いたいだろう?我が雄っぱいを吸ってみろ、ミルクを飲ませてやるぞ」
顔面ミルクまみれの洵の耳元で低い声で囁くと、自らの発達した胸部を押し付ける。
そんなサフィロスの甘い誘惑に、洵は全くためらう素振りを見せず、
大きく発達した乳首の片方を咥え込み、チュウチュウと音を立てて吸引を始める。
「ちゅぷ…ちゅぷ…ゴクゴク……」
まるで母親のおっぱいを吸う赤子のように、洵は夢中になって男の雄っぱいを吸う。
そんな洵の背中を、サフィロスは赤子に接する母親のように優しく撫で擦ってやっている。
かと思えば、自らの放ったミルクをローション代わりに使い、洵のアヌスに指を突っ込んで弄っている。
勃起した皮被りのチンポからは、先走りがよだれのように溢れ出ている。
ミルクまみれになったアヌスが充分に解れると、サフィロスは洵の身体を離させた。
「や…っ…もっとぉ…っ!」
「クククッ、そんなに我のミルクは美味かったか?ならば、ケツで味あわせてやるぞ」
物欲しげな声で雄っぱいをねだる洵を寝かせると、
サフィロスは腰布を脱ぎ捨ててビキニパンツをずり下ろした。
ビキニパンツの下から現れたのは、生い茂った真っ黒な陰毛のジャングルと、
とてもビキニパンツの下に収まっていたとは信じられない程、立派過ぎるものだった。
洵の片手では到底掴みきれない太さで、軽く三十センチ近くはありそうな長さの赤黒い肉棒。
包皮は当然のようにズル剥けの状態で、亀頭からはミルクの混じった先走りが滲み出ていて、
睾丸も鶏の卵ぐらいの大きさで、ビクビクッと時折痙攣している。
「ああぁ…大きいぃ……」
サフィロスは自らの巨根にウットリと見惚れる洵の脚を太い腕で掴み、
チンポもケツの穴も丸見えになるぐらい左右に大きく割り開いた。
そして、自らの巨根を一気に洵のアヌスに突き入れた。
「んぁあぁ…っ!ぁふぁ…っ…ぁん……」
充分に解されて蕩けているアヌスは、初めて巨大で立派過ぎるものを突き入れられたというのに、
全く痛みを感じることがなく、圧倒的な異物感と今まで味わったことのない快感に襲われるのみだ。
「ミルクで酔わせてやったからな、気持ちいいだろう?存分に啼き、我を楽しませろ」
そんなことを囁きながら、サフィロスは腰を動かし始める。
チンポが内壁に擦れる度に、洵の身体には痺れるような快感が走る。
抜いては突き入れられる動きを繰り返される内、洵の腰も自然と動き出してしまう。
今までオナニーしたことがなく、それでさえ滅多になかった洵にとって、
初めてのアナルセックスはこの世のものとは思えない程、気持ち良過ぎて刺激的なものだった。
魔牛の搾乳4
「ククク、もう少し楽しみたいところだが、そろそろ種付けしてやろう。
ぐおぉぉおおおおおぉぉおっ!!」
「いひゃあぁぁぁぁぁああぁぁぁぁあああああっ!!!」
しばらくして、サフィロスは雄叫びを上げると共にイッた。
アヌス内に勢い良く大量に放たれる熱い精液を感じ、白目を剥きながら洵もイッた。
洵の射精が終わっても、サフィロスは未だに射精しているらしく、
アヌスの隙間からは飲み込みきれなかった精液がよだれのように溢れていた。
シュティーア族は『三度の飯よりエッチを好む』と言われる程、
性欲旺盛な一族であり、通常の射精量も多い。
サフィロスが射精を終えてチンポを抜いた時には、洵の意識はなくなっていた。
「これだけ種付けすれば、充分だろう」
気絶した洵の身体をうつ伏せにして寝かせると、
サフィロスはどこからかピンポン玉大の黒ずんだ青い玉を取り出した。
その玉はビー玉のように内部が透けて見えるようになっていて、
オタマジャクシに似た黒いものが蠢いているのが見える。
これは、サフィロスの息子アステリオスの力が封じられた宝玉。
人間の肉体にこの宝玉を取り込ませ、種付けされた精液を糧にさせることで、
アステリオスの力を宿した息子として転生させることが出来るのだ。
「生まれ変わったら、またたっぷり種付けしてやろう」
注ぎ込まれた精液が溢れ出し、生き物の口のようにパクパクしている洵のアヌスに宝玉を突っ込んだ。
宝玉は一瞬だけ青色の弱い光を放つと、周囲の精液を吸収し始めた。
宝玉が入れられてから数分が経過頃、洵の肉体に異変が現れ始める。
まず最初に変化が起こったのは、股間に生えているもの。
睾丸がビクビクッと震えながら少しずつ膨らんで行き、竿もビクビクッと震えながら少しずつ大きくなり始める。
亀頭が大きく膨らんで包皮が少しずつ剥けて行き、皮から飛び出たピンク色の亀頭は形を整えて行き、
以前までと同じものとは思えない程、立派なズル剥けのチンポへと姿を変える。
チンポが変化し終えると、どちらかと言えば白い方だった肌が、
股間の辺りからじわじわとサフィロスと同じ茶褐色に変色し始める。
股間から始まった色黒の肌は、周りの肌を蝕むように少しずつ広がって行く。
侵食し続ける色黒の肌が腹部に及ぶと、そこから筋肉の筋が少しずつ発達し始め、
洵の小柄で華奢な身体はゆっくりと引き締まって行きながら、色黒の肌へと変色して行く。
腹筋が薄っすらと割れて行き、胸筋も発達して乳首が大きくなり、背丈も少しずつ伸びて行く。
しなやかで引き締まった少年スイマーのような体型になると、牛の角と尻尾がニョキニョキと生えた。
変化が終わると、洵は宝物庫にあった少年の彫像に瓜二つな姿になっていた。
目の前で起こる変化を見守っていたサフィロスが、愛おしげに頬を撫でる。
「アステリオス、我が最愛の息子よ……」
「ん…んんぅ……」
サフィロスが涙を滲ませながら囁くと、洵だった少年が目を覚ました。
その目の色は、サフィロスと同じ血のような深紅に変わっていた。
「気分はどうだ、アステリオスよ?」
「あ……うん、問題ないよ。父さん、オレを生まれ変わらせてくれてありがとう!
こんな男らしい父さんの息子になれて、オレ…嬉しい!」
アステリオスとして生まれ変わった洵は、自分を転生させたサフィロスにガバッと抱き付き、
その逞しい胸に頬擦りして、チンポを身体に擦り付ける。
男臭い汗の臭いを思いっ切り吸い込み、恍惚とした表情になる。
「よし、生まれ変わった記念にたっぷり種付けしてやろう」
「うん、父さんの精液たっぷりぶち撒けてくれよ!ケツが疼いて疼いて、堪らないんだ。
父さんのでっかいチンポで、突いて突いて突きまくって欲しい!」
親子となった悪魔達はニヤニヤと笑い合うと、交尾を始めるのだった…。
393.米原
>>392センター長からの言葉は衝撃だった。今度の忘年会で、うちのチームは全員裸芸をやれというのだ。
昨年の忘年会は北関東の温泉旅館で行った。総勢200人くらいだっただろうか、大広間に皆集まり、お決まりの挨拶の後は、酒宴だった。そしてセンターごとに一芸披露の催しがあるのだ。うちのセンターの宴会芸はお寒い限りだった。どうやらセンター長がそのリベンジをしたいらしいのだ。
普段は自分達のセンターで20人程の規模で和気あいあいと働いている。男が多い職場だが、総務や経理の女子もいる。それぞれのセンターが集まって、忘年会は合同で行われる、かなり大規模なものだ。その場で裸になるだけでも勇気のいることだが、さらに芸を行うなど、どれだけ赤面するかわからない。もちろん女子社員も見ているのだ。自分にできるだろうか。
うちのチームは4人だ。年齢的には自分が下から2番目。センター長室で4人で直立し、様々な思いを巡らせていた。どんな役回りになるのだろう。
「おまえは小島よしおをやれ!で、おまえはとにかく明るい安村だ!」一番上の先輩は海パン一枚で小島よしおの「そんなの関係ねー」、二番目の先輩は「安心してください、履いてますよ。」をやらされることになった。
「まあ、小島はそのままでいいとして、おまえは「とにかく暗い安達」としてこれで履いてやれ!」安達先輩は小さな布きれを渡された。
「これ・・・?ですか?」布を手にした安達先輩の顔が青ざめる。それはとてもパンツと呼べるものではなく、筒状になっていて、ぎりぎりチンポを隠すだけのものだ。もちろん陰毛は隠しきれるはずもなく、下手に動いたらぽろっと落ちてしまいそうだ。ゴーゴーボーイがお客を誘うために履いているような、そんな雰囲気の代物だ。
青ざめる安達先輩を気にすることなくセンター長は続けた。
「おまえは、一番下しただからな、喜べ!アキラ100%だぞ。」まだ入社1年目の後輩がアキラを指名された。
「もちろん、フルチンでやれよ。で、最後にわざと失敗しろ。そこで笑いを取れ。」センター長からの命令は厳しかった。200人の前で全裸、しかも包茎を晒せというのだ。後輩の顔が緊張で赤くなる。小声で「がんばります」と呟くのが聞こえた。職場の風呂でいつも見ている後輩のぷるんとした包皮が脳裏に浮かぶ。あれが皆に晒されるのか。しかし、なぜ自分の順番が飛ばされたのだろう。
「お待たせ、おまえはこれだ。」センター長からA4の冊子を手渡された。タイトルに「輝く世界の包茎マン」とある。嫌な予感しかしない。なぜ、自分だけ台本付きなのだろうか。
「お前がうちのチームのとりだ。気合い入れて頼むぞ。俺が考えたんだ。おまえ確か前に風呂で見た時、包茎だったよな?体張ってくれ、頼むぞ!」
恐る恐るページを開く、文字の断片が飛び込んでくる。「・・・引っぱって宴会場を・・・」「・・・両手で・・・押し広げ・・・」「・・・ビールグラスに・・・」「・・・女子の前に移動したら・・・」くらくらとめまいがしてくる。これは現実だろうか。
「設定があるんだがな、過激すぎてテレビに出られない芸人って設定だ。大き目の包茎じゃないと絵にならないんでな、おまえしかおらん。ちゃんと練習しとけよ!」センター長の声が遠くに聞こえるように感じた。
その日は衝撃で、あまり仕事が手につかなかった。家でじっくり台本を読んでいて、手が震えた。これは宴会芸の披露というより自分の人格を崩壊させるために仕組まれた被虐のショーだ。いくらセンター長の命令とはいえ、二つ返事で「はい、がんばります!」という訳にはいかない。明日、センター長に相談してみよう。そして、断ろう。
翌日、意を決してセンター長室の扉をノックした。
「おう、入れ。」
センター長はなにやらパソコンをいじっていた。
「どうだ、練習しとるか?そうそう、あいつは小島よしおだけじゃつまらんので、アキラ100%のお盆持つ係にしたぞ。まあ、わざと新人のチンポを見せる係だな、がはは。」
自分は思い切って切り出した。裸になるのならまだしも、自分のそれは度が過ぎている。全裸になった上、大勢の前で包茎をおもちゃにして、しかも・・・。
また、何故一番年下の後輩ではなく、自分が「輝く世界の包茎マン」とやらをやらなくてはならないのか。
センター長はちょっと渋い顔になった後、
「これ、ちょっと見てみ。」
と自分を近くに呼んで、パソコンの画面を指差した。恐る恐る近づき画面を覗くと、URLがらしきものが羅列されていた。
「これはおまえのPCのログだ。若いとはいえ、ちょっとアダルトサイト見過ぎじゃないか、勤務中に。本部にチクったらおまえ、間違いなくクビだろうな。」
どきっとした。息抜きのつもりでこっそり見ていたものだが、ばれていた。シークレットモードにしていたのに。
「あと、これな!男と男の出会いの掲示板って何だこれ?おまえこんな趣味あったのか?」
「いや、それは!たまたま間違えて押しちゃって!」
「そうか、それにしてはだいぶ長く閲覧してなあ。・・・変な噂が流れたらおまえも困るんじゃないか?」
後輩の呆れた顔が浮かんでくる。興味本位で何となく見ていただけなのだ。でも見ていたのは事実だ。
「やってくれるよな?よし、今から俺が稽古つけてやろう。まず、服を全部脱いで・・・。」
昨年の忘年会は北関東の温泉旅館で行った。総勢200人くらいだっただろうか、大広間に皆集まり、お決まりの挨拶の後は、酒宴だった。そしてセンターごとに一芸披露の催しがあるのだ。うちのセンターの宴会芸はお寒い限りだった。どうやらセンター長がそのリベンジをしたいらしいのだ。
普段は自分達のセンターで20人程の規模で和気あいあいと働いている。男が多い職場だが、総務や経理の女子もいる。それぞれのセンターが集まって、忘年会は合同で行われる、かなり大規模なものだ。その場で裸になるだけでも勇気のいることだが、さらに芸を行うなど、どれだけ赤面するかわからない。もちろん女子社員も見ているのだ。自分にできるだろうか。
うちのチームは4人だ。年齢的には自分が下から2番目。センター長室で4人で直立し、様々な思いを巡らせていた。どんな役回りになるのだろう。
「おまえは小島よしおをやれ!で、おまえはとにかく明るい安村だ!」一番上の先輩は海パン一枚で小島よしおの「そんなの関係ねー」、二番目の先輩は「安心してください、履いてますよ。」をやらされることになった。
「まあ、小島はそのままでいいとして、おまえは「とにかく暗い安達」としてこれで履いてやれ!」安達先輩は小さな布きれを渡された。
「これ・・・?ですか?」布を手にした安達先輩の顔が青ざめる。それはとてもパンツと呼べるものではなく、筒状になっていて、ぎりぎりチンポを隠すだけのものだ。もちろん陰毛は隠しきれるはずもなく、下手に動いたらぽろっと落ちてしまいそうだ。ゴーゴーボーイがお客を誘うために履いているような、そんな雰囲気の代物だ。
青ざめる安達先輩を気にすることなくセンター長は続けた。
「おまえは、一番下しただからな、喜べ!アキラ100%だぞ。」まだ入社1年目の後輩がアキラを指名された。
「もちろん、フルチンでやれよ。で、最後にわざと失敗しろ。そこで笑いを取れ。」センター長からの命令は厳しかった。200人の前で全裸、しかも包茎を晒せというのだ。後輩の顔が緊張で赤くなる。小声で「がんばります」と呟くのが聞こえた。職場の風呂でいつも見ている後輩のぷるんとした包皮が脳裏に浮かぶ。あれが皆に晒されるのか。しかし、なぜ自分の順番が飛ばされたのだろう。
「お待たせ、おまえはこれだ。」センター長からA4の冊子を手渡された。タイトルに「輝く世界の包茎マン」とある。嫌な予感しかしない。なぜ、自分だけ台本付きなのだろうか。
「お前がうちのチームのとりだ。気合い入れて頼むぞ。俺が考えたんだ。おまえ確か前に風呂で見た時、包茎だったよな?体張ってくれ、頼むぞ!」
恐る恐るページを開く、文字の断片が飛び込んでくる。「・・・引っぱって宴会場を・・・」「・・・両手で・・・押し広げ・・・」「・・・ビールグラスに・・・」「・・・女子の前に移動したら・・・」くらくらとめまいがしてくる。これは現実だろうか。
「設定があるんだがな、過激すぎてテレビに出られない芸人って設定だ。大き目の包茎じゃないと絵にならないんでな、おまえしかおらん。ちゃんと練習しとけよ!」センター長の声が遠くに聞こえるように感じた。
その日は衝撃で、あまり仕事が手につかなかった。家でじっくり台本を読んでいて、手が震えた。これは宴会芸の披露というより自分の人格を崩壊させるために仕組まれた被虐のショーだ。いくらセンター長の命令とはいえ、二つ返事で「はい、がんばります!」という訳にはいかない。明日、センター長に相談してみよう。そして、断ろう。
翌日、意を決してセンター長室の扉をノックした。
「おう、入れ。」
センター長はなにやらパソコンをいじっていた。
「どうだ、練習しとるか?そうそう、あいつは小島よしおだけじゃつまらんので、アキラ100%のお盆持つ係にしたぞ。まあ、わざと新人のチンポを見せる係だな、がはは。」
自分は思い切って切り出した。裸になるのならまだしも、自分のそれは度が過ぎている。全裸になった上、大勢の前で包茎をおもちゃにして、しかも・・・。
また、何故一番年下の後輩ではなく、自分が「輝く世界の包茎マン」とやらをやらなくてはならないのか。
センター長はちょっと渋い顔になった後、
「これ、ちょっと見てみ。」
と自分を近くに呼んで、パソコンの画面を指差した。恐る恐る近づき画面を覗くと、URLがらしきものが羅列されていた。
「これはおまえのPCのログだ。若いとはいえ、ちょっとアダルトサイト見過ぎじゃないか、勤務中に。本部にチクったらおまえ、間違いなくクビだろうな。」
どきっとした。息抜きのつもりでこっそり見ていたものだが、ばれていた。シークレットモードにしていたのに。
「あと、これな!男と男の出会いの掲示板って何だこれ?おまえこんな趣味あったのか?」
「いや、それは!たまたま間違えて押しちゃって!」
「そうか、それにしてはだいぶ長く閲覧してなあ。・・・変な噂が流れたらおまえも困るんじゃないか?」
後輩の呆れた顔が浮かんでくる。興味本位で何となく見ていただけなのだ。でも見ていたのは事実だ。
「やってくれるよな?よし、今から俺が稽古つけてやろう。まず、服を全部脱いで・・・。」
392.米原
>>387駅前のビジネスホテルの一室。疲れ切った身体をベッドに横たえた。今日一日のことが走馬灯ように頭を駆け巡った。勃起を晒す全裸芸、尿道を広げ鼻フックをつけながらの産卵芸、チンポの皮を極限まで伸ばす皮芸。そして思い出すだけで眩暈がする屈辱のオナニー芸。射精の瞬間、暗闇からうっすらと聞こえてきた悲鳴。カーテンコールで見えた男女数人の観客の姿。支払いを済ませた時の劇場のオーナーの呆れたような表情。
自分は一体何をやっているのだろう。そしてどこへ向かっていくのだろう。不安とは裏腹に胸が熱くなってくる。熱に浮かされたように、淫靡な世界に誘われるのだった。
中一日を挟み、南に移動した。今の自分の生活では飛行機に乗るのは年に数回とないことだ。機内はほぼ満席だった。ビジネスでの主張、帰省、旅行、様々な目的の搭乗者の中、「珍芸披露」のために飛行機の乗る者など、この広い世界を探してもおそらく自分一人くらいだろう。周囲の楽しそうな笑い声が、自分の惨めさをより際立たせている気がした。
初めて来る土地である。スマホの地図を頼りに会場を探す。繁華街にほど近いライブハウスだった。恐る恐る中に入ると髭を生やしたマスターが対応してくれた。マスターによると普段はアマチュアバンドなどが激しい演奏を繰り返しているらしい。パンクバンドなどが全裸になることもあり、裸は別に特段珍しくないということだった。
「こいつなんか、歌いながらチンコしごきよるんよ。」
そう言って、小太りの毛深い男がパンクロック風の童謡を歌いながら、小さなチンポをしごいており、周囲の観客も全裸になって盛り上がっているムービーを見せてくれた。
「でも、あんたもようやるわ。」
スマホの画面をいじったかと思うと、別なムービーを見せてくれた。
「これがオナニーじゃい!われーーー!!」
しかめっ面をしながらチンポをしごく男の姿が現れた。男は何度も同じ台詞を繰り返しながら、必死でチンポをしごいている。まるで射精を強制されているかのように。紛れもなく、一昨日の自分の姿だった。
「ネットじゃ有名人らしいね、あんた。ふふふ。」
マスターの指摘の通り再生回数はわずか1日で1万回を超えており、次々に拡散されているようだった。背筋に何かぞくっとしたものを感じた。
「これがオナニーじゃい!・・・ううっ!!」
画面の中の男がこらえ切れずに射精した。
小さな控え室に待機する。いつも通り精力ドリンクを一気に流し込む。心臓の鼓動が高まり、呼吸が荒くなる。脳に酸素が行き渡らなくなり、何も考えられなくなってくる。全身が痺れたようになる一方、下腹部にはぐつぐつと煮え立つような熱さを感じる。もう時間だ。いつも通り全裸でステージに飛び出した。
「ヒューーーン!モモンガだよーーーん!!!」
玉袋を上に引っ張り上げ、亀頭を頭に見立てたモモンガが飛び立った。
「かわいいでしょー?頭なでなでしてーーーー!」
容姿までは確認できないが、何人かいると思しき観客に向かって叫び声をあげる。
「からのーーー、チン毛ファイヤー!!!」
足をがに股に左右に大きく開き、隠し持っていたライターで陰毛に火をつける。ぶわっと小さな炎が上がり、煙と毛の焼ける独特の匂いが漂う。
「きゃっー!」
「まじか!?」
小さな悲鳴や呟きが耳に届く。
「フランクフルトも焼いちゃうよーーーーん!」
ライターの火をチンポに近づける。瞬間的にかなりの熱さを感じる。ライターを近づけては遠ざけ、それを繰り返す。
「消火活動――――――――!」
最後は風呂桶に放尿したのだった。
その後、定番となった産卵芸、皮芸を続ける。惨めになればなるほど、勃起を抑えきれなくなる。
「今からローターを使って手を触れずに発射しまーーーす!」
ピンク色のローター2つををチンポに巻き付けスイッチを入れる。独特の機械音が響き、チンポを中からくすぐられているような不思議な快楽に浸る。
「みんなムービー撮って、いっぱい拡散してーーー!」
勃起した亀頭の先から透明な液体が溢れ出し、その粘液を使って両方の乳首をいじる。
「ああっ!もういっちゃうーーー!」
亀頭の先端からどくどくと白濁液が垂れ落ちる。観客のどよめきが聞こえる。あまりの快感に膝が笑い、腰から崩れそうになる。裏腹にチンポや乳首は異常な固さを維持し続けるのだった。
