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384.米原

>>383あれから1年が経過した。僕ももう卒業だ。佐々木に絡まれてからの約半年は今まで生きてきた中でもかなり異質な期間だった。
 ちょうど1年前に卒業生を送る会の席で、全校生徒の前でオナニーした。かなりの大問題になり、大人達は大騒ぎだった。佐々木やゆうた達はこっ酷く叱られ、僕はカウンセラーと何度も面談させられた。そして女性の裸を思い浮かべてマスターベーションするように優しく諭された。3000人を超えたアカウントも凍結された。
 3年生になるとクラスのメンバーも総入れ替えになり、受験モードに入っていった。そして、佐々木は消えた。風の噂に聞くと両親が離婚して、引っ越したらしい。母親に引き取られ、かなり遠い場所に転校したようだ。これは想像だが、家庭での苛立ちを僕へのいじりで解消しようとしていたのではないか。だから急に小学校の時の僕の秘密を持ち出してきたのではないか。そんな風に思わざるを得なかった。
 今年の卒業生を送る会は裸などなく、極めて普通な、そして心温まる会だった。僕も送り出される側になった。前とは違う塾だったが、そこでの勉強がうまくいって、幸い事件のことも高校には漏れなかったらしく、僕は第一志望に合格した。佐々木グループの面々やゆうた、ミユなどもそれぞれの進路を決めていた。皆、てんでバラバラの学校だ。僕も新しいスタートを切れそうだ。
 卒業式が終わり、皆との別れの時間。クラス全員に同時にメッセージが届いた。佐々木からだった。僕は嫌な予感がして、すぐにメッセージを確認した。この期に及んで佐々木は何をしようとしているのか、もう遠い過去のことなのに。
 案の定、目に肌色が飛び込んできた。転校してまで、まだ嫌がらせをしようというのか。しかし目を凝らして見ると、それは想像とは少し違うもののようだった。
 坊主頭の少年が両手でピースをしている。校庭のような場所で体には一切の衣服を身につけていない。完全な全裸だ。よく見ると、陰毛がない。全て剃りあげられているようだ。そして、陰毛があるはずの場所には「包茎」の二文字が綺麗な明朝体で刻まれている。その通り、チンコはだいぶ皮のだぶついた包茎だった。さらに驚くことに全身には「卒業おめでとう!!」とマジックか何かででかでかと書かれている。顔には涙の後があるが、引きつったような笑顔を見せていた。

  「佐々・・・木?」
 クラスのざわめきが遠くに聞こえ、僕はただ立ち尽くすことしかできなかった。

  「前の学校のダチにも挨拶できて嬉しいやろ?」
  「1年かけてよう皮伸ばしたな。」
  「鉄アレイ毎日ぶら下げたらほんまに伸びたな。」
  「ほな、今から校庭10周しいや!」
  「はよせんとしばくぞ!」
  「集会で兄貴に産卵見せなあかんねんから、はよ走れ!」
 よろよろと落書きされた全裸の少年が一歩、踏み出した。をわりのはぢまりだ。

投稿日時:2019/03/02 13:52

383.米原

>>382当事者である樫田を半ば差し置いて、対立は続く。

「劣等生に、それ相応の措置を取って対処する。それがそんなにおかしい事かしら?」

 貝塚の声色はどこまでも淡々としていた。

「いいえ。対処すること自体は何の問題も無いと思います。ただ、やり方がおかしいんじゃないですか?」

 対する弥生の声は、ほんの僅かに震えていた。
 義憤に駆られて立ち上がったとは言え、真正面から教師に歯向かっているのだ。
 学園と言う小さな枠組みの中で、それがどれだけ勇気の要ることか。
 弥生の言葉を受けて、貝塚はしばしの沈黙の後、口元を歪めた。 

「……そこまで言うなら聞かせて貰えるかしら? 菅野さんが考える正しいやり方って一体どんなもの?」

「へっ?」

 想定外の返しだったのか、弥生は呆けたような声を上げた。
 面食らった風の顔付きをすぐに引き締め直して、彼女は言う。

「学力が足りないのなら補習を……生活態度に問題があれば、それを対話によって矯正していく……それで良いと思いますけど」

 もっともな意見だが、この学園において、それがすんなりと通るとは思えなかった。樫田は不安げに貝塚と弥生を交互に見やった。
 貝塚は依然として微笑を浮かべたままだ。
 ゆっくりと教室を見渡した後、彼女が言う。

「そう。それじゃあ、菅野さんが実際にやってみる? 貴女の考えるやり方で、彼をまともに出来るのか……ふふ、楽しみね」

 その言葉を受けて弥生は、ようやく樫田へと視線を向けた。
 彼女の表情にはどこか後悔が滲んでいる様にも見えた。
 樫田はどうして良いのか分からず、気まずい顔で黙るしかなかった。

「樫田君もそれで良いわね?」

 嫌とは言えなかった。
 落とし所としては妥当だ。これ以上抗うとなれば、発端である「再教育」自体へまで言及しなくてはならない。流石にそれをひっくり返すのは無理だと樫田も理解している。
 それでも樫田は「分かった」とは答えられなかった。
 弥生を巻き込むことに気後れしていた。
 再び膠着状態に陥り掛けるが、弥生が先に提案を呑む旨を告げた。
 こうなれば、樫田も頷かざるを得なかった。
 思わぬ所からの助け舟によって、反乱は成功してしまったのだ。
 

 
 細かな取り決めを成すには、朝のHRでは時間が足りなかった。
 宙ぶらりんのままHRはお開きとなった。
 貝塚が教室を出ていくと、同級生達は弥生にワッと群がった。
 質問やら、同情やら、からかいやらが飛び交う。
 好奇の視線を一身に浴びても、弥生は意見を曲げなかった。
 ――やるだけやってみる。それで駄目なら学園のやり方に戻せば良い。
 臆せずそう言い切った彼女を、馬鹿にする者はいなかった。
 積極的に樫田を躾けていた面々は、玩具を取り上げられた子供の様に口を尖らせていたが、気風は弥生に肯定する方へと向いていた。
 

 
 放課後、貝塚は樫田、弥生の両者を指導室へと呼び付けていた。
 始めに『再教育』の効果を計る基準が、女教師の口から告げられた。

「次の定期試験で高得点を取る……。それは良いとして、異性との交際って……何ですか……」

 気まずそうに小さくなるばかりの樫田の横で、シャンと背を伸ばした弥生が不服を口にする。
 貝塚は妖艶な眼差しを樫田に向けて、ゆっくりと言った。

「樫田君のおちんちんが小さくて先っぽまですっぽり皮被ってるの……菅野さんも知っているでしょう?」

「えっ……う、は、はい。それと何か関係が?」

 女教師はにんまりと口を歪めた。
 何も答えない彼女に対して、弥生が首を傾げた。
 ふふ、と小さく笑い、貝塚は言う。

「樫田君。貴方の口から教えてあげて? どうして再教育の対象になったのか。まさかとは思うけど、忘れてないわよね?」

「は、はい……」

 一時は反旗を翻した樫田だが、元より度胸のある方ではない。
 貝塚の怒りを買うよりも、弥生の前で恥を掻く方がまだマシだった。

「あ、あの……その……学力とかだけじゃなくて、下の方が」

 そう言った所で貝塚が口を挟んだ。下ではなく、はっきりと名称を口にするよう命じた。
 樫田は羞恥で顔を上気させながら説明を再開する。

「お……おちんちんが小さいことも……再教育を受ける理由になっていて……」

 弱々しく言葉を紡ぐ彼を、弥生は苛立ち混じりに見つめていた。
 その視線に気付き、樫田は恥辱の念を強く感じた。
 顔がますます火照る。その一方で、弥生の視線や、屈辱的な告白に倒錯的な興奮を覚えてしまう。
 股間へ血流が集まり出したのを認めて、樫田は腰を引いた。

「そう言うことなのよ菅野さん。ただ、そうは言ってもペニスを大きくするのも限度があるでしょ? 大きさを基準にしちゃ可哀想だから、粗末な物をぶら下げていても、女の子と交際出来るだけのコミュニケーション能力があれば認めてあげようと思うの」

「はあ……まあ……、分かりました」

 納得のいかない面もあるが、弥生は食い下がった。
 貝塚とペニス論議をするつもりもなく、また、いざとなれば自分が形だけの交際相手になれば良いと踏んでのことだった。
 
 それから、更に細かに取り決めを詰めていった。
 一応、二人には反論する権利が与えられていたが、殆どは貝塚が口にしたままとなった。
 先の様に樫田は木偶の坊でしかなく、弥生も淫語混じりに迫られると言い包められるばかりだった。