車窓を流れる景色は早く、あらゆるものが一瞬に過ぎ去ってゆく。自分は今、新幹線で北に向かっている。楽しい旅行であればビールでも飲みながら、のんびりと景色を楽しむところだが、そうもいかなかった。今回の旅の目的はただ一つ、後輩の指令によりリフレッシュ休暇を利用して、全国で珍芸を披露してまわることだ。徐にスマホを取だし、ムービーに収めておいた自分の芸をチェックする。画面の中に全裸の男が現れ、極限までチンポの皮を伸ばしている。
「チン皮ビローーン!チン皮ビローーン!」
イヤホンから奇妙な声が漏れ聞こえた。何故、こんなことをしなければならないのか。うっすらと涙が溢れてくる。
後輩は助言と称して、自分に極限までの羞恥芸を強要した。単に衆目にチンポを晒させるだけでは満足せず、皮を伸ばしたり勃起させたり、また肛門を使った芸なども提案してきた。昨日はレンタルスペースに後輩の仲間を集めて最終チェックとの名目で全裸芸を披露させられた。
「先輩!ネットで面白いもの見つけたんですよ!」
後輩が無邪気な笑顔を見せる。そして、金属製の変わった器具をちらつかせた。
「つけてみましょうよ!」
チンポの先につけられたそれは尿道を広げる器具だった。螺子を回すと左右の金属が開き、尿道がぱっくりと口を開けるのだった。
「めちゃくちゃ笑えますね!それからこれも、あとこれも・・・」
最終的には鼻フックで惨めに顔を変形させ、全裸の体に「本日の主役」という襷をかけ、器具で尿道を広げたまま、肛門からゴルフボールをひり出す「産卵」という芸で場を沸かせるのだった。
「締めはオナニーがいいと思うけど、ただのオナニーじゃ面白くないしなあ・・・。」
後輩が不敵に笑った。
初日の場所は、駅前から程近いところにある小劇場だった。夜になると怪しげなネオンが輝く路地の一角にそれはあった。オーナーはアマチュア劇団を応援しているらしく舞台での全裸などは日常茶飯事といった様子だった。
「まあ、好きにやんな。」
オーナーが事務所の奥に消えた。試にリハーサルとしてパンツ一枚の姿でステージに立ってみた。ステージはやや高くなっており、もし観客がいれば、目線の位置に自分の股間が位置することになるだろう。こんな目立つところで全裸になり、芸を披露するなど正気の沙汰とは思えなかった。自分は何か夢でも見ているのではないだろうか。
刻々と開催予定時間が迫ってきた。ドリンクを一気に流し込む。しばらくすると胸が熱くなり、頭がぼぉーっとしてきた。舞台袖からステージを見ると暗闇の中数人の人影が見えた。もうあとには引けない・・・。
「イイェーイ!みんなオナニーしてるかーーーい?チン皮ビローーン!!」
狂乱の宴が幕を開けた。
「ホウケイ!ムケチン!ホウケイ!ムケチン!・・・」
何一つ身につけていない真っ裸の男がステージに登場した。チンポの皮を被せたり剥いたりしながら、大声で叫ぶ。暗くてよく見えないが、数人は人がいるようだ。男だけだろうか、女もいるのだろうか。
「今日はさとっしーの珍芸ライブに来てくれてありがとう!今からいっぱい珍芸披露するから、いっぱい撮影してどんどんネットで拡散してね!!」
後輩によって決められた台詞を叫ぶ。
「はーい!みなさん注目!アナルでーーす!トイレットペーパーついてたらゴメンね!」
両手で尻たぶを思いきり広げる。
「さとっしーは変態だからチンポが勃ってきたよ!」
半勃ちになったチンポを左右に振り乱す。
「乳首も感じるんで、今から気持ちよくなる装置をつけまーーす!」
小さなドーム型の装置を取り出し、乳首に装着する。
「スイッチ、オーーーン!」
ぶぃーーんと鈍いバイブ音が響き、乳首に取り付けた装置が作動する。羽状のものが回転を始め、乳首が舐め続けなれるような快感に襲われる。さらにチンポは固さを増し、頭は完全にを上を向いた。
「乳首で感じる変態でーーーす!みんな拡散してーーー!」
両手でピースサインを作りながらスポットライトを浴びるのだった。
自分は一体何をやっているのだろう。そしてどこへ向かっていくのだろう。不安とは裏腹に胸が熱くなってくる。熱に浮かされたように、淫靡な世界に誘われるのだった。
中一日を挟み、南に移動した。今の自分の生活では飛行機に乗るのは年に数回とないことだ。機内はほぼ満席だった。ビジネスでの主張、帰省、旅行、様々な目的の搭乗者の中、「珍芸披露」のために飛行機の乗る者など、この広い世界を探してもおそらく自分一人くらいだろう。周囲の楽しそうな笑い声が、自分の惨めさをより際立たせている気がした。
初めて来る土地である。スマホの地図を頼りに会場を探す。繁華街にほど近いライブハウスだった。恐る恐る中に入ると髭を生やしたマスターが対応してくれた。マスターによると普段はアマチュアバンドなどが激しい演奏を繰り返しているらしい。パンクバンドなどが全裸になることもあり、裸は別に特段珍しくないということだった。
「こいつなんか、歌いながらチンコしごきよるんよ。」
そう言って、小太りの毛深い男がパンクロック風の童謡を歌いながら、小さなチンポをしごいており、周囲の観客も全裸になって盛り上がっているムービーを見せてくれた。
「でも、あんたもようやるわ。」
スマホの画面をいじったかと思うと、別なムービーを見せてくれた。
「これがオナニーじゃい!われーーー!!」
しかめっ面をしながらチンポをしごく男の姿が現れた。男は何度も同じ台詞を繰り返しながら、必死でチンポをしごいている。まるで射精を強制されているかのように。紛れもなく、一昨日の自分の姿だった。
「ネットじゃ有名人らしいね、あんた。ふふふ。」
マスターの指摘の通り再生回数はわずか1日で1万回を超えており、次々に拡散されているようだった。背筋に何かぞくっとしたものを感じた。
「これがオナニーじゃい!・・・ううっ!!」
画面の中の男がこらえ切れずに射精した。
小さな控え室に待機する。いつも通り精力ドリンクを一気に流し込む。心臓の鼓動が高まり、呼吸が荒くなる。脳に酸素が行き渡らなくなり、何も考えられなくなってくる。全身が痺れたようになる一方、下腹部にはぐつぐつと煮え立つような熱さを感じる。もう時間だ。いつも通り全裸でステージに飛び出した。
「ヒューーーン!モモンガだよーーーん!!!」
玉袋を上に引っ張り上げ、亀頭を頭に見立てたモモンガが飛び立った。
「かわいいでしょー?頭なでなでしてーーーー!」
容姿までは確認できないが、何人かいると思しき観客に向かって叫び声をあげる。
「からのーーー、チン毛ファイヤー!!!」
足をがに股に左右に大きく開き、隠し持っていたライターで陰毛に火をつける。ぶわっと小さな炎が上がり、煙と毛の焼ける独特の匂いが漂う。
「きゃっー!」
「まじか!?」
小さな悲鳴や呟きが耳に届く。
「フランクフルトも焼いちゃうよーーーーん!」
ライターの火をチンポに近づける。瞬間的にかなりの熱さを感じる。ライターを近づけては遠ざけ、それを繰り返す。
「消火活動――――――――!」
最後は風呂桶に放尿したのだった。
その後、定番となった産卵芸、皮芸を続ける。惨めになればなるほど、勃起を抑えきれなくなる。
「今からローターを使って手を触れずに発射しまーーーす!」
ピンク色のローター2つををチンポに巻き付けスイッチを入れる。独特の機械音が響き、チンポを中からくすぐられているような不思議な快楽に浸る。
「みんなムービー撮って、いっぱい拡散してーーー!」
勃起した亀頭の先から透明な液体が溢れ出し、その粘液を使って両方の乳首をいじる。
「ああっ!もういっちゃうーーー!」
亀頭の先端からどくどくと白濁液が垂れ落ちる。観客のどよめきが聞こえる。あまりの快感に膝が笑い、腰から崩れそうになる。裏腹にチンポや乳首は異常な固さを維持し続けるのだった。
車窓を流れる景色は早く、あらゆるものが一瞬に過ぎ去ってゆく。自分は今、新幹線で北に向かっている。楽しい旅行であればビールでも飲みながら、のんびりと景色を楽しむところだが、そうもいかなかった。今回の旅の目的はただ一つ、後輩の指令によりリフレッシュ休暇を利用して、全国で珍芸を披露してまわることだ。徐にスマホを取だし、ムービーに収めておいた自分の芸をチェックする。画面の中に全裸の男が現れ、極限までチンポの皮を伸ばしている。
「チン皮ビローーン!チン皮ビローーン!」
イヤホンから奇妙な声が漏れ聞こえた。何故、こんなことをしなければならないのか。うっすらと涙が溢れてくる。
後輩は助言と称して、自分に極限までの羞恥芸を強要した。単に衆目にチンポを晒させるだけでは満足せず、皮を伸ばしたり勃起させたり、また肛門を使った芸なども提案してきた。昨日はレンタルスペースに後輩の仲間を集めて最終チェックとの名目で全裸芸を披露させられた。
「先輩!ネットで面白いもの見つけたんですよ!」
後輩が無邪気な笑顔を見せる。そして、金属製の変わった器具をちらつかせた。
「つけてみましょうよ!」
チンポの先につけられたそれは尿道を広げる器具だった。螺子を回すと左右の金属が開き、尿道がぱっくりと口を開けるのだった。
「めちゃくちゃ笑えますね!それからこれも、あとこれも・・・」
最終的には鼻フックで惨めに顔を変形させ、全裸の体に「本日の主役」という襷をかけ、器具で尿道を広げたまま、肛門からゴルフボールをひり出す「産卵」という芸で場を沸かせるのだった。
「締めはオナニーがいいと思うけど、ただのオナニーじゃ面白くないしなあ・・・。」
後輩が不敵に笑った。
初日の場所は、駅前から程近いところにある小劇場だった。夜になると怪しげなネオンが輝く路地の一角にそれはあった。オーナーはアマチュア劇団を応援しているらしく舞台での全裸などは日常茶飯事といった様子だった。
「まあ、好きにやんな。」
オーナーが事務所の奥に消えた。試にリハーサルとしてパンツ一枚の姿でステージに立ってみた。ステージはやや高くなっており、もし観客がいれば、目線の位置に自分の股間が位置することになるだろう。こんな目立つところで全裸になり、芸を披露するなど正気の沙汰とは思えなかった。自分は何か夢でも見ているのではないだろうか。
刻々と開催予定時間が迫ってきた。ドリンクを一気に流し込む。しばらくすると胸が熱くなり、頭がぼぉーっとしてきた。舞台袖からステージを見ると暗闇の中数人の人影が見えた。もうあとには引けない・・・。
「イイェーイ!みんなオナニーしてるかーーーい?チン皮ビローーン!!」
狂乱の宴が幕を開けた。
「ホウケイ!ムケチン!ホウケイ!ムケチン!・・・」
何一つ身につけていない真っ裸の男がステージに登場した。チンポの皮を被せたり剥いたりしながら、大声で叫ぶ。暗くてよく見えないが、数人は人がいるようだ。男だけだろうか、女もいるのだろうか。
「今日はさとっしーの珍芸ライブに来てくれてありがとう!今からいっぱい珍芸披露するから、いっぱい撮影してどんどんネットで拡散してね!!」
後輩によって決められた台詞を叫ぶ。
「はーい!みなさん注目!アナルでーーす!トイレットペーパーついてたらゴメンね!」
両手で尻たぶを思いきり広げる。
「さとっしーは変態だからチンポが勃ってきたよ!」
半勃ちになったチンポを左右に振り乱す。
「乳首も感じるんで、今から気持ちよくなる装置をつけまーーす!」
小さなドーム型の装置を取り出し、乳首に装着する。
「スイッチ、オーーーン!」
ぶぃーーんと鈍いバイブ音が響き、乳首に取り付けた装置が作動する。羽状のものが回転を始め、乳首が舐め続けなれるような快感に襲われる。さらにチンポは固さを増し、頭は完全にを上を向いた。
「乳首で感じる変態でーーーす!みんな拡散してーーー!」
両手でピースサインを作りながらスポットライトを浴びるのだった。
391.米原
>>390301.いや、彼はもう話す事ができなくなったのだ…。
302.「……他に、意見があるヤツぁいますかね?」
303.笑いながら室内を見回すライアンに、誰も声を上げることはしなかった…。
304.
305.
306.「やめろ……!!!!もう…!!やめろおおおおおおおおお……ッ!!!!」
307.迫り来る鋭い針先を見つめながら、アーサーは文字通り断末魔の悲鳴を上げて首を左右に振り乱した。
308.「ははは…!そんな事言っても分かってますよ?もうアンタのカラダはおクスリが欲しくて欲しくてたまんないでしょ?いいですよ!今からタ〜〜ップリ仕込んであげますからね…!!それも………アンタが一番感じるその臭くて汚い…汚れたドリル包茎の先っぽに!!」
309.「ひいッッ!!!???」
310.ライアンの声が響いた直後、包皮を広げているアームとは別のアームが、彼の包皮に伸びていく。
311.「やめろおおおおおおおおお…ッッッ!!!!!」
312.「ハハハハ…!!感じる皮、思いっきり伸ばしてあげますからね!!もちろん、その伸ばした場所に、今からお注射してあげますよ…!!ホーラ…!もう針が目の前だ!!んじゃ、ちょっとチクっとするのガマンしましょうね〜〜〜!!そうすりゃ………ホンモンの天国見られますよ……?」
313.「い…ッ…!い…や……だッ…!!やめ…ろ…おおおおおおおおお……!!!!!」
314.敏感な包皮を外からも伸ばされ、更に内側からは変わらず耐えない指先の刺激を受けているせいで、アーサーは快感に声を上擦らせながらも、拒絶の声を響かせる。
315.けれど……アームはとうとう…彼の股間へと到達した……。
316.いきり勃ち、生臭い汁を吐き出し続ける肉棒の先へ………光る注射器が近づいていく…。
317.先端から、溢れたgo-9axを垂らしながら…注射器はアーサーの伸ばされた包皮へと辿り着く……そして…。
318.「ッ!!!!!!!!」
319.感じたのは………痛みではなく……快感だった…。
320.外と内から伸ばされた柔らかく厚い皮膚の中に、鋭い針が突き刺さると、その場でゆっくりと注射器内の薬物を流し込む…。
321.先ほどまでより、ずっと大量のその薬液は、アーサーのなけなしのプライドを手折るには……十分過ぎる量だった…。
322.「!!!!!!!!!」
323.伸びた包皮に感じた投薬の刺激に続いてアーサーに襲い掛かったのは……途方もなく強大な恍惚感だった。
324.もう、何がなんだか分からない。
325.ここがどこで、自分が誰で、何をされていたのかも……全て忘れて快楽に叫びだしそうなその感覚。
326.「ッッッ…!!!!ん…おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
327.盛大に震えだす身体に、ひとりでに溢れ出す野太い嬌声。
328.アーサーが意図せずとも、彼の身体は、遂に陥落してしまったのだ……。
329.ライアンという名の男が造りだした………おぞましく危険な薬物によって…。
330.「んお……ッッッ!!!!!おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!!!!!!!!」
331.ビクビクと跳ねる身体に合わせるように、股間で跳ね回る陰茎は、さっきまでよりずっと鮮烈で鋭利な快楽を伝えてくる。
332.両端に引き伸ばされた睾丸も、金属で締め付けられる恥茎の根元も…無論、広げられ弄ばれる包皮までもが、今までに味わった快感が序章だったのではと思わせる程の刺激と悦びを受けてアーサーの股間で狂喜する。
333.もう………抵抗などできなかった……。
334.「んおッッ!!!んおおおおッッッ!!!!!!んおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!!!」
335.勝手に溢れ出るはしたない嬌声を室内に響かせながら、アーサーは目尻に溜めた涙を頬に流す。
336.今まで、一度たりとも人前で涙を見せた事などなかった英雄が……初めて見せた泣き顔だった…。
337.「さ〜〜〜て……、こりゃあガツン、っとキいたでしょ……?」
338.ほくそ笑むライアンに、もう厳しい表情は向けられなかった…。
339.「っく…!!うう……ッ…ッ!!お…おおおお……ッッッ!!!!」
340.唇を引き結んでも漏れてくる、情けない声を震わせながら、両方の目から涙を流すその顔は、泣いて許しを請うような表情で……。
341.「くく…!イイ表情ですよ……!」
342.アーサーを見下ろして笑うライアンは、呟くようにそう告げると、次にはっきりとした声色でアーサーに向かって問いかけた。
343.「……どうです?気持ちイイでしょ?アーサー様?」
344.「…!!!!」
345.名指しで自分に問いかけられて、アーサーは全身を硬直させてライアンを見上げたが、当のライアンは片眉を吊り上げて嘲笑っている。
346.「ほら…どうなんですか?気持ちイイでしょ?って聞いてるんですよ?」
347.「……ッ!!!」
348.「…聞いてる、って言ってるんですよ?」
349.「な…ッ!!!!」
350.気が付いた時には、目の前でアームが股間へ向かって降下していた……。
351.たっぷりの……go-9axをたたえた注射器付きで…。
352.「や…!!!!やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!」
353.起きようとしている恐ろしい現実に、アーサーが遮二無二四肢を突っ張らせて絶叫してもライアンの決定は変わらない。
354.「聞いたのに答えなかったアンタがいけないんですよ?ヒーローさん」
355.薄く笑うライアンの前で、アームは無慈悲にアーサーの陰茎へと到達すると、注射器の針を突き立てる……さっきと同じ、包皮の先に……。
356.「い……ッッッ!!!!!嫌だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」
357.居室の壁が震えるほどの声を上げて吼えたアーサーに訪れたのは……めくるめくおぞましき快楽の世界……。
358.「!!!!!!!!!ん…あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
359.自分が震えているのか、それとも世界が震えているのか…彼にはもはや、分からない…。
360.全量の薬液を投与し終えた注射器がもといた場所へと戻るのを視界の端に捕らえながら、アーサーはもう声を止める事ができなかった。
361.「んあッッッ…!!!!!!んああああああああッッッ……!!!!!!!!!」
362.低く太い雄叫びを上げ続けながら、股間の肉竿を益々反り返らせるアーサーに、ライアンが再び問いかける。
363.「……どうです?気持ちイイですかあ?」
364.「んあ……ッッ!!んああああ…ッッ!!!!」
365.ガタガタと身体を痙攣させるアーサーが、ライアンの言葉に答えることは困難だ。
366.けれど、そんな言い訳は、容赦のない支配者には通用などしないのだ…。
367.「はは、学習能力が乏しいみたいですねえ?それじゃ……ちゃんと身体で分からせてやらないと、ね」
368.「ひッッッ!!!!????」
369.訪れたのは、数十秒前と同じ光景。
370.自分の屹立した陰茎の先に、薬液をなみなみとたたえた注射器が降下して………。
371.「いッッッッ!!!!!!嫌だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
372.何が起こるのかを察知して、アーサーはもう体裁など気にせず声の限りに泣き叫んだ。
373.大の男が…それも屈強な戦士であるアーサーが……涙を流し、絶叫しながら抵抗するのを、ライアンは楽しそうに見守っている。
374.「ほーら、アンタがちゃんと答えないからいけないんですよ?またタップリ皮におクスリ打ちましょうねえ?」
375.「んッッッおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
376.アーサーの肉体データから算出された、最大投与量から三倍の量に増やされた薬液を、再び投与されたアーサーはもう身体をコントロールする事などできなくなっていた。
377.数十秒の単位で繰り返し襲い掛かる快楽に反応して、激しく揺れる陰茎も、そこから離れた両脇でビクつく睾丸も、もうみな彼の事などお構いなしに、各々の悦楽を受け止めて歓喜している。
378.アーサーがどれだけ頭を振ってもがいても、もう彼の男としての肉体は、強大な権力に逆らう事など不可能なのだ…。
379.「……どうですか?もう一度聞いてあげますからね?『気持ちイイですか?ヒーローさん?』」
380.「!!!!!!!!!」
381.三度目のライアンの声に、アーサーは全てを手放し……そして、叫ぶように応えていた。
382.「っき!!!気持ちッッ……いい…ですううううううううううッッッ!!!!!!」
302.「……他に、意見があるヤツぁいますかね?」
303.笑いながら室内を見回すライアンに、誰も声を上げることはしなかった…。
304.
305.
306.「やめろ……!!!!もう…!!やめろおおおおおおおおお……ッ!!!!」
307.迫り来る鋭い針先を見つめながら、アーサーは文字通り断末魔の悲鳴を上げて首を左右に振り乱した。
308.「ははは…!そんな事言っても分かってますよ?もうアンタのカラダはおクスリが欲しくて欲しくてたまんないでしょ?いいですよ!今からタ〜〜ップリ仕込んであげますからね…!!それも………アンタが一番感じるその臭くて汚い…汚れたドリル包茎の先っぽに!!」
309.「ひいッッ!!!???」
310.ライアンの声が響いた直後、包皮を広げているアームとは別のアームが、彼の包皮に伸びていく。
311.「やめろおおおおおおおおお…ッッッ!!!!!」
312.「ハハハハ…!!感じる皮、思いっきり伸ばしてあげますからね!!もちろん、その伸ばした場所に、今からお注射してあげますよ…!!ホーラ…!もう針が目の前だ!!んじゃ、ちょっとチクっとするのガマンしましょうね〜〜〜!!そうすりゃ………ホンモンの天国見られますよ……?」
313.「い…ッ…!い…や……だッ…!!やめ…ろ…おおおおおおおおお……!!!!!」
314.敏感な包皮を外からも伸ばされ、更に内側からは変わらず耐えない指先の刺激を受けているせいで、アーサーは快感に声を上擦らせながらも、拒絶の声を響かせる。
315.けれど……アームはとうとう…彼の股間へと到達した……。
316.いきり勃ち、生臭い汁を吐き出し続ける肉棒の先へ………光る注射器が近づいていく…。
317.先端から、溢れたgo-9axを垂らしながら…注射器はアーサーの伸ばされた包皮へと辿り着く……そして…。
318.「ッ!!!!!!!!」
319.感じたのは………痛みではなく……快感だった…。
320.外と内から伸ばされた柔らかく厚い皮膚の中に、鋭い針が突き刺さると、その場でゆっくりと注射器内の薬物を流し込む…。
321.先ほどまでより、ずっと大量のその薬液は、アーサーのなけなしのプライドを手折るには……十分過ぎる量だった…。
322.「!!!!!!!!!」
323.伸びた包皮に感じた投薬の刺激に続いてアーサーに襲い掛かったのは……途方もなく強大な恍惚感だった。
324.もう、何がなんだか分からない。
325.ここがどこで、自分が誰で、何をされていたのかも……全て忘れて快楽に叫びだしそうなその感覚。
326.「ッッッ…!!!!ん…おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
327.盛大に震えだす身体に、ひとりでに溢れ出す野太い嬌声。
328.アーサーが意図せずとも、彼の身体は、遂に陥落してしまったのだ……。
329.ライアンという名の男が造りだした………おぞましく危険な薬物によって…。
330.「んお……ッッッ!!!!!おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!!!!!!!!」
331.ビクビクと跳ねる身体に合わせるように、股間で跳ね回る陰茎は、さっきまでよりずっと鮮烈で鋭利な快楽を伝えてくる。
332.両端に引き伸ばされた睾丸も、金属で締め付けられる恥茎の根元も…無論、広げられ弄ばれる包皮までもが、今までに味わった快感が序章だったのではと思わせる程の刺激と悦びを受けてアーサーの股間で狂喜する。
333.もう………抵抗などできなかった……。
334.「んおッッ!!!んおおおおッッッ!!!!!!んおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!!!」
335.勝手に溢れ出るはしたない嬌声を室内に響かせながら、アーサーは目尻に溜めた涙を頬に流す。
336.今まで、一度たりとも人前で涙を見せた事などなかった英雄が……初めて見せた泣き顔だった…。
337.「さ〜〜〜て……、こりゃあガツン、っとキいたでしょ……?」
338.ほくそ笑むライアンに、もう厳しい表情は向けられなかった…。
339.「っく…!!うう……ッ…ッ!!お…おおおお……ッッッ!!!!」
340.唇を引き結んでも漏れてくる、情けない声を震わせながら、両方の目から涙を流すその顔は、泣いて許しを請うような表情で……。
341.「くく…!イイ表情ですよ……!」
342.アーサーを見下ろして笑うライアンは、呟くようにそう告げると、次にはっきりとした声色でアーサーに向かって問いかけた。
343.「……どうです?気持ちイイでしょ?アーサー様?」
344.「…!!!!」
345.名指しで自分に問いかけられて、アーサーは全身を硬直させてライアンを見上げたが、当のライアンは片眉を吊り上げて嘲笑っている。
346.「ほら…どうなんですか?気持ちイイでしょ?って聞いてるんですよ?」
347.「……ッ!!!」
348.「…聞いてる、って言ってるんですよ?」
349.「な…ッ!!!!」
350.気が付いた時には、目の前でアームが股間へ向かって降下していた……。
351.たっぷりの……go-9axをたたえた注射器付きで…。
352.「や…!!!!やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!」
353.起きようとしている恐ろしい現実に、アーサーが遮二無二四肢を突っ張らせて絶叫してもライアンの決定は変わらない。
354.「聞いたのに答えなかったアンタがいけないんですよ?ヒーローさん」
355.薄く笑うライアンの前で、アームは無慈悲にアーサーの陰茎へと到達すると、注射器の針を突き立てる……さっきと同じ、包皮の先に……。
356.「い……ッッッ!!!!!嫌だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」
357.居室の壁が震えるほどの声を上げて吼えたアーサーに訪れたのは……めくるめくおぞましき快楽の世界……。
358.「!!!!!!!!!ん…あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
359.自分が震えているのか、それとも世界が震えているのか…彼にはもはや、分からない…。
360.全量の薬液を投与し終えた注射器がもといた場所へと戻るのを視界の端に捕らえながら、アーサーはもう声を止める事ができなかった。
361.「んあッッッ…!!!!!!んああああああああッッッ……!!!!!!!!!」
362.低く太い雄叫びを上げ続けながら、股間の肉竿を益々反り返らせるアーサーに、ライアンが再び問いかける。
363.「……どうです?気持ちイイですかあ?」
364.「んあ……ッッ!!んああああ…ッッ!!!!」
365.ガタガタと身体を痙攣させるアーサーが、ライアンの言葉に答えることは困難だ。
366.けれど、そんな言い訳は、容赦のない支配者には通用などしないのだ…。
367.「はは、学習能力が乏しいみたいですねえ?それじゃ……ちゃんと身体で分からせてやらないと、ね」
368.「ひッッッ!!!!????」
369.訪れたのは、数十秒前と同じ光景。
370.自分の屹立した陰茎の先に、薬液をなみなみとたたえた注射器が降下して………。
371.「いッッッッ!!!!!!嫌だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
372.何が起こるのかを察知して、アーサーはもう体裁など気にせず声の限りに泣き叫んだ。
373.大の男が…それも屈強な戦士であるアーサーが……涙を流し、絶叫しながら抵抗するのを、ライアンは楽しそうに見守っている。
374.「ほーら、アンタがちゃんと答えないからいけないんですよ?またタップリ皮におクスリ打ちましょうねえ?」
375.「んッッッおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
376.アーサーの肉体データから算出された、最大投与量から三倍の量に増やされた薬液を、再び投与されたアーサーはもう身体をコントロールする事などできなくなっていた。
377.数十秒の単位で繰り返し襲い掛かる快楽に反応して、激しく揺れる陰茎も、そこから離れた両脇でビクつく睾丸も、もうみな彼の事などお構いなしに、各々の悦楽を受け止めて歓喜している。
378.アーサーがどれだけ頭を振ってもがいても、もう彼の男としての肉体は、強大な権力に逆らう事など不可能なのだ…。
379.「……どうですか?もう一度聞いてあげますからね?『気持ちイイですか?ヒーローさん?』」
380.「!!!!!!!!!」
381.三度目のライアンの声に、アーサーは全てを手放し……そして、叫ぶように応えていた。
382.「っき!!!気持ちッッ……いい…ですううううううううううッッッ!!!!!!」
390.米原
>>389201.つまり………後は…待つしかないのである………。
202.断崖絶壁に立ちながら……前から、次の波が押し寄せるのを……。
203.身を煽る突風が吹き荒ぶのを……。
204.ただ…じっと待つしか……アーサーにはできないのだ…。
205.「く…ッッッ!!!くううううううううッッッ!!!!!!!!!」
206.必死にこめかみに血管を浮き上がらせている間にも、アーサーの陰茎はアームたちによって弄ばれる。
207.もう、彼の『男』としての感覚は、包皮の中に招き入れた指先が回転する度に、全身を痙攣させる程の快楽を味わうまでになっていた。
208.「ふッッッ!!!!!ふううううううううッッッ!!!!!!!!!!」
209.こみ上げてくる悦びの感覚を研ぎ澄ませた肉体に刻み込みながら、アーサーはぶるぶると震え続ける。
210.疾走する様に刻まれていくカウンターの数字。
211.迫り来る終焉。
212.絶対に、倒れる事などあってはならない英雄が……こんな事で……!!
213.近づく終わりの気配を察知して、アーサーが強く拳を握ると、ガタガタと上半身が痙攣した。
214.『嫌だ……!嫌だ…!!嫌だ!!』
215.絶対的な嫌悪感。
216.背徳感。
217.挫折感。
218.屈辱感。
219.そして……それと裏腹に聞こえてくる安らぎの賛辞。
220.『もういいじゃないか…。これ以上……耐えられない…!!』
221.生まれてから、一度たりとも考えた事のなかった敗北を……アーサーの脳裏で誰かが告げる。
222.何があっても……たとえ死んでも……悪に屈する事だけは……決してしてはならないと深く刻んで誓って生きてきたはずなのに……!!
223.揺らぐ信念を奮い立たせようとしてみても…その材料が見つからない。
224.万が一にも、この場でもう一度立ち上がったとして………それが一体何になる?
225.たとえ次の一波にかろうじて耐えたとしても、自分がぎりぎりの絶壁に立たされている事実に変わりはない。
226.だとすれば……どうなるのだ……。
227.次の波を、またこうして苦しみながら耐えるのか……?
228.その次は……?
229.その次は…?
230.ライアンの勝利だった……。
231.延々と続く薬物投与に、快楽地獄。
232.それは難攻不落と謳われた英雄アーサーの精神を、気付かぬ間にぼろぼろにした。
233.時間の感覚さえ分からなくなったアーサーは、もう世界を救うヒーローなどではなくなったのだ……。
234.次に訪れる性的な悦びに恐怖し、同時にそこへ堕ちていきたいと願う彼は今、もはや只の一人の男なのだ……。
235.go-9axという薬物に汚染され、初めての『男』の悦びに目覚めた……成熟した肉体を持て余す男なのである…。
236.「あ…!!あああああああッッッ!!!!!」
237.再びせり上がる悦楽に震える声を上げるアーサーに……ライアンは瞳を細めると微笑んだ……。
238.「チェック…メイト…」
239.
240.
241.「……go-9axを投与しろ」
242.響いたライアンの声に、振り向いたのは研究員だった。
243.「え…?」
244.「…聞こえなかったか?ならもう一度言うぞ?go-9axを投与するんだ」
245.「と、投与…ですか…!?しかし…先ほどの投与からまだ十分な時間が…」
246.「いいんだよ。それで」
247.「で、ですが…!それではあの男の身体がgo-9axを分解できないまま次の投与に踏み切る事になります……!!」
248.突如として破られようとしている禁忌に、研究員はライアンの真意を見抜けぬままで硬直した。
249.「…俺の言ってる事が聞こえないかな…?」
250.振り向いた研究員を見つめるライアンの瞳は笑っていない。
251.その目の奥で、どす黒く燃える炎を垣間見て、研究員は咄嗟に言葉を飲み込むと、コンソールへと向き直った。
252.「……go-9ax…投与準備を開始します……」
253.「おう、よろしく頼むよ…量は、さっきの三倍だ」
254.
255.
256.聞こえてきたやり取りに、戦慄したのは言うまでもない。
257.アーサーは全身を支配する敗北感に苛まれながらも、弾かれたように顔を上げた。
258.『な………な…に……を』
259.ライアンの言葉を反芻して、脳がそれを理解した途端、ガタガタと震えだす肢体。
260.『まさ…か……!そんな……!!』
261.今まで通りなら、自分が次に投薬されるまでには、まだ十分な間があるはずだ。
262.それなのに……!!
263.研究員の言う通り、自分の身体がまだ先刻投与された薬物を分解しきれていないのは、肉棒の様子からも明白だ。
264.熱い身体に、敏感過ぎる男の証。
265.そんな状態の今の身体に……更に薬物を投薬する……!?
266.それも……ライアンの言葉が本当なら……さっきまでの三倍の量を………!!!!
267.「い…!!いや…だ…ッッッ!!!!!」
268.ガタガタと歯を鳴らしながら、アーサーは訪れるであろう未来に首を振る。
269.しかし……彼の未来を決定するのは、彼自身でも神でもない。
270.目の前で笑う、ライアンなのだ……。
271.「……投薬準備、完了しました…」
272.「ん、りょうか〜い」
273.まだ状況を理解できずに、困惑した口調の研究員が伝えると、ライアンは短く言ってアーサーの姿を見下ろした。
274.「……さ〜て…お薬の時間ですよ…ヒーローさん?」
275.
276.
277.「!!!!」
278.ゆっくりと動き出したのは、あのアーム…。
279.先端に注射器を携え、伸ばした包皮に薬液を注射する…あのアームだ…。
280.「そ…そん…な…!!!!嫌…だッ!!やめ……!!やめろおおおおおおおおお……ッッ!!!!」
281.英雄らしからぬ、情けない声色で叫んだアーサーに、魔の手はゆっくりと近づいていく。
282.ライアンの造りだしたあの違法薬物の効力は絶大だ。
283.強化人間であるアーサーをもってしても、それは歴然と証明された。
284.肉体と精神を、極限まですり減らされて……そして…。
285.「お、もちろん量は言った通りの量にしたな?」
286.「…はい…。仰る通り、最大量の三倍の量をセットしました…」
287.「よ〜しよし、ごくろうさん」
288.「…………本当に…いいんですか……。万一…」
289.「ああん?大丈夫だって言ってるだろ?この実験を始めてから、アイツの身体のデータはたっぷりとったんだ。それから察するに、いくら間が空いてないって言ったって、その量じゃアイツは死にゃあしねえよ。ただ………」
290.「ただ………?」
291.含みのあるライアンの言葉に、思わず聞き返した研究員に、ライアンは答えなかった。
292.その代わりに、口元にたっぷりの微笑をたたえ、ガラスの向こうのアーサーの事をライアンは只々じっと見つめ続ける。
293.顔中を苦悶の色に染めながら、必死にかぶりを振る哀れな捕らわれのヒーローに、内部に先ほどまでとは比べ物にならない量のgo-9axをたたえた注射器が、じわりじわりとにじり寄る…。
294.「………どこにしよおか、な?………でも、やっぱり決め手になる『イッパツ』なんだから………一番感じる臭い皮にしてあげましょうか……!」
295.嘲笑するような声と共に、アームを動かすパネルにライアンが指先を割り込ませると、注射針はゆっくりとアーサーの股間へと降りていく……。
296.「!!ま…まさか…また包皮に打つ気ですか…!?あの量ですよ……!?」
297.ライアンの行動に、研究員は思わず顔を見上げて抗議するが、彼の上司は、その狂った行為を行う張本人だ。
298.「…大丈夫だって言ってるだろ?」
299.「で、ですが…!!今まで数え切れないくらい同じ箇所に投薬していますし……!!万が一の事があったら…!!」
300.そこまで言って、研究員は黙りこくった。
202.断崖絶壁に立ちながら……前から、次の波が押し寄せるのを……。
203.身を煽る突風が吹き荒ぶのを……。
204.ただ…じっと待つしか……アーサーにはできないのだ…。
205.「く…ッッッ!!!くううううううううッッッ!!!!!!!!!」
206.必死にこめかみに血管を浮き上がらせている間にも、アーサーの陰茎はアームたちによって弄ばれる。
207.もう、彼の『男』としての感覚は、包皮の中に招き入れた指先が回転する度に、全身を痙攣させる程の快楽を味わうまでになっていた。
208.「ふッッッ!!!!!ふううううううううッッッ!!!!!!!!!!」
209.こみ上げてくる悦びの感覚を研ぎ澄ませた肉体に刻み込みながら、アーサーはぶるぶると震え続ける。
210.疾走する様に刻まれていくカウンターの数字。
211.迫り来る終焉。
212.絶対に、倒れる事などあってはならない英雄が……こんな事で……!!