「それじゃあ、後は任せたわよ」

 指導室を後にする二人に対して、貝塚は愉しげに言った。
 彼らが去った後で、彼女は窓を開いて大きく深呼吸をした。
 鼻の下を軽く擦って、忌まわしげに呟く。

「変わった趣味の子ね」

 教室では人が多くて気付かなかったが、三人だけの密室でなら容易に嗅ぎ分けることが出来た。彼女の制服に付いている匂いは、ホワイトセージを焚いたものだ。
 弥生が反抗に出たのも納得がいく。

「まあ良いわ。おかげで愉しくなりそうだもの……」

 冷たくも妖艶な笑みを浮かべて、貝塚は独り呟くのだった。
 

投稿日時:2019/03/02 13:05

382.米原

>>381ノックの音に応じて、文音が扉へと身体を向ける。
 祐次は落胆と共に安堵をも同時に覚えた。
 小さな密室に渦巻いていたしっとりとした空気が抜けていく。
 戸を叩いたのは、風呂に入る装いではない女性――ジムのスタッフだった。
 手には剃刀とシェービングクリームが握られている。

「なんでしょうか?」

 祐次への誘惑は、からかい半分であったのか。
 声音には、第三者の介入に苛立っている様子はない。

「剃毛のサービスです。ツルツルの包茎おちんちんって可愛いですよ」

 スタッフが笑顔で言う。ドキリと胸を鳴らした祐次へ、文音が視線を向ける。

「どうします? 先輩。包茎おちんちん、可愛くしてもらいますか?」

 嗜虐的な眼差しにたじろぐ。
 陰毛を剃ることには抵抗があった。
 ましてや、「可愛くしてもらう」などと、見下した調子で問われれば、尚更受け入れ難かった。
 祐次は剃毛から逃れる言い訳をいくつか用意して口を開く。

「いや、ふ、文音、それは――うくっ!」

「え? なんですか?」

 文音は笑みを浮かべたまま、ちっぽけな突起を虐げていた。
 乳首に爪が食い込む。苦痛に歪む祐次の顔。

「いっ、痛い、ふ、文音……」

「ふふ……」

 文音が彼の歪んだ表情に、悦楽の笑みを浮かべる。
 この程度のやり取りは、このジムにおける日常茶飯事なのだろう。
 女性スタッフは微笑を浮かべたまま、成り行きを見守っている。
 祐次の乳首を捉えた文音の指は、先が白くなる程に強くそこを責め立てた。

「い、いやっ……だ……」

 目じりに涙を浮かべて、搾り出すような声を上げる。
 それは何に対する拒絶だったのか、言った本人すら分からなかった。
 剃毛か、乳首への責めか。

「ふふっ、ごめんなさい。先輩が凄く痛がってるのが愉しくて、つい」

 口角を吊り上げた文音が、そっと指を離した。
 今度は優しく、それを撫でる。

「先輩は、痛いのは嫌なんですよね。……可愛い包茎おちんちん、可愛くない包茎おちんちん、どっちが優しくしてもらえると思いますか?」

 強く抓られていた乳首は、ジンジンと疼いていた。
 そこを繊細な手付きで撫でられる。祐次は身を震わせながら答えた。可愛い方、とだけ。

「可愛い……何? ちゃんと言って貰わなくちゃ、分からないです」

 愉しげな表情はそのままに、視線に威圧を込める。乳首を撫でていた指が軽く爪を立てて止まる。
 脅されている。年下の少女に、屈辱的な言葉を吐けと、急き立てられているのだ。
 祐次は身体が熱を帯びていくのを認めた。
 それは怒りとも悦びともつかない、倒錯的な興奮によるものだった。
 鼓動を早めるばかりで、言葉を紡ぐのを躊躇う祐次。彼をじっと見つめる文音だったが、不意に視線を逸らす。
 その横顔に浮かぶ色を認めて、祐次は酷く憔悴した。
『退屈』あるいは『失望』。
 文音の見せた表情はそう捉える他なかった。
 心臓の音はこれまで以上に大きく早くなる。

(おっ、俺は……俺は……!)

 祐次の精神が大きく揺らぐ。
 苦痛や恥辱よりも忌避すべきものは、見捨てられること。
 このジムへ来て飴と鞭で振り回される内、祐次の中で――自覚すらないままに――文音の存在は以前より大きくなっていた。
 奔放かつ嗜虐的な姿に、改めて惚れてしまったと言っても良い。
 心境の変化に気付いた瞬間、祐次は声を上げていた。

「かっ、可愛くっ、ほ、包茎の、お、おちんちん、可愛くして欲しい……!」

 半ば衝動的に言葉を紡いだ為に、羞恥はやや遅れてやってきた。
 耳まで真っ赤になった彼へと視線を戻し、文音は笑みを浮かべた。
 祐次の背後へ回り、耳元で妖しく囁き掛ける。

「それじゃあ、スタッフのお姉さんに、自分でお願いしてください」

 耳の底へと流れ込んでくる声音と息吹に、祐次は小さく震えながら恥辱にまみれた言葉を口にする。

「お、おちんちんの毛を剃って、可愛くしてください……」

 言い終えた後に訪れる酷い羞恥の嵐。全てが吹き飛び、真っ白になった頭に、文音の声が反響する。

「くすっ……。先輩ったら、優しく虐めて欲しくて必死ですね」

 もはや、彼女がいかに恥辱を煽ろうとも、それに抗う気はなかった。
 祐次はただ、恥じらいを受け止め、身体を火照らせるしかない。
 女性スタッフが彼の足元に跪き、陰毛を短くカットしていく。

「ちゃんと見ていてください」

 文音はそう囁いた後、彼の背にぴったりと密着した。
 伝い来る柔らかさと温度にこそばゆさを感じて、祐次は身を捩る。

「動かないでください」

 冷たい声音が女性スタッフの口から飛んだ。
 祐次は搾り出すようにして、謝罪を口にした。

「ふふっ。動いちゃ駄目ですよ」

 耳元に顔を寄せた文音が、言葉を続ける。

「今はまだ、長い所を切ってるだけだから、そんなに危なくありませんけど……」

 澄んだ声音が妖しい色を帯びていく。
 今にも祐次の耳へとしゃぶり付きそうな程の距離で囁きながら、文音が手を伸ばす。
 彼の胸板に這わされた指が、乳頭の周囲に触れる。
 敏感な部位への刺激。それを予期させられるだけで、祐次の身体にゾクゾクとしたものが走った。
 少女の細い指が、乳首に触れるか触れないかの所で円を描き出す。
 ゆっくりと、何度も。

「剃刀を使い始めたら、本当に動いちゃ駄目ですよ? 先輩のおちんちん、切れて駄目になっちゃうかも」

 ゾッとするような言葉に、祐次の顔は凍りついた。
 その表情を認めて、文音が恍惚の息を漏らす。
 丁度、祐次の足元ではスタッフがハサミを置いて、クリームを塗り始めているところだった。

「怖いんですか?」

「……こ……こわい……」

 祐次のか細い声を受けて、文音が狂喜する。
 散々焦らされ蕩け切った蜜壷に、怒張して反り返った男根を受け入れるような喘ぎめいた雌の吐息。それが耳の間近で発せられるのだから、堪ったものではなかった。
 ぴくりと震えた彼を、女性スタッフがじろりと睨み付けた。

「ひうっ、ご、ごめんなさいっ……!」

 文音の悪戯に翻弄されているだけで、祐次は被害者である。本来、注意すべきは文音なのだが、ここでは通じない理屈であり、祐次自身も正しい認識を持ち続ける余裕がなかった。

「ほらほら、動かないで、じっとしてください。動けば、おちんちんが切れちゃう、駄目になっちゃう……!」

 祐次の恐怖心を煽り立てた後、耳介の輪郭を舌でなぞり上げた。

「んくうっ……!」

 身体を強張らせると同時に、下唇に思い切り歯を立てる。
 二人のやり取りに目を向けつつ、スタッフが剃刀を陰茎の根元へやった。
 冷たい刃の触感に祐次は血の気が引いていくのを認めた。

(動いちゃ駄目だ。動いたら、動いたら……!)