213.近づく終わりの気配を察知して、アーサーが強く拳を握ると、ガタガタと上半身が痙攣した。
214.『嫌だ……!嫌だ…!!嫌だ!!』
215.絶対的な嫌悪感。
216.背徳感。
217.挫折感。
218.屈辱感。
219.そして……それと裏腹に聞こえてくる安らぎの賛辞。
220.『もういいじゃないか…。これ以上……耐えられない…!!』
221.生まれてから、一度たりとも考えた事のなかった敗北を……アーサーの脳裏で誰かが告げる。
222.何があっても……たとえ死んでも……悪に屈する事だけは……決してしてはならないと深く刻んで誓って生きてきたはずなのに……!!
223.揺らぐ信念を奮い立たせようとしてみても…その材料が見つからない。
224.万が一にも、この場でもう一度立ち上がったとして………それが一体何になる?
225.たとえ次の一波にかろうじて耐えたとしても、自分がぎりぎりの絶壁に立たされている事実に変わりはない。
226.だとすれば……どうなるのだ……。
227.次の波を、またこうして苦しみながら耐えるのか……?
228.その次は……?
229.その次は…?
230.ライアンの勝利だった……。
231.延々と続く薬物投与に、快楽地獄。
232.それは難攻不落と謳われた英雄アーサーの精神を、気付かぬ間にぼろぼろにした。
233.時間の感覚さえ分からなくなったアーサーは、もう世界を救うヒーローなどではなくなったのだ……。
234.次に訪れる性的な悦びに恐怖し、同時にそこへ堕ちていきたいと願う彼は今、もはや只の一人の男なのだ……。
235.go-9axという薬物に汚染され、初めての『男』の悦びに目覚めた……成熟した肉体を持て余す男なのである…。
236.「あ…!!あああああああッッッ!!!!!」
237.再びせり上がる悦楽に震える声を上げるアーサーに……ライアンは瞳を細めると微笑んだ……。
238.「チェック…メイト…」
239.
240.
241.「……go-9axを投与しろ」
242.響いたライアンの声に、振り向いたのは研究員だった。
243.「え…?」
244.「…聞こえなかったか?ならもう一度言うぞ?go-9axを投与するんだ」
245.「と、投与…ですか…!?しかし…先ほどの投与からまだ十分な時間が…」
246.「いいんだよ。それで」
247.「で、ですが…!それではあの男の身体がgo-9axを分解できないまま次の投与に踏み切る事になります……!!」
248.突如として破られようとしている禁忌に、研究員はライアンの真意を見抜けぬままで硬直した。
249.「…俺の言ってる事が聞こえないかな…?」
250.振り向いた研究員を見つめるライアンの瞳は笑っていない。
251.その目の奥で、どす黒く燃える炎を垣間見て、研究員は咄嗟に言葉を飲み込むと、コンソールへと向き直った。
252.「……go-9ax…投与準備を開始します……」
253.「おう、よろしく頼むよ…量は、さっきの三倍だ」
254.
255.
256.聞こえてきたやり取りに、戦慄したのは言うまでもない。
257.アーサーは全身を支配する敗北感に苛まれながらも、弾かれたように顔を上げた。
258.『な………な…に……を』
259.ライアンの言葉を反芻して、脳がそれを理解した途端、ガタガタと震えだす肢体。
260.『まさ…か……!そんな……!!』
261.今まで通りなら、自分が次に投薬されるまでには、まだ十分な間があるはずだ。
262.それなのに……!!
263.研究員の言う通り、自分の身体がまだ先刻投与された薬物を分解しきれていないのは、肉棒の様子からも明白だ。
264.熱い身体に、敏感過ぎる男の証。
265.そんな状態の今の身体に……更に薬物を投薬する……!?
266.それも……ライアンの言葉が本当なら……さっきまでの三倍の量を………!!!!
267.「い…!!いや…だ…ッッッ!!!!!」
268.ガタガタと歯を鳴らしながら、アーサーは訪れるであろう未来に首を振る。
269.しかし……彼の未来を決定するのは、彼自身でも神でもない。
270.目の前で笑う、ライアンなのだ……。
271.「……投薬準備、完了しました…」
272.「ん、りょうか〜い」
273.まだ状況を理解できずに、困惑した口調の研究員が伝えると、ライアンは短く言ってアーサーの姿を見下ろした。
274.「……さ〜て…お薬の時間ですよ…ヒーローさん?」
275.
276.
277.「!!!!」
278.ゆっくりと動き出したのは、あのアーム…。
279.先端に注射器を携え、伸ばした包皮に薬液を注射する…あのアームだ…。
280.「そ…そん…な…!!!!嫌…だッ!!やめ……!!やめろおおおおおおおおお……ッッ!!!!」
281.英雄らしからぬ、情けない声色で叫んだアーサーに、魔の手はゆっくりと近づいていく。
282.ライアンの造りだしたあの違法薬物の効力は絶大だ。
283.強化人間であるアーサーをもってしても、それは歴然と証明された。
284.肉体と精神を、極限まですり減らされて……そして…。
285.「お、もちろん量は言った通りの量にしたな?」
286.「…はい…。仰る通り、最大量の三倍の量をセットしました…」
287.「よ〜しよし、ごくろうさん」
288.「…………本当に…いいんですか……。万一…」
289.「ああん?大丈夫だって言ってるだろ?この実験を始めてから、アイツの身体のデータはたっぷりとったんだ。それから察するに、いくら間が空いてないって言ったって、その量じゃアイツは死にゃあしねえよ。ただ………」
290.「ただ………?」
291.含みのあるライアンの言葉に、思わず聞き返した研究員に、ライアンは答えなかった。
292.その代わりに、口元にたっぷりの微笑をたたえ、ガラスの向こうのアーサーの事をライアンは只々じっと見つめ続ける。
293.顔中を苦悶の色に染めながら、必死にかぶりを振る哀れな捕らわれのヒーローに、内部に先ほどまでとは比べ物にならない量のgo-9axをたたえた注射器が、じわりじわりとにじり寄る…。
294.「………どこにしよおか、な?………でも、やっぱり決め手になる『イッパツ』なんだから………一番感じる臭い皮にしてあげましょうか……!」
295.嘲笑するような声と共に、アームを動かすパネルにライアンが指先を割り込ませると、注射針はゆっくりとアーサーの股間へと降りていく……。
296.「!!ま…まさか…また包皮に打つ気ですか…!?あの量ですよ……!?」
297.ライアンの行動に、研究員は思わず顔を見上げて抗議するが、彼の上司は、その狂った行為を行う張本人だ。
298.「…大丈夫だって言ってるだろ?」
299.「で、ですが…!!今まで数え切れないくらい同じ箇所に投薬していますし……!!万が一の事があったら…!!」
300.そこまで言って、研究員は黙りこくった。
389.米原
>>388102.「やめっ…!!やめろ……!!やめろ…!!もう…!!もうやめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!」
103.この室内に捕らえられてから、何度繰り返されたか分からぬ行為。
104.伸びてくる機械じかけの細い腕は、もう眺めずとも分かる軌道を描きながら、アーサーの股間にうずくまる。
105.「嫌だ…ッッッ!!!!やめろッッッ!!!!!!やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」
106.「go-9ax、投与開始します」
107.「おう、しっかりお注射してやってくれ」
108.度重なる薬物投与に、アーサーはこれ以上の侵略を拒むべく、瞳に涙を溜めながら全身の逞しい筋肉と共に咆哮したが、屈強な拘束具は音を立てることすらしなかった。
109.
110.
111.「っく…!!!おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!!!!」
112.透明な注射器から、猛った陰茎の先端に全量の薬液が打ち込まれ終わる頃には、アーサーの全身は、更なる真紅に染まっていた。
113.まるでそこに心臓があるかのように、ドクドクと大きな音を立てながら、陰茎の先端が脈を打つ。
114.アーサーは、その激しくせわしない鼓動を己の全身で受け止めながら、一気に駆け上がってくる興奮と悦楽に身構えるべく、今までよりもずっと強く自らの奥歯を噛み締めた。
115.「お…?こりゃスゴい…!ははは!どうしたんですか!アーサーさん!!」
116.「っく!!ううううッッッ!!!!くううううううううううううううううううッッッ!!!!!」
117.笑うライアンの言葉に答える余裕などなかった。
118.何しろ、アーサーの股間からせり上がった快感は、それはもう恐ろしいほどの悦びだったのだ。
119.何もせずとも、されずとも、すぐにでも男としての頂に登り詰めてしまうほど、彼の陰茎は薬物を投与された事によって歓喜していた。
120.今まで散々、悦びに次ぐ悦びを与え続けられた彼の性器は、まるでパブロフの犬同様に、薬物を投与される事実だけでその後に降りかかる快楽までを想像し、期待するようになってしまったのである。
121.その結果が、今正にアーサー自身を苦しめているのだ。
122.包皮の先に打ち込まれた注射針から流れ込んだ薬液によって、興奮し、性的刺激を敏感に察知するようになった身体は、垂涎する様に熱い悦楽を欲しがった。
123.『早く…!早く!』
124.身体の奥から溢れ出る欲求は、脳の片隅で戦う理性などいとも簡単に押し退けて、あっという間に、一番の性感帯にされてしまった濡れる包皮へと集まっていく。
125.「っく!!くうッッ!!くうううッッッ!!!!!」
126.一気に熱く、そして敏感になっていく包皮の感覚を受け止めながら、アーサーが唇を突き出したのと、ライアンがパネルを操作したのは同時だった。
127.「ハハハ!!こりゃ相当気持ちイイ事になってますねえ!!金玉に付けたモニタがすんごい数値出してますよ?はははは!!まったく!どれだけ精子造れば気が済むんですかね!この金玉は!!もう右も左もヤバいくらい精子蓄えちゃってますよ〜〜〜?こんだけ精子が溜まってちゃ、そりゃ臭い金玉んなってるでしょうねえ!!お〜お〜!もう両玉ともビックンビックンしちゃって袋ん中で上がっちゃってんじゃないですか!!ははは!!射精したいでしょ!!いいですよ〜〜!!盛大にしましょうねえ!!擬似射精!!!ハハハハハハハハ!!!」
128.「んおッッッ!!!やめ…!!!!んッおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッ!!!!!!!!!!!」
129.ライアンの言った通り、アーサーの精巣はもうこれ以上できないほどに、活性化し、その体内に数え切れないほどの精子を蓄えていた。
130.強化され、徹底的に強く、逞しく生きる男の精巣で、その熱い遺伝子が刻一刻と増え続ける。
131.しかし、生まれ、貯蔵され続けるその濃厚な遺伝子達は、己の種を遺す為に造られているのではない。
132.種付けどころか、放出すら許されぬ子種達は、兄弟がひしめき合う精巣の中で、延々泳ぎ続ける事しかできないのである。
133.興奮に次ぐ興奮と、快楽に次ぐ快楽によって、睾丸が熱され、噴射中枢が高まろうとも、彼らは勢い良く外界へと旅立つ事は許されない。
134.哀れな彼らに残されている道はただ二つ……。
135.父であるアーサーの精巣の中で、命の限りに生き続け、そしてやがてその巣の中で死んでいくか……。
136.もしくは、快感に震える父の尿道から、ダラダラとだらしなく吐き出されるカウパーと一緒に、生臭い包皮の中へと放出されるか……。
137.どちらにせよ…真っ当な成果を得られないまま、彼らは死んでいかなくてはならないのだ。
138.「っくうううううううううううううううううううううううううううッッッッ!!!!!!!」
139.「はははははは!!!気持ちイイですねえ!!金玉がビックンビックン動いちゃって…おお?こりゃタマが上がりきってガッツリ擬似射精しちゃってますねえ!!空イキしながら金玉から精子溢れさせるんですかあ!!ははは!!こりゃいい!!しっかり撮ってあげますからそのパンパンの金玉からターップリ子供溢れさせていいですよ〜〜〜!!っつっても、ガマン汁垂らすのと感覚的には変わらないでしょうけどねえ!!」
140.ライアンが笑ってスイッチを押すと、アーサーの股間を目いっぱいにズームアップした映像が、モニタの中に表示される。
141.つい先日まで世界の平和を護っていた守護神のトレードマークともいえる蒼いコスチュームの下半身で、大きく鎌首をもたげて反り返る太い陰茎。
142.そして、露になった性器に快楽を与えられながら打ち震えるのは、紛れもない守護神本人で……。
143.「っく!!や…め…ッッ!!くああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!!!」
144.限界間近の睾丸を携えたアーサーが、何とかこの難局を乗り越えようと、眉根を寄せたところで、彼の肉体がその疼きを放棄する事などありえない。
145.「おお!!ハハハハ!!出てる出てる!!パンパンの金玉からダラダラ子種が溢れてますよ〜〜〜?ああ、でも全然射精してる気持ちよさはないでしょうけどねえ!!何しろ『ソレ』は金玉がキャパシティを作る為の、いわば応急処置ですからね!だってそのままじゃ、金玉破裂しちゃうでしょ?だから仕方なくアンタのタマは古くなって一番使いモンにならなそうな精子から外に捨てる事にしたんですよ!!……もちろん…溜まってる精子を捨てて、タマに余裕ができたなら……。分かりますよねえ?アンタの金玉…ま〜〜た精子造ろうとしてんですよ……!!まあ、こんだけポコチン刺激して、気持ちよくなってちゃ金玉も勘違いしちゃいますよねえ!!きっと金玉はアンタが生まれて初めてのオナニーでもしてると思って、一生懸命精子造って頑張っちゃってるんですよ!!ハハハハ!!可哀想に!!ホントはこんな事されて空イキしまくってるだけなのにねえ!!ホラ!!んじゃあそんな金玉の持ち主のアーサー様は、しっかり古い精子捨てなきゃダメですよ!!金玉ん中でタップリ温めてドロドロんなってる臭子種、包茎ポコチンからだらしな〜〜〜く放出しましょうね〜〜〜〜!!!ハハハハハ!!恥ずかしいですね〜〜〜〜〜〜!!!!捕まって引き伸ばされてる金玉から臭〜〜〜〜〜〜い精子垂らすんですか〜〜〜!!金玉ん中に溜めすぎて、きっと古い精子は腐ってますよ〜〜〜〜〜?ほら!!腐った精子、皮の中に捨てましょうねえ!!!!!」
146.「ふううううううううううううううううううううううううううううううううッッッッ!!!!!!!」
147.ライアンの嘲る台詞に合わせて、アーサーの股間でアームの指先が動き出す。
148.「んッッッッ!!!!!!!おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
149.捕らえられてから、一時も休みなく責められ、調教された敏感な包皮の、更に一番弱い内側を強い力でかき混ぜられて、アーサーはとても耐えることなどできなかった。
150.「んおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!!!!!!!」
151.「はい!連続〜〜〜!!はははは!!これで何回イクのか楽しみですねえ〜〜〜!!んじゃ、良く鳴けたご褒美にもっと回転速度早くしてあげますよ〜〜!!」
152.「!!!!!!ひッッ!!!!!!!!ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
153.限界まで口を広げられた包皮の中で、三本の指先はそれぞれ皮の内側を擦り上げながら、音を立てて回転する。
154.己の遺伝子をたっぷりと含んだ先走り汁をたたえた包皮内で、そんな風に指達が躍りだせば、アーサーがどうなるかなど分かりきった事だった。
155.「んッッッッッッほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
156.今までよりも更に盛大にガクガクと全身を痙攣させながら仰け反ったアーサーの胸元で、カウンターが一足飛びにその表情を変えていく。
157.「んおッッッ!!!!!んおおおおッッッッ!!!!!!!!んおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!!」
158.定まらない視点で天井をきつく睨みつけながら、アーサーは股間の陰茎を跳ねさせた。
159.激しく、盛大に脈を打つのは反り返った太幹だけでなく、両側に引っ張られるようにして固定された睾丸もだ。
160.音がしそうなほどの勢いで、上下に大きく揺れながら、彼の睾丸も陰茎も、そして、茎の上の包皮までもが、ビクビクと激しく脈を打ち続ける。
161.「っくううううううううううううううッッッ!!!!!!!!!!ふ…ッッ!!!ふうううううううううううううううううううううーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!」
162.言葉にならない声を上げながら、アーサーは夢見心地だった。
163.従ってはいけない…!!
164.流されてはいけない…!!
165.「っくうッッ!!!!!くううううううううううううううッッッッ!!!!!!!!!」
166.次から次へと寄せては返す波のような絶頂感に苛まれて、彼はゾクゾクと背筋を強張らせながら、どうする事も出来ずにただただ天井を睨み続ける。
167.通常の男が一回の射精で感じる悦びが、まるで子供の遊びに思えるほどの、強大過ぎる射精感を一身に受け止めて、アーサーは意思とは裏腹に股間の幹に太く逞しい血管を、何本もはっきりと浮き立たせた。
168.「ははははっ!!気持ちイイですか!!連続空イキしながらの精子放出は!!もう金玉も勢い良く精子撒いてますよ!!もちろんそれと同時に新しい精子も造り始めちゃってますけどね!!新鮮な精子しっかり造って、腐ったヤツをピュッピュしましょうね!!一生経験できない種付けの代わりに延々皮の中に腐った精子撒き散らしてヨガっていいですよ!!はははは!!臭そうなポコチンに血管しっかり浮いちゃって〜〜!!もう皮の口が内側から溢れてきたガマン汁でドロッドロですよ〜〜〜!!!そんなにヌルヌルじゃ指がもっとすべっちゃいますねえ!!!!」
169.先ほどまでと変わらず、回転する指先たちに広げられた包皮の口を、ぬらぬらと光る生臭い唾液で濡らしたアーサーは、苦悶の表情を浮かべて唸るものの、肉体はそれとは正反対の反応を示し歓喜する。
170.徐々に、しかし確実に割り開かれていく自らの包皮の先端口の姿が、彼の脳裏から離れない。
171.いつもは、小便をする時にしか、意識した事のなかった陰茎の皮を……あんな風に玩具の様に扱われて……その上……!
172.アームの指先の蠢きを皮の中側に感じながら、燃える身体をビクつかせると、アーサーは顔をしかめて叩き込まれる快楽に耐え続ける。
173.『もう…!もう…!止めてくれ…!!こんな……!!こんな…快感を……!!私は…知らない……!!』
174.頭の中にリフレインする自らの心の声を聞き続ける、アーサーの股間では絶えずアームが動き続けた。
175.内部に余裕のなくなった精巣が吐き出した、アーサーの遺伝子の残骸を潤滑油代わりに使う指先は、益々なめらかに動きながら、彼の首を絞め続ける。
176.指先が包皮の中で一回転する間に、アーサーがどれほどの悦びを感じているか…それは筆舌に尽くしがたい物だった。
177.常人であればそれこそ、飛び上がりながら叫び出すほど……その位の快楽を、彼はその身に受けてもがき続けているのである。
178.証拠に、先刻アーサーがライアンに見せられた、機械に繋がれた男達は、もはや正気を失ったまま、肉体に悦びだけを刻み込まれていたではないか。
179.go-9axを大量に投与されての性的快楽というものは、それほどまでに強烈なものなのだ。
180.陰茎の先端に余る数センチの包皮……。
181.それは今や、彼にとって身震いするほどの快楽を生む肉体一の性感帯になってしまった。
182.外から摘まれただけでも興奮が頂点に到達しそうになるそんな場所の内側を、ぬめる指先を三本も使ってかき回されて……彼の肉体は緊急アラームを打ち鳴らす。
183.『これ以上…!!これ以上こんな事を続けられたら……!!』
184.正直な肉体が告げる緊急事態宣言に、アーサーはどうする事もできずに歯を食いしばった。
185.分かっている…。
186.今までも、相当ぎりぎりな状態に立たされていた……。
187.けれど………。
188.今度こそ……。
189.引き伸ばされた睾丸が袋の中で大きくその身を震わせて、反り返った陰茎の先では包皮に包まれた亀頭がカチカチに膨張している。
190.何度も何度も……数え切れぬ程……絶頂感を味わい続けた彼らが……告げているのだ。
191.『もう……!もう…許してくれ……!!楽に…!楽にさせてくれ……!!』と。
192.人間の全ての感覚を閉塞し、性的快感だけを享受させる薬物に侵されて、男の限界を絶え間なく見せられ続けたアーサーの身体…。
193.抗うのは……もはや彼の微小なプライドだけだった……。
194.「……ふん、もう…そろそろか…」
195.囁くように言ったライアンの声は、切羽詰ったアーサーには聞こえない。
196.拳を握り締め、唇を噛み締めるアーサーは、瀬戸際に立たされているのだ。
197.振り返れば、己が今にも身を翻して墜落しそうな奈落が、灼熱の炎を噴き上げながら待ち構える。
198.このままでは…次の波に耐えられない……!!
199.嫌に冷静な頭がそう教えても、彼に出来る事など皆無だった。
200.ここまで追い詰められ、全てを握られてしまった以上……楔を振り切って前へと進むことは不可能だ……。
103.この室内に捕らえられてから、何度繰り返されたか分からぬ行為。
104.伸びてくる機械じかけの細い腕は、もう眺めずとも分かる軌道を描きながら、アーサーの股間にうずくまる。
105.「嫌だ…ッッッ!!!!やめろッッッ!!!!!!やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」
106.「go-9ax、投与開始します」
107.「おう、しっかりお注射してやってくれ」
108.度重なる薬物投与に、アーサーはこれ以上の侵略を拒むべく、瞳に涙を溜めながら全身の逞しい筋肉と共に咆哮したが、屈強な拘束具は音を立てることすらしなかった。
109.
110.
111.「っく…!!!おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!!!!」
112.透明な注射器から、猛った陰茎の先端に全量の薬液が打ち込まれ終わる頃には、アーサーの全身は、更なる真紅に染まっていた。
113.まるでそこに心臓があるかのように、ドクドクと大きな音を立てながら、陰茎の先端が脈を打つ。
114.アーサーは、その激しくせわしない鼓動を己の全身で受け止めながら、一気に駆け上がってくる興奮と悦楽に身構えるべく、今までよりもずっと強く自らの奥歯を噛み締めた。
115.「お…?こりゃスゴい…!ははは!どうしたんですか!アーサーさん!!」
116.「っく!!ううううッッッ!!!!くううううううううううううううううううッッッ!!!!!」
117.笑うライアンの言葉に答える余裕などなかった。
118.何しろ、アーサーの股間からせり上がった快感は、それはもう恐ろしいほどの悦びだったのだ。
119.何もせずとも、されずとも、すぐにでも男としての頂に登り詰めてしまうほど、彼の陰茎は薬物を投与された事によって歓喜していた。
120.今まで散々、悦びに次ぐ悦びを与え続けられた彼の性器は、まるでパブロフの犬同様に、薬物を投与される事実だけでその後に降りかかる快楽までを想像し、期待するようになってしまったのである。
121.その結果が、今正にアーサー自身を苦しめているのだ。
122.包皮の先に打ち込まれた注射針から流れ込んだ薬液によって、興奮し、性的刺激を敏感に察知するようになった身体は、垂涎する様に熱い悦楽を欲しがった。
123.『早く…!早く!』
124.身体の奥から溢れ出る欲求は、脳の片隅で戦う理性などいとも簡単に押し退けて、あっという間に、一番の性感帯にされてしまった濡れる包皮へと集まっていく。
125.「っく!!くうッッ!!くうううッッッ!!!!!」
126.一気に熱く、そして敏感になっていく包皮の感覚を受け止めながら、アーサーが唇を突き出したのと、ライアンがパネルを操作したのは同時だった。
127.「ハハハ!!こりゃ相当気持ちイイ事になってますねえ!!金玉に付けたモニタがすんごい数値出してますよ?はははは!!まったく!どれだけ精子造れば気が済むんですかね!この金玉は!!もう右も左もヤバいくらい精子蓄えちゃってますよ〜〜〜?こんだけ精子が溜まってちゃ、そりゃ臭い金玉んなってるでしょうねえ!!お〜お〜!もう両玉ともビックンビックンしちゃって袋ん中で上がっちゃってんじゃないですか!!ははは!!射精したいでしょ!!いいですよ〜〜!!盛大にしましょうねえ!!擬似射精!!!ハハハハハハハハ!!!」
128.「んおッッッ!!!やめ…!!!!んッおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッ!!!!!!!!!!!」
129.ライアンの言った通り、アーサーの精巣はもうこれ以上できないほどに、活性化し、その体内に数え切れないほどの精子を蓄えていた。
130.強化され、徹底的に強く、逞しく生きる男の精巣で、その熱い遺伝子が刻一刻と増え続ける。
131.しかし、生まれ、貯蔵され続けるその濃厚な遺伝子達は、己の種を遺す為に造られているのではない。
132.種付けどころか、放出すら許されぬ子種達は、兄弟がひしめき合う精巣の中で、延々泳ぎ続ける事しかできないのである。
133.興奮に次ぐ興奮と、快楽に次ぐ快楽によって、睾丸が熱され、噴射中枢が高まろうとも、彼らは勢い良く外界へと旅立つ事は許されない。
134.哀れな彼らに残されている道はただ二つ……。
135.父であるアーサーの精巣の中で、命の限りに生き続け、そしてやがてその巣の中で死んでいくか……。
136.もしくは、快感に震える父の尿道から、ダラダラとだらしなく吐き出されるカウパーと一緒に、生臭い包皮の中へと放出されるか……。
137.どちらにせよ…真っ当な成果を得られないまま、彼らは死んでいかなくてはならないのだ。
138.「っくうううううううううううううううううううううううううううッッッッ!!!!!!!」
139.「はははははは!!!気持ちイイですねえ!!金玉がビックンビックン動いちゃって…おお?こりゃタマが上がりきってガッツリ擬似射精しちゃってますねえ!!空イキしながら金玉から精子溢れさせるんですかあ!!ははは!!こりゃいい!!しっかり撮ってあげますからそのパンパンの金玉からターップリ子供溢れさせていいですよ〜〜〜!!っつっても、ガマン汁垂らすのと感覚的には変わらないでしょうけどねえ!!」
140.ライアンが笑ってスイッチを押すと、アーサーの股間を目いっぱいにズームアップした映像が、モニタの中に表示される。
141.つい先日まで世界の平和を護っていた守護神のトレードマークともいえる蒼いコスチュームの下半身で、大きく鎌首をもたげて反り返る太い陰茎。
142.そして、露になった性器に快楽を与えられながら打ち震えるのは、紛れもない守護神本人で……。
143.「っく!!や…め…ッッ!!くああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!!!」
144.限界間近の睾丸を携えたアーサーが、何とかこの難局を乗り越えようと、眉根を寄せたところで、彼の肉体がその疼きを放棄する事などありえない。
145.「おお!!ハハハハ!!出てる出てる!!パンパンの金玉からダラダラ子種が溢れてますよ〜〜〜?ああ、でも全然射精してる気持ちよさはないでしょうけどねえ!!何しろ『ソレ』は金玉がキャパシティを作る為の、いわば応急処置ですからね!だってそのままじゃ、金玉破裂しちゃうでしょ?だから仕方なくアンタのタマは古くなって一番使いモンにならなそうな精子から外に捨てる事にしたんですよ!!……もちろん…溜まってる精子を捨てて、タマに余裕ができたなら……。分かりますよねえ?アンタの金玉…ま〜〜た精子造ろうとしてんですよ……!!まあ、こんだけポコチン刺激して、気持ちよくなってちゃ金玉も勘違いしちゃいますよねえ!!きっと金玉はアンタが生まれて初めてのオナニーでもしてると思って、一生懸命精子造って頑張っちゃってるんですよ!!ハハハハ!!可哀想に!!ホントはこんな事されて空イキしまくってるだけなのにねえ!!ホラ!!んじゃあそんな金玉の持ち主のアーサー様は、しっかり古い精子捨てなきゃダメですよ!!金玉ん中でタップリ温めてドロドロんなってる臭子種、包茎ポコチンからだらしな〜〜〜く放出しましょうね〜〜〜〜!!!ハハハハハ!!恥ずかしいですね〜〜〜〜〜〜!!!!捕まって引き伸ばされてる金玉から臭〜〜〜〜〜〜い精子垂らすんですか〜〜〜!!金玉ん中に溜めすぎて、きっと古い精子は腐ってますよ〜〜〜〜〜?ほら!!腐った精子、皮の中に捨てましょうねえ!!!!!」
146.「ふううううううううううううううううううううううううううううううううッッッッ!!!!!!!」
147.ライアンの嘲る台詞に合わせて、アーサーの股間でアームの指先が動き出す。
148.「んッッッッ!!!!!!!おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
149.捕らえられてから、一時も休みなく責められ、調教された敏感な包皮の、更に一番弱い内側を強い力でかき混ぜられて、アーサーはとても耐えることなどできなかった。
150.「んおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!!!!!!!」
151.「はい!連続〜〜〜!!はははは!!これで何回イクのか楽しみですねえ〜〜〜!!んじゃ、良く鳴けたご褒美にもっと回転速度早くしてあげますよ〜〜!!」
152.「!!!!!!ひッッ!!!!!!!!ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
153.限界まで口を広げられた包皮の中で、三本の指先はそれぞれ皮の内側を擦り上げながら、音を立てて回転する。
154.己の遺伝子をたっぷりと含んだ先走り汁をたたえた包皮内で、そんな風に指達が躍りだせば、アーサーがどうなるかなど分かりきった事だった。
155.「んッッッッッッほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
156.今までよりも更に盛大にガクガクと全身を痙攣させながら仰け反ったアーサーの胸元で、カウンターが一足飛びにその表情を変えていく。
157.「んおッッッ!!!!!んおおおおッッッッ!!!!!!!!んおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!!」
158.定まらない視点で天井をきつく睨みつけながら、アーサーは股間の陰茎を跳ねさせた。
159.激しく、盛大に脈を打つのは反り返った太幹だけでなく、両側に引っ張られるようにして固定された睾丸もだ。
160.音がしそうなほどの勢いで、上下に大きく揺れながら、彼の睾丸も陰茎も、そして、茎の上の包皮までもが、ビクビクと激しく脈を打ち続ける。
161.「っくううううううううううううううッッッ!!!!!!!!!!ふ…ッッ!!!ふうううううううううううううううううううううーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!」
162.言葉にならない声を上げながら、アーサーは夢見心地だった。
163.従ってはいけない…!!
164.流されてはいけない…!!
165.「っくうッッ!!!!!くううううううううううううううッッッッ!!!!!!!!!」
166.次から次へと寄せては返す波のような絶頂感に苛まれて、彼はゾクゾクと背筋を強張らせながら、どうする事も出来ずにただただ天井を睨み続ける。
167.通常の男が一回の射精で感じる悦びが、まるで子供の遊びに思えるほどの、強大過ぎる射精感を一身に受け止めて、アーサーは意思とは裏腹に股間の幹に太く逞しい血管を、何本もはっきりと浮き立たせた。
168.「ははははっ!!気持ちイイですか!!連続空イキしながらの精子放出は!!もう金玉も勢い良く精子撒いてますよ!!もちろんそれと同時に新しい精子も造り始めちゃってますけどね!!新鮮な精子しっかり造って、腐ったヤツをピュッピュしましょうね!!一生経験できない種付けの代わりに延々皮の中に腐った精子撒き散らしてヨガっていいですよ!!はははは!!臭そうなポコチンに血管しっかり浮いちゃって〜〜!!もう皮の口が内側から溢れてきたガマン汁でドロッドロですよ〜〜〜!!!そんなにヌルヌルじゃ指がもっとすべっちゃいますねえ!!!!」
169.先ほどまでと変わらず、回転する指先たちに広げられた包皮の口を、ぬらぬらと光る生臭い唾液で濡らしたアーサーは、苦悶の表情を浮かべて唸るものの、肉体はそれとは正反対の反応を示し歓喜する。
170.徐々に、しかし確実に割り開かれていく自らの包皮の先端口の姿が、彼の脳裏から離れない。
171.いつもは、小便をする時にしか、意識した事のなかった陰茎の皮を……あんな風に玩具の様に扱われて……その上……!
172.アームの指先の蠢きを皮の中側に感じながら、燃える身体をビクつかせると、アーサーは顔をしかめて叩き込まれる快楽に耐え続ける。
173.『もう…!もう…!止めてくれ…!!こんな……!!こんな…快感を……!!私は…知らない……!!』
174.頭の中にリフレインする自らの心の声を聞き続ける、アーサーの股間では絶えずアームが動き続けた。
175.内部に余裕のなくなった精巣が吐き出した、アーサーの遺伝子の残骸を潤滑油代わりに使う指先は、益々なめらかに動きながら、彼の首を絞め続ける。
176.指先が包皮の中で一回転する間に、アーサーがどれほどの悦びを感じているか…それは筆舌に尽くしがたい物だった。
177.常人であればそれこそ、飛び上がりながら叫び出すほど……その位の快楽を、彼はその身に受けてもがき続けているのである。
178.証拠に、先刻アーサーがライアンに見せられた、機械に繋がれた男達は、もはや正気を失ったまま、肉体に悦びだけを刻み込まれていたではないか。
179.go-9axを大量に投与されての性的快楽というものは、それほどまでに強烈なものなのだ。
180.陰茎の先端に余る数センチの包皮……。
181.それは今や、彼にとって身震いするほどの快楽を生む肉体一の性感帯になってしまった。
182.外から摘まれただけでも興奮が頂点に到達しそうになるそんな場所の内側を、ぬめる指先を三本も使ってかき回されて……彼の肉体は緊急アラームを打ち鳴らす。
183.『これ以上…!!これ以上こんな事を続けられたら……!!』
184.正直な肉体が告げる緊急事態宣言に、アーサーはどうする事もできずに歯を食いしばった。
185.分かっている…。
186.今までも、相当ぎりぎりな状態に立たされていた……。
187.けれど………。
188.今度こそ……。
189.引き伸ばされた睾丸が袋の中で大きくその身を震わせて、反り返った陰茎の先では包皮に包まれた亀頭がカチカチに膨張している。
190.何度も何度も……数え切れぬ程……絶頂感を味わい続けた彼らが……告げているのだ。
191.『もう……!もう…許してくれ……!!楽に…!楽にさせてくれ……!!』と。
192.人間の全ての感覚を閉塞し、性的快感だけを享受させる薬物に侵されて、男の限界を絶え間なく見せられ続けたアーサーの身体…。
193.抗うのは……もはや彼の微小なプライドだけだった……。
194.「……ふん、もう…そろそろか…」
195.囁くように言ったライアンの声は、切羽詰ったアーサーには聞こえない。
196.拳を握り締め、唇を噛み締めるアーサーは、瀬戸際に立たされているのだ。
197.振り返れば、己が今にも身を翻して墜落しそうな奈落が、灼熱の炎を噴き上げながら待ち構える。
198.このままでは…次の波に耐えられない……!!
199.嫌に冷静な頭がそう教えても、彼に出来る事など皆無だった。
200.ここまで追い詰められ、全てを握られてしまった以上……楔を振り切って前へと進むことは不可能だ……。
388.米原
>>3872.「んおおおおッッ!!!おおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!!」
3.もはや、その声は英雄として活躍していたアーサーの姿を感じさせる事など皆無だった。
4.僅かに残るヒーローとしての面影は、彼の身にまとったスーツのみ。
5.それも、今では無残に股間の窓を広げられ、そこからは太くそそり勃った男性器が屹立しているのである。
6.「っくうッッ!!!!!んんんんんんんんッッッ!!!!!!!」
7.胸元のカウンターの数字を、数秒間に一回という猛スピードで駆け登りながら、アーサーはもう只頭を左右に振り乱す事しかできなかった。
8.目の前で、ライアンを含めた複数人の男たちが見ていることなどお構いなしに、彼は己の股間からとめどなく粘液を垂れ流す。
9.否、止めようと思っても、止められないのだ。
10.すっかり肉体の細胞レベルで溶け込んだ薬物と、元来屈強な強化された男としての身体。
11.そして、何より、雄としての最もプリミティブな欲求が、アーサーの理性を今にも凌駕してしまいそうに渦巻いている。
12.そんな状況下で、アーサーはぎりぎりの場所に立っていた。
13.断崖絶壁。
14.あと一歩でも退けば、まっ逆さまに谷底へ転落してしまいそうなその崖に、アーサーは立たされているのだ。
15.押し寄せる途方もない快感と悦楽に必死に耐え、抗いながら、この場所に踏みとどまってきたアーサーだったが、それもそろそろ潮時だった。
16.じりじりと一ミリずつ後ろへ下がっていく足を、彼はもう止める事ができなかった。
17.このままでは……。
18.このままでは…!