 毛を剃るだけだと理解していても、文音が紡いだ言葉の魔力がペニスを失うことへの恐怖心を喚起させる。
 唇を噛んだまま、思わず目を瞑る。
 視界が閉ざされた中で、祐次は剃刀が肌の上を滑り始めたのを感じた。

「駄目ですよ。ちゃんと見ていてください」

 そう命じながら、文音は包皮を弄び始めた。

「くっ……! んん……!」

 文音の命に従い、祐次は目を見開いていた。
 恐怖に晒され、萎え切った包茎の周囲を剃刀が滑らかに踊っている。
 動いてはいけない――視覚からの情報がより強く制止を掛ける、が、胸の突起は甘く痺れて仕方が無い。
 込み上げる快楽に身体の芯が震えを起こす。
 それを表に出さんとして祐次は必死の表情で、より強く唇を噛む。息を止めて最大限に力む。

「ふふっ、先輩……今の表情、とっても素敵ですよ……」

 淫蕩を体現するかのような声音だった。
 恐怖と快楽。二つの異なる荒波に晒され、強張るばかりの表情は文音の嗜虐心を大いにくすぐっていた。


投稿日時:2019/03/01 20:21

381.米原

>>380スタッフが去った後、文音はシャワーヘッドを手に取り、水栓を回した。
 ぬるい水流がその身に降り注ぎ、祐次はハッとして我に返った。
 顔を上げた先に文音の姿を認めると、心臓は早鐘を打った。

 改めて見上げる後輩の姿は、酷く扇情的だった。
 白い柔肌には赤みが差し、潤んだ瞳からは嗜虐への興奮が読み取れる。
 ぴっちりと身を覆う黒い水着は、心なしか女体の凹凸をよりはっきりと浮き出させているように思えた。
 文音は祐次の視線を心地良く受け止めながら、シャワーヘッドを壁掛けに戻した。
 だらしなく床に尻を着けたままの彼に合わせて、四つん這いになって近付く。
 祐次は、文音の背の滑らかな窪みに艶かしさを感じ、次いでその先にある尻たぶの膨らみに息を呑んだ。

「どこを見てるんですか? 先輩」

 文音の声音に視線を向ける。彼女の顔は思った以上に近かった。

「わっ、い、いや……」

「ふふっ。ちゃんとおちんちん可愛くなったのか、確認してあげます。……ほら、脚を開いて、良く見せてください」

 そう言って、祐次の脚を掴んで半ば無理やり開かせる。
 抵抗など今更出来るはずが無かった。
 祐次は大股を開いた自身の下腹部へと視線をやった。
 無毛となった包茎は、相変わらず発情の様相を呈している。
 屹立した包皮の周囲を文音の指がゆっくりと這う。

「あ……うっ、ううう……」

 こそばゆさに祐次が呻き声を漏らす。

「上手に剃って貰えて良かったですね。ツルツルで、悪くない触り心地です」

 言いながら、文音は祐次の股間へと顔を寄せていた。
 ふう、と肉棒に息が掛けられる。
 その些細な刺激に、包茎は跳ね上がるように大きく脈打った。

「こっちはどうでしょうか」

 文音の手が睾丸へと伸びる。同時に、更に顔をそこへと近付ける。
 四つん這いで、祐次の股間に顔を埋めているような格好だ。
 文音が眼前の生殖器に向けて、瑞々しい唇を大きく開く。
 そこから伸ばした鮮やかな舌を陰のうへ押し当てた。
 ちゅっ、ぺちゃ。睾丸に柔らかく湿った感触が走る。

「文音……! あっ、あくっ、ううう……!」

 手で弄ばれるのとは、また異なる感覚だった。
 舌全体を使った大振りな動きで、舐め上げられ、祐次は背筋にゾクゾクとしたものが駆けて行くのを認めた。

「ふっ、くうっ……」

 短く息を吐き、身を捩る。
 睾丸をぺろぺろと舐められ、唾液まみれにされるのは、強いこそばゆさの中に甘いものを内包したような快・不快をない交ぜにしたような刺激だった。
 文音は目の前にそびえた包茎が苦しげに震えるのを認めつつ、更に責めを激化させる。
 大きく開いた口で陰のうごと睾丸を吸い上げる。
 ちゅうっ、じゅるるっ……!
 卑しげな唾液の音が響く。

「あううっ……!? ふっ、文音!?」

 舌を這わされる以上の刺激に襲われ、祐次は驚愕の声を上げる。
 吸う力に緩急を付けて、睾丸を口に出し入れする。
 ちゅぷっ、ちゅこ、と、湿った音を響かせ、文音はそこを愛でていく。
 急所への口淫に祐次はそこを傷つけられたら、と恐れを感じつつも、それ以上の快感を味わわされていた。
 文音の口に睾丸が出入りする度に、全身が大きく痙攣する。
 精巣への刺激は、包皮へのそれと異なり射精のような終わりが見えない。
 快感は悪戯に蓄積され続け、膨れ上がっていく。

「はあっ……! はあ、あああぁっ……!」

 荒い吐息に嬌声を混じらせる祐次の顔を文音が見上げる。
 二人の視線が交錯する。
 目の前に広がる光景に、祐次は頭の中が真っ白になってしまいそうだった。
 美少女の端整な顔立ちと無毛になった自身の陰部。
 文音は見せ付けるように睾丸をゆっくりと吐き出した。
 唾液が糸を引き、美しき少女の可憐な口元からは火照った息が上がる。

「あ……あああぁ……」

 その淫蕩な光景に、祐次は情けない声を上げた。
 文音は細めた目で彼を見上げつつ、ゆっくりと立ち上がった。

「可愛くして貰えて良かったですね」

 どこか優しげな口調と微笑で、文音は祐次へと手を伸ばし、ゆっくりと頭を撫でた。
 それ自体は心地の良い感触だったが、リラックス出来るような状況ではない。
 何せ、水着姿の後輩の足元で、全裸で大股を開き、無毛の包茎を晒しているのだ。
 眩暈を覚えるような羞恥の中で、倒錯的な高揚感が込み上げる。
 それは全身を酷く火照らせていった。
 頭を撫でられる度に、身体が痙攣する。
 祐次は自身が、まるでペニスそのものになってしまったかのような心地に囚われていた。
 ――それもあながち間違ってはいない。
 今の彼は、目の前に立つ美少女を悦ばせる為だけに存在していると言っても良い。

「あっ……あああぁ……!」

 ビクンッ、ビクン。祐次の全身が強く律動する。
 二度、三度、繰り返した後、包皮の先から透明な粘液が勢い良く飛んだ。
 ぴゅっ、ぴゅるっ。
 射精ではない。
 文音はもちろん、本人ですらすぐには理解出来なかった。
 彼の頭に手を置いたまま、文音はぽかんとしていたが、目をぱちくりさせつつ訊ねた。
 
「もしかして、今のって我慢汁ですか?」

「た、多分そう……だと思う……」

 そうとしか言い様がなかった。
 射精に似た感覚でありながら、絶頂に伴う、開放感や情欲の急速な減退は認められなかった。
 文音が口角を吊り上げて、妖しげな笑みを浮かべる。

「ふふ、ふふふっ……。虐められてる最中ならまだしも、頭撫でられてるだけで我慢汁ぴゅっぴゅっしちゃうなんて、先輩、もう後戻り出来ない所まで来ちゃったんじゃないですか?」

 甘い声音だった。
 真っ赤な顔をして目を逸らした祐次を見下ろしつつ、文音が言う。

「汚い汁を撒き散らしたことは許してあげます。……だって、今の先輩可愛いから」

 ますます羞恥に駆られる祐次に対し、文音は彼の頭をぎゅっと抱きしめた。
 それから頭をわしゃわしゃと乱暴に撫で回す。
 祐次はいよいよペットにでもなったような心地だったが、悪い気はしなかった。押し付けられた胸の柔らかさも加味して、むしろ悦びを覚えていた。
 どくんっ、どくん、と下腹部ではペニスが盛大に律動している。
 流石に二度続けて勢い良く先走り汁を噴出するようなことはないものの、このまま文音に密着されていれば、それだけで射精に至ってもおかしくなかった。
 ひとしきり祐次を愛でた後、文音はそっと身体を離した。
 肩を上下させて荒い呼吸を繰り返す祐次の肉棒は、おびただしい量の我慢汁でぬらぬらと濡れ光りながら脈を打っている。

「そろそろ移動しないと精液までお漏らししちゃいそうですね」

「はあ、はあ……移動……?」

「はい。……今日付き合ってくださったお礼です」

「お礼……? あ、ああ……」

 ぼんやりとした思考の中に、浮かび上がってくる文音の言葉。――今日付き合ってくれたお礼に良いことしてあげます。リングの上で射精させられた後に、彼女はそんな事を言っていた。

「先輩」

 文音が満面の笑みで呼び掛ける。

「先輩の初めて、貰ってあげます」


投稿日時:2019/02/27 22:23

380.米原

>>379 蝉の鳴き声。うだるような暑さ。
 青々と茂った葉が風に吹かれて擦れ合う音。
 夏休みの事だった。
 補習授業を受けるべく訪れた人気のない校舎。
 外村達夫(そとむら たつお)は、校庭から響く運動部の掛け声を耳にしながら、邪なひらめきに劣情を膨らませていた。
 プールに最も近い体育用具室の小窓から双眼鏡を使えば、女子水泳部が練習に励む姿を覗けるのではないか――。
 