19.分かっていても、逃れられない悪夢の様な現実に、アーサーは必死にかぶりを振った。
20.美麗に整えられていた頭髪は、激しい動作によってすっかり崩れ、端整だった顔には、眉間に深い皺が刻まれ涙や汗、果ては鼻水で濡れそぼっている。
21.「っく!!!ッくううううううううううううッッッ!!!!!!」
22.沸き上がる射精感に、アーサーが全身を硬直させて震えると、ガラスの向こうのライアンは、彼とは正反対に涼しげな表情で、胸元の数字の変化を楽しんだ。
23.「ハハハハ…!ま〜た連続ですか!今回は何回続けてイクのかな?」
24.「んんんんんんーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!っく…!!!くうううううううううううううううううううううーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!」
25.「お〜!お〜!スゴいスゴい!!もう十連チャンですかあ!ははは!こりゃあ相当皮の口を広げられるのがお気にめしたらしいですねえ〜!700回記念で口広げてから、すっかりクセになっちゃったんじゃないんですか〜?皮伸ばして遊んでた時よりずっと早くイキまくってるし……それになにより、アンタの声とか顔とか……そりゃヒドいモンですよ?ヒーローだなんて信じられないくらいはしたない顔しちゃって……!!必死に唇食いしばってても気持ちヨクなっちゃってるスケベな声は隠せてませんからね〜〜?あ〜あ〜!んな事言ってるあいだに身体ガクガクじゃないですか〜〜!!皮の中もグッチョグチョで…はははははは!!ホント、イイ反応してくれてコッチも楽しいですよ!!」
26.「っくううッッ!!!!!くうううううううううううううううッッッ!!!!!!」
27.ライアンの言う通り、今回の擬似射精が始まってから、早十五回目の絶頂感を味わうアーサーの肉体は、ガクガクと大きく震えて痙攣していた。
28.拘束された手足の筋肉を浮き立たせて、唇を思い切り噛み締めながら、アーサーは頂に登りつめる。
29.男として、そして肉体的にも限界を知らせるかのように、彼の全身はガタガタと盛大に震え続けた。
30.けれど、与えられる快感は増える事さえあれ、減る事などは絶対にないのだ。
31.「よし、さっきの投与から十五分経ったな。もう一度go-9axを投与しろ。……もちろん、最大量でな」
32.「!!!!!!!!!!!!!」
33.スピーカーから聞こえてくるのは、冷静すぎるライアンの声。
34.自分の事を案じもしないその声色に、アーサーが口を開こうとしている間にも、彼に対する暴虐は開始される。
35.「や…ッッ!!!!あ…ッ!!!」
36.言葉を発しようと唇を開いたアーサーの股間に、薬剤をフルに充填したアームが伸びてきて…それから先は、もう何度繰り返されたか分からない。
37.「やめ…ッッ!!!ひ…!!ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
38.「投薬、完了しました」
39.「よーしよし!それじゃ……またガッツリ気持ちヨくなってもらいましょうかね…!!アーサー様…!!」
40.引き伸ばされ、割り広げられた包皮の先に、鋭い針が到達すると、それは容赦なくアーサーの体内へとよどんだ快楽を注入する。
41.もう数え切れぬほどそれを投与され続けたアーサーの肉体は、今ではもう、針を刺される痛みにさえ、性的反応を示してしまう程に堕ちぶれた。
42.見たくはないのに……。
43.見てはいけないのに……。
44.アーサーは、己の長い包皮に注射針が突き刺される瞬間を凝視する。
45.そして、繰り広げられる非道な現実に愕然とすると同時に、彼の肉体は叫びだしたいほどに熱く火照りだし、渇きを潤したいと吼え始めるのだ。
46.「…ッッッッく…!!ううううううううううううううううううッッッッ!!!!!!!!!!!」
47.沸き上がる『男』の欲求を何とかねじ伏せようともがいてみるが、それこそ、無駄な努力だった。
48.幾重にも折り重なった強大な欲望は、正しく、雄の本能だ。
49.彼が生物である以上…それは根源にある終わりのない欲求なのである。
50.冷静な理性や、品行方正な考えでなど、命の源であるそれを組み伏せる事など出来るはずがなかった。
51.「ッッッッ!!!!ん…おおッあああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
52.熱く熱を帯び、急激に敏感になっていく包皮の感覚を感じながら、アーサーは声の限りに絶叫する。
53.けれど…それが甘美な悦びの声に変わるのに、時間などさしてかからないのだ。
54.嫌悪感に顔をしかめるアーサーが、再び快楽の虜となって、己の全身を震わせながら絶頂を味わうのは……すぐなのだ…。
55.「ッく…!!!!ふうううううううううううううううッッッ!!!!!!!!!」
56.血液にのって身体中を巡っていくgo-9axの効力を嫌というほど噛み締めながら、アーサーは奥歯を食いしばったままで天井を睨みつけた。
57.まなじりに溜まった涙のせいで、無機質な天井が歪んで見えたその刹那、彼の肢体は燃えさかるような灼熱感を伴って欲望のままに暴走し始める。
58.まるで、獣が発情するように、アーサーは身体中の男という男全てを滾らせると、股間のイチモツをこれ以上ないほどに勃起させた。
59.ギチギチと反り返った肉棒は、一刻も早く触れてくれといわんばかりに大きく脈動を繰り返して、先端から生臭い蜜を溢れさせる。
60.アームの指に広げられたままの包皮の中に、ダラダラと男の蜜を滴らせながら、その竿の根元では、絡め取られた二つの睾丸が急ピッチで熱い遺伝子を造り続けているのだ。
61.もはや、包皮の中に突き入れられた指先が、微動だにしていなくとも、薬物に汚染されきったアーサーの射精中枢は限界ぎりぎりで、己の太幹が脈を打つ度、その僅かな刺激だけで彼は途方もない快感にむせび泣いた。
62.「っくうッッッ!!!!!んッおおおおおおおおおッッッ!!!!!!!!!」
63.見下ろすように覗き込むと、アーサーの視界に目を背けたくなる現実が突きつけられる。
64.見なければいいと、頭では分かっているはずなのに、それでも彼は、どういう訳だか自らの下半身に視線を向けてしまうのだ。
65.「ッッ!!!!!!!!」
66.目を向けた先には、鈍い光を放つ指先を、複数本根元近くまで受け入れて、ねっとりとした恥汁を漏らす己の陰茎。
67.何の意思も持たぬであろう細い指先を、いきり勃つ茎の先端で余った包皮の穴へと挿入されて……。
68.長い指を挿入されたおかげで、すぼまっていた先の部分は、広く口を広げる事を強要される。
69.散々繰り返された凌辱によって、悦びの唾液を吐き続けていたアーサーの陰茎は、その男汁で包皮の中をも濡れそぼらせていた。
70.生まれてから、一度たりとも『男』としての悦びを知らぬ、敏感極まりないその箇所に、彼は何本もの指を受け入れているのである。
71.歳でいえば、とうに初体験を済ませていてもいい年頃の成熟しきった男が、何の性的刺激も知らぬまま、いきなり包皮の…それも内側を辱められている。
72.包皮の外側に触れられただけでも、電気ショックを浴びたような快感を感じる経験に乏しい彼が……己の淫液で濡れる勃起した男根の皮の内部を……。
73.拘束され、身動きの取れぬアーサーの激しく荒い息使いが木霊する室内に、指先が彼の包皮内を侵略する音が重複する。
74.ゆっくり…ゆっくり…それを何度も繰り返して、次第にアーサーの肉体が快感に順応してきた頃合を見計らって、ライアンはその速度を上げていった。
75.アーサーの歯を食いしばりながらも殺しきれない、短い喘ぎ声に比例して、皮の中で動く指はより卑猥な仕草でアーサーを責め立てていく。
76.濡れる皮の切っ先に、指をかけるようにしながら律動を早める指先に、アーサーは泣き叫ぶ事しかできなかった。
77.クチュクチュと響き渡る己のはしたない音色を聞きながら、アーサーは全身を震わせる。
78.すると、ライアンはあのいやらしい笑みを顔一杯にたたえながら、コントロールパネルを何度も何度も操作するのだ。
79.広げられ、その口を凌辱される余った包皮は、繰り返される指先からの快感に、すぐに順応し、そしてどんどん貪欲になっていく。
80.自らの排出する先走りで、口元はおろか、包皮の内部全てをねっとりと湿らせて、アーサーの男根はそそり勃った。
81.一度も洗った事のない皮の中から、生臭い男の臭気をあたり一帯に漂わせて、包皮はひくひくと震えだす。
82.そうなってからは、もう矢継ぎ早だった。
83.咥えた指を徐々に盛大に蠢かされて、アーサーの陰茎、そして包皮は悦びに大いに打ち震えた。
84.ぬるぬるとした臭い汁を吐き出しながら、彼の包皮はまるで侵入者を歓迎するようにその口先を拡張する。
85.押し入った三本の指をきゅうきゅうと締め上げると、包皮は収縮する内部でその異物を温める様に包み込む。
86.感極まりそうな興奮と、薬物のせいで上がった体温を伝えるように、長く伸びたアーサーの包皮は、粘液まみれの指を強く強く抱擁した。
87.そして、度重なる絶頂のせいで、最大限敏感になった皮の口を、物欲しそうにヒクヒクと収縮させながら、包皮はトロけた内部を指たちに向かって差し出すのだ。
88.「っく…ッッ!!うううううううッッッ!!!」
89.「ははは…!もうお口ん中がトロットロんなってますねえ!!どうですか?ポコチンの皮の中にこんなオモチャ突っ込まれて…挙句中から皮を広げられちゃって…!!って、ハハハ!そんな事されながらアーサー様は感じまくっちゃってるんでしたね!!普通なら悔しくてブチ切れる所だってのに、正義のヒーローアーサー様は、包茎ザオおっ勃たせてビンビンなんでしたね!!いやあ!すいません!!忘れてましたよ〜〜!!はははははは!!」
90.内側から開かれた包皮の内部に、居室の中の湿った空気を感じながらも、アーサーは口を開く事ができなかった。
91.本当は、『貴様!ふざけるな!!』と叫びたい衝動に駆られているアーサーだったが、もしも今口を開けば、そんな男気の溢れる台詞よりもずっと先に、情けない嬌声が響き渡ってしまうのは明白なのだ。
92.「……っくうッッ!!!!」
93.大きく割られた包皮の先を見下ろすと、今にも絶頂が襲い掛かろうとアーサーの背中に忍び寄る。
94.ぞわぞわと這い登ってくる嫌悪感と恍惚感を同時にその身に感じながら、アーサーは唇を噛み締め、乾いた喉を締め付けた。
95.「ハハハハ…!いいですねえ!その表情!!もう悔しくて悔しくてしょうがないのに、感じちゃって頭がそれに付いてかないって感じで!!自分では気が付いてないんでしょうけど、アンタ、もう顔っつうか…首まで真っ赤になっちゃってスゴいですよ?傍から見ても相当薬かキマっちゃってんのが分かるくらいですよ!!いやいや!さすがカワイイgo-9axちゃん!あんなに強気で正義感丸出しな世紀のヒーロー様をすっかり堕落させちまって…!!こりゃあ、ホントに大人気間違いナシのシロモンだなあ…!!ま、ここまできたら、徹底的にヤらせてもらいますけどね…!何しろ…研究って手前もあるが……俺自身も…個人的に気になってきちゃったんですよ……このまま続けたらどうなるか……そのなけなしの理性と正義感が完璧にブッ壊れたらどうなるのか……ホント…興味津々なんですよ……アンタに……ね」
96.寒気がしそうな笑みを向けられて、アーサーは全身を硬直させてライアンを見つめたが、彼がそんな冷静な態度を取っていられる時間など、ほんの僅かな間だった。
97.「それじゃ『実験』を続けましょうか!お…っと、もう十五分経過か……」
98.「!!!!」
99.「んん?はは、分かるでしょ?『ナニ』から十五分経ったのか…。で、十五分経ったら自分がどうされるのかも…ねえ?」
100.「や…!!!!」
101.「おい、投薬開始しろ」
3.もはや、その声は英雄として活躍していたアーサーの姿を感じさせる事など皆無だった。
4.僅かに残るヒーローとしての面影は、彼の身にまとったスーツのみ。
5.それも、今では無残に股間の窓を広げられ、そこからは太くそそり勃った男性器が屹立しているのである。
6.「っくうッッ!!!!!んんんんんんんんッッッ!!!!!!!」
7.胸元のカウンターの数字を、数秒間に一回という猛スピードで駆け登りながら、アーサーはもう只頭を左右に振り乱す事しかできなかった。
8.目の前で、ライアンを含めた複数人の男たちが見ていることなどお構いなしに、彼は己の股間からとめどなく粘液を垂れ流す。
9.否、止めようと思っても、止められないのだ。
10.すっかり肉体の細胞レベルで溶け込んだ薬物と、元来屈強な強化された男としての身体。
11.そして、何より、雄としての最もプリミティブな欲求が、アーサーの理性を今にも凌駕してしまいそうに渦巻いている。
12.そんな状況下で、アーサーはぎりぎりの場所に立っていた。
13.断崖絶壁。
14.あと一歩でも退けば、まっ逆さまに谷底へ転落してしまいそうなその崖に、アーサーは立たされているのだ。
15.押し寄せる途方もない快感と悦楽に必死に耐え、抗いながら、この場所に踏みとどまってきたアーサーだったが、それもそろそろ潮時だった。
16.じりじりと一ミリずつ後ろへ下がっていく足を、彼はもう止める事ができなかった。
17.このままでは……。
18.このままでは…!
19.分かっていても、逃れられない悪夢の様な現実に、アーサーは必死にかぶりを振った。
20.美麗に整えられていた頭髪は、激しい動作によってすっかり崩れ、端整だった顔には、眉間に深い皺が刻まれ涙や汗、果ては鼻水で濡れそぼっている。
21.「っく!!!ッくううううううううううううッッッ!!!!!!」
22.沸き上がる射精感に、アーサーが全身を硬直させて震えると、ガラスの向こうのライアンは、彼とは正反対に涼しげな表情で、胸元の数字の変化を楽しんだ。
23.「ハハハハ…!ま〜た連続ですか!今回は何回続けてイクのかな?」
24.「んんんんんんーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!っく…!!!くうううううううううううううううううううううーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!」
25.「お〜!お〜!スゴいスゴい!!もう十連チャンですかあ!ははは!こりゃあ相当皮の口を広げられるのがお気にめしたらしいですねえ〜!700回記念で口広げてから、すっかりクセになっちゃったんじゃないんですか〜?皮伸ばして遊んでた時よりずっと早くイキまくってるし……それになにより、アンタの声とか顔とか……そりゃヒドいモンですよ?ヒーローだなんて信じられないくらいはしたない顔しちゃって……!!必死に唇食いしばってても気持ちヨクなっちゃってるスケベな声は隠せてませんからね〜〜?あ〜あ〜!んな事言ってるあいだに身体ガクガクじゃないですか〜〜!!皮の中もグッチョグチョで…はははははは!!ホント、イイ反応してくれてコッチも楽しいですよ!!」
26.「っくううッッ!!!!!くうううううううううううううううッッッ!!!!!!」
27.ライアンの言う通り、今回の擬似射精が始まってから、早十五回目の絶頂感を味わうアーサーの肉体は、ガクガクと大きく震えて痙攣していた。
28.拘束された手足の筋肉を浮き立たせて、唇を思い切り噛み締めながら、アーサーは頂に登りつめる。
29.男として、そして肉体的にも限界を知らせるかのように、彼の全身はガタガタと盛大に震え続けた。
30.けれど、与えられる快感は増える事さえあれ、減る事などは絶対にないのだ。
31.「よし、さっきの投与から十五分経ったな。もう一度go-9axを投与しろ。……もちろん、最大量でな」
32.「!!!!!!!!!!!!!」
33.スピーカーから聞こえてくるのは、冷静すぎるライアンの声。
34.自分の事を案じもしないその声色に、アーサーが口を開こうとしている間にも、彼に対する暴虐は開始される。
35.「や…ッッ!!!!あ…ッ!!!」
36.言葉を発しようと唇を開いたアーサーの股間に、薬剤をフルに充填したアームが伸びてきて…それから先は、もう何度繰り返されたか分からない。
37.「やめ…ッッ!!!ひ…!!ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
38.「投薬、完了しました」
39.「よーしよし!それじゃ……またガッツリ気持ちヨくなってもらいましょうかね…!!アーサー様…!!」
40.引き伸ばされ、割り広げられた包皮の先に、鋭い針が到達すると、それは容赦なくアーサーの体内へとよどんだ快楽を注入する。
41.もう数え切れぬほどそれを投与され続けたアーサーの肉体は、今ではもう、針を刺される痛みにさえ、性的反応を示してしまう程に堕ちぶれた。
42.見たくはないのに……。
43.見てはいけないのに……。
44.アーサーは、己の長い包皮に注射針が突き刺される瞬間を凝視する。
45.そして、繰り広げられる非道な現実に愕然とすると同時に、彼の肉体は叫びだしたいほどに熱く火照りだし、渇きを潤したいと吼え始めるのだ。
46.「…ッッッッく…!!ううううううううううううううううううッッッッ!!!!!!!!!!!」
47.沸き上がる『男』の欲求を何とかねじ伏せようともがいてみるが、それこそ、無駄な努力だった。
48.幾重にも折り重なった強大な欲望は、正しく、雄の本能だ。
49.彼が生物である以上…それは根源にある終わりのない欲求なのである。
50.冷静な理性や、品行方正な考えでなど、命の源であるそれを組み伏せる事など出来るはずがなかった。
51.「ッッッッ!!!!ん…おおッあああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
52.熱く熱を帯び、急激に敏感になっていく包皮の感覚を感じながら、アーサーは声の限りに絶叫する。
53.けれど…それが甘美な悦びの声に変わるのに、時間などさしてかからないのだ。
54.嫌悪感に顔をしかめるアーサーが、再び快楽の虜となって、己の全身を震わせながら絶頂を味わうのは……すぐなのだ…。
55.「ッく…!!!!ふうううううううううううううううッッッ!!!!!!!!!」
56.血液にのって身体中を巡っていくgo-9axの効力を嫌というほど噛み締めながら、アーサーは奥歯を食いしばったままで天井を睨みつけた。
57.まなじりに溜まった涙のせいで、無機質な天井が歪んで見えたその刹那、彼の肢体は燃えさかるような灼熱感を伴って欲望のままに暴走し始める。
58.まるで、獣が発情するように、アーサーは身体中の男という男全てを滾らせると、股間のイチモツをこれ以上ないほどに勃起させた。
59.ギチギチと反り返った肉棒は、一刻も早く触れてくれといわんばかりに大きく脈動を繰り返して、先端から生臭い蜜を溢れさせる。
60.アームの指に広げられたままの包皮の中に、ダラダラと男の蜜を滴らせながら、その竿の根元では、絡め取られた二つの睾丸が急ピッチで熱い遺伝子を造り続けているのだ。
61.もはや、包皮の中に突き入れられた指先が、微動だにしていなくとも、薬物に汚染されきったアーサーの射精中枢は限界ぎりぎりで、己の太幹が脈を打つ度、その僅かな刺激だけで彼は途方もない快感にむせび泣いた。
62.「っくうッッッ!!!!!んッおおおおおおおおおッッッ!!!!!!!!!」
63.見下ろすように覗き込むと、アーサーの視界に目を背けたくなる現実が突きつけられる。
64.見なければいいと、頭では分かっているはずなのに、それでも彼は、どういう訳だか自らの下半身に視線を向けてしまうのだ。