 翌日、早速双眼鏡を持ち込んだ。
 そわそわしながらも補習を済ませ、帰宅する振りをして用具室に向かう。
 達夫の目論見は上手くいった。
 
 水泳の授業は男女に分かれて行われる。
 冴えない達夫には、異性と共に海やプールに出かける機会もない。
 思春期以降、初めて目にする同世代の水着姿。
 競泳水着に包まれた瑞々しい肢体。
 達夫は激しい劣情に襲われていた。
 覗き行為に対する背徳感も興奮を煽っている。
 ペニスは一瞬の内に勃起していた。
 達夫はそれをズボンの上から撫でる。
 撫でながら、女子水泳部の姿を食い入るように見つめる。
 その内、ズボンの上からでは物足りなくなってきた。
 
 ズボンを少しだけ下ろし、勃起した包茎ペニスを露にする。
 それを握った達夫の身体は、快感に打ち震えた。

 双眼鏡越しに見る、同じ学園に通う女子の水着姿。
 それは見ず知らずの女がセックスをしている動画よりも、ずっと扇情的だった。
 息を切らした達夫が男根を扱き始める。
 二、三擦りしただけで、射精が迫ってくる。
 一度双眼鏡を下ろし、ポケットティッシュを取り出す。

(よ、よし、これで……)

 最高のオカズで果てようと、男根を扱く手の動きを早める。
 その時だった。
 達夫の肩に手が置かれた。
 
「ひ、うっあぁ!?」

 彼は驚愕の声を上げて振り向いた。
 背後に立っていた人物の顔を見て、さらに声を上げる。
 都築沙智(つづき さち)――水泳部の部長だ。
 全校朝礼の際に良く表彰されている。
 そうでなくとも、一目で記憶に刻み込まれる美しい容貌の持ち主だ。
 部外者の達夫でもすぐに顔と名前が一致する。
 
 彼女がここ居る。
 プールを覗きながらオナニーに耽っていた達夫の前に居る。
 興奮で上気していた顔は、たちまち青ざめた。
 心拍数が跳ね上がり、汗が全身から噴出す。
 沙智は静かに問い掛けた。
 
「今、覗いていたよね?」

 双眼鏡を首から下げていては、言い訳出来るはずもない。
 達夫は何も言えなかった。
 
「以前にも似た事があってね。用具室に人影があったから、気になってここへ来てみたんだ」

 静かな声に、俯く。沙智の顔を見ていられなかった。
 下げた視線の先には、自身の縮こまったペニスがあった。
 慌ててそれを両手で隠す。
 沙智は、気にした素振りも見せずに、話を続ける。
 
「その時の彼は体育教師に散々殴られた後、退学になったけど……君はどうする?」

「ご、ごめんなさい……!」

 達夫がようやく、謝罪の言葉を口にした。

「私は所用で遅れて来たんで、これから練習に加わる所だったんだ。謝るなら、プールにいる子達に対してだ」

 達夫はうなだれたまま頷いた。
 頭の中は未だ真っ白に近い。
 謝罪の言葉も反射的に出てきたようなものだった。

「この後どうするかは先生が決める事だけど、今日は休みなんだ。このまま帰す訳にもいかないし、とりあえず一緒に来てもらう」



 沙智は部員を更衣室に集めて、達夫の罪を告げた。

「この……っ! 変態根暗野朗が」
 
 罵声と共に突き飛ばされ、達夫は尻餅をついた。
 手を出したのは、副部長である紙野詠子(かみの えいこ)だった。
 沙智に負けず劣らずの端整な顔を、嫌悪と怒りで歪めている。
 達夫は困惑した。
 落ち着き払った沙智と、詠子は正反対だ。
 同時に、自業自得と理解しつつも、周囲から向けられる敵意に恐怖した。
 
「す、すいません、ごめんなさい!」

 達夫は謝罪を繰り返し、無意識の内に頭を守るように丸まっていた。
 罪の意識が大きくなるほど、叱責への恐れも膨らんでいった。

「悪いと思ってるなら、同じ目に合ってみるか?」

 詠子が強引に頭を覆う腕を引き離す。
 次いでシャツに手を掛けた。
 達夫は早口言葉のように謝り続けるばかりだ。
 詠子の思惑に勘付いた他の部員もそこへ群がる。
 
 達夫も気が付いた。
 彼女達は制服を剥ぎ取ろうとしていた。
 
 いくら罪を認めていても、裸にされるのは嫌だった。
 抗う達夫が身体を揺らしてもがく。
 手の甲が女子の胸に当たった。
 達夫は、不可抗力であった事を示そうと身体の力を抜いた。
 罪を重ねる訳にはいかなかった。
 その隙に女子の手で裸にされてしまう。
 水着越しに触れた柔らかな乳房の感触に、達夫のペニスは勃起していた。
 それに気付いた一人の女子が、声を上げる。
 
「こいつ勃起してますよ! 紙野先輩!」

 達夫は慌てて、股間を隠そうとした。
 その手を詠子が掴み、吐き捨てるように言った。

「勃起しても皮被ってる子供みたいなちんぽの癖に、性欲だけは一人前か。このクズッ!」

「ご、ごめんなさい!」

 コンプレックスである包茎を大勢の女子に見られた。
 挙句、劣等感を刺激するような罵倒を受ける。
 達夫は今にも泣き出しそうな顔になっていた。
 沙智が口を開いた。
 
「そこらで止めだ。これ以上はこっちが加害者になる」

「でも……!」

 食い下がる詠子に、沙智は小さく唇を歪めた。

「……ここからは、彼に決めてもらおう」

 沙智はしゃがんで達夫に目線を合わせた。
 他の部員に比べ、彼女は落ち着いている。
 にも関わらず、その瞳は誰よりも嗜虐的だった。
 じっと見つめられると背筋が震え始めた。
 怯える達夫に沙智は静かな声音で言った。
 
「公にされるか、私達に裁かれるか……好きな方を選んで良い」

 達夫は生唾を飲み込んだ。
 公にする――教師に告げられる。
 叱られるのは当然、下手をすると親にまで話が届く。
 それを思うと、達夫は腹が痛くなるのを感じた。
 どんな顔をして、家で過ごせばいいのか、想像も出来なかった。
 
「せ、先生には……言わないで……ください……」

 震える声で達夫が言った。
 獰猛な捕食者めいた瞳が、すうっと細くなった。
 沙智は淡々とした調子で告げた。

「良いだろう。君には水泳部のマネージャーをやってもらう事にする」

 予想外の言葉に、達夫は呆けた声を漏らした。
 もっと酷い目に合わされる物だと思っていた。
 安堵の息を漏らす達夫だが、それはまだ早いとばかりに沙智が言う。

「ただし、性欲を理性で抑えられない君には、それなりの処置をする。間違いを起こされては困るからね」

 処置――達夫の心が不安に揺らぐ。
 沙智の言葉を受けて、女子部員らが達夫を押し倒し、四肢を拘束する。
 腕が胸に抱きしめられる。
 脚に跨り太ももできゅっと締め付ける。
 水着越しとは言え、乳房や女性器が密着している。
 柔らかな触感に達夫はペニスを硬くさせ、上を向かせた。
 発情を深める達夫の肉体を見下ろして、詠子が問う。
 
「随分楽しそうだが、何をされると思ってる?」

 色に染まった思考は、『逆レ×プ』などと都合の良い言葉を脳裏に過ぎらせた。
 達夫はそれを振り払うように首を振って、声を上げた。
 
「いっ、いえっ、ご、ごめんなさい!」

「謝らなくて良い。ちょっと可哀想だと思ってるんだ」

 そう言って、詠子は背後の沙智へ振り返った。
 沙智は黒く光沢のある筒を握っていた。
 中心には縦の切れ目がある。
 良く見ると、それは意外に長く沙智のスカートの中へと伸びていた。

「なんだと思う?」

 問いながら、沙智は切れ目に指を入れた。
 達夫の目には、妙に淫靡な動きに見えた。
 
「私の尻尾だ」

 引き抜かれた指は粘液に濡れて、てらてらと光っていた。
 
「聞いた事あるかな。淫魔――人を快楽の虜にし、男の精を糧とする悪魔だよ」

 おかしな光景に目を奪われていた達夫が、詠子の言葉にハッと息を飲む。
 視線を移す。彼女の腰からも尻尾が伸びていた。
 静かな声音で沙智が告げる。

「人に紛れて暮らす魔物は君が思っているより多く居る。魔物らしく傍若無人に振舞ってなどいたら、あっという間に駆除されてしまうからな」

 容易に信じることは出来ない内容だ。しかし、冗談にも聞こえなかった。
 紺色の競泳水着に包まれた尻を扇情的に揺らす詠子が口を開く。

「さっきはごめんね? どうも私が模倣した人の性格が固くてね。本当はそんなに怒ってないよ〜。むしろ見せてあげたいぐらい」

 彼を突き飛ばした時とは打って変わった、軽々しい態度。
 詠子が水着の首元に指を引っ掛けて、生地を伸ばす。
 豊満な白い谷間が視界に映り、達夫は目を見開いた。
 
「見ての通り、詠子は馬鹿だ。ぼろを出さないように普段は人格を書き換えさせている」

 人格を書き換える。そんなことが出来るのか。
 ――目の前に立つ二人の美少女には出来るのだろう。
 
 彼女達が正体を現してから、室内が淫靡な空気に満たされている。
 どれだけ魅力的であっても人間では、こうはならない。
 そこに存在するだけで周囲を魅了し、発情させる。
 魔性のフェロモンに当てられた女子部員達は、顔を上気させ、息を荒げている。達夫の四肢に触れる女体は酷く火照っていた。

投稿日時:2019/02/26 18:28

379.米原

>>378彼の口から「ひっ」と短い悲鳴を漏れた。
 逃げ出すことは適わない。
 女体が枷と化して四肢を捉えている。振り払おうにも力が入らない。
 極度の興奮と恐怖に、震えが止まらない。
 沙智と詠子の尻尾が大蛇の様にうねりながら、達夫の下半身へ向かう。
 
「可哀想〜。おちんちん、怖くて縮こまってるね。今、大きくしてあげる」

 詠子が愉しそうに笑った。
 達夫の尻に向けて、尻尾の先から白い液を吐き出す。
 それは生暖かく、粘り気があった。
 その感触に驚く間もなくアナルを貫かれる。
 ぬっ……ぬくぷぷっ……!
 
「あっ、あああぁっ!!」

 達夫の肛門は難なく異物を飲み込んだ。
 尻尾から放出された粘液がアナルを弛緩させ、潤滑油にもなっていた。
 淫靡に微笑む詠子が尻尾を操る。
 異形の黒い器官から粘液を滲ませ、ある一点を圧迫した。
 ぐにっ。
 前立腺に響き渡る甘い痺れ。
 初めての感覚に、達夫は声を上げ身を捩った。
 内側から男性器を刺激される。
 ぐに、ぐりっ、ぐりぐり。
 柔軟でありながら弾力ある尻尾が、敏感な膨らみを何度も押す。

「あっ、あ、あああぁっ、あんんっ、あ、ああっ!!」

 快楽が響く度に嬌声を上げて痙攣する。
 達夫の肉棒は、程なくして硬く大きく膨らんだ。

「ふふ、皮被りの小さいちんぽ、勃っちゃったね。女の子に囲まれて、アナルを犯される気分はどうかな〜?」

「ひっ、ひぐっ、あっ、あああっ……!」

 喋る余裕はなかった。
 恐怖を覚える程の強い快感が、延々と襲い来る。
 達夫は詠子に翻弄されるばかりだった。
 その様子を見ていた部員が恍惚に染まった顔で笑いながら言った。
 
「見れば分かるじゃないですか、紙野先輩。ちんぽが気持ち良いってビクビク震えてますよ」

 彼女の指先がペニスを弾いた。鋭い刺激が走る。
 達夫はたまらず喘ぎを漏らした。
 その姿に、彼を囲む女子部員達が嘲笑がする。
 くすくす、ふふふふ。
 聴覚を揺さぶる笑い声に、頭の中が真っ白になる。
 それが――心地良くてたまらない。
 魔性の快感に翻弄され、笑い者にされるのが気持ち良くてたまらない。

「これから駄目にされるんだ。最後に立派にしてやろう」

 沙智が達夫の足元にしゃがんだ。
 包茎へと手を伸ばす。
 しなやかな指で包皮を捉え、一気に下へ降ろした。
 ぷりっ……。
 真っ赤な亀頭が顔を覗かせた。その先端には快楽の証が滲んでいる。
 
「あ、あああぁ……」

 あられもない声を上げる。
 包皮を剥かれるのは凄まじい快感だった。
 日ごろは覆い隠されている亀頭は酷く刺激に弱い。
 ぬぬぬ、と皮が下がっていくだけで気持ち良くなってしまう。
 達夫はだらしなく緩んだ口から舌を伸ばした。
 ペニスが脈を打つ。我慢汁に濡れ光る亀頭が揺れた。
 沙智が男根を手放して立ち上がる。
 入れ替わって股間を覗き込む詠子がにへらと笑った。

「折角さっちゃんに剥き剥きして貰って大人ちんぽになったのに、一度もエッチ出来ないまま使えなくなっちゃうなんて、可哀想〜」

 彼女の言葉が恐怖を煽る。
 使い物にならなくなる。それは男根を失うのと同義だ。
 ――去勢。
 女を知らぬまま、雄の本能に刻まれた欲望を満たす手立てを失う。
 それに気付くと全ての感覚が消えた。
 尻尾に捻じ込まれたアナルも、四肢を捉える柔らかな女体も、依然としてそこに有るはずなのに、まるで無くなってしまったようだ。
 夜の帳の様に、絶望が下りてくる。

「●●●●●、●●●●●」

 何かを告げた沙智の声も、今の彼には意味を成さない音でしかなかった。
 美しき嗜虐者の尻尾が鎌首をもたげる。
 熟れた女陰のように開いた割れ目から粘液をポタポタと滴らせる。
 ペニスがそこへと飲み込まれる。
 一瞬の静寂。無。
 視界がぐら付いた、次の瞬間――
 
「あっ、ああああっ! ああぁあっっ!!」

 達夫は快楽の奔流に飲み込まれていた。
 尻尾の内部は酷く火照っており、ねっとりとした粘液で満ちている。
 無数の凹凸を持つ柔らかな媚肉が、ペニスに吸い付く。
 
 淫魔が持つ尻尾は、膣の様でありながら存在の意味は全く異なる。
 それはたった一つの機能に特化している。
 男根を蕩かして精を搾り取ることにだ。
 
 ペニスを包んだ媚肉が蠢き始める。
 突起や凹凸が、上下を中心とした複雑な動きを見せる。
 極限まで硬くなった肉棒が、甘ったるい摩擦を受ける。
 
「おぐぅっ、あう、ああっ、ああぁぁ!!」
 
 稲妻のごとき快感が肉体を貫く。
 達夫は目を白黒させた。
 受容できる範囲を超えた快楽に、のた打ち回る。
 女子部員らは、興奮した面持ちで痙攣する達夫を強く押さえ付けた。
 逃げられない。
 
 媚肉が何段かにくびれて、男根を締め付けた。
 輪状の圧力が行ったり来たりする。
 息の止まるような気持ち良さに襲われる。
 限界はすぐそこまで迫っていた。
 睾丸がきゅっとせり上がる。
 その反応に気付いた詠子が、より強く前立腺を圧迫した。
 
「こはっ…………! あ? あああ!! 出るっ! ああぁっ! あああぁぁぁっ!!」

 熱い物が身体の奥から一気に噴き上がる。
 ぶびゅくっ、びゅるる!
 達夫が絶頂へと至った。
 大きく痙攣しながら絶叫染みた喘ぎを漏らす。
 視界をチカチカと点滅させ、悶えるばかり。

 沙智と詠子が、妖艶な薄笑みで彼を見下ろす。
 射精へと追いやるのが目的ではない。
 やがて達夫が気付いた。
 長い。あまりにも長過ぎる。
 白濁液はとっくに底を尽くはずだ。
 それなのに射精が止まらない。
 
「ひっ、ひいいぃ!! や、やめてっ! おかしくっ、な、あぁぁっ!!」

 腰を何度も跳ねさせながら、達夫は泣きじゃくった。
 快楽と呼べる段階を超えている。
 延々繰り返される射精の脈動、快楽神経への刺激。
 気がどうにかなってしまいそうだった。
 二人の美しい淫魔。そこに付き従う女達。
 達夫へ向けられる全ての瞳には無慈悲な愉悦が滲んでいた。
 
「……あっ!? あ、あああああ!!」

 何か、決定的な物が失われた。
 達夫はそう確信する。
 じゅくっ、じゅるるるっ……。
 沙智の尻尾がそれを吸い上げていた。
 強い喪失感。
 快感――それは、無限に続くと思われた射精からの解放によるものだった。
 二本の尻尾が股間を離れる。
 粘液でぐっしょりと濡れたそこに、ペニスはなかった。

「あ、あぁぁぁ……」

 尿道に繋がる小さな穴。その上には小指程度の突起。
 絶望的な表情で、達夫は下半身を見つめ、独り言のように呟いた。

「どう……して……」

投稿日時:2019/02/25 19:13

378.米原

>>377包茎を疼かせ、息を切らす祐次を連れて文音は別の部屋へと向かった。
 女性スタッフの案内の下、やって来た広い部屋にはボクシングに使うようなリングが設けられていた。
 文音が傍らのスタッフからグローブを受け取る。
 急所もなにかも露出した全裸の祐次は不安げな面持ちで彼女を見た。