65.「ッッ!!!!!!!!」
66.目を向けた先には、鈍い光を放つ指先を、複数本根元近くまで受け入れて、ねっとりとした恥汁を漏らす己の陰茎。
67.何の意思も持たぬであろう細い指先を、いきり勃つ茎の先端で余った包皮の穴へと挿入されて……。
68.長い指を挿入されたおかげで、すぼまっていた先の部分は、広く口を広げる事を強要される。
69.散々繰り返された凌辱によって、悦びの唾液を吐き続けていたアーサーの陰茎は、その男汁で包皮の中をも濡れそぼらせていた。
70.生まれてから、一度たりとも『男』としての悦びを知らぬ、敏感極まりないその箇所に、彼は何本もの指を受け入れているのである。
71.歳でいえば、とうに初体験を済ませていてもいい年頃の成熟しきった男が、何の性的刺激も知らぬまま、いきなり包皮の…それも内側を辱められている。
72.包皮の外側に触れられただけでも、電気ショックを浴びたような快感を感じる経験に乏しい彼が……己の淫液で濡れる勃起した男根の皮の内部を……。
73.拘束され、身動きの取れぬアーサーの激しく荒い息使いが木霊する室内に、指先が彼の包皮内を侵略する音が重複する。
74.ゆっくり…ゆっくり…それを何度も繰り返して、次第にアーサーの肉体が快感に順応してきた頃合を見計らって、ライアンはその速度を上げていった。
75.アーサーの歯を食いしばりながらも殺しきれない、短い喘ぎ声に比例して、皮の中で動く指はより卑猥な仕草でアーサーを責め立てていく。
76.濡れる皮の切っ先に、指をかけるようにしながら律動を早める指先に、アーサーは泣き叫ぶ事しかできなかった。
77.クチュクチュと響き渡る己のはしたない音色を聞きながら、アーサーは全身を震わせる。
78.すると、ライアンはあのいやらしい笑みを顔一杯にたたえながら、コントロールパネルを何度も何度も操作するのだ。
79.広げられ、その口を凌辱される余った包皮は、繰り返される指先からの快感に、すぐに順応し、そしてどんどん貪欲になっていく。
80.自らの排出する先走りで、口元はおろか、包皮の内部全てをねっとりと湿らせて、アーサーの男根はそそり勃った。
81.一度も洗った事のない皮の中から、生臭い男の臭気をあたり一帯に漂わせて、包皮はひくひくと震えだす。
82.そうなってからは、もう矢継ぎ早だった。
83.咥えた指を徐々に盛大に蠢かされて、アーサーの陰茎、そして包皮は悦びに大いに打ち震えた。
84.ぬるぬるとした臭い汁を吐き出しながら、彼の包皮はまるで侵入者を歓迎するようにその口先を拡張する。
85.押し入った三本の指をきゅうきゅうと締め上げると、包皮は収縮する内部でその異物を温める様に包み込む。
86.感極まりそうな興奮と、薬物のせいで上がった体温を伝えるように、長く伸びたアーサーの包皮は、粘液まみれの指を強く強く抱擁した。
87.そして、度重なる絶頂のせいで、最大限敏感になった皮の口を、物欲しそうにヒクヒクと収縮させながら、包皮はトロけた内部を指たちに向かって差し出すのだ。
88.「っく…ッッ!!うううううううッッッ!!!」
89.「ははは…!もうお口ん中がトロットロんなってますねえ!!どうですか?ポコチンの皮の中にこんなオモチャ突っ込まれて…挙句中から皮を広げられちゃって…!!って、ハハハ!そんな事されながらアーサー様は感じまくっちゃってるんでしたね!!普通なら悔しくてブチ切れる所だってのに、正義のヒーローアーサー様は、包茎ザオおっ勃たせてビンビンなんでしたね!!いやあ!すいません!!忘れてましたよ〜〜!!はははははは!!」
90.内側から開かれた包皮の内部に、居室の中の湿った空気を感じながらも、アーサーは口を開く事ができなかった。
91.本当は、『貴様!ふざけるな!!』と叫びたい衝動に駆られているアーサーだったが、もしも今口を開けば、そんな男気の溢れる台詞よりもずっと先に、情けない嬌声が響き渡ってしまうのは明白なのだ。
92.「……っくうッッ!!!!」
93.大きく割られた包皮の先を見下ろすと、今にも絶頂が襲い掛かろうとアーサーの背中に忍び寄る。
94.ぞわぞわと這い登ってくる嫌悪感と恍惚感を同時にその身に感じながら、アーサーは唇を噛み締め、乾いた喉を締め付けた。
95.「ハハハハ…!いいですねえ!その表情!!もう悔しくて悔しくてしょうがないのに、感じちゃって頭がそれに付いてかないって感じで!!自分では気が付いてないんでしょうけど、アンタ、もう顔っつうか…首まで真っ赤になっちゃってスゴいですよ?傍から見ても相当薬かキマっちゃってんのが分かるくらいですよ!!いやいや!さすがカワイイgo-9axちゃん!あんなに強気で正義感丸出しな世紀のヒーロー様をすっかり堕落させちまって…!!こりゃあ、ホントに大人気間違いナシのシロモンだなあ…!!ま、ここまできたら、徹底的にヤらせてもらいますけどね…!何しろ…研究って手前もあるが……俺自身も…個人的に気になってきちゃったんですよ……このまま続けたらどうなるか……そのなけなしの理性と正義感が完璧にブッ壊れたらどうなるのか……ホント…興味津々なんですよ……アンタに……ね」
96.寒気がしそうな笑みを向けられて、アーサーは全身を硬直させてライアンを見つめたが、彼がそんな冷静な態度を取っていられる時間など、ほんの僅かな間だった。
97.「それじゃ『実験』を続けましょうか!お…っと、もう十五分経過か……」
98.「!!!!」
99.「んん?はは、分かるでしょ?『ナニ』から十五分経ったのか…。で、十五分経ったら自分がどうされるのかも…ねえ?」
100.「や…!!!!」
101.「おい、投薬開始しろ」
387.米原
>>386 正月も終わり、お屠蘇気分も抜けかけた頃、ある動画がネット上で話題を集めていた。「ブラック企業こわ!」「この人、職場にいられるの?」「いや、ただの露出狂だろw」様々なコメントと共に恐ろしい勢いで視聴回数が増してゆく動画があった。
約30分ほどのその動画は、どうやらどこかの企業の忘年会の様子を映したもののようだった。「裸芸四人衆」オープニングタイトルとともに宴会場と思われるステージの幕が上がると、全裸の男が4人仁王立ちしていた。
1人は緑色の競泳パンツ1枚の姿で。もう1人は股間だけをぎりぎり覆い隠すだけの風変わりなパンツを身につけて。もう1人は全裸に銀色のお盆で股間を隠したまま。もう1人はこちらに背中を向けて、後から見ると全裸にしか見えないポーズで。
やがて場面は変わって、先ほどの海パンが「そんなの関係ねえ!」と拳を振り上げている。そうかと思えば、「安心してください、履いてますよ」と変わったパンツの男が股間を指差す。ひと際笑い声が大きかったのは、1人がお盆を持ち、もう1人が全裸で縄跳びをし、お盆がずれて股間が丸見えになるシーンだった。赤く剥けあがった亀頭がちらっと写り、最後はお盆を落として男性器を衆目に晒して、大爆笑が起こった。
やがて歓声が落ち着くと、今度はこちらに背中を向けていた男が、やはり背中を向けたままステージ脇からカニ歩きでステージ中央まで移動してきた。そして、くるっとこちらを振り返った瞬間、悲鳴が起こった。男は何一つ身につけていない完全な全裸だったのだ。陰毛には小さなアフロのようなものがついてあり、男性器そのものは大き目で、皮がすっぽり被っている状態だった。
悲鳴の中、男が何やら叫んでいる。よく聞き取れない。男の顔は酔っているようで、ひどく紅潮した顔で、ヤケになって叫んでいるように見える。よく見ると、手にはビールグラスを持っており、それを男性器の真下に移動した。もしや・・・。
「今から一番搾りやります!」
そう叫んで男はビールグラスに放尿し始めた。ざわめきが止まらない。やがて男はむせながら、その液体を飲み干した。
場面が変わった。男が自分の性器の先を摘み上げ、皮を伸ばしている。皮がひどく伸びて、性器が倍ほどの長さになったように見える。
「いやー!引っ張らないでーーー!」
男は自らの性器を引っ張りながら、そう叫び、ステージから宴会場を走り始めた。かなり広い宴会場だ。百人単位での宴会だろう。皆が浴衣姿の中、一人全裸の男が突っ込んでいく。笑って尻を叩こうとするおやじ、両手を叩きながらひどく興奮している若手、顔を手で多いながら逃げる女子、料理を運ぶ戸惑う給仕の女性。
会場を一回りすると、男は引きつったような笑顔でステージに戻った。
「変身ーーー!」
再度、男の叫びが聞こえ、男は陰毛部分につけられたアフロを握り、高々と持ち上げた。アフロが何かの宴会グッズのようなもので、自毛でないことは映像からもわかったが、驚くべきことに、その下にあるはずの本来の自毛―――陰毛がなかったのだ。恐らく、きれいに剃りあげたのだろう。そして、その部分には「ちん毛」という文字が書かれていた。
急に男は走り始めた。男の行く先には数人の女子がいる。恐らく同じ会社の女子社員だろうが、全裸にパイパンで「ちん毛」などと書いて突っ込んでいくのは相当恥ずかしいだろう。
「女子のみんな見て見てーーー!」
カメラが宴会場を移動し、男を追う。女子数人が逃げ場を失って、しゃがみこんでいる。男は「ちん毛」と書かれた先の自分の性器をいじっている。オナニーしているようにしか見えない。
「今から一発芸、勃起戦艦ヤマトやります!」
男は必死に勃起させようとしているようだった。男の周りにはおやじ達が群がって、ふざけて尻や乳首をいじっている。女の「やだー」という声が聞こえた。
何かのスイッチが入ったのか、ある瞬間から男の性器は急激に勃起し始め、すぐに完全に大きくなった。男のそれは勃起しても皮を被っており、その大きさとのアンバランスさが不思議な雰囲気を醸し出している。まるで夏祭りで子どもが遊ぶ水風船のようだ。
「さらばーちん毛よーーー♪」
男は替え歌を歌いながら性器を緩やかに揺らしながら宴会場を練り歩く。男の同僚だろうか、同じくらいの年の男数人がにやにやしながらスマホを向けている。もし、同僚だとしたら相当恥ずかしいだろう。この映像は永久に記録され、そしてことあるごとに蒸し返されるのだ。
場面は変わって男がステージの上で尻を向けている。
「シャッターチャンスです!皆さん撮ってくださーーーい!」
男は両手で自らの尻たぶを広げ、その中心の穴を観客に晒している。
「いきまーーす!3、2、1、発射!!」
その瞬間、ぶーっと音が聞こえて白い粉末が発射された。よく見ると、ステージに空気を入れるポンプのようなものがあり、男は肛門から何かの粉と空気を仕込み、放屁したようである。再び会場は悲鳴に包まれ、おやじの笑い声とぱらぱらとした拍手も聞こえた。
カメラのアングルが変わって、男を正面から映している絵に変わった。しかし男は1人ではない。男は両手を後頭部にくっつけて、苦しそうな顔をしている。海パン一丁の男が右の乳首を、風変わりなパンツの男が左の乳首を手で刺激している。そして、まだあどけなさの残る若い男がしゃがみこんで男の包茎をしごいている。間違いない、射精をさせようとしているのだ。
会場は不思議な静けさに包まれていた。先ほどまでの悲鳴や雄叫びが嘘のようだ。時折くすくすと噛み殺した笑い声が聞こえてくるが、皆がことの成り行きを見守っているようだ。男の顔がより一層苦しそうになる。しかし、これは一体何の芸なのだろう。
「いっ、いくーーー!」
男の呻き声と同時に若い男の手が激しくなり、包茎の先端から白い液体がびゅっびゅっと飛び出した。
「うおー」「ははは」「信じらんなーーーい」というようなざわめきに会場全体が支配され、やがてぱちぱちと拍手が大きくなった。映像はステージ上の零れ落ちた白濁液をアップし、そして放心状態の男の表情を写し、最後にぐいっと隆起した包茎の先端から覗く亀頭を写し、終わった。
センター長からの言葉は衝撃だった。今度の忘年会で、うちのチームは全員裸芸をやれというのだ。
昨年の忘年会は北関東の温泉旅館で行った。総勢200人くらいだっただろうか、大広間に皆集まり、お決まりの挨拶の後は、酒宴だった。そしてセンターごとに一芸披露の催しがあるのだ。うちのセンターの宴会芸はお寒い限りだった。どうやらセンター長がそのリベンジをしたいらしいのだ。
普段は自分達のセンターで20人程の規模で和気あいあいと働いている。男が多い職場だが、総務や経理の女子もいる。それぞれのセンターが集まって、忘年会は合同で行われる、かなり大規模なものだ。その場で裸になるだけでも勇気のいることだが、さらに芸を行うなど、どれだけ赤面するかわからない。もちろん女子社員も見ているのだ。自分にできるだろうか。
うちのチームは4人だ。年齢的には自分が下から2番目。センター長室で4人で直立し、様々な思いを巡らせていた。どんな役回りになるのだろう。
「おまえは小島よしおをやれ!で、おまえはとにかく明るい安村だ!」一番上の先輩は海パン一枚で小島よしおの「そんなの関係ねー」、二番目の先輩は「安心してください、履いてますよ。」をやらされることになった。
「まあ、小島はそのままでいいとして、おまえは「とにかく暗い安達」としてこれで履いてやれ!」安達先輩は小さな布きれを渡された。
「これ・・・?ですか?」布を手にした安達先輩の顔が青ざめる。それはとてもパンツと呼べるものではなく、筒状になっていて、ぎりぎりチンポを隠すだけのものだ。もちろん陰毛は隠しきれるはずもなく、下手に動いたらぽろっと落ちてしまいそうだ。ゴーゴーボーイがお客を誘うために履いているような、そんな雰囲気の代物だ。
青ざめる安達先輩を気にすることなくセンター長は続けた。
「おまえは、一番下しただからな、喜べ!アキラ100%だぞ。」まだ入社1年目の後輩がアキラを指名された。
「もちろん、フルチンでやれよ。で、最後にわざと失敗しろ。そこで笑いを取れ。」センター長からの命令は厳しかった。200人の前で全裸、しかもチンポを晒せというのだ。後輩の顔が緊張で赤くなる。小声で「がんばります」と呟くのが聞こえた。職場の風呂でいつも見ている後輩のぷるんとしたチンポが脳裏に浮かぶ。あれが皆に晒されるのか。しかし、なぜ自分の順番が飛ばされたのだろう。
「お待たせ、おまえはこれだ。」センター長からA4の冊子を手渡された。タイトルに「輝く世界の包茎マン」とある。嫌な予感しかしない。なぜ、自分だけ台本付きなのだろうか。
「お前がうちのチームのとりだ。気合い入れて頼むぞ。俺が考えたんだ。おまえ確か前に風呂で見た時、包茎だったよな?体張ってくれ、頼むぞ!」
恐る恐るページを開く、文字の断片が飛び込んでくる。「・・・引っぱって宴会場を・・・」「・・・両手で・・・押し広げ・・・」「・・・ビールグラスに・・・」「・・・女子の前に移動したら・・・」くらくらとめまいがしてくる。これは現実だろうか。
「設定があるんだがな、過激すぎてテレビに出られない芸人って設定だ。大き目の包茎じゃないと絵にならないんでな、おまえしかおらん。ちゃんと練習しとけよ!」センター長の声が遠くに聞こえるように感じた。
その日は衝撃で、あまり仕事が手につかなかった。家でじっくり台本を読んでいて、手が震えた。これは宴会芸の披露というより自分の人格を崩壊させるために仕組まれた被虐のショーだ。いくらセンター長の命令とはいえ、二つ返事で「はい、がんばります!」という訳にはいかない。明日、センター長に相談してみよう。そして、断ろう。
翌日、意を決してセンター長室の扉をノックした。
「おう、入れ。」
センター長はなにやらパソコンをいじっていた。
「どうだ、練習しとるか?そうそう、あいつは小島よしおだけじゃつまらんので、アキラ100%のお盆持つ係にしたぞ。まあ、わざと新人のチンポを見せる係だな、がはは。」
自分は思い切って切り出した。裸になるのならまだしも、自分のそれは度が過ぎている。全裸になった上、大勢の前でチンポをおもちゃにして、しかも・・・。
また、何故一番年下の後輩ではなく、自分が「輝く世界の包茎マン」とやらをやらなくてはならないのか。
センター長はちょっと渋い顔になった後、
「これ、ちょっと見てみ。」
と自分を近くに呼んで、パソコンの画面を指差した。恐る恐る近づき画面を覗くと、URLがらしきものが羅列されていた。
「これはおまえのPCのログだ。若いとはいえ、ちょっとアダルトサイト見過ぎじゃないか、勤務中に。本部にチクったらおまえ、間違いなくクビだろうな。」
どきっとした。息抜きのつもりでこっそり見ていたものだが、ばれていた。シークレットモードにしていたのに。
「あと、これな!男と男の出会いの掲示板って何だこれ?おまえこんな趣味あったのか?」
「いや、それは!たまたま間違えて押しちゃって!」
「そうか、それにしてはだいぶ長く閲覧してなあ。・・・変な噂が流れたらおまえも困るんじゃないか?」
後輩の呆れた顔が浮かんでくる。興味本位で何となく見ていただけなのだ。でも見ていたのは事実だ。
「やってくれるよな?よし、今から俺が稽古つけてやろう。まず、服を全部脱いで・・・。」
約30分ほどのその動画は、どうやらどこかの企業の忘年会の様子を映したもののようだった。「裸芸四人衆」オープニングタイトルとともに宴会場と思われるステージの幕が上がると、全裸の男が4人仁王立ちしていた。
1人は緑色の競泳パンツ1枚の姿で。もう1人は股間だけをぎりぎり覆い隠すだけの風変わりなパンツを身につけて。もう1人は全裸に銀色のお盆で股間を隠したまま。もう1人はこちらに背中を向けて、後から見ると全裸にしか見えないポーズで。
やがて場面は変わって、先ほどの海パンが「そんなの関係ねえ!」と拳を振り上げている。そうかと思えば、「安心してください、履いてますよ」と変わったパンツの男が股間を指差す。ひと際笑い声が大きかったのは、1人がお盆を持ち、もう1人が全裸で縄跳びをし、お盆がずれて股間が丸見えになるシーンだった。赤く剥けあがった亀頭がちらっと写り、最後はお盆を落として男性器を衆目に晒して、大爆笑が起こった。
やがて歓声が落ち着くと、今度はこちらに背中を向けていた男が、やはり背中を向けたままステージ脇からカニ歩きでステージ中央まで移動してきた。そして、くるっとこちらを振り返った瞬間、悲鳴が起こった。男は何一つ身につけていない完全な全裸だったのだ。陰毛には小さなアフロのようなものがついてあり、男性器そのものは大き目で、皮がすっぽり被っている状態だった。
悲鳴の中、男が何やら叫んでいる。よく聞き取れない。男の顔は酔っているようで、ひどく紅潮した顔で、ヤケになって叫んでいるように見える。よく見ると、手にはビールグラスを持っており、それを男性器の真下に移動した。もしや・・・。
「今から一番搾りやります!」
そう叫んで男はビールグラスに放尿し始めた。ざわめきが止まらない。やがて男はむせながら、その液体を飲み干した。
場面が変わった。男が自分の性器の先を摘み上げ、皮を伸ばしている。皮がひどく伸びて、性器が倍ほどの長さになったように見える。
「いやー!引っ張らないでーーー!」
男は自らの性器を引っ張りながら、そう叫び、ステージから宴会場を走り始めた。かなり広い宴会場だ。百人単位での宴会だろう。皆が浴衣姿の中、一人全裸の男が突っ込んでいく。笑って尻を叩こうとするおやじ、両手を叩きながらひどく興奮している若手、顔を手で多いながら逃げる女子、料理を運ぶ戸惑う給仕の女性。
会場を一回りすると、男は引きつったような笑顔でステージに戻った。
「変身ーーー!」
再度、男の叫びが聞こえ、男は陰毛部分につけられたアフロを握り、高々と持ち上げた。アフロが何かの宴会グッズのようなもので、自毛でないことは映像からもわかったが、驚くべきことに、その下にあるはずの本来の自毛―――陰毛がなかったのだ。恐らく、きれいに剃りあげたのだろう。そして、その部分には「ちん毛」という文字が書かれていた。
急に男は走り始めた。男の行く先には数人の女子がいる。恐らく同じ会社の女子社員だろうが、全裸にパイパンで「ちん毛」などと書いて突っ込んでいくのは相当恥ずかしいだろう。