「どうしたんですか、先輩? 大丈夫ですよ、痛いことはしませんから」

 微笑ながら言って、文音がリングに上がった。
 困惑して立ち尽くす祐次に対して、彼女は「先輩も」と後に続くよう促した。
 祐次が恐々としながらリングに上がる。
 はち切れんばかりだった包茎ペニスはやや勢いを落としていた。
 痛いことはしないと言っていたが、リングに上がると不安が襲ってくる。
 そんな祐次の心を更に掻き乱すように、文音が両の拳で音を立てる。

「仰向けになってください」

 見下すような眼差しで、祐次へ告げる。
 怯える彼は股間を手で覆い隠しながら、リングの床に背を預けた。
 寝そべった体勢から文音を見上げる。
 細くしなやかな脚、ピンク色のタンクトップから覗く白い肌。
 嘲りと愉悦を含んだ妖しい笑み。
 全裸で床に仰向けになった自分と、着衣のままグローブをはめて立っている文音。優劣のはっきりした状況に、何故か包茎ペニスがますます硬くなってしまう。

「文音……い、痛いことは本当にしないんだよな……?」

「……気が変わるかも知れません」

 ここへ至るまでの言葉を反故にしながら、文音が祐次の両足首を捕まえる。

「手をどけてください」

 股間に脚を向けて言う。
 祐次は青ざめて首を横に振った。
 こんな状況で、急所を露にするのは酷く不安なことだった。

「痛いことが嫌なら、そう懇願してください」

 静かな声音に、愉しげな表情。愛らしいと感じていた大きな瞳は嗜虐の悦びに爛々としている。
 呼気を震わせ、動悸を早めながら祐次が声を上げる。

「い……痛いことは……しないでください……」

 彼が紡いだ卑屈な言葉に、文音は悦びに打ち震えた。
 背筋をゾクゾクとしたものが駆け上がっていくのを感じながら、彼女は素足になって包茎を踏みつけ直した。
 やや湿った冷たい足裏の感覚に、祐次が身を震わせた。
 文音は、怯えと期待の入り混じった被虐者の顔を見つめた。
 包茎を踏み潰した脚を小刻みに震わせる。

「あっ、あうっ、うう、ふ、文音……!」

 振動は心地良く包皮に響き、祐次の口から愉悦の音が漏れる。
 少女は笑みを湛えて火照った息を吐く。
 タンクトップから覗く艶かしい腋の窪み、細い腕の先にあるグローブ。
 黒いレギンスに包まれた脚が奏でる快楽。
 後輩の女の子に包茎を踏まれて喘ぐ――被虐の悦びは透明な雫となってペニスの先からとろりと溢れ出た。
 文音は彼のそこが蕩けていくのを足裏で感じながら、更に刺激を強めていく。
 より激しい振るえが肉棒を揺さぶる。
 込み上げる甘い痺れが、祐次の思考を快楽で満たしていく。
 それでも絶頂へ至る気配はまだなかった。

「ああっ、あ、ああ、あああぁっ……!」

 情けない声を上げる彼に向けて、文音が微笑み掛ける。
 被虐的な状況で快楽を感じてしまうことに、どこか抵抗を抱いていた祐次だが、笑みが緊張を解し、ここへ至るまでに文音から受けた躾が効いてくる。
 
 ――先輩は包茎おちんちん虐めて欲しくて仕方のない、変態なんです。
 ――男の子なんて、おちんちん膨らんじゃったら気持ち良くなることしか
考えられない馬鹿なんですから。

 脳内で再生された彼女の言葉が、引き金となり、責められる悦びを受け入れるべきなのだと思考が捩じれていく。
 見上げた先で笑みを浮かべている美しき嗜虐の少女には、逆らうだけ無駄だ。それより身を委ねてしまった方が良い――気持ち良くしてもらえる。
 祐次はそれを認めて、口を開く。

「あ……ああ……き、気持ち良いっ……」

 言葉は自然とあふれ出した。
 被虐の快楽を受け入れると、それは勢いを増して祐次を飲み込んでいく。
 包皮が甘美に疼き、熱い物が込み上げてくる。
 祐次は喘ぎ声混じりに、甲高い声で文音の名を呼んだ。
 彼女は小さく笑みを漏らして、より明確な快楽を浴びせるべく、祐次のふくらはぎを腋に挟んだ。
 脚を前後に滑らせる。滲み出る大量の我慢汁がローション代わりになって、ぬちゃぬちゃと音を立てる。
 惨めで屈辱的な体勢でありながらも、扱かれれば快楽を覚えずにはいられない。

「ふふっ、どうですか? もうすぐ出ちゃいそう?」

「はあっ、あ、あっ、で、出そう、あっ、ああぁぁ……!」

 美少女に見下ろされながら、快楽の高みへと押し上げられていく。
 リングやグローブのかもし出す、争いごとの空気。加えて、この体勢だ。
 女に打ち負かされて、快楽で支配されていくような感覚に陥る。
 祐次が悲鳴に近いような嬌声を上げて、身体を強張らせる。
 ペニスはこれ以上なく硬くなり、ほんの少しでも気を抜けば、途端に絶頂へ至るだろう。
 文音は、彼が射精を堪えていることを表情から読み取っていた。
 嗜虐的な笑みが彼女の口元に浮かぶ。薄く瑞々しい唇が淫靡に歪んでいる。
 祐次に対しては、何一つとして決定権を与えるつもりはなかった。
 もちろん、射精に関してもだ。
 文音は器用に足指で包皮を挟み込んで、より強い刺激を送り込んでやった。
 
 ぬくちゅっ、ぬちゃっ、ぬちゅ!
 
 足裏によって肉の幹が撫でられていたのに加えて、敏感な亀頭のくびれを指で擦りあげられる。
 祐次の口から、あられもない声音と同時に涎が滴る。
 抗うことの出来ない快感が、彼を一気に絶頂へと追いやった。
 
(しっ、搾り取られる……!)

 自慰による射精しか経験のない祐次が始めて味わう感覚だった。
 射精”する”のではなく”させられる”――。
 ぶびゅるっ!!
 初動で放たれた精液は勢い良く祐次の顔へ散った。
 ぶびゅっ、びゅっ!
 ペニスが強く律動し、白濁液を胸や腹へと飛ばしていった。
 被虐的な射精の悦びに祐次は顔を蕩かせて、呻き声を上げている。
 尿道に残る精液を搾り出すように、文音が指で男根を強く締め上げ、足を前後させる。
 どろりと滲み出した白いものがへその辺りを汚した。
 快楽の果てへと至り、惨めな射精を終えた彼の姿を見下ろして、文音は満足げな笑みを浮かべるのだった。


投稿日時:2019/02/24 20:21

377.米原

>>376制服を脱いだ真里の上半身を隠すのは、ブラジャーだけとなった。
 運動を得意とする彼女の身は程良く引き締まっていた。
 少女の身体に息を目を奪われ、息を荒くする樫田。ペニスは彼の興奮に呼応するかのように、ビクビクと脈を打っている。
 
 真里は、目の前の男子と同級生とは思えぬ程に妖艶な表情を浮かべて、彼の身体に指を這わせた。もちろん、ペニスには一切触れない。
 太ももの内側に指を這わせ、意識が男根に注がれるように仕向けながら、刺激は与えない。
 小刻みに身を震わす樫田の姿に、真里が火照った息を漏らす。

「ふふっ……。本当は包茎ちんぽ汁出したくてたまらない癖に、必死に我慢しちゃって、可愛い……」

 手は徐々に身体をよじ登っていき、やがて胸板へ到達した。
 しなやかな指先が乳首の周囲をくすぐるように這い回る。

「うっ……く、くふ……」

 こそばゆさと、乳頭を直接刺激されないもどかしさに、樫田は切なげな息を漏らす。その姿が、ますます真里の嗜虐心を燃え上がらせていった。
 妖しい輝きの瞳がねっとりと絡み付くように、樫田の表情を観察する。
 
 ――見られている。
 真里の視線に羞恥を認めた彼の身体は、ますます敏感になっていく。
 激しく甘く疼く乳首。真里の指はそのすぐ近くをくすぐっている。
 
「ねえ? どう? 焦らされるのは……。こんなにいやらしくぷっくり膨らんだ乳首、触ってもらえないの切ないよね?」
 
 淫靡な熱の篭った声音で、真里が樫田を誘惑する。彼はハァハァと息を切らしながら、その切なげな疼きに耐えている。

「……触ってあげようか? 心配しなくても大丈夫。どんなに喘いで、気持ち良くなっちゃっても、射精さえしなければ良いんだから」

 優しく誘われる先には、被虐の官能へと堕ちる道が続いているに違いなかったが、まともな判断など今の樫田に出来るはずもなかった。

「さ、触って、触ってください……!」

 樫田の震える声がそう告げると、真里は瑞々しい唇を大きく歪めた。
 ――捕らえた。
 その手応えに、彼女の意地悪な欲望はジンジンと疼きながら、巨大に広がり胸を満たす。
 乳首を指先で弾き、樫田を一つ喘がせた。
 左胸をそのまま手で責めながら、右胸へと顔を寄せる。
 ちゅっ、と唇を押し当てたかと思えば、舌を伸ばして舐め上げる。
 刺激を待ち望んでいた突起は甘く蕩けるようだった。樫田は全身で快感を示すように小さな痙攣を繰り返した。
 ぺろぺろと舐め回しながら、真里は片手を胸から離し、自分の身体へと向かわせた。スカートに手を突っ込んでショーツに指を掛ける。