「女子のみんな見て見てーーー!」
カメラが宴会場を移動し、男を追う。女子数人が逃げ場を失って、しゃがみこんでいる。男は「ちん毛」と書かれた先の自分の性器をいじっている。オナニーしているようにしか見えない。
「今から一発芸、勃起戦艦ヤマトやります!」
男は必死に勃起させようとしているようだった。男の周りにはおやじ達が群がって、ふざけて尻や乳首をいじっている。女の「やだー」という声が聞こえた。
何かのスイッチが入ったのか、ある瞬間から男の性器は急激に勃起し始め、すぐに完全に大きくなった。男のそれは勃起しても皮を被っており、その大きさとのアンバランスさが不思議な雰囲気を醸し出している。まるで夏祭りで子どもが遊ぶ水風船のようだ。
「さらばーちん毛よーーー♪」
男は替え歌を歌いながら性器を緩やかに揺らしながら宴会場を練り歩く。男の同僚だろうか、同じくらいの年の男数人がにやにやしながらスマホを向けている。もし、同僚だとしたら相当恥ずかしいだろう。この映像は永久に記録され、そしてことあるごとに蒸し返されるのだ。
場面は変わって男がステージの上で尻を向けている。
「シャッターチャンスです!皆さん撮ってくださーーーい!」
男は両手で自らの尻たぶを広げ、その中心の穴を観客に晒している。
「いきまーーす!3、2、1、発射!!」
その瞬間、ぶーっと音が聞こえて白い粉末が発射された。よく見ると、ステージに空気を入れるポンプのようなものがあり、男は肛門から何かの粉と空気を仕込み、放屁したようである。再び会場は悲鳴に包まれ、おやじの笑い声とぱらぱらとした拍手も聞こえた。
カメラのアングルが変わって、男を正面から映している絵に変わった。しかし男は1人ではない。男は両手を後頭部にくっつけて、苦しそうな顔をしている。海パン一丁の男が右の乳首を、風変わりなパンツの男が左の乳首を手で刺激している。そして、まだあどけなさの残る若い男がしゃがみこんで男の包茎をしごいている。間違いない、射精をさせようとしているのだ。
会場は不思議な静けさに包まれていた。先ほどまでの悲鳴や雄叫びが嘘のようだ。時折くすくすと噛み殺した笑い声が聞こえてくるが、皆がことの成り行きを見守っているようだ。男の顔がより一層苦しそうになる。しかし、これは一体何の芸なのだろう。
「いっ、いくーーー!」
男の呻き声と同時に若い男の手が激しくなり、包茎の先端から白い液体がびゅっびゅっと飛び出した。
「うおー」「ははは」「信じらんなーーーい」というようなざわめきに会場全体が支配され、やがてぱちぱちと拍手が大きくなった。映像はステージ上の零れ落ちた白濁液をアップし、そして放心状態の男の表情を写し、最後にぐいっと隆起した包茎の先端から覗く亀頭を写し、終わった。
センター長からの言葉は衝撃だった。今度の忘年会で、うちのチームは全員裸芸をやれというのだ。
昨年の忘年会は北関東の温泉旅館で行った。総勢200人くらいだっただろうか、大広間に皆集まり、お決まりの挨拶の後は、酒宴だった。そしてセンターごとに一芸披露の催しがあるのだ。うちのセンターの宴会芸はお寒い限りだった。どうやらセンター長がそのリベンジをしたいらしいのだ。
普段は自分達のセンターで20人程の規模で和気あいあいと働いている。男が多い職場だが、総務や経理の女子もいる。それぞれのセンターが集まって、忘年会は合同で行われる、かなり大規模なものだ。その場で裸になるだけでも勇気のいることだが、さらに芸を行うなど、どれだけ赤面するかわからない。もちろん女子社員も見ているのだ。自分にできるだろうか。
うちのチームは4人だ。年齢的には自分が下から2番目。センター長室で4人で直立し、様々な思いを巡らせていた。どんな役回りになるのだろう。
「おまえは小島よしおをやれ!で、おまえはとにかく明るい安村だ!」一番上の先輩は海パン一枚で小島よしおの「そんなの関係ねー」、二番目の先輩は「安心してください、履いてますよ。」をやらされることになった。
「まあ、小島はそのままでいいとして、おまえは「とにかく暗い安達」としてこれで履いてやれ!」安達先輩は小さな布きれを渡された。
「これ・・・?ですか?」布を手にした安達先輩の顔が青ざめる。それはとてもパンツと呼べるものではなく、筒状になっていて、ぎりぎりチンポを隠すだけのものだ。もちろん陰毛は隠しきれるはずもなく、下手に動いたらぽろっと落ちてしまいそうだ。ゴーゴーボーイがお客を誘うために履いているような、そんな雰囲気の代物だ。
青ざめる安達先輩を気にすることなくセンター長は続けた。
「おまえは、一番下しただからな、喜べ!アキラ100%だぞ。」まだ入社1年目の後輩がアキラを指名された。
「もちろん、フルチンでやれよ。で、最後にわざと失敗しろ。そこで笑いを取れ。」センター長からの命令は厳しかった。200人の前で全裸、しかもチンポを晒せというのだ。後輩の顔が緊張で赤くなる。小声で「がんばります」と呟くのが聞こえた。職場の風呂でいつも見ている後輩のぷるんとしたチンポが脳裏に浮かぶ。あれが皆に晒されるのか。しかし、なぜ自分の順番が飛ばされたのだろう。
「お待たせ、おまえはこれだ。」センター長からA4の冊子を手渡された。タイトルに「輝く世界の包茎マン」とある。嫌な予感しかしない。なぜ、自分だけ台本付きなのだろうか。
「お前がうちのチームのとりだ。気合い入れて頼むぞ。俺が考えたんだ。おまえ確か前に風呂で見た時、包茎だったよな?体張ってくれ、頼むぞ!」
恐る恐るページを開く、文字の断片が飛び込んでくる。「・・・引っぱって宴会場を・・・」「・・・両手で・・・押し広げ・・・」「・・・ビールグラスに・・・」「・・・女子の前に移動したら・・・」くらくらとめまいがしてくる。これは現実だろうか。
「設定があるんだがな、過激すぎてテレビに出られない芸人って設定だ。大き目の包茎じゃないと絵にならないんでな、おまえしかおらん。ちゃんと練習しとけよ!」センター長の声が遠くに聞こえるように感じた。
その日は衝撃で、あまり仕事が手につかなかった。家でじっくり台本を読んでいて、手が震えた。これは宴会芸の披露というより自分の人格を崩壊させるために仕組まれた被虐のショーだ。いくらセンター長の命令とはいえ、二つ返事で「はい、がんばります!」という訳にはいかない。明日、センター長に相談してみよう。そして、断ろう。
翌日、意を決してセンター長室の扉をノックした。
「おう、入れ。」
センター長はなにやらパソコンをいじっていた。
「どうだ、練習しとるか?そうそう、あいつは小島よしおだけじゃつまらんので、アキラ100%のお盆持つ係にしたぞ。まあ、わざと新人のチンポを見せる係だな、がはは。」
自分は思い切って切り出した。裸になるのならまだしも、自分のそれは度が過ぎている。全裸になった上、大勢の前でチンポをおもちゃにして、しかも・・・。
また、何故一番年下の後輩ではなく、自分が「輝く世界の包茎マン」とやらをやらなくてはならないのか。
センター長はちょっと渋い顔になった後、
「これ、ちょっと見てみ。」
と自分を近くに呼んで、パソコンの画面を指差した。恐る恐る近づき画面を覗くと、URLがらしきものが羅列されていた。
「これはおまえのPCのログだ。若いとはいえ、ちょっとアダルトサイト見過ぎじゃないか、勤務中に。本部にチクったらおまえ、間違いなくクビだろうな。」
どきっとした。息抜きのつもりでこっそり見ていたものだが、ばれていた。シークレットモードにしていたのに。
「あと、これな!男と男の出会いの掲示板って何だこれ?おまえこんな趣味あったのか?」
「いや、それは!たまたま間違えて押しちゃって!」
「そうか、それにしてはだいぶ長く閲覧してなあ。・・・変な噂が流れたらおまえも困るんじゃないか?」
後輩の呆れた顔が浮かんでくる。興味本位で何となく見ていただけなのだ。でも見ていたのは事実だ。
「やってくれるよな?よし、今から俺が稽古つけてやろう。まず、服を全部脱いで・・・。」
386.米原
>>385金曜日の放課後が運命の日だった。この日はPTAとの懇親会があり、先生がすぐにいなくなる、という理由でこの日になったらしい。ショーの準備は着々と進んでいた。
僕は一見するとじゃれているような雰囲気で、しかし逆らうことのできない強い力で両腕を掴まれたまま、放課後の教室に来た。4組の教室に入るのは初めてかもしれない。自分のクラスとはまた少し違った雰囲気を感じる。男女含めて20人以上はそこにいるように見えた。
「うちのクラスの女子、エロいのが多いからさ。結構見に行くと思うぞ。」
昨日ゆうたから届いたメッセージを思い出した。
「では、ショータイムの始まりーーー!」
司会の佐々木が高らかに宣言した。拍手まで起きている。ゆうたも念願のショーが見られるとあって、最前列にいた。多数の女子も興奮したような顔でくすくす笑っている。
「始めにストリップショーです!どうぞ!」
僕は教壇の上にいた。スマホで流行りのダンサブルな曲が流される。僕は身体を揺らしながら、一枚ずつ服を脱いでゆく。やがて上半身が露わになる。ズボンを脱ぎ、丁寧に靴下まで脱ぎ捨てた。あとはパンツだけだ。
「では、最後の一枚はちゃんゆーに下してもらいましょう!」
ゆうたが壇上に上がる。そしてパンツ一枚で佇む僕の背後に位置した。
「いくぞいくぞー!」
ゆうたが叫んだ。直後、耳元で僕にだけ聞こえるような声で、
「良かったな、みんなに見てもらえて。」
と言ったような気がした。
その瞬間、一気に膝下までパンツがずり下された。
「きゃーーーー!」
「うぉーーーーー!」
大歓声が起こった。皆の視線が僕の下半身に集中する。視線の先にあるのは僕のチンコだが、ただのチンコではない。チンコを鼻に見立てて、黒マジックで象の顔が描かれているのだ。僕のチンコなど、佐々木達にとってはただの動く玩具でしかない。
「皆さん、写真撮影はご自由にどうぞ!」
佐々木がおどける。カシャ、カシャ、とスマホの機械音が鳴り響く。ピッという電子音も聞こえる。恐らく動画だろう。遠くに三脚に固定したビデオカメラも見える。確かあれは映像部の生徒だっただろうか、にけやながらモニターを見てカメラを動かしている。
「続きまして、チンポ芸いきます!」
「始めにモモンガ。」
僕はがに股になって玉袋を引っ張り上げ、亀頭だけが顔をのぞかせる状態にした。
「えーーー?」
「あんなに伸びるの?」
女子のコメントが嫌でも耳に届く。佐々木からの宿題でチンポ芸をいくつかマスターしろと言われ、困った僕はネットで「チンポ芸」を検索した。家の姿見の前で何度も玉袋を引っ張り上げ、練習したのだった。
「次に、梅干し!」
僕はチンコの皮を思い切り前に寄せ集め、皺だらけの梅干しを完成させた。
「わははは。」
「超包茎!」
男子のコメントは辛辣だ。
「次は、スカイツリー!」
今度はチンコの皮を上に思い切り引き上げ、玉袋は下に引き下げた。惨めなタワーの完成だ。自宅で練習しながら、こんなことを毎日やっていたら皮が伸びきってしまうのでないか、とたまらなく不安になった。そんな僕の気持ちはつゆ知らず、男子も女子も大笑いしていた。
僕は一見するとじゃれているような雰囲気で、しかし逆らうことのできない強い力で両腕を掴まれたまま、放課後の教室に来た。4組の教室に入るのは初めてかもしれない。自分のクラスとはまた少し違った雰囲気を感じる。男女含めて20人以上はそこにいるように見えた。
「うちのクラスの女子、エロいのが多いからさ。結構見に行くと思うぞ。」
昨日ゆうたから届いたメッセージを思い出した。
「では、ショータイムの始まりーーー!」
司会の佐々木が高らかに宣言した。拍手まで起きている。ゆうたも念願のショーが見られるとあって、最前列にいた。多数の女子も興奮したような顔でくすくす笑っている。
「始めにストリップショーです!どうぞ!」
僕は教壇の上にいた。スマホで流行りのダンサブルな曲が流される。僕は身体を揺らしながら、一枚ずつ服を脱いでゆく。やがて上半身が露わになる。ズボンを脱ぎ、丁寧に靴下まで脱ぎ捨てた。あとはパンツだけだ。
「では、最後の一枚はちゃんゆーに下してもらいましょう!」
ゆうたが壇上に上がる。そしてパンツ一枚で佇む僕の背後に位置した。
「いくぞいくぞー!」
ゆうたが叫んだ。直後、耳元で僕にだけ聞こえるような声で、
「良かったな、みんなに見てもらえて。」
と言ったような気がした。
その瞬間、一気に膝下までパンツがずり下された。
「きゃーーーー!」
「うぉーーーーー!」
大歓声が起こった。皆の視線が僕の下半身に集中する。視線の先にあるのは僕のチンコだが、ただのチンコではない。チンコを鼻に見立てて、黒マジックで象の顔が描かれているのだ。僕のチンコなど、佐々木達にとってはただの動く玩具でしかない。
「皆さん、写真撮影はご自由にどうぞ!」
佐々木がおどける。カシャ、カシャ、とスマホの機械音が鳴り響く。ピッという電子音も聞こえる。恐らく動画だろう。遠くに三脚に固定したビデオカメラも見える。確かあれは映像部の生徒だっただろうか、にけやながらモニターを見てカメラを動かしている。
「続きまして、チンポ芸いきます!」
「始めにモモンガ。」
僕はがに股になって玉袋を引っ張り上げ、亀頭だけが顔をのぞかせる状態にした。
「えーーー?」
「あんなに伸びるの?」
女子のコメントが嫌でも耳に届く。佐々木からの宿題でチンポ芸をいくつかマスターしろと言われ、困った僕はネットで「チンポ芸」を検索した。家の姿見の前で何度も玉袋を引っ張り上げ、練習したのだった。
「次に、梅干し!」
僕はチンコの皮を思い切り前に寄せ集め、皺だらけの梅干しを完成させた。
「わははは。」
「超包茎!」
男子のコメントは辛辣だ。
「次は、スカイツリー!」
今度はチンコの皮を上に思い切り引き上げ、玉袋は下に引き下げた。惨めなタワーの完成だ。自宅で練習しながら、こんなことを毎日やっていたら皮が伸びきってしまうのでないか、とたまらなく不安になった。そんな僕の気持ちはつゆ知らず、男子も女子も大笑いしていた。
385.米原
>>384「あいつ、最近やばいらしいぞ。」
休み時間。いつもの気怠い時間に机に肘をついてぼーっとしていると、ふとてっちゃんが話しかけてきた。てっちゃんは同じクラスのおしゃべり好きで、聞いてもいないのにいつもいろんなことを教えてくれる。話題にこと欠かない奴だ。
「あいつ」というのはしゅうじのことだ。何となくてっちゃんと僕の間では「あいつ」で通ってしまう。しゅうじは幼稚園、小学校、中学校とずっと同じ学校で、いわゆる幼馴染だ。
「何だかわかんないけど、あのグループに目ぇつけられたらしいぞ。」
その時は、しゅうじの状況も特に気にかけなかった。2つ隣のクラスで最近はあまりちゃんとお会話もしてなかったし、ただのちょっとしたトラブルがあったのかもしれない、くらいの気持ちだった。しかし、3日後、僕の認識は大きく覆されることになる。
「ほれ、ほれーーー!チンコ様のお通りだーーー!」
昼休みの廊下。普段から騒がしい学校だが、いつも以上の騒ぎに目を向けると、とんでもないことが起こっていた。一人の男子生徒が全裸に剥かれ、二人の悪童に両手を抱えられたまま、廊下を引きずられているのだ。男に興味があるわけではないが、自然にあそこに目が行ってしまう。ずんぐりむっくりした形でしっかりと皮を被っていた。毛はそこそこ生えていて、少年から大人の男へ変化している途中という感じだろうか。
「女子ちゅうもーーーく!これがチンコだぞーーー!」
悪童がさらにギャラリーを増やそうと、大声で教室に声をかける。泣き顔でうめく生贄の男子生徒。
「しゅうじ・・・。」
それは紛れもなくしゅうじだった。僕は自分の目を疑った。一体、何が起こっているのだろう。しゅうじは小学校の時には同じサッカークラブに入っていた。スポーツマンで女子にも結構もてるタイプだった。よく女子に手紙をもらっていた。決していじめられキャラというタイプではなかった。そのしゅうじが今、思春期まっただ中の、一番恥ずかしくて見られたくない部分を全て晒しながら、全裸で廊下を引きずられている。
「それでは一発芸お願いしまーーーす!」
突然、悪童がしゅうじの両手を離した。とっさにあそこを隠すしゅうじ。しかし、前もって命令されていたのか、やがてそっとあそこから手を離した。再び、しゅうじのあそこが全員に晒された。恥ずかしさのあまり体まで真っ赤にしたしゅうじは次の瞬間、奇妙な歌を歌い始めた。
「フルチンー、フルチンー、フルチンロケンローーール!!」
しゅうじが手でマイクを握りふりをして、腰を左右に揺らしながら、聞いたことない歌を歌い始めた。腰を揺らすたびにあそこが左右にぷるんぷるんと揺れる。嘲笑う悪童と興奮する男子生徒、引き気味の女子生徒達。
「最後にチン皮むきます!」
しゅうじが自らの性器に手をかけ、ピンク色の亀頭を剥き出しにしたところで、フルチンコンサートは大盛況の中、幕を閉じた。
休み時間。いつもの気怠い時間に机に肘をついてぼーっとしていると、ふとてっちゃんが話しかけてきた。てっちゃんは同じクラスのおしゃべり好きで、聞いてもいないのにいつもいろんなことを教えてくれる。話題にこと欠かない奴だ。
「あいつ」というのはしゅうじのことだ。何となくてっちゃんと僕の間では「あいつ」で通ってしまう。しゅうじは幼稚園、小学校、中学校とずっと同じ学校で、いわゆる幼馴染だ。
「何だかわかんないけど、あのグループに目ぇつけられたらしいぞ。」
その時は、しゅうじの状況も特に気にかけなかった。2つ隣のクラスで最近はあまりちゃんとお会話もしてなかったし、ただのちょっとしたトラブルがあったのかもしれない、くらいの気持ちだった。しかし、3日後、僕の認識は大きく覆されることになる。
「ほれ、ほれーーー!チンコ様のお通りだーーー!」
昼休みの廊下。普段から騒がしい学校だが、いつも以上の騒ぎに目を向けると、とんでもないことが起こっていた。一人の男子生徒が全裸に剥かれ、二人の悪童に両手を抱えられたまま、廊下を引きずられているのだ。男に興味があるわけではないが、自然にあそこに目が行ってしまう。ずんぐりむっくりした形でしっかりと皮を被っていた。毛はそこそこ生えていて、少年から大人の男へ変化している途中という感じだろうか。
「女子ちゅうもーーーく!これがチンコだぞーーー!」
悪童がさらにギャラリーを増やそうと、大声で教室に声をかける。泣き顔でうめく生贄の男子生徒。
「しゅうじ・・・。」
それは紛れもなくしゅうじだった。僕は自分の目を疑った。一体、何が起こっているのだろう。しゅうじは小学校の時には同じサッカークラブに入っていた。スポーツマンで女子にも結構もてるタイプだった。よく女子に手紙をもらっていた。決していじめられキャラというタイプではなかった。そのしゅうじが今、思春期まっただ中の、一番恥ずかしくて見られたくない部分を全て晒しながら、全裸で廊下を引きずられている。
「それでは一発芸お願いしまーーーす!」
突然、悪童がしゅうじの両手を離した。とっさにあそこを隠すしゅうじ。しかし、前もって命令されていたのか、やがてそっとあそこから手を離した。再び、しゅうじのあそこが全員に晒された。恥ずかしさのあまり体まで真っ赤にしたしゅうじは次の瞬間、奇妙な歌を歌い始めた。
「フルチンー、フルチンー、フルチンロケンローーール!!」
しゅうじが手でマイクを握りふりをして、腰を左右に揺らしながら、聞いたことない歌を歌い始めた。腰を揺らすたびにあそこが左右にぷるんぷるんと揺れる。嘲笑う悪童と興奮する男子生徒、引き気味の女子生徒達。
「最後にチン皮むきます!」
しゅうじが自らの性器に手をかけ、ピンク色の亀頭を剥き出しにしたところで、フルチンコンサートは大盛況の中、幕を閉じた。
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