「まっ……真里様っ……」

 乳首を舌で責められる悦びに感極まった樫田が、上擦った声を上げた。
 それは真里の聴覚を甘美に揺さぶった。
 快楽に悶える様子が滲み出した、弱々しい声音に、嗜虐心が掻き立てられる。

「ふふ……ふふっ……」

 堪え切れずに漏れ出した笑みを零しながら、真里は指を掛けていたショーツを一気にずり下げた。
 それをそのまま樫田のペニスに被せる。

「触ってないからね……。これはルール違反じゃないよ」

「ううっ……は、はい……」

 こくりと頷いた樫田は、脳が沸騰するような興奮を覚えていた。
 被せられた下着には、熱く蕩けた蜜がねっとりと染みていた。

「包茎ちんぽの童貞君にも、下着が何で濡れているのかは分かるでよね?」

 今にも喰らい付いてきそうな程に、興奮した様子で真里が樫田の耳元に顔を寄せる。熱い吐息を耳に吹き掛けてから、彼女が言う。

「このショーツ、君にあげる。エッチなお汁でぐっしょり濡れたパンツでシコシコしたら……とっても気持ち良いと思うよ」

 湧き出る劣情を隠そうともせずに雌の顔を浮かべて、真里は一度、彼から身を離して胸へ顔をくっ付けた。
 樫田の視線が向けられる先で、真里が舌を伸ばす。
 柔らかな舌がぺちゃぺちゃと音を立てながら、乳首を何度も舐め上げる。
 見せ付けられる淫靡な光景と胸にジンジンと広がる快感が樫田を追い詰めていく。
 
 真里が激しく舌を蠢かせる中、樫田は腕を股間へ伸ばす。
 ペニスを刺激したい。射精してはいけないと自分に言い聞かせても、一度湧いた欲求を押さえ付けることは難しかった。
 ぬちゅっ……。
 濡れた下着越しに包茎を握ると、湿った感触が伝わってくる。
 官能的に誘惑され、膨れ上がっていた劣情は包茎の感度を著しく高めていた。握っただけにも関わらず、樫田の足腰はガクガクと痙攣していた。
 ここまで来ると、理性による歯止めは効かなかった。
 樫田は耐え切れず手を動かし始めた。
 誘惑と快楽に屈して、自ら再教育クラスを抜けるチャンスを捨ててしまった樫田の姿に、真里は嬉しそうに目を細めた。
 
 ぬちゅっ、しゅっ、くちゅっ。
 
 スベスベとした下着の生地とそこに加わる淫靡な蜜が、手淫の快感を何倍にも増幅させている。それだけでも堪らない気持ち良さだが、胸元には同級生の美少女が顔を密着させて乳首を舐めている。
 頭の中が真っ白になりそうな快楽を味わう樫田の口から、甲高い喘ぎ声が上がる。

「あっ……ああ、あ、ああっ、まっ、真里、様ぁ……!」

 ペニスを扱く手付きは激しくなる一方だったが、彼の主はそれを良しとはしなかった。包茎を握り上下運動する腕を捕まえる。

「すぐにイッちゃったら、もったいないよね? もっと我慢して、イク寸前の気持ち良さをたっぷり味わって!」

「ううっ、あ、ああっ……!」

 震える声を上げる樫田の頭に、真里との賭けが過ぎる。射精してはいけない。しかし、それを思う程に身体は切なく甘く疼いてしまう。
 真里に腕を押さえ付けられながらも、ゆっくりと包皮を扱く。
 
 ぬちゃっ……くちゅ……。
 
 乳首を舌で責められながら、快感を噛み締めるように包皮を摩擦する。そんな状況で込み上げる射精感に堪え続けるのは不可能だった。
 ブルルルッと全身を痙攣させた樫田が叫ぶように「もう駄目だ」と告げた。

「しゃっ、しゃせいっ、射精させてくださいっ! が、玩具になる! なるからっ!!」

 彼の降伏に真里はピタッと一瞬動きを止めた。乳首に吸い付いたまま口角を吊り上げたかと思えば、貪るような激しさで責めを再開した。
 ちゅぱっ、じゅるるっ、じゅぱっ、ちゅううっ、じゅぱっ!
 それと同時に樫田の手から包茎を奪い取って、激しく扱き立てる。
 亀頭を覆っていた包皮を完全に剥き、ショーツを濡らす自身の粘液をそこへ塗り込むような手コキだった。

「あぐううっ、うっ、ああっ、あ、あ、もっ、もう……! 駄目っ! で、出るっ、出ちゃうっ、あああっ!!」

 熱い物が身体の奥から駆け上ってくる。
 絶叫のような嬌声を上げて、樫田は大きく仰け反った。
 真里の下着に包まれたペニスが激しく脈を打ちながら、絶頂へ至る。
 
 どぷっ! びゅるっ! びゅるる!!
 
 目の前が真っ白になるような途轍もない快感に襲われ、樫田の顔は蕩け切っていた。一週間分の長い射精の最中に彼は崩れ落ちていった。
 真里の細い脚にしがみ付くような姿で、びゅっ、びゅ、とこれでもかと言わんばかりにしつこく精を吐き出す。
 ようやく長い絶頂が終わりを迎えると、樫田はその余韻に身を震わせながら、足元から真里を見上げて口を開いた。
 
 ――このままずっと真里様の玩具でいたいです
 
 確かに聞こえた彼の言葉に、真里は大きく口元を歪めた。
 彼女の頭には、幾つもの嗜虐的なアイディアが浮かんでいた。それを一つずつ試していく為の準備が整った瞬間だった。
 刻み付けられた被虐の悦びにより、彼自身が更なる快楽を求めてしまう。
 それは何よりも強力な拘束具となるだろう。
 
 強引に押さえ付けるだけでは退学と言う最終的な逃走手段を封じることは出来ない。ならば、そんな考えを起こすことのないように躾ければ良いのだ。
 
 手にした玩具を見つめる真里の瞳に滲む嗜虐的な性欲は、まだまだ満たされておらず、貪欲に、更なる愉悦を求めているのだった。




投稿日時:2019/02/23 18:24

376.米原

>>375貞操帯に押し込められた包茎は膨らむほどに、窮屈に締め付けられる。
 真里は、不完全な勃起に苦しむ樫田の身体を押し倒した。
 すでに丸出しの下半身に次いで、上着を剥ぎ取った真里は彼の胸元に顔を寄せた。
 耳を押し当てた彼女が小さく笑みを漏らした。
 その吐息が乳首に当たり、樫田は呻き声を上げた。

「凄いドキドキしてるけど、興奮してるの? それとも、怖い?」

 真里はそう問い掛けながら、彼の股間に手をやった。
 ペニスの周囲、肌の露出している部分を撫でながら、愉しそうな顔をしている。
 樫田は小刻みに身体を震わせながら口を開く。
 怖いです、と。
 瞳を妖しく輝かせながら、真里は手の動きをそのままに、乳首に舌を伸ばした。
 敏感な突起に、舌先の柔らかな感触が染み込んでいく。
 それは背筋が震えるような気持ち良さで、樫田の身を蕩かしていった。
 包茎が貞操帯の中で脈打ち、我慢汁を滴らせる。
 周囲を撫でていた手に湿ったものを感じた真里が、くすりと笑う。

「怖いのに感じちゃうんだ? でも、これってお仕置きだからね。悪いのは君。そうだよね?」

 指先で掬い取った先走り汁を睾丸に塗り広げながら、真里は嗜虐的な眼差しで樫田を見つめた。
 彼は息を切らしながら、こくりと頷くことしか出来なかった。
 包茎を弄びながら真里は乳首に強く吸い付いた。
 勃起するそこを艶やかな唇で引っ張り上げられる感覚に、身体がビクビクと小刻みに跳ねてしまう。
 真里の口は淫らに激しく蠢き、乳首を執拗に責め立てた。
 唾液の音をじゅるじゅる、ぺちゃぺちゃと鳴らしながら、嬲るようにして快楽を刻み込んでいく。

「あうっ、うう、くううふう……んっ、あ、ああぁ……」

 嬌声を上げる樫田の顔が蕩ける。緩急付けた舌の動きは刺激に慣れることを許さなかった。
 積み上げられる快楽に、身体が宙に浮かされるような感覚。樫田は、ふわふわとした心地を味わいながら、甘い官能に飲み込まれていた。
 ちゅぽんっ、と音を立てて乳首を吐き出した真里は、口元を思い切り歪めて彼の足元へ回った。
 真里は唇を窄めて、ゆっくりと息を吐いた。吐息に内ももをくすぐられ、樫田は身を震わせた。彼の睾丸を真里は両手で左右それぞれ握った。

「んくひぃっ……」

 妙な声を上げて身を捩る。その姿に嗜虐心をくすぐられたのか、真里は睾丸をむにむにと揉みながら、興奮を滲ませた声で言った。

「ここに詰まった包茎ちんぽ汁……もう自分じゃぴゅぴゅっ出来ないんだよ〜? そうだなあ……。一週間はこのままかな、どう? 怖い? 恥ずかしい? いくら勃起したってこの中に閉じ込められっ放し」

 真里は、指先で弾き飛ばすように、貞操帯に覆われたペニスを揺らす。
 たっぷりと包茎から滲み出ていた我慢汁が排泄用の穴から飛び散った。
 真里の顔は、男を責め立てる悦びに染まっていた。そこに視線を奪われ、樫田は火照った息を漏らした。

「あ、ああぁぁ……真里、様……」

 恍惚とした顔を見せる樫田に向けて、真里はくすりと笑った。
 睾丸から手を離して、そのまま顔を寄せる。
 じゅぱっ、じゅるる、ちゅくっ……!
 鮮やかな舌を興奮に任せて荒っぽく睾丸に這わせる。瑞々しい唇に唾液まみれの睾丸を飲み込まれて、口内で転がされる。
 目を白黒させてしまうような快楽に苛まれながらも、ペニスにだけは刺激が与えられない。もどかしく切ない疼きに襲われ、樫田は、はぁはぁと息を切らす。
 
 口でたっぷりと精巣を責め上げた後、真里が顔を上げる。
 スポーツにでも励んでいたかのように汗を滲ませる彼女は、口元の唾液を手の甲で拭ってから改めて樫田の姿を見下ろした。
 貞操帯は彼が漏らした透明の体液で濡れ光っている。顔はだらしなく緩み、口の端からは涎が滴っていた。
 被虐の色に染まった男の身体にうっとりとする真里だが、情欲を押さえ込むように深く呼吸をしてから告げた。

「いつまでも嬉しそうに寝転がってないで、自分の部屋に戻る用意をしなさい」

 お仕置きは始まったばかりだ。
 身体を震わせながら立ち上がる樫田を、真里は目を細めて見つめている。
 彼が堕ちていくプロセスを想うと、身体が疼いて仕方なかった。


投稿日時:2019/02/22 17:54

375.米原

>>374自室に戻った樫田は一晩掛けて、貞操帯がどうやっても外れないことを知った。
 真里に外して貰わなければ、ペニスはずっと硬い檻の中だ。
 それを思うと、奇妙な感覚が樫田の胸に湧いて来た。
 悔しい、情けないと思う反面、どこか高揚してしまう。
 それを振り払うようにして、眠りについたのは、明け方のことだった。
 
 眠い目を擦りながら、学園での一日が始まる。
 朝になってもう一度確認してみたものの、やはり貞操帯は取れそうにない。

(一週間って言ってけど……)

 不安に苛まれながらも、ペニスは狭い檻の中で窮屈そうに膨らんでいた。
 朝のHRが終わると、真里は樫田を呼び寄せた。
 にこっと笑った彼女は無言のまま彼の股間に腕を伸ばし、ファスナーを下げた。

「ま、真里、様……」

 包茎ペニスは貞操帯によって隠されているものの、それを教室で露出させられると羞恥を感じずにはいられなかった。

「外せるかどうか試したの?」

 椅子に掛けたままの真里は、愉しそうな表情で樫田の顔見上げた。
 樫田は視線を泳がせた後、素直に「はい」と答えた。
 真里が目を細める。彼女の細い指が睾丸に触れる。

「そうなんだ。で、外せなかったんだよね? ふふ、一週間、我慢出来るかな?」

 優しく睾丸を揉みながら、真里は一層愉しげに笑うのだった。



 貞操帯によってペニスを支配される日々は、樫田にとって本当に辛いものだった。
 学園内でそこを露出させられたり、胸や睾丸を責められるのはまだ良い方だった。彼にとってもっとも苦痛なのは、風呂の時間だった。
 
 真里の手によってペニスを一時的に解放される。細い指に包皮の先を摘み上げられると、嬌声を堪えることが出来なかった。
 射精は当然、自分では触れることさえ出来ずに過ごしているのだ。おまけに学園内で身体を弄ばれている。感度はかつてないほどに高まっていた。
 亀頭を覆う皮を引っ張りながら、真里は嗜虐的に微笑む。
 
「君の小さいおちんちん、凄く勃起してるけど大丈夫? 虐めて欲しいって一生懸命アピールしてるのかな?」

 伸びる包皮の中で、じわりと我慢汁があふれ出した。

「まっ……真里様……」

 樫田は赤い顔で、彼女の顔を見た。
 美しく整った顔立ちが、意地悪く歪んでいる。
 艶やかな肌を水着で隠す真里に包皮を引っ張られて、風呂の中へ。
 樫田を椅子に座らせると、彼女はその正面にしゃがんで手を伸ばした。

「あ、う、い、いやっ……」

 情けない喘ぎ声を漏らす樫田に対して、真里はくすくすと笑った。
 彼女の細い指は包皮の中へと捻じ込まれていた。
 その中で、指は円を描くように亀頭を撫でた。
 ビクッ、ビク。
 大きく身体を震わせながら、大量の我慢汁を滲ませる樫田。
 快楽に歪む彼の顔を見つめて、真里は火照った吐息を漏らした。

「そんなに良いんだ? 皮を被ったままの童貞ちんぽ撫でられるの」

 たっぷりと責め上げた後、彼女はゆっくりと指を引き抜いた。
 しなやかな指にはねっとりと先走り汁が絡み付いている。
 真里はそれを口元にやり、瑞々しい唇に押し当てた。鮮やかな舌が欲情の証を舐め上げた。
 
 淫靡な所作に、樫田の鼓動は早くなっていた。
 ショートカットの下に妖艶なものを滲ませながら、真里は彼の背後に回った。
 むにゅっ、と柔らかな感触が背に伝う。

(胸、胸が、ああ……)

 劣情を煽り立てるような触感に、ペニスは暴発寸前だった。
 腹に付くような勢いで勃起し、ビクビク震えては透明な粘液を漏らしている。

「ふふ……。それじゃあ、おちんちんの皮、むきむきしようか」

 耳元に響く淫蕩な声音。背後から回された手が、敏感な陰茎を握った。

「絶対出しちゃ駄目だからね」

「は、はい……」

 樫田は全身を強張らせた。包皮が剥かれる瞬間の快楽には、絶頂を引き起こすだけの力が十分にあった。
 ぬぬぬ……。
 粘液に濡れた亀頭が皮によって摩擦されていく。
 真里はわざと半分程度でその動きを止めて、問い掛けた。

「おちんちんの皮が剥けた瞬間、びゅるって射精したら絶対気持ち良いよね?」

「あ、ああぁっ……は……はい……」

 震える声で答えながら、樫田はそれを想像してしまう。
 くびれに引っ掛かり、きゅっと亀頭を締め上げる包皮の感覚。
 樫田の呼吸はますます乱れていく。
 愉しげに「でも」と前に置いてから、真里は威圧的な口調で告げた。

「絶対駄目だから」

 その言葉が樫田の脳に届くか否か。彼女は包皮を一気に剥いた。
 ぷりっ、と顔を出す亀頭。肉棒全体が甘く蕩けるような痺れに包み込まれて、熱い物が湧き上がってくる。

「んくっ、ひ、いん、んんんっ……!」

 真っ赤な顔をした樫田が唇を噛んで必死に耐える。ガクガクと震える足腰が快楽の大きさを物語っていた。
 少し間を置いて、彼が絶頂を迎えていないことを確認してから、真里は口を開いた。

「よくできました」

 愉しげな口調と共に、樫田の頭を撫でてやる。
 はい、と答える彼の身に、真里への服従心が刻み込まれていく。それは快楽と混じり合い、被虐の悦びとして蓄積されていった。

「さあ、それじゃあ……おちんちん、綺麗にしようね?」

 我慢汁に濡れ光る亀頭を、艶やかな手の平で撫でながら、真里は淫靡な笑みを浮かべるのだった。

投稿日時:2019/02/21 18:40

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